FBIが捜査を認めた事で、アメリカ大統領選挙の結果が変わるのか?

北米ニュース

ここで風向きが変わる?と思いきや、随分と郵便投票が終わっているので、どういう影響があるかはちょっと分からないな。バイデン氏が仮に当選しても、この流れで行くと直ぐに副大統領候補のハリス氏が大統領になってしまうと言う結果に……。それは不味いだろう。

米司法省関係者、ハンター・バイデン氏は「進行中の犯罪捜査の対象」

2020年11月1日 12時45分

米司法省当局者は10月29日に米テレビ放送の「シンクレア・ブロードキャスト・グループ」に対し、「連邦捜査局(FBI)はすでに2019年から、マネーロンダリングに関与している疑いで、ハンター・バイデン氏とその仲間に対する刑事捜査を開始しており、現在も進行中である」と明らかにした。

「大紀元」より

……ただ、報道しているのが大紀元というのがねぇ。

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アメリカ大統領選挙のわかりにくさ

ハンター・バイデン事件の問題点

ハンター・バイデン氏の不祥事の話は先日もこのブログで触れている。

従って、どのような話かは説明を割愛するのだけれども、このデータ流出の経緯がちょっと問題なのだ。

何か?というと、ハンター・バイデン氏がノートパソコンを壊して修理に出したら、そのパソコンのハードディスクの中身がコピーされてとんでもないデータが出てきたと言うのである。

しかし、個人のデータをコピーしてデータ横流しというのは言ってみれば犯罪である。この犯罪によって得られたデータを捜査に使えるか?というと、日本の場合はNGだ。じゃあアメリカは?僕はコチラも難しいと思っている。参考資料としては使えるが証拠とすることはできないと思う。

そうなってくると、この大紀元のニュースが果たしてどんな意味を持ってくるのか?という事になる。

米司法省当局者は10月29日に米テレビ放送の「シンクレア・ブロードキャスト・グループ」に対し、「連邦捜査局(FBI)はすでに2019年から、マネーロンダリングに関与している疑いで、ハンター・バイデン氏とその仲間に対する刑事捜査を開始しており、現在も進行中である」と明らかにした。 

ジョー・バイデン米大統領選候補の息子ハンター・バイデン氏の元ビジネスパートナーであるトニー・ボブリンスキー(Tony Bobulinski)氏は、バイデン家と「チャイナ・エナジー(中国華信能源有限公司)」の間の取引に関する文書を多数開示した。

「大紀元”米司法省関係者、ハンター・バイデン氏は「進行中の犯罪捜査の対象」”」より

大紀元の記事を読むと、ハンター・バイデン氏がマネーロンダリングに荷担していたのではないか?という疑いでFBIに捜査されているとある。

また、ボブリンスキー氏は自身が「この事件の『重要な証人』として、先週の23日にFBIエージェントから5時間にも及ぶ調査を受けた」とシンクレアに語った。

同氏はさらに「この調査により、自分とバイデン家の間の全ての事実について非常に深い理解が得られた」と述べた。

「大紀元”米司法省関係者、ハンター・バイデン氏は「進行中の犯罪捜査の対象」”」より

前回の大統領選挙を思い出して頂きたいのだが、2016年大統領選挙直前までは、トランプ氏の対抗馬であったヒラリー・クリントン氏がリードしていた。

ところが、FBIの調査が行われ彼女が国務長官時代に、ファイルサーバーを自宅に置いてそのデータを流出させた疑いが持たれていることが、選挙戦中に発覚。この事件、結局、ヒラリー・クリントン氏の決定的な関与が証明されなかったのだけれど、この他にもホワイトウォーター疑惑だとか、トラベルゲートだとか、様々な疑惑がついて回ったことで、イメージダウンは避けられなかった。

