土地利用規制法案が成立も、朝日新聞はご立腹

防衛政策

重要法案が通ったことは良かったと思う。

重要施設周辺の土地利用規制法案 参議院内閣委で可決

2021年6月16日 1時32分

自衛隊の基地や原発といった、安全保障上重要な施設の周辺などの土地利用を規制する法案は、今夜、参議院内閣委員会で採決が行われ、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の賛成多数で可決されました。

「NHKニュース」より

ただ、これに対して各方面から反対の声があがっているようだ。何でよ?

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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土地利用規制法案

土地利用規制法について

この法律、そもそもどんなモノかというと、簡単に言ってしまえば、基地や空港、原発など重要な建造物の周囲に土地を取得し、利用することに制限を加えましょうという目的で作られている。

実際に、重要施設、例えば公安施設の近隣にスパイ活動を行う方々が常駐して、基地の情報を逐一報告するというような実態がある。

この法案は、自衛隊の基地や原子力発電所といった、安全保障上重要な施設の周辺などを「注視区域」や「特別注視区域」に指定し、利用を規制するもので、「特別注視区域」では土地や建物の売買の際に事前に氏名や国籍の届け出などを義務づけています。

「NHKニュース”重要施設周辺の土地利用規制法案 参議院内閣委で可決”」より

ただ、今回通過した法案は、単に「土地や建物の売買の際に事前に氏名や国籍の届け出などを義務づける」程度の話になっている。

利用を規制したいけれども、それ以前の段階で止まっているのだ。

不十分な法律であるという誹りは免れないだろう。

内閣不信任決議案提出は、この法案を通さないための布石?

ちなみに、前日に書いたこの記事に、内閣不信任決議案の話を書いている。

茶番も良いところの決議案提出だったのだが、NHKはあっさりとその狙いについて暴露している。

立憲民主党と共産党は、与党側が提案した採決を阻止するため、14日、自民党の森屋内閣委員長の解任決議案を参議院に提出しましたが、15日の参議院本会議で否決され、これを受けて、今夜7時半ごろから、参議院内閣委員会が開かれました。

そして、質疑のあと採決が行われ、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の賛成多数で可決されました。

「NHKニュース”重要施設周辺の土地利用規制法案 参議院内閣委で可決”」より

いやー、前の記事でも「そうなんじゃないの」とは書いたけど、こんなにあっさり認めるとは。NHKの中の人も活動家が多いから内情をご存じなのかも知れない。

朝日新聞「7筆しかない」と批判

で、朝日新聞は「立法事実に欠ける!」「7筆しかない!」とお怒りである。

防衛施設の隣接地、外国人所有は7筆のみ 土地規制法案

2021年6月15日 16時00分

土地規制法案は15日、参院内閣委員会で可決された。法案はもともと、防衛施設の周辺の土地を外国人や外国法人が買い占めることへの懸念に端を発する。だが防衛省が8年をかけて施設の隣接地を調べても、外国人の所有と思われるのは全国で7筆にとどまった。その事実を、どう見たらいいのか。

「朝日新聞」より

いやはや。

外国人所有物件が7筆しか無い!って、それ、分かっている範囲なんだけどね。

防衛省によると、所有者の名前が外国人を類推させたり、住所が外国にあると思われたりする土地は7筆だったという。内訳は、自衛隊関連が東京都23区内に5筆、京都府内に1筆、米軍関連が神奈川県内に1筆。具体的な場所や所有者の人数について、防衛省は明らかにできないとしている。

