【またか】インドネシアは在来線高速化にも支那を招聘

アジアニュース

もはやインドネシアと関わるの止めたらどうかね。

日本協力の在来線高速化にインドネシアが中国招請

2021.1.21(木)

~~略~~

地元報道によると、1月12日にインドネシア訪問中の中国・王毅外相とルフト・パンジャイタン調整相(海事・投資担当)が会談。その中で、ジャカルタ―バンドン間の「高速鉄道計画」を、バンドンからさらに延伸してジャカルタ―スラバヤを結ぶ「高速化計画」につなげ、途中から一体化する構想への財政面での参加・支援をインドネシア側から中国に求めたのだという。

「JB press」より

いやはや、だ。

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ふざけた態度のインドネシア

高速鉄道に纏わる裏切り

最初にこの話題に触れたのは、この前のブログであった。よって、このブログで改めて纏めた記事は、こちらになる。

インドネシア高速鉄道の受注を巡って、日本と支那が争い、日本が負けたという話となる。表向きは、だが。

実際には、このインドネシアの高速鉄道受注にあたっては、既に日本が受注する前提で7年かけて現地調査を行い、見積もりを出して、受注するハズだったシロモノだった。ところが、調査が終わって計画詳細と共に見積もりを提出した後、支那にその情報が丸々漏洩して、それより遙かに安い価格で入札した支那が横からこの計画を持っていったというのが実情である。

それも、見積もりが二つ並んだ状況で、日本側が文句を言うと、インドネシアは「やっぱり高速鉄道ではなく、中速か低速くらいの鉄道で良い。計画を見直す」と一旦この計画を凍結し、時間稼ぎをした上で、やっぱり計画を再開するとして、入札を実施。インドネシア側の事情は支那に筒抜けだったので、事実上インドネシアは支那と握っていたというものだった。

これが2015年9月の話である。

支那はこの計画を受注した時に、2018年に運行開始できると豪語していたが、現時点でも完成しておらず、完成は2021年であると言われている。

一応、時系列を箇条書きにしたモノがあるので紹介しておく。

  • 2008年 日本、インドネシアに対して新幹線の輸出を働きかける
  • 2009年 インドネシアでジャカルタ – スラバヤ間730kmを走る高速鉄道計画が持ち上がり、現地調査開始
  • 2014年1月 詳細な事業化調査の開始
  • 2014年10月20日 ジョコ・ウィドド氏、大統領に
  • 2015年1月 ジョコ政権、高速鉄道計画の中止表明
  • 2015年3月 支那、インドネシア高速鉄道計画の受注競争に参加を表明
  • 2015年3月22日~25日 ジョコ氏、訪日し安倍氏と会談
  • 2015年3月26日 ジョコ氏、支那訪問
  • 2015年4月 支那、インドネシア高速鉄道計画の入札を表明
  • 2015年8月 支那からの技術提案と共に金額の開示あり、ただしその内容は日本案のカーボンコピー劣化版だった
  • 2015年9月3日 インドネシア、高速鉄道計画の凍結を発表し、代わりに低速鉄道計画の提案
  • 2015年9月中旬 支那、インドネシアに対して、政府財政支出や債務保証を必要としない新提案
  • 2015年9月29日 インドネシア政府、支那案を採用することを発表

いやはや。

新たな高速鉄道計画

ともあれ、支那が工事を受注し、工事は遅ればせながら進んでいったのだが、インドネシアの大統領、ジョコ氏は、新たな高速鉄道計画をぶち上げた。

ちょっと分かりにくい話なのだが、支那が受注したのは「首都ジャカルタと西ジャワ州の内陸部にある州都バンドン間約150キロを結ぶ高速鉄道計画」である。ところが、ジャカルタからスラバヤを結ぶ在来線も高速化したいという話が持ち上がっていて、これをインドネシアは日本に持ちかけた。この話、日本は疑心暗鬼になりながら、話を聞いた。

ところがその後、インドネシア政府は支那の受注分と一体化してコンソーシアムを組んだらどうか?という、非常に腹立たしい提案をしてくる。

もはやこの時点で、「ふざけるな」という話になりそうなモノである。

実際に、日本側が消極的であり、インドネシア政府としても困ってはいたようだ。

ジャカルタ―バンドンの「高速鉄道計画」をさらに延伸し、ジャカルタ―スラバヤの「高速化計画」と一体化させるという案は、昨年6月にアイルランガ調整相(経済担当)がジョコ・ウィドド大統領の意向として突如表明。このときジョコ大統領は「日本に再度参加してもらおう」との考えを持っていることも伝えられた。

「JB press”日本協力の在来線高速化にインドネシアが中国招請”」より

しかし、日本側が難色を示すのは無理も無い。そもそも日本の高速鉄道は、支那の高速鉄道と規格から技術から様々な面が異なる。

従って、在来線を高速化させるのでもかなり困難なのに、支那の高速鉄道と一体化しろというのは、かなり無理筋なのである。が、そこを理解できないのがインドネシアであったようだ。

さらに2020年には折からのコロナ禍により建設は実質的に中断に追い込まれ、工期の見直しが再度行われ、完工は2022年9月まで再び延期されている。

「JB press”日本協力の在来線高速化にインドネシアが中国招請”」より

幸いにして、支那の高速鉄道計画も終わりが見え始めているらしく、2022年9月には運行ができそうだという話になっている。

……まだこんな状況なんだけどね。

ともあれ、支那の手が空けば、次の高速鉄道もやれるね、という話に落ち着いた模様。更にここに韓国も手を挙げているというのだから、事態は混沌としている。日本としてはさっさと手を引くべきだと思うんだが。