そして今回もFBIが動いたことで、選挙に影響する可能性は出てきた。

CNNの変節

さて、そして、ここへ来てCNNがとんでもない記事を書いてきた。

ドナルド・トランプ大統領は2期目を迎えるに値する

2020.11.01 Sun posted at 18:57 JST

ドナルド・トランプ米大統領を擁護するのは簡単だ。同氏の下で経済は機能し、非常に多くの米国民が恩恵を受けた。我が国が犠牲の大きい戦争に再び巻き込まれるのを防いだ。それどころか中東での和平協定の仲介役まで務めた。

「CNN」より

記事の内容は、スコット・ジェニングス氏というCNNの寄稿者の見解というスタンスで紹介されているのだが、これを公然とCNNの名前を付けて報じてしまうあたり、ここへ来てトランプ攻撃一色と言った姿勢だったはずのCNNが姿勢を変えてきたと見て良いのでは?と思う。

ただ、既に期日前投票によって大勢が決してしまったという見方もあるので、この変節によって流れが変わったと見るべきではないのかも知れない。

米大統領選の期日前投票9160万票、前回投票総数の3分の2超える

2020.11.02 Mon posted at 11:00 JST

今年の米大統領選の投票日まで3日間となるなか、これまでに投じられた期日前投票の票数が9160万票超となったことがわかった。この数字は前回の2016年の大統領選の投票総数の3分の2を超えた。CNNとエジソン・リサーチ、カタリストが全米50州と首都ワシントンの状況を調査した。

~~略~~

9160万票の期日前投票は全米の登録有権者の約43%に相当する。

「CNN」より

何しろ、既に前回投票総数の2/3の票が事前投票という形で投じられたということになっている。43%の票が既に投じられたというのだから、結果的にどうなるのかは予想することが難しい。

投票し直しはできるのか?

実は、ネットの検索ワードでこんなワードが上位に来ているというのだ。

バイデン疑惑後「再投票」が検索ワード上位に。期日前投票“8000万人”突破も一部で心変わりか

10/30(金) 9:24

アメリカ大統領選の投開票日(11月3日)まであとわずかとなった。ニューヨークでも投票所での期日前投票が10月24日から11月1日まで行われており、投票所に並ぶ人々や投票を促すステッカーなどを見かける。

~~略~~

「2回目の討論会の後『CAN I CHANGE MY VOTE?』(投票のやり直しができるか)という言葉がグーグル検索の上位に入っている。これは私にやはり投票し直したいという心変わりだ。ほとんどの州では『可能』だ。ぜひ(再投票)して欲しい。あなたの人生でもっとも重要な選挙!」

「yahooニュース」より

実は州によっては郵便投票後の再投票が可能であるとされていて、トランプ氏のtwitterでは「ほとんどの州では投票のやり直しができる」とtweetされた。

実際に、「ほとんどの州」とまでは言えないのだけれど、調べた限りではその様な制度を採用している州はあるようで、その他にも郵便投票に重ねて実際に投票所での投票をやった場合、有効票としてカウントされる可能性があるというから恐ろしい。

そして、こうした問題点を抱えた投票制度であるが故に、選挙の結果を巡って裁判が行われる事が予想される。実際に過去に何度もその手の裁判は行われているし、トランプ氏もそうした訴訟を考えている事を仄めかしている。これによって結果が覆る可能性はあるだろう。

得票数が少なくても大統領に??

そもそも、この選挙制度の問題として、「選挙人」というよく分からないシステムを採用しているが為に、結果が分かりにくいモノになる点が、前回も指摘されている。

敗れたクリントン氏、得票数200万票超リード 米大統領選

2016年11月24日

米大統領選の一般投票で、敗北した民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官が得た票の数が、ドナルド・トランプ次期大統領の得票を200万以上上回ったことが明らかになった。

米インターネットメディア「クック・ポリティカル・リポート」によると、現在も開票が続くなか、両氏の得票数はクリントン氏が6420万票、トランプ氏は6220万票になった。

