支那ロケット、意図的に制御不能とした「長征5号B」は8日に大気圏突入予定

支那

やりたい放題だな。

中国ロケット、制御不能で大気圏再突入 8日ごろ、米軍が追跡

2021年05月05日14時15分

米国防総省は4日、4月下旬に打ち上げられた中国の大型ロケット「長征5号B」が、近く制御不能状態のまま大気圏に再突入するとして、追跡を続けていると明らかにした。再突入は8日ごろになる見通しという。

「時事通信」より

このニュース、皆さんを驚かせたようだが、色々と不可解な点もある。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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落下する長征5号B

長征5号Bは天宮のコアモジュールを打ち上げた

支那が打ち上げる長征5号は、大型の人工衛星打ち上げロケットである。

支那が今回、長征5号Bを用いて打ち上げたのは天宮号宇宙ステーションである。

中国の有人宇宙ステーション、2022年完成予定 約100トンで定員3人

2019年12月2日 22:54

中国の有人宇宙ステーションが2022年ごろに完成し、運営開始される見込みだ。中国工程院の院士で、中国の有人宇宙飛行プロジェクト総設計師の周建平氏が11月18日、第4回中国人間工学サミットフォーラムの中で明らかにした。宇宙ステーションは約100トン、定員3人だという。

「AFP」より

100tもの重さのある宇宙ステーションだが、その定員は3人なんだそうな。

で、今回、このモジュールの打ち上げをやったということだ。

世界が排除した中国の「底力」 ついに大型宇宙ステーション建設が始まった

2021.5.5 06:08

中国の宇宙ステーション「天宮」の建設が、ついに開始されました。

3つのモジュールからなるこの大型宇宙ステーションは4月29日、最初のコアモジュール「天和」の打ち上げに成功し、地球を周回する低軌道へ投入。早くも来年2022年に完成する予定です。

「SankeiBiz」より

そして、このコアモジュール「天和」の打ち上げに成功されたと報じられている。コアモジュール「天和」の質量は22.5t。長征5号Bの打ち上げ能力は最大25tとされているので、報道通りであれば2.5tの余裕があったはずではあるが……。

長征5号Bの再突入は2回目

実は、長征5号Bは2本目の打ち上げなのだけれど、前回も似たような事をやらかしている。

長征5号Bのコアステージは大西洋上で再突入、破片が地上に落下した可能性

2020-05-16

中国が次世代宇宙船の試験機打ち上げに使用した長征5号Bロケット、そのコアステージが制御されないまま、日本時間5月12日未明に大気圏へ再突入すると予測されていました。コアステージは大西洋上で再突入したことが米空軍によって確認されていますが、一部の破片が地上に落下した可能性が報じられています。

「SORAE」より

記事にもあるように、2020年5月16日付けの記事にて、「コアステージが制御されないまま大気圏に再突入」とある。

この時は、5月12日に大気圏へ再突入すると予測されていて、5月12日0時33分に再突入がアメリカ空軍にて確認された。そして、再突入地点はモーリタニアの沖合だとされていたが、後日、コートジボアールにて複数の物体が落下したことが報告されている。

コートジボアールで落下が確認された長さ10mの金属管や重さ50kgほどの金属管が、長征5号B由来の部品であったかどうかは確認されていないが。

天宮2号は制御された

さて、他のニュースも紹介しておこう。

中国の宇宙ステーション「天宮2号」 運用終了

2019年7月23日

中国宇宙ステーションの実験モジュール「天宮2号」が、7月19日に大気圏へ再突入して運用を終了した。

中国宇宙ステーションの実験モジュール「天宮2号(Tiangong-2)」は2016年9月15日に打ち上げられ、設計寿命2年を越えて運用され、次代の宇宙ステーションの礎となる多くの重要な成果を挙げてきた。

「AstroArts」より

支那は天宮1号と天宮2号の運用を終了している。何れも支那の軌道上実験モジュールである。

天宮1号は2011年9月29日に打ち上げられ、2013年に全てのミッションを終了して2018年4月2日に大気圏に再突入している。この時に、制御不能になって問題視されたが、2013年に機能停止して制御不能になった天宮1号が、大気圏再突入して燃え尽き、その破片が南太平洋上に落下したのは僥倖であったと言えよう。

