アメリカ大統領選挙と民主主義の敗北

北米ニュース

選挙人投票の結果が出て、バイデン氏が選ばれたという。

バイデン氏、過半数の選挙人を獲得 「民主主義の勝利」

2020年12月15日 10時14分

米大統領選で、各州などに割り当てられた「選挙人」(計538人)による投票が14日、一斉に行われた。民主党のジョー・バイデン前副大統領(78)が過半数(270人)を上回る選挙人を獲得し、勝利が事実上確定した。これに伴い、共和党のトランプ大統領(74)は敗北する。

「朝日新聞」より

12月14日に投票が行われて、その結果が出るのは1月6日で、その時点で正式に確定する。従って、未だトランプ氏が敗北したことは確定していないのだが、このままであれば敗北は確定するだろうと報じられている。

スポンサーリンク

システムに欠陥あり

裏切りは発生しなかった?

選挙人投票において、306人の選挙人を獲得したバイデン氏に対して、トランプ氏が獲得できた選挙人の数は232人であった。選挙人は通常であれば一般有権者投票の結果を受けた投票を行う。

しかし、バイデン氏側が獲得した選挙人であってもトランプ氏に投票することは理論的には可能だ。そして、その可能性は少なくないと言うが、こういった「裏切り」を行うことは、選挙人としての的確を疑われる結果になりかねず、通常であれば獲得した選挙人の数が、直接的に大統領選挙の結果に結びつくという。

そして、アメリカの歴史の中で、選挙人の裏切りによって結果が覆ったことは一度としてない。

こうした歴史を踏まえれば、選挙人の数の差が縮まらない限りは、トランプ氏に勝ち目は無いと言われており、その目安が270人であると言われているのだ。

そんな訳で、いつも通りであればこれでバイデン氏は次期大統領に確定ということになる。

twitterなどでは、「裏切りが」という噂も流れていたが、その内容が判明するのは2021年1月6日という事になるので、信憑性は無い(というか、その日までは証拠が出てくることはないだろう)。

ドミニオン

さて、ここで引用する記事がエポックタイムス、つまり大紀元の記事の引用というところが、ちょっと困りものなのだが……。

ドミニオン調査レポート「重要記録が削除された」「エラー率68%」

2020年12月15日 23時17分

米サイバーセキュリティ会社、アライド・セキュリティ・オペレーションズ・グループ(Allied Security Operations Group)が12月14日発表した調査報告書によると、ミシガン州アントリム郡(Antrim County)で使われた投票機メーカー、ドミニオン(Dominion Voting System)の投票機の中のセキュリティおよび投票判定に関わる重要な記録情報が失われた。

「大紀元」より

この調査報告書は、実はトランプ氏の関係するチームが訴訟を起こしたという事ではないようで、それなりに信憑性があるのだろう。

12月初め、第13巡回区控訴裁判所のケビン・エルゼンハイマー(Kevin Elsenheimer)判事は、アントリム郡の投票機を調査するとの命令を下した。これを受けて、アントリム郡を提訴した原告のウィリアム・ベイリー(William Bailey)氏は、ラムスランド氏らに検証調査を依頼した。同郡の住民であるベイリー氏は11月23日、同郡の集計作業に不正行為があり、憲法に保障されている自身の権利が侵害されたとして訴訟を起こした。

エルゼンハイマー判事は14日、同報告書の一般公開を承認した。

同調査チームは、同郡の選挙管理サーバー、Dominion ImageCastシステムのコンパクトフラッシュカード、Dominion投票者支援端末で使われているメモリースティック、投票者名簿メモリースティックを調べた。

報告書によると、投票の判定記録がなくなったほか、ドミニオン投票機は、11月4日午後11時前のセキュリティ記録もなくなっている。

「大紀元”ドミニオン調査レポート「重要記録が削除された」「エラー率68%」”」より

そして、裁判所はこの調査結果を受理したと。

この記事でハッキリ分かる事は、ドミニオンはネットワークに接続されてサーバーにデータを保存するシステムを採用していること、ドミニオンにデータを入力する為にはメモリースティック(多分USBメモリ)を使う事が可能であることの2点だ。

ドミニオンには外部からの接続ができない様になっている、という事を断言される人がいたけれど、そんなことはないということは明らかだ。

そして、由々しき問題として、セキュリティ情報が無くなっている点である。もはや、この点1つだけとっても適正な選挙が行われたとは言えないだろう。

報告書は「システムは、数年前の投票判定の記録をはっきりと表示しているが、2020年大統領選挙のすべての判定記録がなくなっている。判定プロセスは、最も操作されやすい」と示した。また「記録が欠けると、集計作業の問責ができない。システムにある以前の記録は、同じ投票ソフトを使っているのに、(今回の大統領選の)記録がなくなるのは非常に疑わしい」とした。

報告書は「われわれは、2020年大統領選挙の記録が削除されたという結論を下さざるを得ない」とした。

「大紀元”ドミニオン調査レポート「重要記録が削除された」「エラー率68%」”」より

まさに民主主義の危機だろう。

エラー率は68%?

