海外からの感染者を締め出すべきだ

政策

今日はもう、タイトルだけで話は終わっている。ただ、随分と感情論が入っていて、海外からの感染者を止めたところで、現在の状況が改善する見込みは無いとは思う。だが、それでも止めるべきなんじゃ無いかな。

【速報】空港検疫で新たに28人感染確認、過去最多

12月21日 18時34分

 厚生労働省によりますと、海外から空港に到着した際の検疫で新型コロナウイルスの陽性が確認されたのは28人でした。一日に発表された検疫での陽性者数としては過去最多です。

「TBS NEWS」より

菅義偉政権は一体何を考えているのだろうか。

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医療崩壊と旅行者

医療崩壊?

さて、各地の病院から悲鳴が上がっている。

広島「医療崩壊始まっている」と医師会、京都の14病院は「現場逼迫」と緊急声明

2020/12/19 13:26

京都大病院、京都府立医大病院など府内で新型コロナウイルスの重症患者の入院治療を担う14病院が18日、「医療現場が逼迫ひっぱくしつつあり、医療崩壊につながりかねない」とする緊急声明を発表した。

「讀賣新聞」より

広島でも声があがったが、東京都でも。

東京都 医療崩壊回避へ今より1000床多い病床の確保急ぐ

2020年12月18日 4時34分

東京都内の新型コロナウイルスの感染拡大と医療提供体制のひっ迫を受けて都は、感染しても基礎疾患のない70歳未満の高齢者には宿泊施設での療養を促すことに加えて、今よりも1000床多い病床の確保を急ぎ、医療崩壊を回避したい考えです。

「NHKニュース」より

医療現場から声があがったのは事実である。しかし、このニュースは「病床数の確保」というところに問題があって、武漢肺炎の重症患者がベッドを占有してしまっているので、通常の医療が行えないという悲痛な叫びである。

しかし、対策病床使用率は5割程度となっている。足りないのはスタッフで、受け入れ体制が整わないために病床を100%まで利用できないというのが問題の根底にあると思われる。

つまり……、足りないのはベッド数では無いため、病床使用率だけで実態が把握しづらいという事になる。

そして、病床数も人員的にも余裕がある地域はあるのだけれども、隣接する県では医療法開状態にあるなどという事になっているという事は、これは隣県に病人を移送するなどのオペレーションができないということになる。

空港検疫で引っかかる旅行者達

ところで、空港検疫では20日にも感染者が引っかかっている。

海外から到着の25人感染

12/20(日) 18:08配

厚生労働省は20日、海外から成田と羽田、中部、関西の4空港に到着した男女25人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。

「yahooニュース」より

21日には28人と、これはどうなっているのやら。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年12月20日版)

厚生労働省の数字だと、空港検疫でこれだけの人が陽性になっていると。

(2)空港検疫に係る発生状況 空港検疫での陽性者の国籍内訳:

(3月)日本国籍60名、外国籍6名。合計66名。
(4月)日本国籍68名、外国籍12名。合計80名。
(5月)日本国籍19名、外国籍26名。合計45名。
(6月)日本国籍31名、外国籍93名。合計124名。
(7月)日本国籍58名、外国籍219名。合計277名。
(8月)日本国籍77名、外国籍120名。合計197名。
(9月)日本国籍69名、外国籍104名。合計173名。
(10月)日本国籍75名、外国籍142名。合計217名。
(11月)日本国籍128名、外国籍225名。合計353名。

「厚生労働省」より

とても不思議な事だが、空港での日本国籍の感染者、外国籍の感染者はどんどん増えているのである。……これって、どうして止められないんだろうか。

こんなもの、政治判断だろうに。

突然変異体

ちなみに、こんなニュースもあった。

WHO、コロナ変異種への対応について協議へ=高官

2020年12月22日6:45 午後

世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は22日、感染力の高い新型コロナウイルスの変異種への対応についてWHO内で協議すると述べた。

会合の具体的な日程については明らかにしなかった。

クルーゲ氏はツイッターに「(感染)拡大を抑制するため、より明確な情報が得られるまで旅行を制限することが賢明だ」と投稿し、予防策の強化を促した。「必要不可欠な商品のサプライチェーンと必要な移動は維持すべき」とも指摘した。

「ロイター」より

突然変異体が日本から海外に出て行くリスクも、海外から日本に入ってくるリスクもある。

もちろん、経済を回していかねばならないということは理解できるが、今、国内の状況が悪化しており、外国でも感染が拡大しているのに、何故、旅行はOKにしてしまうのか。

ビジネス限定で受け入れているとはいえ、本当にビジネス目的かどうかをチェックしているわけでは無く、自己申告制でやっているだけである。控えめにいってもザルだ。

そして、かなりの数の陽性者が空港の検疫で引っかかっていることを考えると、そのままお帰り戴いていると言う訳ではないだろうから、日本の病院の逼迫状況を考えても整合性がとれないように思う。菅義偉政権は、これを国民にしっかり説明できるのだろうか?