たまたま人の住んでいる地域に落下しなかっただけなのだ。

天宮2号は2016年9月15日に打ち上げられ、2019年7月19日に軌道から離れるように制御されて、大気圏にて燃え尽きたとされている。

こちらは、制御されて落とされている。

予定された全ての計画を完了した天宮2号は地球周回軌道を離脱し、日本時間7月19日22時6分(北京時間21時6分)に大気圏へ再突入した。機体の大半は大気圏で焼失し、燃え残った少量の残骸も南太平洋の安全海域へ落下した。2018年には「天宮1号」が制御不能とみられる状態で大気圏再突入となったが、今回は制御下で確実な運用が行われたもようだ。

「AstroArts”中国の宇宙ステーション「天宮2号」 運用終了”」より

天宮2号の設計寿命は2年で、その重量は8,600kgであった。

制御不能は嘘

さて、コアモジュール「天和」を打ち上げた長征5号Bだが、その総重量は785 tもある。コアモジュール「天和」は22.5tだとされているのだから、当然に何倍も重いロケットで打ち上げざるを得ないのだが、ロケットは困った事に1kg増えるだけで100万円かかると言われている。

アメリカのファルコン9は1kgあたりのコストを15万円程度にするという目標があるようだが、とにかくお高いのである。特に重量が増える度に大変なことになるわけだ。

そうなると、超重量のモジュールを打ち上げる為には天文学的な予算を必要とするわけだ。

『ABEMA Prime』に出演した東京大学公共政策大学院の鈴木一人教授は「制御不能になったというよりも、最初から制御するつもりがなかった、ということではないか」との見方を示す。

「法的拘束力はないものの国際的なガイドラインがあり、コントロールをして人のいないところに落とすよう定められているが、これを中国は守っていないというのが現状だ。今回のコアモジュールというのは非常に大きいので、それを打ち上げるためのロケットも大きくなる。コントロールするためには、多くの燃料、余計な部品を付けないといけないが、そうすると今度は効率が落ちてしまうことになる。そこで“使い捨て”、言ってしまえば“ほったらかし”状態にするというのが中国の考え方だ。

「yahooニュース”制御不能”がTwitterトレンド入り…中国が大型ロケット「長征5号B」を“わざと”落下させる理由””」より

東京大学の教授である鈴木氏がこの様な見解を示しているが、僕も支那は意図的に制御していないのではないか?と考えている。

制御できるのか?という点は、不明だとしか言えない。

ロシアの国営宇宙企業ロスコスモスは5月4日、ロシア国内の専門家による予測として、天和モジュールを打ち上げた長征5号Bコアステージが日本時間5月8日10時~5月10日5時のいずれかのタイミングで大気圏に再突入する見込みであり、再突入に備えてコアステージを追跡していることを明らかにしました。ロスコスモスの声明によると、長征5号Bのコアステージは全長33.2m、重量は約18トンで、5月4日の時点では高度326km×165kmの軌道を89.41分で周回しています。

「yahooニュース”中国のロケット「長征5号B」コアステージ間もなく落下の見込み、独自の宇宙ステーション建設に使用”」

問題視されている「長征5号Bのコアステージ」は、全長33.2m、直径5m、重量18tの物体で、2基のYF-77ロケットエンジンを踏査している。

18tもの重量の物体の位置を制御するというのは、それなりにコストが必要である。今回は長征5号Bの打ち上げ能力25tのうち、コアモジュール「天和」の重量が22.5tであったため、再突入するコアステージの制御をするための装置や燃料を積む余地があったかどうか?と。

意図的にそうした設備を外した可能性はあるだろう。

リスクは低いか?

そして、18tの塊が地表に落下してくる可能性に関しては、「低い」と評価している人もいるようだ。

天文学者のJonathan McDowell氏(ハーバード・スミソニアン天体物理学センター)はCNNの取材に対し、人的・物的被害が生じる可能性そのものは無視できないものの、そのリスクはとても小さいとコメント。また、秒速およそ8kmで地球を周回するコアステージがどこに落下するのかを事前に正確に特定するのはほぼ不可能であり、「この場所に落ちる」といった話を耳にしても、少なくとも再突入の数時間前までは信じてはいけないと語っています。

「yahooニュース”中国のロケット「長征5号B」コアステージ間もなく落下の見込み、独自の宇宙ステーション建設に使用”」

この分析は時事通信の記事よりはまだマシだろう。

大気圏に再突入する人工衛星の残骸などは通常、地表に到達する前に燃え尽きる。しかし、長征5号Bは全長約54メートルと大型で、残骸が地表に落下する恐れがある。

「時事通信”中国ロケット、制御不能で大気圏再突入 8日ごろ、米軍が追跡”」

「長征5号Bは全長約54メートルと大型で」と「残骸が地表に落下する恐れがある。」の2つの文脈は前提が異なる。

長征5号Bの打ち上げ重量は837tで高さは53.66mだとされているので、確かに大型ではある。ただ、落下する可能性が指摘されているのはそのコアステージと言われる部分で、ブースター4本は既に切り離されていて、前述したように全長33.2m、直径5m、重量18tである。

