韓国で建物崩壊、そして市バスが犠牲に

ヤバイ韓国建築物

すごい事になってしまったね。まずはご冥福をお祈りします。

韓国光州で建物崩壊惨事、9人死亡…5階建物が揺れたと思った瞬間バスを襲った

2021.06.10 07:02

韓国南西部の光州(クァンジュ)広域市で撤去中だった建物が崩壊し、往復6車線の道路脇停留所に停まっていた54番市内バスを襲い、9人が死亡・8人がけがをする事故が発生した。

「戦争が起きたような音が聞こえてきたので外に出てみると、(崩壊した)5階建て建物の破片が一瞬で道路を覆った」

「中央日報」より

何が起こってこんな風になっちゃったのか。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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予測不能な事故だったのか?

老朽化したビルが倒壊

リンク先の記事には動画も紹介されていた。

走行中のバスが完全に巻き込まれてしまっている。

市内バスは建物崩壊の衝撃で押しつぶされ、黄色い外観の一部だけを確認できる状況だ。消防隊員は市内バス運転席側を通じて乗客を救助した。この事故で9人が亡くなり、救助された8人は全員重傷を負って光州キリスト病院や朝鮮大病院などに緊急後送された。

「中央日報”韓国光州で建物崩壊惨事、9人死亡…5階建物が揺れたと思った瞬間バスを襲った”」より

不幸としか言いようがないが、そもそも何故こんな事になってしまったのか。

今回の建物崩壊事故が発生した「鶴洞4区域再開発区域」は光州の代表的な老朽住宅密集地域だ。工事現場は今回崩壊した建物を除いて隣接した建物の大部分が撤去された状況だった。

「中央日報”韓国光州で建物崩壊惨事、9人死亡…5階建物が揺れたと思った瞬間バスを襲った”」より

どうやらこの地区では、老朽化していた建物を取り壊す作業をしていたようで、問題の建物を除いて取り壊しが始まっていたようなのだ。

予兆あり

が、倒壊した建物はまだ手を付けていなかったということらしい。

今ではこんな感じですっかりと跡形もない感じになってしまっている。

この日、撤去工事の関係者は建物の倒壊の兆しを事前に察知していたが、これを周囲に十分に知らせなかったという疑惑が持たれている。撤去現場と歩道は1枚のシートで隔てられていたに過ぎず、安全に無頓着すぎたのではないかという指摘も出ている。

「ハンギョレ”晴天の霹靂…光州で建物が倒壊、バス下敷きで9人が犠牲に”」より

問題なのは、工事関係者は「アブない」ということを事前に知っていたようなのだ。

撤去作業にあたっては十分に安全管理をしなければならないところ、道路に面した建物だけ残されていたというのだから、十分な安全管理ができていたとは思えない。

更に、歩道との間にはシート1枚だけで隔てられていただけということも違和感を拭えない。

事故現場の道路の向かいで美容室を営むユ・ピルスクさん(64)は、「外で大きな音が聞こえたので出てみると、建物が崩れ落ちており、ほこりが立ち込めていた。事故現場はバス停なので普段から多くの人が集まっていた。人命被害が少ないことを願う」と述べた。

「ハンギョレ”晴天の霹靂…光州で建物が倒壊、バス下敷きで9人が犠牲に”」より

どうにも、予測可能だったのではないか?という疑念が払拭できない。

掘削作業中に異音

更に気になる証言が。

匿名の工事関係者の男性はメディアに対するブリーフィングの席で、「掘削機で撤去作業中に建物が揺れ、変な音がしたため、作業員は全員避難した。このような事故が発生して遺憾だ」と述べた。

「ハンギョレ”晴天の霹靂…光州で建物が倒壊、バス下敷きで9人が犠牲に”」より

匿名証言ということで信憑性はいまいちではあるが、この証言が本当であれば、当工事現場側には作業員がいなかったことになる。

そして、異音と建物の揺れを確認していたという。

このブログでも一応韓国のヤバい建造物について扱ったが、韓国には日本にあるような厳しい耐震基準などは課されておらず、数年前までは努力目標的な数字すらなかったようで、手抜き建造物も少なくない。

実際にそれが原因で倒壊してしまった事例も複数ある。

今回の一件もそういうケースに近い状況だったのだろうが、危ないのであれば周囲にも注意喚起すべきなのである。避けられたかもしれない事故だけに、なんとも恐ろしい話だ。

鶴洞4区域の再開発地域は光州の代表的な老朽住宅密集地域で、深刻な都心空洞化現象に直面していた場所だ。鶴洞4区域の再開発地域は2018年2月に現代産業開発が工事を受注し、撤去作業に入った。事業面積は12万6433.60平方メートルで、地下2階地上29階建てのマンション19棟、2282世帯分が建設される予定となっている。

「ハンギョレ”晴天の霹靂…光州で建物が倒壊、バス下敷きで9人が犠牲に”」より

なお、ここの跡地には大きなマンションが建設される予定なんだとか。

このテーマを扱うときは言及するようにしているが、韓国へ旅行されるときには建物に特に気をつけられたほうが良いだろう。

追記

韓国の不動産バブルの話はこのブログでも少し言及している。

韓国、不動産バブルが生んだ投機疑惑

2021.3.16(火)

それにしてもここ数年間、値上がりし過ぎた――。

ソウルを中心とした韓国の不動産価格のことだ。政府は不動産対策に追い回されたが、「供給拡大」にかじを切ったとたんに、「不正投機問題」が発覚し、国民の怒りが爆発してしまった。

政権末期に起きたこの問題は、今後さらに拡大することは必至だ。

「JB Press」より

ムン君の失策は色々あるが、一番韓国民の怒りを買っているのが不動産投機問題だ。

土地バブルで不動産が高騰し、不動産価格が爆発的に伸びてしまった。このためにムン君は何故か住宅購入を抑制させる方向に舵を切り、更に住宅供給量も絞ったのである。

いやはや、マズイよマズイよ。

流石にコレが失策と分かって、住宅を増やすと約束してそこに公金を突っ込んだ。それがこの事故に繋がっていくのである。

更に悲惨なニュースもあるのだが……。

なぜ韓国の若者は仮想通貨に熱狂するのか?

