踏み絵を踏まされる韓国、非核化と三国首脳会談の支持表明

大韓民国

いつも通りの展開だな。

習主席 文大統領に非核化・韓中日首脳会談の支持表明

2021.01.27 12:02

中国の習近平国家主席は26日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で、「(朝鮮半島)非核化の実現は(両国の)共通の利益になる」として、「中国は文大統領を高く評価し(非核化への取り組みを)積極的に支持する」と述べた。韓国青瓦台(大統領府)高官が27日、明らかにした。

「聯合ニュース」より

一昨日のニュースで、ムン君が習近平氏と電話会談するようなニュースがあって、「あ、これ、ヤバいな」という気はしていたのだが、案の定である。

……韓国ネタにはあまり触りたくないのだが、ここのところ続いてしまっている点はご容赦願いたい。

同カテゴリーの人気記事

<同カテゴリーの人気記事>

スポンサーリンク
スポンサーリンク

非核化とは

電話待ちの日々

そもそも、アメリカ大統領就任直後のタイミングで、ムン君はワクワクしながら大統領からの電話を待っていたはずである。

韓国国防部長官 米の新任国防長官と電話会談

Write: 2021-01-25 13:35:44/Update: 2021-01-25 13:42:41

徐旭(ソ・ウク)国防部長官は24日、アメリカ新政権のオースティン国防長官と電話会談し、両国の強固な同盟関係や国防当局間の緊密な連携態勢を確認しました。 オースティン氏の国防長官就任は現地時間の22日、議会承認されていて、会談はその翌日、アメリカの要請によって行われたということです。

「KBS WORLD RADIO」より

康京和・ブリンケン電話会談の報道資料、韓国は「韓米」、米国は「韓米日」

記事入力 : 2021/01/27 21:17

韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)長官とバイデン政権の初代国務長官となるブリンケン氏が27日、電話で会談した。両長官は、韓米関係や韓半島問題、地域と世界的な事案について意見を交わした。

「朝鮮日報」より

しかし、今のところムン君のところに電話はかかってきておらず、米国防長官から韓国国防部長官へ25日に電話があったのと、米国務長官から韓国外交部長官へ27日に電話があった状況である。

菅首相、バイデン大統領と初の電話協議 五輪には触れず

2021年1月28日 16時43分

菅義偉首相は28日未明、バイデン米大統領と約30分間、電話協議を行った。大統領就任後初めての協議で、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の実現に向けて緊密に連携し、地域の課題に共に取り組んでいくことで一致した。日米豪印4カ国の協力推進についても一致した。

日本政府の説明によると、バイデン氏とアジアの首脳との電話協議は初めてという。

「朝日新聞」より

ムン君のところにもそろそろかかってくるんじゃないかな。

習近平氏の先手

そんな時にかかってきたのが冒頭のニュースで紹介したように、支那のトップ、習近平氏からの電話である。

中韓首脳、8カ月ぶりに電話協議 習近平氏に早期の訪韓を呼びかけ

毎日新聞2021年1月27日 19時26分(最終更新 1月27日 19時27分)

中国の習近平国家主席は26日夜、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と約8カ月ぶりに電話協議し、習氏の訪韓や来年の中韓国交正常化30周年に向け、両国間の調整や協力を本格化させることなどで一致した。

「毎日新聞」より

このタイミングでの支那のトップからの電話が、韓国にとって何を意味するのかは言うまでもない。支那は韓国など見ていないのである。見ているのはアメリカだ。

一方、中国政府によると、新型コロナの拡大など逆風の中でも昨年は中韓間の貿易が拡大したことについて、習氏は「中韓両国の相互補完性と巨大な潜在力を裏付けた」と指摘。「国際的課題について韓国と協調し、多国間主義と自由貿易を守っていきたい」と述べ、地域的な包括的経済連携(RCEP)の早期発効や日中韓3カ国による自由貿易協定(FTA)に関する交渉加速も促した。

「毎日新聞”中韓首脳、8カ月ぶりに電話協議 習近平氏に早期の訪韓を呼びかけ”」より

なかなか露骨な電話だが、その内容は地域的な包括的経済連携(RCEP)を推進するために韓国を取り込み、更にこれを確実なものにする為の日中韓3カ国による自由貿易協定(FTA)締結だ。