「朝日新聞”防衛施設の隣接地、外国人所有は7筆のみ 土地規制法案”」より

問題視されているのは、もちろん外国人が所有する物件ということなのだけれど、日本人が所有する物件だって問題なのである。

基本的には、そうした重要施設の回りに民間の建物があっては困るのだ。

普天間に見る重要施設の不遇

その好例として、普天間基地の話がある。

こんな事になって、基地そのものが移転などという話になっては本末転倒なのである。

かつて、その周囲に殆ど人が居住していなかったのだが、次第に家が建ち並び、今では「世界で一番危険な基地」などという不名誉なレッテルが貼られる様になってしまった。

やろうと思えば、基地の機能を阻害するようなところの土地を購入して、基地機能を阻害するということが可能であると言う事を、この例からも分かると思う。

最終的にはこういうことが生じにくいように、土地取得を規制するところまで行きたいところではあるが、流石に直ぐにそれは難しいということで、先ずは「届出を」という話になった訳だ。

弱腰法案に不満

そういう意味では、不十分な法案で問題なのである。しかし、今回の法律でも無いよりはマシなのだろう。

そもそもこの法律を通すと「私権を制限する」として問題視されている。

取り返しのつかない土地規制法案――参院で参考人として意見を述べました - 馬奈木厳太郎|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
与党が強行採決した法案。参院内閣委の参考人質疑に出席 土地規制法案について、論座でこれまで2回にわたって論じてきました。「欠陥だらけの土地規制法案――政府の裁量濫用で市民活動制限の恐れ(4月26日)」

こんな感じで「問題がある」と切っている記事もあるのだが、レイバーネットの記事で読む価値は無かった。時間の無駄である。弁護士先生で頭の良い方なのだろうに、何言っているんですか?という記事になっている。

最近、サヨクのお気に入りは「立法事実が無い」という決めぜりふらしい。「必要がないのに規制する法律を作るのはダメ」ということなのだが、必要があるよね?

そもそも全国で「7筆も」外国人所有物件だと思われるものがあることが明らかになったのだ。

いや、別の記事を参照するとみんなビックリするだろう。

<独自>基地周辺の土地買収、中国系など外資が700件 政府が確認  

2021.5.13 17:54

 自衛隊や米軍の基地など安全保障上、重要な施設に隣接する土地の調査で、中国などの外国資本が関与した可能性がある買収や売買計画を、日本政府が少なくとも700件確認したことが13日、分かった。政府関係者が明らかにした。中国本国や傘下の当局などが安保上の動向把握などを目的に買収に関与した可能性もあり、政府は関係当局に実態解明を指示した。

「産経新聞」より

7筆どころの騒ぎでは無い。700件である。

見ているところが違うので同一視が出来るものでは無いが、そもそもこの話、重要施設の周辺の土地について「外国人が所有することが問題」なのではない外国人の所有が問題では無いのだ。

何が問題かというと、重要機密となる情報が外国に渡ることである。その点で、朝日新聞などの論調は全く的を射ていない。

法案の中身で未熟な部分があったのかもしれないが、重要な設備の運用を妨げない為には必要な法律なのである。

野党は徹底的に妨害

さて、最後に、野党が最後の最後まで下劣な手を使ったことを付け加えておく。

通る見込みの無い内閣不信任決議案のカードをこのタイミングで切ったことは上でも言及させて頂いたが、それ以外の話も触れておきたい。

参院議院運営委員長の解任決議案を否決

2021/6/16 01:17 (JST)6/16 01:35 (JST)

参院は16日未明の本会議で、水落議院運営委員長に対する解任決議案を与党などの反対多数により否決した。

「共同通信」より

クソが!!

失礼。

牛歩戦術などは一度やって批判されてから封じてとされたようで、今回使う事は無かった。だが、解任決議案提出も議会妨害の一種である。

そこまでイヤか、この法案。

そして、そこまで朝日が反対しサヨクが発狂するということは、日本にとって重要な法案という意味の裏返しでもある。

追記

日弁連が声明を出すかなーと思っていたら、案の定である。

重要土地等調査規制法案に反対する会長声明

「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律案」(重要土地等調査規制法案。以下「本法案」という。)は、本年6月1日の衆議院本会議で可決され、今後、参議院で審議される。

