がっかりの茂木外交

外交

がっかりだよ!

日中ビジネス往来、月内再開 茂木氏、尖閣「前向き行動」要求―外相会談

2020年11月24日23時28分

茂木敏充外相は24日、中国の王毅国務委員兼外相と東京都内で会談し、新型コロナウイルス感染拡大で中断していたビジネス関係者の相互往来について、月内の再開で合意した。茂木氏は沖縄県・尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入を取り上げ、中国側に「前向きな行動」を要求。日本側の説明によると、コロナの影響で延期された習近平国家主席の国賓来日は話題に出なかった。

「時事通信」より

いやー、支那から王毅氏が来たのは仕方が無いとして、この時期に冷遇できないようでは外交のトップとして失格だと思うぞ。今すぐ職を辞してくれ。

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侵略国家支那の本性

行き違う尖閣に関する認識

当然ながら、外交におけるポイントは幾つかあって、その1つが尖閣に関する扱いである。

尖閣をめぐっては「引き続き自国の主権を守っていく」と、中国側の立場を改めて主張した。

「時事通信”日中ビジネス往来、月内再開 茂木氏、尖閣「前向き行動」要求―外相会談”」より

ちょっとマテよ……。

これに関しては別の記事でもう少し詳しく説明していたのでそちらを先に紹介しておきたい。

日中外相、尖閣めぐり応酬 王氏は漁船追尾正当化

2020年11月24日22時05分

~~略~~

茂木氏は「(尖閣の領有権に関する)日本の立場を説明し、中国側の前向きな行動を強く求めるとともに、今後とも意思疎通を行っていくことを確認した」と説明した。

これに対し、王氏は「一部の真相が分かっていない日本漁船が釣魚島(魚釣島の中国名)周辺の敏感な水域に入る事態が発生しており、中国側としてはやむを得ず、非常的な反応をしなければならない」と反論。「引き続き自国の主権を守っていく」と強調した。

王氏は同時に衝突回避の重要性を指摘。12月に日中の外交・海上保安当局による協議を開催するほか、年内には防衛当局間のホットライン開設を目指す考えを表明した。

「時事通信」より

日本の立場を説明といういつものやり方を踏襲した茂木氏に対して、王氏は「一部の真相が分かっていない日本漁船が釣魚島(魚釣島の中国名)周辺の敏感な水域に入る事態が発生しており、中国側としてはやむを得ず、非常的な反応をしなければならない」などと寝言を言ったようだ。

いやいや、ちょっと酷いだろう。ここは日本の領土・領海であって、支那がやっていることは完全に主権侵害である。どうしてその事をしっかりと指摘できないのか?

尖閣周辺に中国船 79日連続

2020.11.24 10:51

尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で24日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは79日連続。

「産経新聞」より

だいたい、昨日も接続水域に支那の人民解放軍の下位組織海警の船が来ていたのである。これは完全な軍事的挑発行為なのだ。こんな事をされてなお、キッチリと主張できない外務大臣であれば、もう辞めちまえよ!

この行為を繰り返すようであれば、習近平来日など不可能だと、しっかりと伝達してこそ、外交のトップとしての仕事を果たしたことになる。

相互理解……相互理解だと?

さらに、これに関連して、日本と支那との相互理解が必要だという認識を示しているが、これがまた戴けない。

往来を再開するのは、出張など短期滞在者と駐在員など中長期滞在者の両方で、シンガポール、韓国、ベトナムに続き4例目。会談後の共同記者発表で、茂木氏は「日中経済の活性化に資するとともに、相互理解の促進につながることを期待している」と述べた。

「時事通信”日中ビジネス往来、月内再開 茂木氏、尖閣「前向き行動」要求―外相会談”」より

そもそも、武漢肺炎のリスクを世界中に広めてしまったのは支那の行政の失敗なのである。これを指摘せずに、相互理解というのはどう言うことなのか。

少なくとも、感染拡大の責任を問うくらいのことは言えないのか?