笑ってしまう話だが、支那も韓国も協定や連携など「クソ食らえ」と思っている口だ。その約束は相手に守らせるもので自分は守る気はさらさらない。

つまり、この電話は、支那から韓国に対して、日米同盟を破壊しろという指令なのである。

もちろん、米韓同盟など既に存在しないも同然である。故に、「(朝鮮半島)非核化の実現」とは、「在韓米軍撤退させろ」という意味に解釈して間違いない。割と露骨である。

非核化と撤退

そもそも在韓米軍が韓国に駐留している目的は、朝鮮戦争の再発防止などではない。既に真っ赤に染まっている韓国が北朝鮮に呑み込まれる事を防ぐ楔の意味で駐留しているのである。

こうした解釈をしているのは、何もこのブログだけではない。

同盟の危機−米韓同盟は継続できるか【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】

2021年1月28日10:14 午前UPDATED

米韓同盟は1950年に勃発した朝鮮戦争休戦協定後の1954年に発効した「米韓相互防衛条約」(米韓条約)を基礎としている。全部で六条の短い条約である。1951年に締結された「日米安全保障条約」(旧日米安保条約)を下敷きとして策定された。旧日米安保が日本国内における内乱や騒擾の鎮圧を米軍の任務としていることから1960年に新たな条約として制定(新安保条約)されたのに対し、米韓条約は制定以来改訂されていない。

米韓条約と旧日米安保条約点は、日韓の政府が米国に軍の駐留を依頼し、これを米国が認めるという点が共通している。新安保条約では、「米国は極東における平和及び安全の維持に寄与するために、米国軍隊を日本の施設、区域を使用することが許される」と規定されている。条文を解釈する限り、在日米軍は米国自身が必要と認め駐留しているのに対し、在韓米軍は韓国の依頼に基づき駐留しているのである。在韓米軍の撤退について、米国識者が「相手が望んでいないのにいる必要はない」と主張する根源はここにある。

「ロイター」より

ロイターの記事ではあるが、米韓ミサイル協定の存在を指摘して、日本との同名との違いを分析している。そして、韓国が在韓米軍の撤退を望んでいることを挙げ、THAAD配備が遅れていることにも言及している。

韓国内において、在韓米軍の行動は韓国政府によって足枷をされている状態にあり、韓国の対応はアメリカから不信を持たれる原因を作っている。そして、少なくともムン君が大統領でいる間は、この状況は改善しないとアメリカは見ている。

バイデン氏はアジア情勢に関して積極的ではないし、親支那派である。しかしアメリカ国民から「親支那派の疑い」を持たれているので、あからさまな政策を推進することはできない。そこで韓国が望んでいるのであれば在韓米軍を撤退させますよ、と来るワケだ。支那としてもその方が都合が良いからね。

何故なら、支那にとっては韓国にアメリカ軍がいて、そこから核ミサイルを撃ち込まれるリスクがある。その事が支那の行動を妨げている認識があるため、どうあっても朝鮮半島から核を無くしたいのだ。逆に、核兵器を持っていないアメリカ軍など、支那にとっては大した脅威ではない。

また、北朝鮮が支那の思うとおりにならない事の原因になっていて、その事も支那が朝鮮半島の非核化を口にする理由だ。核兵器さえなくなれば、万が一の可能性もなくなって、思う様に朝鮮半島を蹂躙できる。支那皇帝の習近平氏がその様に考えている事は、疑う余地はない。領土拡大こそ、習近平氏の力の誇示に他ならず、「支那の夢」そのものなのだから。

日中韓首脳会談の開催

習近平氏は日本に来たい(期待)

さて、もう一つの日中韓首脳会談なのだが、これは習近平氏の国賓待遇での日本訪問が棚上げになっていることと関係が深い。

支那にとって、六四天安門事件(1989年6月4日)によって大きく損なった国際的信用を、日本の天皇皇后夫妻が支那を訪問(平成4年:1992年10月)したことが切っ掛けとなって回復できた成功体験が忘れられない。

