「台湾侵攻想定で演習した」と豪語する支那共産党機関紙

台湾

なるほど。

12日の中国軍機飛行、台湾侵攻想定で演習 共産党系紙

2021年04月14日15時26分

14日付の中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、中国軍機25機が12日に台湾の防空識別圏を飛行したことについて、台湾侵攻を想定した「予行演習」だったという専門家の見方を伝えた。中国は軍事的な動きを活発化させ、連携を深めるバイデン米政権と台湾の蔡英文政権に対するけん制を強めている。

「時事通信」より

台湾侵攻を想定した「予行演習」ですか。

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今そこにある台湾有事

支那の威嚇

ここのところ、支那が台湾に対して威嚇を繰り返している。

中国空母「遼寧」が沖縄通過 昨春以来

2021.4.4 20:24

防衛省統合幕僚監部は4日、中国海軍の空母「遼寧」など計6隻の艦艇が沖縄本島と宮古島の間を南下し、太平洋に入ったのを自衛隊が確認したと発表した。遼寧が、この海域を通過するのを確認したのは昨年4月以来。防衛省は、東シナ海で海洋進出を強化する中国の活動の一環とみて、動向を警戒している。

「産経新聞」より

なんちゃって空母の遼寧がお出かけしたニュースが出ていたが、青山繁晴氏のYouTubeチャンネル情報によると、従来にはなかった特徴があったという。

ほか5隻はミサイル駆逐艦3隻、フリゲート艦1隻、高速戦闘支援艦1隻。ミサイル駆逐艦のうち1隻は、中国海軍最大の駆逐艦「レンハイ級」で、3月には日本海周辺に約1週間滞在していた。

「産経新聞”中国空母「遼寧」が沖縄通過 昨春以来”」より

ふーん、新聞にフユ級高速戦闘支援艦の情報しかないな。

これが付いてきているということは、他のフリゲート艦やミサイル駆逐艦とあわせて「空母打撃群」を構成していると考えてイイだろう。

対潜哨戒機

えーと、情報を探したら、Fly Teamには言及があった。

中国海軍の空母「遼寧」とY-9対潜哨戒機、宮古海峡通過で自衛隊が対応

更新日:2021/04/05 21:52 配信日: 2021/04/05 14:01

統合幕僚監部は2021年4月3日(土)と4月4日(日)の2日間、中国海軍の艦艇と航空機の東シナ海や太平洋での活動を確認したと発表しました。

「Fly Team」より

そう、航空機がついてきたというのである。

Y-9多用途中型輸送機である。もともとソ連のアントノフ設計局のAn-12をライセンス生産したY-8ベースに開発されている輸送機のようだ。ただ、機首の下についているレーダードームらしきものや最後尾に備えるアンテナなどから哨戒機型ではないかと指摘されている。

スクランブル機が初めて中国Y-9哨戒機を確認

2019.03.22

統合幕僚監部はこのほど、対領空侵犯措置を行う航空自衛隊戦闘機が19日に初めて中国の哨戒機型のY-9を確認したと発表した。確認したのは2機で、いずれも東シナ海の日本の防空識別圏内を飛行した。このところ中国機による洋上の活動は、範囲・機種・飛行ルートなど多彩になっていて、自衛隊では活発化する中国機の行動を注視して警戒監視活動を行っている。

「Wing」より

実際に航空自衛隊ではその存在を確認していて、コレの任務は索敵や映像・電波情報収集、通信中継などだと言われているが、青山氏は「対潜哨戒能力がある」と指摘していた。そして、コレが随伴していると言うことは、浮上航行が原則とされる潜水艦も随伴している可能性が高いのだとか。

つまり、既に「無害通航ではない」のである。

軍事演習も

ちなみに、この後にはこんな報道もあった。

中国軍、台湾周辺で軍事演習 米をけん制か

2021.04.08 Thu posted at 13:15 JST

香港(CNN) 中国軍が台湾の西方沖と東方沖で同時に軍事演習を実施したことがわかった。専門家からはこうした演習は台湾と台湾を支援する立場にある米国に対するけん制との見方が出ている。

