ミャンマーでクーデター発生

ミャンマー

なんともきな臭い話であるが、ミャンマーの政治が不安定なのは今に始まったことではない。

アウンサンスーチー氏らを「軍が逮捕」=ミャンマー与党NLD

2021年2月1日

ミャンマー与党・国民民主連盟(NLD)の報道官は1日、同党を率いるアウンサンスーチー国家顧問(75)らが国軍に逮捕されたと発表した。ミャンマーでは昨年11月の総選挙結果をめぐり、与党と国軍の緊張が高まり、軍事クーデターの懸念が高まっていた。

「BBC」より

BBCの報道では、アウンサンスーチー氏が国軍に逮捕されたことを報じているだけで、彼女はミャンマーの政治のトップに君臨してはいるが、形式上のトップではない。

クーデター前のミャンマー大統領は、ミャンマー与党のNLDに所属するウィン・ミン氏のようだ。存在感は無さそうだけれど。

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軍事クーデター発生により、再び軍政へ

大統領も拘束

……と思ったら、どうやら大統領も交代してしまったようだ。

NLD中央執行委員会のミョ・ニュン報道官は電話でロイター通信に対して、アウンサンスーチー氏のほか、ウィン・ミン大統領ら幹部が同日早朝に拘束されたと述べた。

「BBC”アウンサンスーチー氏らを「軍が逮捕」=ミャンマー与党NLD”」より

一応別のソースも紹介しておこう。

ミャンマーのスー・チー国家顧問らが拘束される=与党報道官

2/1(月) 8:28

ミャンマーの与党国民民主連盟(NLD)の広報担当者は1日、アウン・サン・スー・チー国家顧問とNLD幹部が拘束されたことを明らかにした。

~~略~~

NLDの広報担当者はロイターの電話取材に、スー・チー国家顧問、ウィン・ミン大統領、その他幹部が「拘束された」と述べた。

「ロイター」より

首都ネピドーでは電話やインターネットの回線が遮断されたという状況らしいので、完全にクーデターで間違いないようだ。

既に副大統領が大統領に就任したとのことで。

ミャンマーでクーデター 国軍が全権掌握

2021/2/1 8:18 (2021/2/1 11:48更新)

ミャンマーの国軍系テレビは1日午前「非常事態宣言」が発令されたと伝えた。期間は1年間。国軍出身のミン・スエ副大統領が大統領代理として署名した。立法・行政・司法の全権がミン・アウン・フライン国軍総司令官に移る。ミャンマーの与党、国民民主連盟(NLD)の広報担当は同日、国軍が事実上の政府トップのアウン・サン・スー・チー国家顧問とウィン・ミン大統領を拘束したと明かした。事実上のクーデターだとみられる。

「日本経済新聞」より

現在、ミャンマーのトップに座るのはこの人物らしい。

前の副大統領ではあるが、国軍系の野党出身の人物であるようだ。大統領代行の座に就いたのは、副大統領スンミエ氏で、写真の人物はミン・アウン・フライ氏で事実上の最高指導者である国家指導者になったようだ。

不正選挙の疑い

そもそも、このクーデターの背景には、2020年11月に行われた総選挙があったとされている。

ミャンマー総選挙、アウンサンスーチー氏率いる与党が過半数 公平性に疑問も

2020年11月13日

ミャンマーで8日に行われた総選挙で、アウンサンスーチー国家顧問兼外相率いる与党・国民民主連盟(NLD)が議会の過半数議席を獲得したことが13日、最新の集計で明らかになった。

NLDの議席は現時点で346と、政権樹立に必要な322議席を上回った。一方、軍部の後ろ盾を得ている最大野党・連邦団結発展党(USDP)はこれに反発。選挙のやり直しを求めている。