ちょっと意味が分からないのは、エラー率である。

同社の調査員は調査過程中、ドミニオンの投票機が、莫大な量の投票の裁定を拒否したのを発見した。集計スタッフは手作業で、これらの投票を裁定しなければならなかった。

「連邦選挙委員会は0.0008%のエラー率を認めているが、ドミニオン投票機のエラー率は68.5%だった。これは、今回の大統領選挙には、セキュリティの面においても、選挙の公正性においても、重大かつ致命的な過ちがあることを意味する」と報告書は指摘した。

~~略~~

同氏によると、なくなったセキュリティ記録には、ドメイン制御、認証の失敗、エラーコード、ユーザーのログインまたはログアウトの時間、インターネット接続の時間、データ転送などに関する情報が含まれる。

「大紀元”ドミニオン調査レポート「重要記録が削除された」「エラー率68%」”」より

投票機のエラー率とはいったい……??

そして、セキュリティ記録が失われ、セキュリティについて非常に重要な記録が失われているというのは、「公正な選挙」は一体何だったのか?という事である。

Report Claims Dominion Error Rate Of 68%, ‘Intentionally Designed To Create Systemic Fraud’

DECEMBER 14, 2020

The report reasons that while “the allowable election error rate established by the Federal Election Commission guidelines is of 1 in 250,000 ballots (.0008%),” they “observed an error rate of 68.05% with Dominion Voting Systems. Its findings focus on Antrim County, which saw its election results glitch and flip thousands of votes for President Trump to Joe Biden.

「The National Pulse」より

エラー率に関しては、別の報道でも扱われているので、大紀元だけの報道であるという事ではないだろう。実際に、裁判所の判断であるという事であるから、大紀元を疑ってかかる(かなり失礼な話ではあるが)としても、この報告書が出たことは事実だと考えて良いと思う。

鑑定結果では、マシン又はソフトウェアのエラーであろうとされているのだけれども、OSによるものかソフトウェアによるものかはともかく、結果が信頼できないという結論に至る点は変わらない。

そして、このエラー発生は意図的にプログラムされているようだという結論になっている。

The tabulation log for the forensic examination of the server for Antrim County from December 6, 2020consists of 15,676 individual events, of which 10,667 or 68.05% of the events were recorded errors. These errors resulted in overall tabulation errors or ballots being sent to adjudication. This high error rates proves the Dominion Voting System is flawed and does not meet state or federal election laws.

「Allied Security Operations Group」より

更に、過去のシステムに関してエラーレポートが存在して、その中身に問題は無かったということと、今回の選挙に関して、15,676件の個別のイベントで構成され、そのうち10,667件がエラーとして判定されたと。

エラーが直接的にトランプ氏勝利に繋がるものとは言わない。しかし……、ダメでしょうこんなの。

証拠は出てきたが

さて、そんな訳で、テキサス州の訴訟において、アメリカの最高裁は「証拠が無い」と却下してしまったが、証拠が出てきてしまった。

この証拠はテキサス州の訴訟に関連するかというと、アントリム群(ミシガン州)の結果であるため、関係はある。本件において新たな証拠提出は認められないが、新たな証拠に基づく新たに訴訟を起こすことは可能である。

ただ、12月14日の投票には影響を及ぼさなかったことは確実なので、選挙人の投票の結果にこの裁判の判断が影響を及ぼすことは無いだろう。

とはいえ、選挙人の選定プロセスにそもそも問題があったことが明らかになってしまったことで、今後、2020年のアメリカ大統領選挙は更に混迷を深める事になりそうである。

このままバイデン氏が大統領になってしまった場合、バイデン氏の主張する「民主主義の勝利」というのは一体何だったのか?という話になってしまう。

もはや、一般有権者投票の結果は、ドミニオンに纏わる票集計を行ったことで信用の置けないものになってしまった。そうなってくると選挙人投票の結果もまた、参考にならない。アメリカの選挙システムの信用性が失墜し、その結果生まれた大統領で、本当にアメリカは良しとするのだろうか。

急いでドミニオンシステムの点検を行い、今回の様なエラーが出ないか、ログが残っているのか、そのログを見て「問題無い」という判断ができるか否かを調べる必要があるだろう。そうでなければ、民主主義は勝利したのではなく、敗北するのでは?

