バイデン大統領誕生を祝うメディアと、トランプ氏の最後の決断

北米ニュース

さて……、アメリカ民主主義の敗北の瞬間を見た気がするのは、果たして気のせいなのか。

米 バイデン次期大統領 当選確定 トランプ氏と距離置く動きも

2021年1月7日 18時52分

アメリカ大統領選挙の結果を確定する連邦議会の合同会議は、混乱による中断のあと各州の選挙人による投票結果を承認して、バイデン次期大統領の当選が正式に確定しました。議会ではトランプ大統領の支持者らによる議事堂の占拠に共和党からも非難の声が相次ぎ、ホワイトハウスの幹部らが辞任を表明するなど大統領と距離を置く動きも出ています。

「NHKニュース」より

とりあえず、議会は選挙人選挙の結果を認定したようだ。バイデン氏が306人選挙人獲得で、当選に必要な270人を超えたという訳である。

したがって、プロセスが順当に進めば、1月20日にバイデン大統領が誕生するという事になるはずだ。

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混乱の大統領選挙

暴徒が議事堂への侵入する騒ぎに

このプロセスが受け入れられる過程で、アメリカの議会では前代未聞のとんでもない状況になってしまった。

抗議デモのトランプ支持者らが米議会に侵入 女性が撃たれ死亡

2021年1月7日 10時14分

アメリカ大統領選挙の結果を確定する連邦議会の会議が開かれましたが、バイデン氏の当選に反発するトランプ大統領の支持者が一時、議事堂に侵入して審議が中断する事態となり、混乱の中、女性1人が銃で撃たれて死亡しました。その後、デモ隊は議事堂から排除され、ペロシ下院議長は6日夜にも審議を再開する見通しを示しました。

「NHKニュース」より

もはや嘘つきメディアに成り下がってしまったNHKだが、こんな報道をしていた。

事実は、連邦議会の議事堂にデモ隊の一部が侵入して、一時占拠してしまった事と、その中で女性1人が銃で撃たれて即死。議事堂周辺で3人が重体となり、死亡が確認され、50人以上の暴徒が逮捕されたという事である。

一見、報道内容と同じ事を書いているように見えるが、議事堂内に侵入した暴徒や死亡した犠牲者がトランプ支持者であったことは確認されていない。

蛮族が議事堂内に侵入した様子が紹介されているが、これがトランプ支持者であったかどうかは定かでは無い。(注:後にトランプ支持の元軍人であることが明らかになっている)

相変わらず様々な憶測が飛び交っているのだけれど、twitterは魔窟だな。

トランプ氏、撤収を呼びかける

そして、報道ではトランプ氏が暴動を唆したような事が書かれているようだが、こんな一幕も。

トランプ大統領は日本時間の7日午前6時半ごろ、ホワイトハウスで撮影したと見られる1分ほどの動画をツイッターに投稿し「皆さんの痛みはわかる。選挙はわれわれから盗まれた。われわれが大きく勝ったのは相手側がよくわかっている。だが、いまは家に戻るべきだ。そして、平和と法と秩序が必要だ」とデモ隊に撤収を呼びかけました。

「NHKニュース”抗議デモのトランプ支持者らが米議会に侵入 女性が撃たれ死亡”」

twitterで議事堂への突入を唆したとして、トランプ氏のアカウントが凍結されたという話もあったようだが、何が本当なのやら。

TwitterとFacebook、トランプ氏のアカウントを凍結

2021年1月7日 10:05 (2021年1月7日 12:13更新)

米ツイッターと米フェイスブックは6日、規約違反があったとして、トランプ米大統領のアカウントを一時的にロック(凍結)したと明らかにした。ツイッターは今後も違反が続いた場合にはアカウントを永久に停止する考えを示した。

問題となった投稿は現時点では閲覧できない状態になっているが、米メディアによるとトランプ氏は6日、米連邦議会議事堂に集まった同氏の支持者らを称賛するツイートなどを投稿していた。一連の投稿が6日に首都ワシントンで発生した支持者らによる暴動をあおったおそれがある。