そして、コアステージのうち構造の大部分を占めている燃料タンクは大気圏で燃え尽きる可能性は高いが、2基のエンジンは密度が高いために地上に落下する可能性が指摘されている。

つまり、「残骸」はどの程度の大きさかは分からないし、それによるリスクは想定が極めて難しいのである。

その上で、落ちてきたとすればコートジボアールに落下したような被害をもたらす可能性が高いのである。実際に問題を起こした可能性、前科があるわけなので、当然ながら警戒する必要があるのだが、支那は人民の命は安いらしく気にしない方針のようだ。

確かにリスクは少ないだろうが、実際に問題が起きたのだから本来は制御すべき事案だ。それを経済的な理由で制御しない。リスクは低かろうとも実害が報告されているわけだから、そりゃ対応が必要だろうよ。

しかしそれをやらないのが支那なのである。確率論で言えば確かにリスクは低いだろう。実際の損害に結び付く可能性は低いと思われる。だが、疑わしき実例はあったわけで、そういう意味では限りなく無責任な話だ。そして、支那は実害が出たとしてもしらばっくれるんだろうねぇ。それが通用すると思っているのだろう。

追記

どうやら、幸運にも海上に落下する予測が出ているようだ。地表は陸地の方が少なく、人の住む地域に落下する可能性が低いことは理解しているので、「幸運にも」と表現すべきかはちょっと悩ましいが。

中国ロケット残骸、米国防長官「迎撃計画なし」 海上落下を予想

2021年5月7日9:51

中国が4月29日に打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が大気圏への再突入で地球上に落下し、被害を及ぼす恐れがあると懸念されている問題で、オースティン米国防長官は6日、残骸を迎撃する計画は現時点でないと述べた。

オースティン長官は会見で、ロケットが海上に落下することを期待しており、最新の予測では8日から9日にかけて落下するとみられると明らかにした。

「ロイター」より

アメリカは、迎撃することは考えていないようだが、「海上落下を予想」と書かれていているものの、アメリカ国防長官のオースティン氏は「海上に落下することを期待」とかいっているな。

……あまり期待できない?

というか、こういった対応はアメリカではなく支那がやるべきでは??

追記2

Newsweekがロケットに関する記事を出していたね。

中国ロケット残骸、燃え尽きず地球に落下する可能性 米空軍も警戒態勢に入る

2021年5月6日(木)17時01分

中国が4月29日に打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が大気圏への再突入で燃え尽きず、地球上に落下して被害を及ぼす恐れがあると懸念されていることについて、共産党機関紙の人民日報系の環球時報は5日、公海に落ちる可能性が高いと伝えた。

再突入地点はまだ特定できていない。環球時報は、同ロケットが制御不能で被害をもたらすとの報道を「西側の誇張宣伝」と評し、消息筋の話として、状況は「パニックになるほどのものではない」とした。

中国の宇宙航空専門誌編集長の発言を引用し、「残骸の大半は再突入で燃え尽きる。ごく小さな部分が燃え残って地上に落下するかもしれないが、おそらく人間の活動域から離れた場所になる。あるいは海洋上になるかもしれない」とした。

「Newsweek」より

いやー、支那は無責任なことを言っているね!

「騒ぐな」だそうな。

米国防総省によると、米宇宙軍がロケットの位置を追跡しており、再突入は8日ごろとみられる。同省は、すべての残骸は宇宙飛行の安全と宇宙領域に対する脅威になり得ると警告し、米空軍の宇宙監視網が4日から警戒態勢を取り始めたと明らかにしている。

「Newsweek”中国ロケット残骸、燃え尽きず地球に落下する可能性 米空軍も警戒態勢に入る”」より

一方で、アメリカ国防総省は、監視だけはしている模様。

ただ、迎撃をするつもりは無さそうだね。

追記3

参考になる記事が出ていたので紹介しておきたい。

中国のロケット落下問題、“正しく理解し、未来に活かす”ために大切なこと

2021/05/08 14:12

中国が打ち上げた大型ロケット「長征五号B」の機体の一部が、2021年5月9日ごろに大気圏に再突入する見通しだ。

同様の事態は昨年5月にも起き、このときは燃え残った破片が、西アフリカのコートジボワールに落下したとみられている。今回もまた、破片が地表に落下する可能性がある。

「まいなびニュース」より

この記事で感心したのは、調べていたときに分からなかった支那のロケットの構造について言及されている点だ。

他のロケットの多くは、多段式ロケットという構成で、重箱弁当のように複数の機体を積み重ね、まず一番下の1段目からエンジンを噴射して飛び、使い終わると切り離し、続いて2段目で飛び……といった形で飛んでいく。そのため、最終的には一番上の小さな機体(上段という)のみが衛星と同じ軌道に乗る。