にもかかわらず、入国条件の緩和などを口にしたらしいが、しかし、そもそも今の感染拡大の背景にあるのは外国人の入国条件緩和をトリガーにしている疑いが強い。

コチラの記事にも書いたが、GoToトラベルを悪者にしているくらいなら、現実を直視しろと。

こちらに分かり易いtweetを紹介しておく。

もちろん、これが原因であると特定できたわけではないし、たまたま時期が重なっただけの可能性もある。特に、周期的に第2波、第3波が来ることは予想されていたので、それとたまたま重なった可能性は否定できないが……、しかし、疑わしいことは事実である。

GoToトラベルの在り方を問うくらいならば、むしろ入国条件緩和を一時停止するくらいの対応をすべきだろう。そんな時に、支那からの入国者の条件緩和とか、頭が膿んでいるとしか思えない。

動き出してしまった緩和を再び条件変更することは難しいだろうが、これから緩和するというのは状況的にもおかしな事だとは思わないのだろうか?

これに対し、王氏は日本国内の感染拡大を念頭に、共同発表で「感染症対策を厳格に実施することが前提だ」と念押し。

「時事通信”日中ビジネス往来、月内再開 茂木氏、尖閣「前向き行動」要求―外相会談”」より

腹立たしい事に、支那側の王氏からは「オマエんところの問題だろう?」と言われる始末だ。

先日も舐めた対応をしてきた支那

ちなみに少し話は逸れるが、先日、体操の国際大会が日本国内で行われた。

その時にこんな光景が。

これ、完全に支那のパフォーマンスである。

中国選手団、厳戒の来日 体操の大会参加

2020年11月6日 5時00分

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で各国への渡航が制限されて以降、五輪競技で初の国際大会となる体操の「友情と絆の大会」が8日、開かれる。出場する中国の選手団が5日夕、成田空港に到着。選手やスタッフは感染予防のため、防護服にマスク姿で現れた。

「朝日新聞」より

こんな国の選手団は呼ばなくても結構なのだが。

これが日本を侮辱する意図の政治的プロパガンダである事は明らかであり、当然ながら支那共産党の指導によって行われた事は疑う必要も無い。

ここまで危ない場所であれば、入国させる必要がない。これで実際の大会ではいつも通りの格好で演技を披露しているのだから、パフォーマンス以外の目的とは考えられないのだ。

これ1つをとっても前向きなどとは凡そ感じられない。

ウイグルに言及した点だけは少し評価するが

評価出来る点があるとすれば、この辺りだろうか。

会談では、習氏が参加に意欲を示した環太平洋連携協定(TPP)や、日本が主導する「自由で開かれたインド太平洋」構想をめぐり意見が交わされた。茂木氏は香港や新疆ウイグル自治区、南シナ海の情勢について懸念を伝達。トランプ米政権下で悪化した米中関係の修復を促した。

「時事通信”日中ビジネス往来、月内再開 茂木氏、尖閣「前向き行動」要求―外相会談”」より

支那がTPPへの参加の意思を示したというのは笑うしかない話。

習近平首席が初めて明かした「TPP加入への意欲」その狡猾な狙い

2020.11.24

いまや完全な「政敵」と化しているドナルド・トランプ大統領の面前で、習近平主席が2日間にわたって、オンライン上に映った世界の首脳たちを前に、「中国が思い描く世界」について、持論をぶちまけた。

~~略~~

われわれは継続して、地域の経済一体化を推進していかねばならない。アジア太平洋地域に早く自由貿易地域を建設するのだ。中国は、RCEP(地域的な包括的経済連携)が署名を終えたことを歓迎する。そして中国は今後、積極的にCPTPP(TPP11=環太平洋パートナーシップ協定)に全面加入すること考えていく。