「BBC」より

この選挙において、どんな不正があったかというとこちら。

しかし、今回の選挙はロヒンギャを初めとする多くの民族マイノリティーが投票できない仕組みだったことから、総選挙そのものの信頼性を疑問視する声もあがっている。

「BBC”ミャンマー総選挙、アウンサンスーチー氏率いる与党が過半数 公平性に疑問も”」より

……え?そもそもミャンマーでは軍事政権時代が長く続いているので、民主的な選挙とはほど遠い時代が2011年まで続いていたんだぜ。2010年10月18日の際の総選挙においても、外国の選挙監視団や記者を受け入れなかったが為にその正当性について疑念を呈されたようだが、余計なお世話である。ただ、アウンサンスーチー氏が「善である」とは思えないけれど……。

さておき、民主化復帰後初の選挙は2015年11月8日のこと。その際には民主的な選挙が行われたかと言えば、その当時からロヒンギャ問題は存在していて、「多くの民族マイノリティー」が投票できなかったとしても、不思議はない。

ミャンマー与党「スー・チー派に不正行為」

2012/4/6付

ミャンマー旧軍事政権を承継した与党、連邦団結発展党(USDP)のアウン・テイン・リン中央執行委員(前ヤンゴン市長)は6日、最大都市ヤンゴンで記者会見した。アウン・サン・スー・チー氏率いる野党、国民民主連盟(NLD)に大敗した1日の連邦議会補欠選挙について「NLD側に不正行為があった」とし、選挙管理委員会に不服を申し立てたことを明らかにした。

「日本経済新聞」より

勝てなかった野党は、毎回のように「不正選挙だ」と訴えているのだから、ナント申し上げるべきか。

ミャンマー国軍系野党「総選挙の結果受け入れず」

2020/11/11 19:45 (2020/11/11 21:19更新)

開票作業が続くミャンマー総選挙(上下両院選)を巡り、軍事政権の流れをくむ国軍系の最大野党、連邦団結発展党(USDP)は11日の声明で「選挙を国軍の協力のもとでやり直すべきだ」と主張した。選挙の運営に不正があると指摘した。「総選挙の結果を受け入れない」と言明した。

民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏の与党・国民民主連盟(NLD)の報道担当は日本経済新聞に10日「獲得議席は党の集計で2015年の前回総選挙(390議席)を上回る見通し」と答え、両院計で単独過半数を守ったと表明済み。

「日本経済新聞」より

今回もこの様な主張をしていたと言うから、どうしようもない。

NLDの報道担当は「証拠を示すべきだ」と反論した。ロイター通信が報じた。11日に記者会見した選管のミン・ナイン委員も「証拠が示されていない」と指摘した。

「日本経済新聞”ミャンマー国軍系野党「総選挙の結果受け入れず」”」より

わお、どこかの大統領選挙でも似たような展開の話があったな。証拠が示されなければ、民主的に解決する上では何の価値も無い主張だ。「不正選挙だ!」という主張は。

しかし、ミャンマーの野党は証拠を示さずに、クーデターを起こしてしまった。

とても国際的には容認できない話なのだが、さて、どうするのやら。

支那との関係

案外、支那とは話がついているかも知れないんだけどね。少なくとも2015年には選挙前に会談している。

習近平主席、ミャンマー連邦団結発展党党首と会談

2015年04月28日09:46

中国の習近平国家主席(中共中央総書記)は北京の人民大会堂で27日、ミャンマーの与党・連邦団結発展党(USDP) 党首で、連邦議会議長、国民代表院議長のトゥラ・シュエ・マン氏が率いるUSDP代表団と会談した。人民日報が伝えた。

「人民日報」より

そして、今回の選挙では……、というとこんな報道があった。

中国、与党の総選挙勝利にようやく祝意

2020/11/19(木)

中国は18日までに、ミャンマー政府に対し、8日に行われた総選挙での与党・国民民主連盟(NLD)の勝利を祝うメッセージを送付した。 中国共産党として習近平総書記(国家主席)からのメッセージを送った。

「NNA ASIA」より

思い通りにならなかった選挙に対して思う所があったのだろうか?