国民に安心感を

正直、僕は、武漢ウイルスの蔓延は、検査態勢の変化も影響しているのだと考えている。人々が安心感を得るために民間のPCR検査をやる。

東京駅前の1980円PCR検査、開業2日で移転へ 申し込み殺到、「密」回避へ

2020年12月12日 11時01分

新型コロナウイルスのPCR検査が1回1980円(税込み)で受けられるJR東京駅近くの民間検査施設が、オープンから2日で移転を決めたことがわかった。申し込みが殺到し、「密」を避けるため、より広い場所に移る。14日からの再開を目指している。施設の運営会社は「こちらの想定を大幅に上回る問い合わせが来ている。より安心、安全に検査をできる態勢を整えたい」と話している。

「東京新聞」より

このニュースは割とふざけたニュースだと思うのだけれど、このPCR検査というのは「独自のPCR検査法」を利用しているのだというが、通常は1時間程度の検査時間を要するのに、ここの検査は3分で結果が出るのだとか。

さて、ではこの検査の結果は果たして信用出来るのだろうか?ここの検査で陽性が出た場合、保健所に電話連絡したら、改めてしっかりとした検査をして貰えるのか?或いは、ここの検査の結果を医療関係者がどのように判断するのだろうか。

ここの検査の結果は、果たして現在、国が把握している数字に反映されているのだろうか?

そうした事を考えていくと、検査するだけ無駄なのでは?と、の疑念が出てくる。この検査で本当に信頼ができる結果が得られるのであれば、時間のかかる検査など止めて、この検査だけで済むことになる。しかし、そうはなっていないことの意味をしっかり考えるべきだろう。

結局この検査、国民が自らが「安心を買う」それだけの目的で行うもので、それだけ国民は不安に感じていると言える。ところが、現政権は国民に対して、どのように武漢ウイルスと戦っていくのかという明確なメッセージが打ち出せていない。いや、少なくとも伝わっていないんじゃ無いのかな。

「勝負の3週間?」なんじゃそら。

結局、敗北したけれども、これって誰が責任とるのよ。

そりゃ、支持率も落ちますわ。

もちろん、菅義偉氏が本当にやりたいことは別にあって、そのために努力しているのだろう事は、理解できる部分もある。しかし……、上手いこといっているようには見えないんだよねぇ。メディアも完全に敵に回っているようだし。

ここは、前面に打ち出して政権運営されているかも知れないが、国民には伝わっていない可能性が高い。実は、政府はメディア対策こそ、見直すべきなのかもしれない。そして、国民の納得感を得るために、海外からの渡航はストップすべきなんじゃないかな。GoToトラベル止めるよりも、もっと優先して止めるべきものがあると思うんだけど。いや、少なくとも14日の待機は強制力を行使して義務づけるべきでは無いか。

だって、海外からの旅行客に貴重な病床を占有されたとしたら、それこそバカみたいな話だと、国民は感じるんじゃ無いのかな。

コメント

  1. 最後の部分がすべてですね。
    「よっぽどマスコミにとって都合が悪いんだな」と思える叩き方(叩くために叩く)と思える部分もありますが、官房長官時代に比べて本人の露出が少ないというか、出方が悪いと思えます。
    菅政権の官房長官は?……となると、実際、名前が出てこない人も多いんじゃないかな?

    さて、新型肺炎に関しては変異種の話も出てますし、海外からの流入を止めるべきという意見に関しては同意です。
    航空会社はさらに苦境に陥りますが、まぁ、多少の淘汰はこの際やむを得ないでしょう。
    LCCとか明らかに増えすぎでしたし。

    • 日本政府は効果的な広報の方法を考えた方が良いと思います。

      海外からの旅行者に関して、止められない理由は航空会社なんですかね。確かに苦境に陥っているとは思いますが、どこを救うのか?ということはしっかり考えるべきでしょう。
      航空会社の方はお金で解決する可能性がありますが、医療崩壊はお金で解決出来ないですからね。
      困ったものです。