中国軍が5日に発表した声明によれば、空母「遼寧(りょうねい)」と護衛艦が台湾周辺で演習を実施した。

「CNN」より

そう、お出かけした遼寧さんは軍事演習までやらかしたというのである。

当然ながら、「台湾周辺」という言葉を使って報道していることから考えても、台湾への圧力である事は間違いがない。

写真から見て分かるように、遼寧の後部には戦闘機が確認出来る。

一方、台湾国防省によれば、中国軍の戦闘機少なくとも10機が防空識別圏(ADIZ)に侵入した。侵入した航空機は戦闘機のJ16やJ10、対潜哨戒機Y8、早期警戒機KJ500など。

「CNN”中国軍、台湾周辺で軍事演習 米をけん制か”」より

同じニュースで台湾側から複数の戦闘機や哨戒機、早期警戒機が確認されたという報道があるが、こちらは遼寧とは別件だろう。別のニュースでは、J16が14機、J10が4機、Y8が2機、KJ500が1機、そして爆撃機であるH6Kが4機だったと伝えられている。

何れにしても、航空機のラインナップが異なる。

ただ、J11にしてもJ16にしてもソ連のSu-27ベースの戦闘機なので、ある程度使えるとみて良いだろう。哨戒機Y-8と早期警戒機KJ500、爆撃機H6Kもその能力は不明だが、何を目的としているかはハッキリしている。空母に対抗できるんだぞという意思表示である。つまり、台湾への威嚇とアメリカ軍へのメッセージだ。

冒頭のニュースは、この台湾のADIZに侵入した航空機の目的が「軍事演習」であったと。それも台湾侵攻のためのものだと。

戦浪外交の面目躍如だね。

茂木氏に電話をかけてくる支那外相

「しぇいしぇい!」と、茂木氏が言ったかどうかは分からないが、先日、支那が茂木氏に対して電話をかけてきた。

香港・ウイグルに「深刻な懸念」 中国外相と電話会談、尖閣も―茂木氏

2021年04月05日23時42分

茂木敏充外相は5日、中国の王毅外相と電話会談し、香港や新疆ウイグル自治区の人権侵害に「深刻な懸念」を伝えた。中国海警局による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入や、同局の武器使用権限を明確化した「海警法」施行も問題視し、具体的な行動を求めた。

「時事通信」より

電話をかけてきたのは外相の王毅氏である。なお、このおっちゃん、権力とかないので単なるメッセージボーイである。

だから、日本は軽視されているワケなのだが、茂木氏は「ウイグルの件」と「尖閣の件」についてクギを指したようだ。

日本側の内容はともかくとして、王毅氏の要件はコチラだったようだ。

王毅外交部長、茂木外相と電話会談

2021年4月6日 18:44

王毅国務委員兼外交部長は5日、日本の茂木敏充外相と電話会談を行いました。王毅外交部長は、「双方は、中日関係がようやく迎えた改善と発展の大局を大切にし、維持すべきであり、両国関係が振り回されたり、停滞や後退したりしないこと、いわゆる大国間の対抗に巻き込まないことを確保すべきだ。日本は客観的かつ理性的に中国の発展を取り扱い、中国に偏見を持つ国のリズムに乗せられないよう希望する」と述べました。

「AFP」より

要約すると、「アメリカの言いなりになるな」という意味である。これは、菅氏がアメリカに行って会談をする予定になっている為、訪米の前にクギを刺したかったのだろう。

アメリカからのメッセージ

一方で、バイデン政権からはこんな直接的な話が出てきた。

米バイデン政権 “台湾に関する記述 日米共同声明で明記を”

2021年4月16日 16時25分

日本時間の17日未明に行われる日米首脳会談について、アメリカのバイデン政権の高官は台湾海峡の平和と安定に関して協議し、共同声明に明記したいという考えを示しました。また、中国が世界市場でリードしている高速・大容量の通信規格の5Gなどの技術について、日本政府はアメリカと共に20億ドル規模の投資計画に取り組むとして、中国を念頭に幅広い分野での日米関係の強化を確認したいとしています。

「NHKニュース」より

会談前に、会談後の共同声明に関する情報が出てきちゃった。

バイデン政権の高官からのリークという事になっているが、何処からの情報であるかはハッキリしない書き方の場合は、最近はロビー活動に関係する情報だとみるべきだと思う。つまり、アメリカ側からわざわざ見せたカードというよりは、支那の工作で出てきた情報の可能性を考慮すべきなんだろうと思う。

また、この高官は会談に合わせて、中国が世界市場でリードしている高速・大容量の通信規格の5Gなどの技術について、日本政府がアメリカと共に20億ドル規模の投資計画に取り組むことを発表すると明らかにしました。