ただ、今回のこのクーデターを受けて、国際社会がどのように対応すべきかはなかなか悩ましいところだ。

スー・チー拘束でも国際社会がミャンマー政変を「クーデタ」と認めたくない理由

2/1(月) 12:28

スー・チーらミャンマー政府要人が相次いで軍に拘束されたが、各国がこれを「クーデタ」と認めることにはハードルが高い。そこには中国の影がある。

「yahooニュース」より

何でもかんでも「支那のせい」とは言いたくないが、支那にとってミャンマーの民主化は都合が悪い。特に、今回の総選挙で野党側が軒並み全滅の様相になってしまったことは、許容できない事であったと思う。

そもそもロヒンギャへの迫害は国軍が関与していたワケで、今回のクーデターによってより一層その状況は酷くなると予想される。しかしそれで国際社会がそっぽを向いて経済制裁を課すと、ミャンマー軍事政権は支那を頼る構図となるだろう。

少数民族迫害に関しては、前の記事でも支那の十八番であると説明した。

しかし、ミャンマーが同じカテゴリーで責められる構図となると、より支那に頼りやすい環境を構築してしまうところが悩ましい。無論、そうでなくとも支那の方に寄っていくことはもはや避けられないのだが。

一部では、そもそもアウンサンスーチー氏が支那寄りだとされているが、国軍の方がさらに支那の方向を向いているのだから始末が悪い。ミャンマー国民にとって、どちらがベターなのだろうね。少なくとも軍事政権下では随分と悲惨な目にあっていたようだが。

バイデン氏にとっては悩ましいアジア情勢となっているのだが……、多分、アメリカは不干渉を貫くのではないか?と思われる。しかしそうすると、クワッドが骨抜きにされかねないという懸念も……。日本としても手を拱いてみているわけにはいかないのだが、菅義偉氏はさてどうするのだろうね。

追記

これから色々な情報が出てくるのだろうけれど、日本の防衛政策に影響しそうだとするのはロイター。

アングル:目算狂う日本の安全保障、ミャンマーが軍政回帰

2021年2月1日5:48 午後

日本政府は、ミャンマーで再び政権を掌握した国軍とかねてから防衛当局間の関係強化を進めていた。インド洋や南シナ海で影響力を拡大する中国をけん制するためだが、アウン・サン・スー・チー国家顧問らを拘束した軍事政権への批判を欧米諸国が強める中、日本は戦略の見直しを迫られる可能性がある。

「ロイター」より

確かに、多少は影響するとは思われる。

2014年からは能力構築支援プログラムも開始し、まずはその年の12月に海上自衛官など6人をヤンゴンの軍病院に派遣した。潜水作業で起こりうる医学的な問題について、ミャンマーの軍医や潜水士30人に講義を行った。その後も災害が発生した際の衛生活動の研修や、空軍に必要な気象分析などに関するセミナーを開催するなどしている。

「ロイター”アングル:目算狂う日本の安全保障、ミャンマーが軍政回帰”」より

どのレベルでの交流があったかは不明であるが、ここが支那に完全に取り込まれてしまうという事になるとナカナカ厳しい。

……とはいえ、アウンサンスーチー氏が親日派であったか?に関しては懐疑的ではあるし、このまま上手いこと防衛協力ができるか?といえば、今ひとつ信頼がおけない感じであった。大きく歯車が狂うところまで行くかは疑問だな。

とはいえ、紅く染まるのだけは避けたいのも事実。とにかく今は情報収集と言うことなのだろう。

追記2

大統領代行国家指導者となったミン・アウン・フライ氏がどのようなやり口でミャンマーのやりくりをするのかと思っていたら、どうやらとりあえずは組閣をやり直すらしい。

ミャンマー軍が新閣僚を任命 スーチー氏は自宅軟禁

2021.02.02 Tue posted at 10:43 JST

(CNN) ミャンマーの国家権力掌握を宣言した国軍は1日、閣僚らの解任を発表し、新たに後任を任命した。与党・国民民主連盟(NLD)によると、アウンサンスーチー国家顧問は自宅に軟禁されている。