日本としては簡単に切り捨てられない

シーレーンに関わる国

ただ、日本の防衛面で考えると、インドネシアが支那べったりになり、支那マネーに呑み込まれ、支那の一部になってしまうのは望ましくない。

インドネシアの国土は意外に広いのだが、マラッカ海峡やロンボク海峡といった日本のシーレーンにとっては欠かせない海峡に関わる国である。

日本、インドネシアと防衛協力の覚書締結へ

2015/03/22 18:30

中谷元防衛相は22日、防衛大学校の卒業式後に記者団の取材に応じ、インドネシアと23日に防衛協力の覚書を交わすことを明らかにした。南シナ海の周辺諸国との関係を強化し、中国をけん制する動きの一環。

「東洋経済」より

日本とインドネシアとは防衛協力の覚書を交わした事もあったが、実際にインドネシア国内で力を持っているのは華僑と呼ばれる人々で、支那寄りの国であると言えよう。

日本としては、この辺りの事情勘案しているので、鉄道に関しても簡単に手を引けないということなのだろう。比較的埋蔵資源も豊富であると言われているし、開発はこれからという国だけに、なかなか損切りは難しい。

かつては、日本軍がその地に足を踏み入れており、重要性は今も昔も変わらないと言うことだね。

開発支援

それ故に、インドネシアに対しては古くから開発支援をしていた。

https://www.jica.go.jp/publication/pamph/ku57pq00002iqnxw-att/indonesia_development.pdf

現在は、日本と支那との開発支援合戦という様相になっているが、日本軍がインドネシアを占領した過去があるが為に、戦後から継続的に支援をしてきたのである。

そうした環境は、或いは良くなかったのでは無いか?という気がするが、もはや手遅れである。支援を受けるのが当たり前と思われていることが、日本にとって不幸である。

ISID、ブリヂストンとAI画像診断を用いた「パラゴムノキ」の高精度病害診断技術を共同開発

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下ISID)のオープンイノベーションラボ(以下イノラボ)は株式会社ブリヂストン(以下ブリヂストン)と共同で、パラゴムノキ※1の深刻な病害である根白腐病(読み:ねしろぐされびょう)※2を診断する技術を開発し、罹病した木を高精度で見分けることに成功しました。ISIDが持つAI画像診断技術と、ブリヂストンのインドネシア農園スタッフが持つ病害判定(罹病木判定)に関する「暗黙知」を融合させた高精度病害診断技術により、根白腐病の早期発見・治療を可能とし、ゴム農園の生産性向上に貢献します。

「時事通信」より

民間企業レベルでもインドネシアに投資している企業は多い。ブリジストンもそんな会社のうちの1つだが、ブリジストンは日本の政界にも大きな影響を持つ会社である。悪名高い鳩は、ブリジストンの創業者の長女を母親に持つしね。

他にも、石油、石炭、鉄鋼など、日本の製造業に欠かせない企業がインドネシアと深い関わりを持つ。故に、そう簡単に関係を断つことは難しいのである。

困った話ではあるが、日本はインドネシアからここまでの裏切りをうけながらも、上手いこと付き合っていくしかない。悪い話ばかりではないのだが、強かな外交政策をとってくることは、念頭において付き合うしかあるまい。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    南朝鮮と並んでいい加減に距離を置いて欲しい国ですね。
    シーレーンやゴムとかの天然資源がありますから、南朝鮮を断交前提で冷たく扱う様には行かないのですが、ODEや民間含む経済協力と今回の様なインフラ計画から一歩も二歩も引いて欲しいもんです。

    政権が変わったとしても酷い汚職体質は絶対に残るでしょうし、関わってもロクな事にはなりそうもない国です。

    >比較的埋蔵資源も豊富であると言われているし、開発はこれからという国だけに、なかなか損切りは難しい。

    どんなビジネスでも損切りのタイミングは難しいのですが、様子見しながらもっと信頼できそうな東南アジア国家に資本を集中して使う知恵を働かせて欲しいですね。
    フィリピンはトップがアレですから論外として、僕はベトナム・マレーシア・タイを重点に投資したらと考えています。

    マラッカ海峡を抑えるシンガポールとの関係をより強化し、安全保障を高める事も必須じゃないかな。
    それと、対支那戦略としてミャンマーを支那から引き剥がす事ができないか...、なかなか厳しい道と思いますがぜひ考えて欲しいもんです。

    • まあ、韓国の事情とはまた異なりますので、インドネシアを一概に批難するワケにもいかないのでしょう。
      ただ、「またか」と思ったワケでして。

      国益を考えるとナカナカ難しい選択ではありますが、インドネシアとしても日本の弱味を熟知してのことでしょう。
      更に厄介なのは、支那とズブズブで、日本に調査をやらせ計画の立案までさせておいて、いざやる段階で支那に任せてしまうという姑息な手段でしょう。流石に日本も二回連続で同じ詐欺に引っかかりはしないのでしょうけれど、全く無策というわけにも行かない。難しいさじ加減ですよね。
      シンガポールとの関係もそうですが、マレーシアやインドネシアともそれなりの関係を構築する必要がありまして、痛し痒しというところなのでしょう。