「NHKニュース”米バイデン政権 “台湾に関する記述 日米共同声明で明記を””」より

ただ、5Gの件に触れている、つまり菅義偉政権に感心がある事項についてもしっかり言及している点を考えると、アメリカからのメッセージの可能性は高そうだ。

また、今月13日からはバイデン大統領と個人的に親しいドッド元上院議員や、アーミテージ元国務副長官らを非公式の代表団として台湾に派遣しました。

派遣は、バイデン大統領自身が上院議員時代に賛成票を投じた、アメリカの台湾への支援を定めた「台湾関係法」の制定から42年となったのにあわせたもので、代表団は台湾の蔡英文総統と会談しました。

「NHKニュース”米バイデン政権 “台湾に関する記述 日米共同声明で明記を””」より

そして、上述の内容とは無関係な情報として、こんな内容に触れられていて、アメリカは台湾と連絡をつけるために非公式代表団を送ったとしている。

この話とあわせて考えると、アメリカは少なからず台湾との連携を考えている事は間違い無く、日本側に共同声明に盛り込めという話を入れ込んできた事との整合性はとれるだろう。

但し事前情報としてこんな内容が出て、しかし結果として共同声明に台湾の話が盛り込まれなかったらどうだろう?日本は台湾との連携を拒絶しているというように映るのではないだろうか。そして、王毅氏の電話の内容と考え合わせると、非常にやばい形になっている様に思われる。

外交政策として、良くも悪くも菅義偉氏の決定に足枷が賭けられてしまったことを意味するのではないか。

台湾有事は1年後以降

とはいえ、支那としては北京五輪前に台湾有事をおっぱじめてしまうと、本気でボイコットに繋がりかねない。そういう政治的駆け引きがあるのだ。

五輪関連で言えば、二階氏の発言が物議を醸している。

自民 二階幹事長 東京五輪 “感染状況深刻なら中止も選択肢”

2021年4月15日 20時13分

東京オリンピック・パラリンピックについて、自民党の二階幹事長は、新型コロナウイルスの感染状況がより深刻になった場合には、大会を中止することも選択肢として考えざるをえないという認識を示しました。

「NHKニュース」より

二階氏のこの発言は、日本が五輪開催中止をまだ検討しているのだというメッセージを世界に向けて発する効果がある。

自民党の二階幹事長は、みずからの発言についてコメントを発表し「大会はぜひ成功させたいという思いだが、何が何でも開催するのかと問われれば、それは違うという意味で申し上げたところだ」と釈明しました。

「NHKニュース”自民 二階幹事長 東京五輪 “感染状況深刻なら中止も選択肢””」より

二階氏は早速この発言に関して火消しに走ったが、世界に不信感を植え付けたことは間違い無いだろう。そして、それで嬉しいのは支那だ。

親支那派の二階氏がこの様な発言をした背景を考えると、裏に北京五輪が透けて見える。東京五輪が注視になれば、「感染爆発後、感染を押さえ込んだ象徴の五輪」という称号も手に入り、それは武漢肺炎という不名誉な失敗を拭い去るのにも使えると踏んでいるだろうと思う。

実際に、東京五輪は開催ありきなのだが、多くのメディアは「やっぱり中止だ!」と沸いている。

そういう意味でも北京五輪前にミソをつけるわけにはいかない。だから、台湾侵攻をやらかすとすれば少なくとも北京五輪以降だろうと、そういう風に読める。

面倒な外交戦略の上で戦っていかねばならない菅義偉氏には「頑張って」としか言えないワケだが、前総理の安倍氏が巨大な圧力と戦っていたことも忍ばれる。台湾問題はまさに支那にとっても外交ツールになっているんだよね。

ただ、かなり直接的な発言になっているのは、支那らしくはない。そういう意味ではかなり追い詰められている側面もあるのかなとそんな風に思う。

追記

しまった……。

何というか、投稿した直後にこういう情報を見つけるからダメなんだよねぇ……。

日本、苦心の「脱中国依存」 半導体、通信、ウイグル―日米首脳会談

2021年04月16日07時05分

16日に開かれる日米首脳会談では、経済安全保障の観点で中国への依存からの脱却を図る「脱中国依存」が焦点となる。バイデン政権は中国の大国化を強く警戒。同盟国と団結して、半導体や通信機器などの国際的なサプライチェーン(供給網)から中国の締め出しを狙っており、貿易や投資面で中国との結び付きが深い日本は対応に苦慮している。