~~略~~

国軍はこのチャンネルを通して、政府の正副大臣24人を解任したと発表し、新政権の閣僚として11人を任命した。

「CNN」より

なるほど、とりあえずは子飼いの人材を閣僚にして、「正式にやります」というスタンスで行くようだ。

実権を与えられたミン・アウン・フライン国軍総司令官の事務所は、選管を再編成し有権者名簿を精査したうえで総選挙をやり直すとの方針を示した。

「CNN”ミャンマー軍が新閣僚を任命 スーチー氏は自宅軟禁”」より

そして、総選挙をやり直すということなんだが……。

これで負けることはないんだろうねぇ。真っ当にやったら負けそうな気もするのだけれども、勝ち筋は見えているのだろう。いざとなったら票数のカウントを弄っても、正式に政権を取るというスタイルを貫くようだ。

独裁の方向を向くかと思ったが、どうやらそうではなさそうだ。

追記3

おっとぉ、面倒な話が出てきたぞ。想像通りではあるけれど。

狙いすましたクーデター 直前に中国と接触

2021年2月3日 15:17 (2021年2月3日 19:09更新) [有料会員限定]

1日のミャンマー国軍によるクーデターは、狙いすましたかのようなタイミングで起きた。任期切れが迫る国軍総司令官はアウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党が圧勝した総選挙結果に不満を募らせ、クーデター直前に中国側と接触した。軍政回帰の危機だと国際社会から強い批判をあびる国軍だが、クーデターは「合憲」だと主張する。

日本経済新聞」より

日本経済新聞は親支那派なので、支那に都合が悪い情報は出にくいハズなのだが、そこを踏まえてのニュースで、残念ながら有料会員限定の記事である為肝心な部分が読めないが、どうやら直前にも軍のトップであったミン・アウン・フライン氏が支那との接触を行っていた模様。

全権握ったミャンマー軍司令官ミン・アウン・フラインとは何者か

2021年2月3日(水)12時12分

昨年11月の総選挙後、ミャンマー国軍トップは近日中の引退を迫られていた。国軍が支持する政党は劣勢に追い込まれ、国際社会からは、ムスリム系ロヒンギャに対する戦争犯罪の責任を問う声が高まっていた。

今月1日、ミン・アウン・フライン総司令官は、クーデターにより民主的選挙を経た指導者アウン・サン・スー・チー氏を拘束し、全権を握った。アウン・サン・スー・チー氏は、数十年続いた軍政への抵抗に対する評価に支えられ、再び選挙で地滑り的大勝を収めていた。

「Newsweek」より

何というか、このNewsweekの記事の通りだとすると、ミン・アウン・フライン氏は保身の為にクーデターを起こしちゃった様に読めるんだが。

2017年に国軍が開始した弾圧により、73万人以上のロヒンギャがバングラデシュに逃れ、人道的危機が発生し、世界最大の難民キャンプが生まれた。ミン・アウン・フライン氏は、この攻撃を象徴する人物となった。

同氏はロヒンギャを指す蔑称を使いつつ、「ベンガル人問題は、未解決のままとなっていた長年の課題だ」と述べている。

国連の調査団は、この攻撃は大量虐殺や集団レイプ、広範囲での放火を伴うもので、「ジェノサイドの意図」で行われたと述べており、国軍の関与を告発しているが、国軍はこれを否定している。

この調査を受けて、国連は2019年、ミン・アウン・フライン氏他3人の国軍指導者を制裁対象とした。国際司法裁判所を含め、さまざまな国際法廷において複数の裁判が進行している。