「日本経済新聞」より

6日にロックされて7日にロックが解除されてから撤収を呼びかけたと言う解釈はできるが、今は内容が確認出来ないようになっているために、何が起こったのやら。

あ、良く記事を読んだら、ちょいちょい「側近がtwitterに投稿」とかあるね。本人が投稿しなくてもtwitterに本人の発言が出回るのはそういう事なのかな。

闘いの始まりに過ぎない

ともあれ、トランプ氏は「秩序だった政権移行」を口にしている。

バイデン次期大統領の当選が連邦議会で確定したあと、ホワイトハウスの高官で大統領の側近のスカビノ氏は、ツイッターにトランプ大統領の声明を投稿しました。

声明では「選挙結果にはまったく同意できず、私が正しいが、今月20日には秩序だった政権移行が行われるだろう。私は合法な票だけが集計されるまで闘い続けると常に言ってきた。これは大統領の歴史上、最も偉大な1期目の終わりを示す一方、アメリカを再び偉大にするわれわれの闘いの始まりにすぎない」としています。

「NHKニュース”米 バイデン次期大統領 当選確定 トランプ氏と距離置く動きも”」より

この結果、混乱の中で行われた2020年大統領選挙はここで幕引きが為されることが決まったわけだが、選挙結果に対して規則に則って盤面を引っ繰り返す機会は失われても、選挙そのものに疑いがある点はクリアにされなかった事実は残った。

結局、アメリカの裁判制度も選挙に不正の存在は認めたが、結果を覆すほどの内容であることは認めなかったので、トランプ氏の法廷闘争の道は費えた。一方で、アメリカの選挙制度そのものの信頼も大きく毀損してしまう結果となった。

ここを後に突き崩していくという可能性はもちろんあるわけだが……、本日22時にトランプ氏が何らかの発表を行うという報道もあるので、さて、本当にこのままバイデン大統領が誕生するのかは、よく分からない。

メディアスクラムは目に余る

しかし、今回の事で本当に民主主義に対する深刻な危機が露呈してしまった。

ツイッター トランプ大統領のアカウント12時間停止 規定違反で

2021年1月7日 17時13分

アメリカの連邦議会で起きた混乱をめぐって、ツイッターは、選挙の不正を主張するなどしたトランプ大統領の投稿が規定に違反するとして、大統領のアカウントを12時間停止するとともに、今後も違反が続けば、永久にアカウントを止める方針を明らかにしました。

「NHKニュース」より

日本のメディアの腐敗っぷりもなかなかだが、アメリカはSNSもこんな調子で、検索エンジンGoogleですら何らかのアルゴリズムを組んで、今回の不正選挙に関する情報を隠蔽し、YouTubeもその関連に言及すると動画削除されてしまう。

メディアがスクラムを組んで真実から目を背けてしまったら、その事は真実ではなくなってしまうという恐ろしい現実がここにある。

いや、不正選挙などは実は存在せず、トランプ氏が見苦しく足掻いていたのだという理解ももちろんできるのだが……、それが事実というには余りにもおかしな話がありすぎる。

今まで様々な陰謀論がSNSを始めとしたネットメディアに氾濫していたが野放しだったではないか。それなのにこの件と、支那に対する言及があると途端におかしな事になるのである。

何でもかんでも「言論の自由」と結びつける積もりは無いが、ネットメディアまで言論統制を始めてしまったら、一体、真実というヤツはどこに行ってしまうのだろうか?

日本の目指すべき道

トランプ氏の決断は秩序ある政権移行ということのようだが、敗北した民主主義の前に日本は一体どうしたら良いのだろう??

……と、記事を書いていたら心配になってしまったのだが、ふと我に返った。

そもそもである。

唯一の同盟国であるアメリカの状況を見て、一挙手一投足に右往左往、心配をしているというのは日本人としてオカシイのだ。確かにアメリカ民主主義は死の危機に立っているかも知れない。だが、それはアメリカの事情なのだ。

日本人が、右翼も左翼もアメリカ大統領選挙の結果を心配するのは、そもそも日本という国が自らの足で立っていないからに他ならない。

日本が経済的にも軍事的にも最強の国アメリカ一国に頼ってしまっているが故に、アメリカの存亡を心配してしまうのだが、自らの足で立てるように体制を整えることの方が先決なのだ。