「現代ビジネス」より

この記事は、支那事情に詳しいスパイ呼ばわりでネタにされている近藤大介氏によるもので、このTPP加入をアメリカに当てつけた支那の高等戦術だと、その様に解説されている。

茂木氏は、この話が王氏の口から出た段階で、「支那は太平洋に面していない」と皮肉を言えるくらいであれば安心なのだけれど、そうではなかった。或いは、「TPPに加入されるなら今の条件でどうぞ」と言えれば良かったのだ。

そもそも、支那は妥協に妥協を重ねたRCEPすら条件を守れるとは思えない状況なのだ。TPPなど、とても加入できるとは思えない。投資の自由化は絶対に支那がのめない条件だからである。

それを支那に入ってもらいたいが為にTPPの条件を緩和するとか、アホな事を言い出す前に、茂木氏を外務大臣から解任すべきではないだろうか。

まあ、これが全くダメかというと、アメリカがTPPに参加する可能性が高まる切っ掛けになる可能性はある。上手く使えば、日本の利益になる材料となる可能性はあるね。

他国の侵略を今も続ける支那

更に、ウイグルやチベット、南シナ海の問題について「懸念をしている」という緩い指摘というのはどうかと思うのである。

中国がインドやブータンとの係争国境近くで「村」建設か 衛星写真が捉える

2020.11.25 Wed posted at 16:30 JST

香港(CNN) 中国がヒマラヤ山脈にあるインドやブータンとの国境付近の地域で建設活動をしていると見られる様子を衛星写真が捉えていたことがわかった。この地域は2017年にインドと中国の間で1カ月間にわたるにらみ合いが続いたドクラム地域の近くにある。

「CNN」より

ウイグルやチベットだけではなく、今やブータンにも侵略が始まっている。

これは人工衛星写真だけの証拠なのだけれど、これがアメリカの衛星運用会社の写真というところが、問題と言えば問題である。何しろ、アメリカと支那は現在、経済的にも技術的にもかなり揉めている状況にある。

そうした事実があるため、これが完全に捏造でないとも言いきれない部分はあるが……、まあ、民間企業なのでここまでやるメリットはないだろう。そういう風に考えると、まあ事実だろうと考えるべきだね。

で、この辺りは国際的にはブータンの国土であると認定されているのだが、領土的には紛争がある。この地域はインドも領土の主張をする地域なのでややこしいのだが、勝手に支那が村を作っちゃったという話。

こういう国なのである。これを指摘して、こうした行動をしているうちは日本としてはおたくの国と付き合えませんよ、くらいのメッセージは出すべきなのである。

更に言えば、来日した王氏だが、この人は日本の外務大臣のカウンターパートだと言われているのだけれど、実はそんな実権を持たせては貰えず、この人と話をしたところで政治的には何も決まらないのが常である。

王氏は単なる支那の広報官なのだ。

まあ、政治的には歓待する姿勢を見せる必要はあるのだろうけれど、歓待する資格を問う姿勢を日本の外務大臣が見せられないのは何とも残念な話。……毎度のことなんだけど、茂木氏はTPPやRCEPの締結に尽力をした手腕があるだけに、多少は期待していたのだけれど、完全に期待外れだね。

追記

ついでに菅氏についてのニュースに関しても言及しておこう。

菅首相、尖閣で「前向き対応」要求 中国外相と会談―コロナ連携では一致

2020年11月25日19時37分

菅義偉首相は25日、来日している中国の王毅国務委員兼外相と首相官邸で約20分間会談した。首相は、中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入や、中国が統制を強める香港情勢に懸念を伝え、中国側の「前向きな対応」を強く求めた。同時に、安定した日中関係の重要性も訴えた。

「時事通信」より

20分間という短時間での会談にて、ポイントを抑えた点はまあ評価出来ると思う。

一方、王氏は会談後、記者団の取材に応じ、尖閣周辺海域での日本漁船の活動に触れ、日本側が「既存の共通認識を破壊した」と主張。こうした現状を改めることで「問題を沈静化させることができる」と語った。