今、アメリカによってジェノサイドが認定されてしまっている。

米国務長官 “中国政府 ウイグル族らへ「ジェノサイド」”

2021年1月20日 20時35分

アメリカのポンペイオ国務長官は、中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル族ら少数民族に対して、強c制的な収容を大規模に行っているなどと指摘し、民族などの集団に破壊する意図を持って危害を加えるいわゆる「ジェノサイド」と認定したと発表しました。

「NHKニュース」より

米国務長官 ウイグル族“中国政府がジェノサイド”と表明

2021年1月28日 12時28分

アメリカのブリンケン国務長官は就任後初めて記者会見し、中国と気候変動問題などで協力を模索する考えを示す一方、ウイグル族らに対する中国政府の行為についていわゆる「ジェノサイド」にあたるとの認識を改めて表明し、人権問題には厳しく対応する姿勢を強調しました。

「NHKニュース」より

これはトランプ政権の置き土産なのだが、バイデン氏にとっても「人権」の旗を掲げている以上は、この方針を転換出来なかったようで、早速これを踏襲した。

「中国がウイグル人らにジェノサイド」、米上院に決議案提出

2020年10月28日 11:08 

米共和・民主両党の上院議員は27日、中国がウイグル人をはじめとするチュルク語系少数民族に対するジェノサイド(大量虐殺)を行っていると宣言する決議案を提出した。

「AFP」より

去年の10月には上院に共和党、民主党の両党で議決案提出している事を考えても、これは当然の流れである。

つまり、構図的には天安門再びというわけだ。もちろん、諸外国もこの流れに逆らうことは難しい。

日本はその時……

しかし、日本はちょっと躊躇しているようだ。

政府、中国のウイグル弾圧を「ジェノサイドとは認めず」 米国務省認定と相違

毎日新聞2021年1月26日 17時11分(最終更新 1月26日 18時11分)

米国務省が中国による新疆ウイグル自治区での行動を「ジェノサイド(大量虐殺)」と認定したことを巡り、外務省の担当者は26日の自民党外交部会で「日本として『ジェノサイド』とは認めていない」との認識を示した。出席した自民党議員からは「日本の姿勢は弱い」などの指摘が相次いだが、外務省側は「人権問題で後ろ向きという批判は当たらない。関係国と連携しながら対応していく」と理解を求めた。

「毎日新聞」より

このニュース、実は毎日新聞ソースで他の新聞は少し距離を置いているトバシネタ的な扱いになっている。ただ、政府内でそういう空気があるのは事実のようで。

参議院外交防衛委員会の委員長を務めている佐藤正久氏がこの様にtweetしている。自民党も動きは遅いのだが、流石にここで「アメリカとは違う道を行く」と表明する事は明らかな間違いだ。

菅義偉首相は28日未明、バイデン米大統領と約30分間、電話協議を行った。大統領就任後初めての協議で、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の実現に向けて緊密に連携し、地域の課題に共に取り組んでいくことで一致した。

「毎日新聞”中韓首脳、8カ月ぶりに電話協議 習近平氏に早期の訪韓を呼びかけ”」より

これ、上でも引用しているけれど、首相の菅義偉氏も方向性はぶれていないことを示していて、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)構想が日本、アメリカ。オーストラリア、インドの4カ国で形成するクワッドに直結し、支那包囲網となることは、既定路線である。

少なくともそこを踏み外す積もりはないということだ。どうにも菅義偉政権は対外アピールが下手くそらしく、やっている事が評価されにくい状況にはあるのだけれど、今のところそれ程心配することは無さそうである。

つまり、今のところは支那との緊密な連携というのは、日本にとっても口だけという事になっている。だからこそ、習近平氏は日本に国賓待遇で招待され、そのお返しに日本の元首である天皇陛下に支那を訪れて貰って、再び国際的な地位の回復を図りたいのである。