もちろん直ぐに、などという話は現実的では無くて、今回の事で日本は大きな濁流に呑み込まれることになるかも知れない。ただ、自らの足で立つこと、即ち国防の指針をアメリカ一国に依拠する体制を改め、経済的にも多角化を図ってアメリカが沈んだ時にもダメコンができるような体制を作る事こそが大切なのである。

そう言えば、トランプ氏の方針も日本の防衛は自立しろという方向性であったように思われる。武漢ウイルスで右往左往する菅義偉政権政権には失望してしまったが、国民全員が日本という国を自立させるための努力が必要であることを自覚すべきなのだと思う。

憲法改正にしても、その一歩なのだと思う訳で、政治家には「しっかりしろ」とメッセージを送るべきである。

コメント

  1. 日本が本当に自立するためには、憲法改正に対する議論と理解が必要、核保有に対しても思想を除外した議論が必要。
    アメリカに“おんぶにだっこ”出来た時代(お金は払ってたけど)とは今は違う。
    もう世界に警察はいないのだから、自国で防衛する軍事力が必要なのは普通に考えれば理解できるはず。

    なのに議論すら出来ていない現状…

    • そうですね。
      議論はしていかなければなりません。
      何時までも護憲というわけにはいかないです。

  2. 数々の疑惑選挙結果を置いといてもメディア(SNS含む)トランプ氏叩きは、度を越して異常で目に余りますね。

    僕はどんな選挙結果でも基本新トップにはまずはお手並み拝見という考えなんですが、バイデン氏への不安要素はかなりヤバイと思っています。(特に日本の安全保障案件とか考えると鳩ポッポ並みのヤバさかな)

    木霊さんご指摘通りSNS大手すらこぞってトランプ氏をあからさまにパージする構図こそが、本当に自由主義を守るべき基本とした民主的な危機を危険に晒していると、懸念な兆候じゃないかなと非常に危惧しています。
    疑惑だらけの選挙結果はもちろん、元から背後に支那の策略の臭いがプンプンですし、アメリカすら自由主義が乗っ取られる寸前なのかも...。

    しかし、支那にここまで侵略を許したのならアメリカ社会の自業自得であり、日本の内実はもっと酷い状況でしょうから他人事じゃない。
    本当に危機管理を持つ人材輩出が日本の政治家に今こそ望まれます。

    • トランプ叩きは更に加速して、ネットから完全に遮断された感じですね。
      あそこまでやるのか?
      一企業の私権は、あそこまで拡大して良いのか?と、疑問は尽きません。
      ただ……、これはチャンスでもあると思います。プラットフォームが信じられないという世界になりましたから、「信頼できるプラットフォーム」を台頭させる機会になると思います。その能力が日本企業にあるかどうかは怪しいのですが、是非ともやるべきだと思いますよ。
      ただ、官主導は何時も碌な事になりませんよね。

  3. 秩序ある政権移行・・これは、売電への移行ではないのかも。
    1月13日の演説で、アメリカ合衆国史上には全くなかった
    新しい政権となりますとの発言。
    反乱法に基づいた一時的な軍事政権かも・・。
    今日明日に施行なければ、売電確定か。
    トランプさんでも、売電さんでも、今のガースー2Fじゃ、
    対等に渡り合う事は難しいかしら。岸田にK賀のけじめを
    つけさせ、神輿に乗せて、3派閥+ノビテルで担げばいい。

    • トランプ氏の発言が憶測を生んでいるのは事実です。
      今や様々な憶測が飛び交っていて、アメリカもかなり混乱している状況です。特にネットからトランプ氏を追い出すやり方は、とても理性的だとは思えない。
      どうあれ、未だに大統領という立場にいる人間なのに、その立場を貶めて、韓国でやられるように大統領退任後に犯罪者として訴追する準備でもしているかのようです。

      ガースー2Fラインでの国家防衛、国家運営は確かに不安要素が大きいのですが、岸田氏もなぁ……。
      軽い神輿とはいえ、外交は安倍氏にお願いしたいし、官房長官は菅義偉氏にお願いしたいし、そうなると、岸田氏を神輿に担ぐ意味は一体何なのか?と考えてしまいますね。