「日弁連のサイト」より

日弁連という組織はよく誤解されがちではあるが、弁護士の主張を代表する組織ではない。単なる左派圧力団体である。

しかし、だからといって常に間違ったことを言うかというと、ごく稀に正論も言う。……だが、今回のこれもダメダメだね。

曰く、要件が曖昧で恣意的に用いられる虞がある。

曰く、思想・良心の自由、表現の自由、プライバシー権などを侵害する危険性がある。

曰く、注視区域内の土地等の利用者の財産権を侵害する危険性がある。

曰く、立法事実がない(土地取得等により重要施設の機能が阻害された事実がない)。

いや、弁護士なんだからさ、憲法をよく思い出してみようよ。

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

センセイ方が金科玉条のように振りかざす憲法には、このように「公共の福祉に反しない限り」「公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う」とクドクドとある。

この理由は簡単なのだ。国家に主権無くして人権は守れない。その主権を守るための国防なのである。彼らは前提がオカシイ。

故に、基本的人権は「公共の福祉に反しない限り」において保障されるのであって、国防に関わる重要施設の安全保障を担保することはまさに公共の福祉に資するわけ。分かっていて主張しているんだよね?

追記2

くやしいのう、くやしいのう。

土地規制法が成立 国会閉会直前、与党押し切る

2021年6月16日 2時33分

自衛隊基地や原子力発電所の周辺、国境離島などの土地の利用を規制する法(土地規制法)が16日未明の参院本会議で、自民、公明、日本維新の会、国民民主各党の賛成多数で可決し、成立した。

~~略~~

立憲民主、共産両党は「与党推薦の参考人も『条文を読むだけでは様々な臆測が広がる恐れがあることを痛感した』と答弁するほど、不十分極まる内容だ」と批判。議院運営委員長の解任決議案を提出して対抗したが、16日の国会閉会前の成立を急ぐ与党が押し切った。

「朝日新聞」より

自民党としてはどうしても通したかった法案ではあるが、「与党押し切る」は誤りで「賛成多数により閉会直前にギリギリ可決」が正しい。

「平和運動つぶされる」 土地規制法案、市民らが抗議

6/15(火) 19:42配信

米軍・自衛隊の基地や国境近くの離島などの土地建物の利用を規制する土地規制法案に反対する市民や団体らが15日午後、東京・永田町の参院議員会館前で、抗議活動をした。のぼりやプラカードを持って「土地規制法案は廃案」とシュプレヒコールを上げた。

「yahooニュース」より

コレもタイトルがオカシイね。正しくは「「妨害活動潰される」 土地利用規制法案、活動家達が抗議」である。

第204回 通常国会|内閣官房ホームページ
内閣官房の第204回 通常国会の提出法案を掲載しています。

しかし、法案が国会にかけられたのは「R3.3.26」となっていて、遅延行為をやっていた野党のお陰で随分と時間がかかってしまった経緯がある。

つまり、会期末ギリギリでどさくさに紛れて通したような話ではないのだ。流石、朝日新聞である。角度の付け方がシャープだね。

コメント

  1. “センセイ方が金科玉条のように振りかざす憲法には、このように「公共の福祉に反しない限り」「公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う」とクドクドとある。”

    “基本的人権は「公共の福祉に反しない限り」において保障されるのであって、国防に関わる重要施設の安全保障を担保することはまさに公共の福祉に資するわけ。分かっていて主張しているんだよね?”

    まぁ、分かった上でこんな出鱈目抜かしているのでしょう。
    んで、オツムの弱い馬鹿を騙してそれで一儲けぐらい考えているのでは?
    実際騙されているお馬鹿がいるわけで・・・・。

    https://twitter.com/ABETakashiOki/status/1404782817402261507?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1404782817402261507%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fsn-jp.com%2Farchives%2F42794

    まぁ、しかしこんな奴が記者やってるとはねぇ・・・・。

    • リンク先を見たら目眩がしました。
      それはアカンでしょう(苦笑)

      分かってやっているにしても、酷いです。