まあ、言ってみれば韓国はダシに使われているのだ。

韓国は経済面でより支那頼みに

さて、では韓国がその様な扱いを受けて平気か?というと、もともと韓国は支那の属国であった。そして未だに小中華思想が浸透しているので、支那に傅くことに抵抗はない。

韓国、20年の半導体輸出6%増  オンライン生活浸透で

2021年1月1日 16:00

韓国政府が1日発表した2020年の貿易統計(速報値)によると、半導体の輸出額が991億㌦(約10兆円)と19年比6%増えた。ビデオ会議や遠隔授業の普及で幅広いIT製品の需要が増えた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で車や鉄鋼、化学などの主力産業は低迷し、輸出全体では前年比5%減の5128億㌦だった。

~~略~~

輸出先の国・地域別では、最大の貿易相手国である中国向けが3%減の1325億㌦だった。米国は1%増の741億㌦、欧州連合(EU)は1%減の521億㌦、東南アジア諸国連合(ASEAN)は6%減の890億㌦だった。日本向けは12%減の250億㌦だった。

「日本経済新聞」より

そして、貿易面において韓国にとっての最大の輸出国である支那との関係は、支那向け輸出が減退しているところで苦しんでいる。

韓国の国是として、反日路線を突き進むのがムン君の方針であるからして、日本に頭を下げるくらいなら支那に頭を下げるだろう。事実、既に習近平氏との電話会談を実現したことで、アメリカへの牽制をしている。

アメリカに対して、「日本より韓国を大切にしなければ支那に靡いちゃうニダ」というメッセージを送っているわけだ。まあ、間違ったメッセージだけどね。

アメリカにも売り込みたい

そして、韓国にとってアメリカと支那との間の貿易が冷え込んでいることは、「良い面」もあるのだ。サムスン最大の敵であったファーウェイがアメリカで目の敵にされているため、そこに是非とも食い込みたいのである。

更に言えば、バイデン政権が電気自動車に力を入れ始めた事も「好機」と捉えている様だ。

米アップルが開発と噂の「Apple Car」韓国ヒュンダイが生産? トヨタなど日本メーカーの可能性は?

1/14(木) 9:10配信

2021年の年明け早々「アップルのEV(電気自動車)を韓国ヒュンダイが生産する」というニュースが世界を駆け巡りました。

~~略~~

アップルとしてはEVについても自社生産工場を建設せず、iPhoneなど既存商品と同様に生産の外注先を探すという図式を考えると、今回のヒュンダイとの連携の“噂”に真実味があります。

「yahooニュース」より

このニュース、飛ばしだったという扱いになっているが、事実無根という事ではないだろう。少なくとも電気自動車をアメリカに売り込みたいという意気込みは本物のハズ。

「中国信じられない、東進せよ」…韓国大企業で熱い「バイ・アメリカ」

2021.01.27 08:23

最近韓国企業の海外投資が太平洋東側の米国に集まっている。特に年末から20大企業を中心に米国内直接投資が目に見えて増えている。投資規模も熱い。兆単位の投資にも迷いがない。

「中央日報」より

つまるところ、経済的な利益を最大限にしたいが為に、相変わらずアメリカにも支那にもいい顔をしたいのが、相変わらずな韓国の思惑なのである。

そのために支那側に軸足を移しつつ、アメリカ側をチラチラ見るという感じになっちゃった。構図としては、支那も韓国もアメリカの方をチラチラ見ているというキモチワルイ構図になっている。

そのために日本を動かそうと言う点で、支那と韓国は合意したわけだ。

新型コロナウイルスの対応を巡っては、両首脳は双方の防疫協力が効果的だったと評価。習主席は「文大統領の北東アジア防疫保健協力体の構想を支持する」と表明した。また、来月の韓国のコロナワクチン接種開始に触れ、「ワクチン接種がグローバル防疫に重要な役割を果たすことを望む」と述べた。

「聯合ニュース”習主席 文大統領に非核化・韓中日首脳会談の支持表明”」より

尤も、韓国としては支那に「弱味」を握られたのだろうけれど。ワクチンの確保ができなかったので、支那に泣きついたのではないかな?と、僕は考えている。そこは不幸だったかも知れないが、現実的にはその尻ぬぐいが目下の課題で、日本よりも早いワクチン接種をどうしても実現しなければならない。

そんな内情を支那に利用されちゃったんじゃないかなー、というのが個人的な感想だ。

いやはや、どちらにも近寄りたくないね。

コメント