延期されている習近平国家主席の国賓来日に関する質問には直接答えず、2022年の日中国交正常化50周年が「重要な節目」と指摘。「強固な基盤を築き、良い環境をつくって両国関係のさらなる発展を促したい」と述べた。

「時事通信”菅首相、尖閣で「前向き対応」要求 中国外相と会談―コロナ連携では一致”」より

王氏の発言を止める事はできないので言わせておくしかないのだが、それでもこの点はガッカリだな。反論も難しい話だとは思うが。

習近平氏来日に応えなかったのは良かったと思うが、「良い環境をつくる」という表現で相手側にどこまで伝わるかは不明だな。もっと強くでても良かったと思う。

コメント

  1. いつも参考にさせております。

    外国人参政権を推進する発言もしているようで、
    がっかりを通り越して非常に危険だと思います。

    https://megalodon.jp/2020-1124-2134-25/https://www.motegi.gr.jp:443/proposal/proposal01.html

    • あー、茂木氏のサイトに掲載されていたというアレですね。
      朝日新聞社のインタビューににこやかに応えているという構図もどうかとは思いますが、内容がこれですからねぇ。

      「いつも官僚任せで、ビジョンや決断力はあるのか」というメールに対する回答(3/5)
      
      私は政務次官時代の政策決定や国会答弁も決して官僚任せではありませんでした。
      もちろん自分なりの国家ビジョンも持っています。限られたスペースですが以下具体的に申し上げます。
       一言で言えば21世紀の日本を「多様性のある多民族社会」に変えるということです。
      有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。
      このための具体的な政策課題として
      (1)英語を第2公用語にする
      (2)定住外国人に地方参政権を与える 
      (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする
      (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す、
      の4点を提案したいと思います。
  2. いやはや、けっこう期待していた茂木外務大臣ですが、実に情けない及び腰(弱腰かな)をさらけ出しましたねェ~。
    かなり弱体化した竹下派なんで二階氏に取り込まれたのかなァ~...、って懸念がややありますね。

    >支那から王毅氏が来たのは仕方が無いとして、この時期に冷遇できないようでは外交のトップとして失格だと思うぞ。今すぐ職を辞してくれ。

    支那が日米連携に楔を打つ為という目的はミエミエの来日ですが、尖閣については言いたい放題に速攻却下すべき態度で決裂を辞さない発信をすべき重要事案でしょう。

    日本の明確な固有領土である尖閣に関して「相互理解?」...基本・歴史的に完全に論外ですし、「今後挑発をやめなければ海自護衛艦による自衛活動も辞さないから覚悟せよ!!」 って断言して欲しかったですね。
    僕は目先の利益に踊らされたマヌケな経団連、そして権力亡者の二階氏を筆頭の親中派議員、さらに売国を望む極左マスメディアは実は複雑に絡み合ってるんじゃないかと疑っています。

    いったい誰がこの日本という国を守る気概を持っているのでしょう?

    • あれから情報収集をしていましたが、青山繁晴氏の動画でこれについての解説がありました。
      茂木氏があの絵を採らせてしまったことは外交的失敗で間違い無いのですが、既にあの会見が始まる前から撒けていたみたいですね。
      支那との事前の交渉で、記者発表に対して質問は一切無し。日本が発表して支那が発表してそこで終わり、が事前の約束してあったようです。
      これを呑んでしまったのがそもそもの外交的敗北だと。

      茂木氏は、目の前で王氏が妄言を吐いているのを、理解できないまま(外交的な理由から、逐次通訳を使っていなかった)「シェイシェイ」と言ってしまったようですが、後で青くなってしまったのか、或いはそれを了解済みだったのか。
      取り戻せる外交成果を出してくれれば、まだ、挽回可能かも知れませんが、外務省がアレですからねぇ……。