追記

選挙人の重複、という話をするのを忘れていた。

トランプ氏、ミシガン州議会の共和党議員を招待 選挙結果を覆す試みか

2020.11.20 Fri posted at 10:01 JST

ランプ米大統領が19日午前、ミシガン州議会上院の共和党トップに電話をかけ、同党の議員を20日にホワイトハウスに招待する意向を伝えたことがわかった。事情に詳しい関係者が明らかにした。

「BBC」より

これは11月20日付けのBBC報道なのだが、州独自に選挙人を推薦するという謎のシステムの話がちらりと報じられていた。これは一般有権者投票の結果とは別に擁立される選挙人のことらしいのだが、本来はコレは認められないようだ。

アリゾナ、ジョージア、ネバダ、ニューメキシコ、ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンこの7州で独自の選挙人が擁立され、投票されたという情報が。本当ですかねぇ?

このtweetは門田氏のしたもので、重複した選挙人が存在するとのこと。重複した選挙人とは、州知事が認定した選挙人と、州議会が認定した選挙人が存在するという意味。この7州では共和党が多数派であるため、議会選出の選挙人はトランプ派であるとされている。

この重複が両方とも認められるか、両方とも否決されるかで話が随分と変わってくる。1月6日の時点で、この投票のどちらが有効かという点について、州ごとに連邦議会の上下院で採決される事になるらしく、上院下院で同じ結論が出れば問題無いが、異なる結論が出ると、両方が無効になったりするのだとか。

歴史的には、1960年にハワイ州で2重投票の事例があり、州議会認定の選挙人による投票が有効とされた事があるようだ。

そして、コレに影響ある話がこの署名。

トランプ氏、大統領令で選挙干渉に制裁適用へ=関係筋

2018年9月12日8:39 午前

トランプ米大統領は、情報機関の捜査により米選挙への干渉が明らかになった場合に外国の企業や個人に制裁を科す大統領令に、早ければ12日にも署名する方針だ。関係筋2人が明らかにした。

トランプ大統領は2016年米大統領選へのロシアの介入疑惑を巡るモラー特別検察官の捜査に批判的だが、米情報機関や軍、法執行機関は11月6日の中間選挙に対する外国勢力の干渉を阻止する態勢を整えている。

「ロイター」より

外国勢力からの干渉が認定されると、無効になる票が出てくる。

結局、結論は1月6日まで持ち越しらしいよ。

コメント

  1. 僕が一番関心を持っているアメリカ大統領2020年の記事UPありがとうございます。

    >いつも通りであればこれでバイデン氏は次期大統領に確定と言うことになる。

    そうですね、選挙人が確定した限りトランプ氏の敗北となるのでしょう。
    しかし、問題の根は深く不正疑惑の証拠もまだ弱いとはいえ出てきてます。
    ご指摘の様にこのままバイデン氏が新大統領となれば「民主主義の根幹を揺るがす敗北」という忌々しき事態であることは変わりません。
    バイデン氏は手放しで喜んでいる場合じゃないし、認知症の疑いという絶好の口実もあるので、民主党は苦しくなったらトカゲの尻尾切りする恐れもあると想像します。

    >急いでドミニオンシステムの点検を行い、今回の様なエラーが出ないか、ログが残っているのか、そのログを見て「問題無い」という判断ができるか否かを調べる必要があるだろう。そうでなければ、民主主義は勝利したのではなく、敗北するのでは?

    全文同意です!!

    集計システムで一番疑惑のあるドミニオンのデーター・判定記録やらセキュリティ記録喪失、さらにトンデモなエラー率のシステムなのが見えているのに、臭い物に蓋をして済ませるつもりならばアメリカ国民はもっと怒って声を上げるべきでしょう。
    まさか疑惑の証拠はトップシークレット扱いになり、50年後に公文書開示なんて今の時代では洒落にもなりませんよ。

    • 良くも悪くもアメリカの動向は日本の政治に影響がありますからねぇ。
      少なくとも、日本が自らの足で立って歩く為には、国際的にも影響力を持つ勢力のバックが必要で、支那、ロシアは選択肢としてはあり得ず、そうなるとアメリカしか無いわけです。落ち目のヨーロッパや、決定力に欠けるオーストラリアやインドだけではなんとも。
      そこへ来て、風見鶏のようなバイデン政権が誕生してしまうと、もはや絶望的な状況に。

      ……笑えませんねぇ。