~~略~~

日本は経済安保に絡んだ法整備も遅れている。3月に公表された中国IT大手の騰訊(テンセント)子会社による楽天への出資では、外為法の不備が露呈した。テンセントはトランプ前政権時に「安保の脅威」とみなされていた企業だけに、バイデン政権は日本に対して「米欧並みに厳しい法整備」(米国家安全保障会議)を望んでいる。

東アジア・太平洋担当の元国務次官補のダニエル・ラッセル氏は「中国政策は足並みをそろえて共同戦線を張ることが重要だ」と説く。米議会には、日本の対中輸出制裁を米国と同水準まで厳格化するよう求める声が根強い。バイデン政権の期待にどこまで応えられるか、「脱中国依存」への日本の覚悟が問われている。

「時事通信」より

この情報と考え合わせると、「茂木氏に電話をかけてくる支那外相」以降の分析がかなり変わってくる。特に「アメリカからのメッセージ」の中で、支那からの工作の可能性について言及したけれども、この時事通信の記事まで合わせて考えると、少々違う景色が見えてくる。

つまり、アメリカのバイデン政権は日本に対して対支那戦線の急先鋒に立てと要求しているのである。自分のところは棚に上げておいて日本に「やれ」と。

もちろん、これは日本の問題なので、日本が解決すべきではあるが……、支那との距離が近いことは安易な行動が出来ないという意味にも繋がるので、なんともやりきれない。

支那にとってクリティカルなのは金融制裁だが、これはドルを締め上げる必要があって、アメリカ主導でやられる必要がある。が、バイデン氏はそれはやりたくない模様。そこで、半導体関連で手を回そうというわけだ。そのための台湾でもある。

うへぇ……、日本のリーダーがどんな決断が出来るのか。そして、国民にしっかりと憲法改正の重要性が説けるのか。今試される菅義偉氏、今試される日本人というわけだ。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    日米首脳会談に台湾防衛=尖閣&日本防衛が否応なく確実に絡んできますね。

    菅総理がどんな覚悟を持ち共同声明をだすのかによりますが、アメリカ主導にしろその要請を受けた以上は、日本がさらなる防衛力強化・台湾有事での実質的対応を速やかに実行する事が義務付けられるんじゃないかな。

    しかし、現実的に二階・公明党に牛耳られている政権なんで、かなり重い踏み絵となりそうです。
    もちろん、これを機に亡国に繋がる売国派勢力=親中派を一気に駆除するくらいの覚悟を持つ絶好の機会と考えます。

    関西TVに防衛大臣政務官・松川るい氏のインタビューが載ってました。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/494bd03f9c2d0e61d2e8a99fd91b89c3df91ba9f

    現在の危機意識に対してほぼ理解できる正論と思いますが、これを具体的に即実行するかが菅政権の評価に繋がると考えます。

    まずは二階氏を失脚させる→それに繋がる自民党内親中派を一掃する(力を弱める)→公明党に最後通牒を突き付け憲法改正案を無理やりでも飲ませる...、総選挙で苦戦するかもですがここは「身を切らして骨を断つ」の覚悟が必要でしょう。

    安全保障を主軸にすれば公明党抜きでも、野党の惨状に付け込めばギリギリ過半数確保は可能じゃないかな。

    • いやー、日本政府も思い切りましたね。
      訪米前から随分とクギを指されていた感じもありましたから、アメリカに押し切られた感じもしますが、共同宣言で出しちゃいましたので、もうその方向に動くしかないでしょう。
      踏み絵を踏まされた、というべきかも知れません。

      ただ……、踏んで見せましたので、当面は沖縄基地の充実の方に舵を切るのではと思います。
      そして、記事にしましたが、どちらかというと岸氏の与那国島訪問の方が大きかったと思います。与那国島の設備増強は、非常に大きな意味を持つのですよね。哨戒いただいている松川氏のインタビューにもありましたが、距離的アドバンテージを得る為にはどうしても抑えるべき拠点です。海上保安庁の増強に関しては、かなり抵抗が強いみたいですね。
      省庁再編して、海上保安庁を国交省から防衛省に移す、或いは警察庁と一緒に内務省を作ってそこに移すという抜本的な制度改革をしないとダメなんだと思います。
      ……文科省とか、復興庁とか色々整理し直さなければならない省庁もあるんですけどね。