「Newsweek」より

ロヒンギャの虐殺もこの人物の指導したという認定になっている。

少なくとも国連は国軍とそのトップのミン・アウン・フライン氏がロヒンギャ弾圧に関わっていたと判断していてそれに関する訴訟が起こっている、と。

これ、ミャンマーは深刻な事態を迎える可能性が高いことを示唆しており、ミン・アウン・フライン氏がミャンマーを地獄に連れて行くような状況にも思える。

振り切った状況で支那が手を差し伸べている様子が見えているので、ここから一気に支那寄りの国になってしまうリスクは高そうである。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    アウンサンスーチー女史についてはロヒンギャ政策で先進国の非難を浴びていますから、実際に指導力に問題があるでしょうしミャンマー民主化の暗い影の部分となって足を引っ張ってますよね。
    とはいえ、彼女(=NLD)に軍・警察を動かす権限がないのも事実で、一方的に批判するだけでは前にすすまないでしょうし、何より仏教国民の大半がロヒンギャを拒否(差別)している世論に逆らえなかった限界であり、それは今後どんな政権でも同じで無理でしょう。

    軍の力を弱める為に憲法改正(軍・警察権掌握)を目指してきたのでしょうけど、昨年の総選挙で大惨敗し少数政党に落ちぶれたUSDPが危機感を持つのは必然だったのではと思っています。

    足元が弱く未完成で危うい民主化を目指す発展途上国なのですが、外資の増大を呼び込み企業誘致・資源開発と経済発展の道筋を大多数の国民が望んでいるのは事実でしょう。
    日本も安倍総理時代に8000億円の援助を決定してますが、アメリカが経済制裁に出た時に菅総理はどう対処するか難しい決断を迫られます。

    >ただ、今回のこのクーデターを受けて、国際社会がどのように対応すべきかはなかなか悩ましいところだ。

    ここでも最大の経済支援国である支那がポイントで、その関与と影響力を抑えたいアメリカを初めとする西側連合の思惑が複雑に交差してくるんじゃないかな。
    軍部のバックに支那がいてベンガル湾から陸の一帯一路を繋ぐ重要な拠点だし、東アジア最後のフロンティアと称されるミャンマーの天然資源と経済的利益を簡単には捨てれないジレンマに陥りそうな予感がします。

    >とはいえ、紅く染まるのだけは避けたいのも事実。とにかく今は情報収集と言うことなのだろう。

    やや落ち目の太郎ちゃん(麻生)が「ミャンマーに関しては色んなバイアスが掛かった情報が多いので、慎重に見極めないといけない」と的を得た発言してますが、さらに一歩踏み込んで支那がどう絡んでくるかにも注視していく必要があると考えます。

    ロヒンギャ問題はミャンマー政府にとって厄介な問題として、今のままでは決して(というか永遠に)解決しないでしょう。

    そもそも、イスラム系の移民と15世紀に文献があるだけで民族として認定されないまま、イギリスの植民地支配をきっかけにロヒンギャ族がバングラデッシュから移動し急増するきっかけとなった歴史があります。
    母国語もミャンマー語を許容せず仏教徒と激しい宗教抗争を続けてきたのに、領地&国籍&平等な権利だけ求めながら、独立国家を望む訳ではないという矛盾を内包したロヒンギャ族です。(ミャンマー政府=軍のジェノサイトを肯定するつもりはありません)

    この問題、仮に日本に置き換えてみれば簡単に理解できると思いますね。
    ある県の一地域にある他国の民族が多数移り住みながら、決して日本に同化せず(日本語も話せない)日本国籍と選挙権など自由権利だけ主張し、同族の移住を拡大して勢力と権限獲得を目指すのが目的...、だとしたら普通に受け入れは不可能だと思います。

    同じイスラム国家のインドネシアでさえ支援・難民受け入れ気配はなく、実に冷たい対応ですからロヒンギャ族の未来は残念ながら当分暗いままでしょう。
    僕は多くの離島を持つインドネシアが無人島を与え移住させ、施政権を許可しながら自治領として管理する...、そんな度量を持った決断をしないと永遠に解決不可能だとう思うけどインドネシアじゃ無理筋な話です。