一方長征五号Bは、1.5段式と呼ばれる特異な構成を採用している。これは第1段機体(コア)と、そのまわりに取り付けた補助ブースターだけで衛星を打ち上げるという仕組みをしている。

この仕組みは、コアとブースターのエンジンは両方打ち上げ前に点火するため、飛行中に点火する必要がなく、また機体の分離も、ブースターとフェアリングの切り離しと衛星の分離のみとなるため、全体的にリスクが低減できるというメリットがある。つまり打ち上げ失敗、延期の確率を低くできる。

さらに、分離装置などの部品が減ることでコストダウンにもなるうえに、宇宙ステーションのように、秒単位の遅れもなく決まった時間に打ち上げなければならないミッションにとっても最適である。

「まいなびニュース」より

長征5号Bは1.5段式と呼ばれる補助ブースターを切り離すだけのかんたんな構造になっている点が指摘されている。

本文の方で言及しているコアステージというのがロケットの本体で、その周囲にブースターを付けて飛ばすタイプというわけだ。

1.5段式のロケットで調べてみると、アメリカも過去に採用した例がある。

アトラスシリーズのうち、アトラスIIと呼ばれるタイプが1.5段式ロケットを採用していた。方式としては長征5号Bと類似していて、大陸間弾道ミサイルを開発する上での派生研究で実現したという点でも似ているのだろう。

ただし、アトラスIIは衛星軌道まで達する前に衛星を切り離すので、本体はその流れで落下してくる。つまり、予定されたコースを辿って、概ね予定した地点に落下してくるのだ。

しかし全長33.2m、直径5.0m、質量約18tの長征5号Bコアステージは、衛星軌道にまで上がってしまって推進力を失った状態で軌道を飛び、成り行きで地球に落下してくる。部分的に燃えたにしてもだ。つまり、落下地点は制御不能なのである。

密度の高い部分は確実に燃え残って落ちてくるだろうと言われている。

さらに、陸地全体に人が住んでいるわけでもないため、家に当たったり、人に当たったりする確率はさらに小さくなり、取るに足らない数字にしかならない。もちろんゼロではないが、それよりも交通事故などに遭う可能性のほうがよっぽど高く、パニックになる必要はまったくない。

「まいなびニュース」より

指摘にあるように、確かに確率論から言えば人に当たる可能性は低いのである。だが、引用した記事も指摘するように、「だから問題ない」というわけではないのである。

この記事では、国際的なルールが無いから問題なのでルール作りをすすめるべきと指摘しているが、そもそもルールの前に倫理の問題で制御不能な状態の巨大な物体を宇宙空間から地上に落としたりはしないのは当然である。

支那には倫理観が存在しないのが問題なのだ。

そして、ルールがあっても守らないのが支那である。そんな事は海洋法条約を無視する態度からも明らかだ。

コメント

  1. コロナの時の初期対応と同じですね。
    ・何らかのトラブルが発生する(人為的か不可抗力かは問わない)。
    ・とにかく隠す。
    ・西欧諸国が騒ぎ出してから、情報を小出しにリークし、その間に真相は隠滅する。
    ・結局尻拭いは西欧にやらせ、可能であれば、責任も西欧や日本に押しつける。
    ・可能であれば、事態を利用して何らかの利益を得ようとする。

    コロナも衛星も、トラブルが発生する事自体は問題ではありません(いや問題ですが、だからといってそこに責任は求められない)。
    ただ、正しく迅速にホウレンソウしておけば、コロナはここまでひどいパンデミックは起こさなかった(少なくとももっと早い段階から手が打てた)でしょうし、衛星も落ちるのは仕方ないけど、準備の時間はもっと取れたと思います。

    彼らの隠蔽体質と、責任逃れ体質が、世界から嫌われる原因だって、もっと自覚して欲しい。

    ※それが出来たら彼らじゃない、という突っ込みは同意です。

    それはさておき、テドロスとWHOは制裁しなければならない。

    • なるほど、そういう見方もありますね。
      確かに、隠蔽や虚偽報告はお手のものですし、その方がシナにとって利益が大きいですから。

      そして、テドロスですか……。
      シノバックのワクチンをリストに加える辺り、随分とやられている感じがします。