2021年05月28日(金)15時30分

韓国では仮想通貨に対する若者の関心が高まる中で、価格の乱高下により被害を受ける者も増加している。仮想通貨とは、国家やその中央銀行によって発行された法定通貨ではなく、ブロックチェーンという仕組みにより管理される「暗号資産」で、主にインターネット上で電子的な決済手段として広く流通している。

~~略~~

韓国では2013年4月に「コービット(新韓銀行と提携)」が初めて仮想通貨取引所を設立した後、2014年12月に「ビットサム(NH農協銀行と提携)」と「コインワン(NH農協銀行と提携)」が次々と取引所を設立。仮想通貨の市場規模が急速に拡大した。

韓国の代表的な仮想通貨取引所である「ビットサム」は2017年8月19日の1日の取引高が約2.6兆ウォンに達したと発表した。これは2017年8月18日の韓国証券取引所(KOSDAQ)の1日取引高約2.4兆ウォンを上回る金額である。

「Newsweek」より

割りと手堅かった住宅投機すら出来なかった若者が暗号資産に手を出したというニュースなのだが、碌な話になりそうにないね。

いやはや。

追記2

「人災だった」という結論になったらしい。

韓経:韓国光州建物崩壊惨事、2年前の蚕院洞事故と瓜二つ

2021.06.11 08:29

専門家は今月9日に発生した光州(クァンジュ)広域市の撤去建物崩壊惨事について「総体的人災」と口をそろえた。撤去業者の不良撤去に加えて、これを管理・監督する監理業者は建設現場に出勤さえしていなかった。

工事許認可権を持つ光州市も撤去業者が出した計画書通り工事が行われているかどうか十分に点検しなかった。施工主であるHDC現代産業開発は大規模工事現場の周辺にあるべき安全設備や臨時バス停留所などを設置せず、「安全管理におろそかにした」という批判を受けている。

「中央日報」より

結果論ではあるが、事故は起こったのだから安全管理は徹底されていなかったのだ、と言う事になる。いや、本来はそうであってはいけないのだが、日本でも往々にそういうことになりがちだ。

で、そうなりがちだという部分を差し引いても、倒壊するというリスクを考えた作業が行われていなかったことは事実であるようだ。

安全管理をするうえで必要な現場監督がいなかったうえ、かなり手抜きの工事が行われていた様子が明らかになってきてしまった。日本ではありえないなどと切って捨てずに、考えられるリスクに対処できる姿勢で工事を行わなければならないだろうね。

それでなくとも工事現場は事故に繋がりやすいのだから。

コメント

  1. てっきり、解体中にバランスと支えを失って倒れたと早合点してましたが、周辺工事の影響が積み重なって、本体に手を出す前に転けた、という事なんでしょうか。
    憶測で物を言いますが、似たような年代のビルの解体はこれから増えるでしょうから、第二第三の事故があってもおかしくはないでしょう。
    人死にが出ているので滅多なことは言えませんし、本邦でも似たような事故は起きていますから、まずは他山の石とすべきで、原因究明が進む事と、その対策が打たれることを、被害者の冥福と共に祈ります。

    遺族や御遺体の前での責任のなすり付け合いだけは勘弁、と言うところです。

    • 詳細はまた続報があると思います。
      今わかっているのは、道路側に残っていたビルが倒れたことと、ビルが倒れた際には作業者はいなかった可能性があることくらいですかね。

      追記にも書きましたが、不動産バブルの関係でビルの解体、建築の数は増えているようです。似たような事故が起こらないことを願いたいですね。

      • 他の続報も斜め読みしましたが、
        ・本来、上層階から解体する。
        ・お金の都合か、中層階から解体始める。
        ・当然、倒れる。
        と言う流れだった……と聞いてポルナレフ量産してしまいました。
        本当に「俺たちに出来ない事を平然とやってのける」ですよね……悪い意味で。

  2. 木霊様、皆さま、今晩は

    亡くなれた方のご冥福と、同様な事故が繰り返されない事ををお祈りします。

    さて、現場の写真を見ての印象は「こうまで粉々になるのか?」です。
    普通に考えればコンクリートの塊がゴロゴロしていると思うんです。鉄筋らしき物も殆ど見えない。

    解体方法、作業手順に問題があったなどのニュースもありますが、この建物、まともに建てられたものではなさそうに思えます。基礎の杭が極端に短くて倒れた建物の記事が(多分、木霊様の記事。韓国ではなかった気がします)ありましたが、これもそろ類かな。建物の図面を見て解体方法を決めるのでしょうが、図面どおりに建てられてはいなかったのでしょう。こんな状態ならば安全に壊すのは至難でしょう。決められた手順で解体しても十分に危険なのではないでしょうか。
    いっそ周囲を立ち入り禁止にして爆破した方が良かったのではと思えてしまいます。