    いずれにせよ、支那が絡んでますので注視し続ける記事です。

    • アウンサンスーチー氏は実質的に軍部をグリップすることができずに、副大統領を置いていたという風に考えれば、これを覆されたというのはもはや自業自得としか。
      結局のところ、軍部が絶大な権力を昇格していたところにミャンマーの不幸があったわけで、これを強権発動して文民統制体制に移行できなかったことが、クーデターを招いたと考えて良いのでは。
      しかし、そうなってくると、支那の影響はやっぱり排除する事は難しい訳で。

      ロヒンギャ問題というか、民族問題というのは非常に厄介です。何処の世界でも、お隣の半島でも。
      そう簡単に解決する話ではないのですが、いつまでも燻っている状況にも困ったもので。結局のところ、貧困がミャンマーの行く末を暗くしているわけですから、政治的解決というのは、経済的発展を無くしてはあり得ないのでしょう。正解など無いのが民族問題ですからね。

      • 木霊さん、おはようございます。
        レスありがとうございます。

        民族問題は仰るとおり複雑ですから簡単にも短期でも解決するとは思えません。
        ロヒンギャ族はアウンサンスーチー氏拘束に大歓声を上げているらしいですが、軍事政権となったらさらに過酷な運命になるかもなのに...。
        という事でこの話は一旦置いといて。

        日本にとってポイントはアメリカが対支那政策の為、ミャンマー軍事政権にどう対応するかによってなんでしょうねェ~。(情けないけど)
        ミャンマーが支那にこれ以上近寄らないようにしたいアメリカですから、制裁といってもお茶を濁す程度にして水面下で軍事政権とディールするつもりなのかもです。

        バイデン新大統領に期待するのはリスクが高すぎますが、支那強硬派と評される側近のブリンケン国務長官他のアジア太平洋担当高官の力が左右しそうです。
        どう動くか注視していく必要があります。

        P.S.
        大惨敗した軍部政権は総選挙で勝てる目算はあるのかな?
        本当に民主的な選挙となるのか不正選挙となるのかによりますが,,,。

  2. スーチー氏の政治的指導力には、当初から当方は疑問を持ってはいましたが。
    生き馬の目を抜く昨今の世界情勢において、引きこもっていただけのカリスマに指導力を期待する方が酷ですから。
    清濁併せのむ度量と、カリスマ性と、言う事を聞かせる発言力。最低これだけは必要でしょう。
    軍を黙らせられなかった段階で、いずれこうなる運命だったのかも……とも思ってしまいます、後知恵ですが。

    しかし、そう思うと、指導者たるにふさわしい人物って、現時点でどれくらいいるんでしょうね?
    例えばバイデンは善人なのだとは思いますが、清濁併せのむ度量には欠けて見えますし。

    • アウンサンスーチー氏の政治的手腕については、各方面から疑念を呈する声が多かったと思います。
      そりゃ、ご指摘の通り軟禁状態だったとはいえ、引きこもりには違いありません。

      ただ、その分を差し引いても、それなりに努力はされているのではないかな。
      状況的に苦戦するのは仕方が無いでしょう。それがミャンマーにとって幸福かどうかは分かりませんけどね。

      • >木霊様
        コメント返しありがとうございます。
        苦労や努力はされているのでしょうけれど、スーチー氏を含め、「いい人」あるいは「理想主義者」ではリーダーは務まらないと思うのです。
        努力の方向が、現実からかけ離れてしまいがちになるので。
        ※昨今では、理想主義の好例がオバマ氏&現欧州の首長の大半だと思ってます。
        ※現実的な最適解(非善人)の好例がトランプ氏だとも。
        ついでに言うなら、民主主義が絶対だとも思ってはおりませんし。
        軍政であっても、国民が豊かで幸福であるなら問題無いわけで。
        もっと軍部にアメを与えつつ飼い慣らす悪どさがあれば……というのが、正直な感想です。
        現実はそんなに単純な話ではないのでしょうけれど。