面白かったので、簡単に紹介しよう。息抜き程度に読んで欲しい。
[単独]発売一ヶ月された現代車スターリア…ドア閉めニ窓割れ
入力2021.05.27 10:50
宇宙船に似た多目的車(MPV)で話題になった現代 (230,500ウォン▲10,000 4.54%)のスターリアがリリースされてから1カ月で、品質論議に包まれた。スターリアは、ベルトラインを最大限に下げ、車両の半分以上を占めるほど広い一体型の「パノラミックウィンドウ」を適用したが、ドアを閉じたときに衝撃的には窓が割れることが発生した。
「Chosun Biz」より
スターリアって何??日本にはストーリアという車があったけど。え?違う?
ヒュンダイ(現代自動車)の新車が登場!打倒アルファード
大々的に宣伝
4月頃にこんなニュースがあった。
打倒アルファードなるか!? 新型MPV「スターリア」発表! 豪華/キャンプ仕様も発売へ 韓国で登場
2021.04.14
ヒュンダイは新型MPV(Multi Purpose Vehicle)の「スターリア」を2021年4月13日に正式発表しました。発売は2021年後半を予定しています。MPVは日本ではミニバンにあたるボディタイプのクルマですが、新型スターリアはどんな特徴があるのでしょうか。
新型スターリアは、座席構成が2人乗り仕様から11人乗り仕様と幅広く設定されるMPVです。
「くるまのニュース」より
へー、日本でも買えるのかね。
韓国ヒュンダイが日本で「年間販売ゼロ」記録も乗用車市場復帰をもくろむ訳
2021.04.13
2021年現在、日本は世界でもっとも多くのブランドのクルマが買える国のひとつです。しかし、世界4位の自動車グループである韓国ヒュンダイのクルマは正規輸入されていません。
「くるまのニュース」より
買えないじゃ無いか!寧ろ年間販売ゼロって……。

……随分とオラついたマスクだな、オイ。
こういうのはキライじゃ無いけど、乗りたいとは思わない。デカい車はそもそも好きじゃ無いんだよね。
でも、「打倒アルファード」って、勝負にすらならないのに何故そんなタイトルを……。
パノラミックウインドウ
ところがこの車、発売1ヶ月でとんでもない問題が発覚した。

前面こそそこそこ近未来的な感じがするが、側面の処理はそこまで先進的な感じはしない。記事にはパノラミックウインドウなるものを採用しているようだ。
パノラミックウインドウって何?と思って調べたら、他にも採用している車があった。

コレのキャプションに、「垂直方向の視界が最大70度あるスーパーパノラミックフロントウインドウを採用」とある。グランドC4ピカソという車でフロントウインドウの視界を広くする為に、フロントウインドウに採用されているらしい。
ふーん、流行なのかね。
とにかく視界が広い窓のことを指して呼んでいるようだ。
韓国車スターリアの場合は、サイドの窓のことを指しているようだね。
割れる!
で、割れたらしい。

あらー。
関係ないけど、ガラス部分は前側の扉から後ろ側の扉までガラスが表面に設けられた処理になっているけれども、フレームは結構太いのね。
スターリアは、一般乗用モデルである「ツアラー」、高級型である「ラウンジ」、貨物専用の「カーゴ」など3種類があります。このうちツアラーモデルでスライドドアを開いたり閉じたり、その衝撃でパノラミックウィンドウがひび割れ・割れが発生した。現在の問題対象車両のみ数百台に及ぶことが分かった。
「Chosun Biz」より
スライドドアを開閉すると、その衝撃でガラスが割れるんですって!
ガラスが一続きに見えるような処理が為されていて、隙間が少ない事が徒になったんだろうねぇ。ガラス同士が接触してヒビが入るのだと、そう思われる。
年間3万8000台売るぜ!
こういった問題があって、数百台ほどのトラブルを抱えていることが判明しているにもかかわらず、鼻息は荒いようだよ。
現代車は今年のスターリアを国内で3万8000台を販売し、来年以降は年間5万5000台を販売するという目標を立てた。2023年には、水素電気自動車モデルも発売する予定である。
「Chosun Biz」より
なるほど、売れるんでしょうかね?
まあ、がんばってちょ。
直ぐに修正できるよね?このレベルの問題は発売前に点検されるべき話だけどさ。
コメント
スライドドア?と、なると、はて、側面レールはどこに…と探していたら、アルファードと同様に横最後列窓の下端部にあるんでしょうかね。興味深い構造ではありますが…素人目にも、こんな応力とか集中して少なからず歪むであろう箇所にまでガラス届かせちゃってたらそりゃ割れるんじゃないかな。って感じはすると言いますか…
ご指摘の様によくよく見ると窓の下端部にレールがあるような感じですね。
ここにレールを持ってくる場合は、ドア自身の剛性を高くしないとドアが撓む可能性がありそうですね。ちょうど窓ガラスの下なので、ここから撓むと窓ガラスの止め方にもよるのでしょうけれど、ちょっと心配ですね。素人の心配など不要かも知れません。
ただ、そうだとするとリコールで直すというのもなかなかハードルが高そうです。
そうなんですよね。ガラスが板金の撓みについていけてないだけなんでは?って感があると言いますか…
ガラスと鋼材の熱膨張係数の差から日照などの過熱で歪むと言った初歩的なミスは考えられませんか?
発火するクルマよりは、穏やかな不良ですがね。
熱膨張係数の差ですか。
ガラスで概ね9X10-6/K
鉄で概ね11.7×10-6/K
確かに違いますが、直射日光に曝されたとしてもそこまでの差がでるとは言えないような。やはり応力集中の方が可能性は高いのかな?と。
発火するよりは確かにマシですよね。
いくらヒョンデでも、構造計算や強度試験をしてないとは思わないのですが……
このサイドガラス、巨大なわりに前ヒンジのポップアップウィンドなので、そもそもの構造に無理があったんじゃないですかね。
ついでに、スライドドア自体も剛性が十分ではなかったとしたら、いや、計算上は十分でも、開閉で結構歪みますから、その変形がガラスに蓄積されたら。
安全ガラスのはずですから、一旦亀裂が入ったら、ミリ秒で粉々でしょう。
デザイン最優先でいろいろやっちまった結果、という事なんじゃないかと。
CAD設計の進化した最近の設計じゃ、珍しいミスではありますが……
机上では分からない事が多いので、実物でテストをしたかどうかが気になりますね。
所詮、シミュレーションでは前提条件次第なので。
デザインだけは優秀といわれる韓国車ですが……、なかなか乗るのはシンドイ感じですね。
数年前にあった雨漏りとかよりはマシになったのかも?