トランプ氏は選挙人の過半数を得て勝利している。各州の選挙人は12月19日、今月8日の一般投票の結果を踏まえて投票する。

一般投票の得票数が少ない方の候補が、大統領選に勝つのはこれで5回目。

「BBC」より

前回の選挙、ヒラリー・クリントン氏がトランプ氏よりも200万票ほどリードしていたらしいのだが、獲得した選挙人の数ではトランプ氏が上回った。結果、トランプ氏が大統領になったという判断は覆らなかったのだが、結果としては分かりにくいものではある。

各州に割り当てられた選挙人の数で勝利すると、その州を総取りできるというシステム(50州のうち2州だけシステムが異なるが)なので、538人の選挙人のうち過半数に当たる270人を獲得すれば良いという事になる。したがって、如何に接戦となっている州を制するかが、大統領候補者の戦いとなるのだけれど、州によって有権者の数にばらつきがあるために、得票総数が多くても負けるなどという結果が有りうる。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    大紀元という信用性の低いメディアの記事ですから眉唾で観る必要がありますが、FBIの捜査が昨年から始まっていたのなら興味深い話になりますね。
    トランプ大統領側の指示やリーク目的があるのなら選挙選に利用されるのは明白、民主党側はこの情報が致命傷となると警戒したならバイデン氏選任は避けたと思うんですよね。
    しかし、民主党があえてリスクを採ってバイデン氏を候補に決めた理由は何なのか? がポイントじゃないかな。

    >バイデン氏が仮に当選しても、この流れで行くと直ぐに副大統領候補のハリス氏が大統領になってしまうと言う結果に……。それは不味いだろう。

    さすがにマズいとは思いますが勝って天下を獲りさえすれば、バイデン氏の健康問題を理由にハリス氏への禅譲は考えての事、というかそれが最初からの戦略なんじゃないかなと疑ってしまいますね。
    汚く許されないやり方ですが、アメリカはもちろん世界そして日本にとっては悪夢となりそうで怖いもんです。

    >さて、そして、ここへ来てCNNがとんでもない記事を書いてきた。

    この記事は掲載一番に目を引き興味深く読みました。
    あれほどトランプ氏ネガティブキャンペーンを張ってきた左派紙急先鋒のCNNが、極端に真逆のトランプ氏擁護論を社外寄稿者に書かせたのがミソだと思いますね。

    その意図は現状がトランプ大統領再選の流れになって、バイデン氏圧倒的優勢を必死で煽ってきた責任回避の保身なのかどうか?(前回大恥をかいたトラウマ?)
    日本のマスメディア・自称専門家連中もCNNを筆頭に、NYタイムズ他の左派系メディアに追従した偏向記事ばかりでしたから、少し慌てているんじゃないかな。

    >既に前回投票総数の2/3の票が事前投票という形で投じられたということになっている。43%の票が既に投じられたというのだから、結果的にどうなるのかは予想することが難しい

    実にややこしい仕組みのアメリカ大統領選挙なんですが、今回は結果次第を問わず不正選挙で大規模な訴訟事になってもおかしくないかもです。
    過去にも罵り合いの醜悪な大統領選はありましたが、最後は潔く当選者を祝福するというアメリカらしい敗北者の矜持の伝統すら消えてしまいそうです。

    日本にとっては大阪都構想なんて些細な事でこれこそ重大な岐路であり、国家戦略を練らねばならない(or練り直しを迫られる)一瞬たりとも目が離せない歴史的イベントと肝に銘じて覚悟しないとね。
    僕は最初から取材力ゼロのマスメディアなんかスルーしてますが、賭け事好きなイギリスのオッズの変化と現時点でのポイント情報を是非知りたいもんです。

  2.  アメリカ大統領選
    トランプ勝利となると良いですね。
     ところで
    >「ほとんどの州では投票のやり直しができる」

    のことです、トランプ大統領にとっては。
     トランプ大統領にとって重要な激戦区が八つくらいあって、そのほとんどの州では
     投票所に行って投票すると郵便投票が無効になる

    TVで元NHK司会者の爺さんが解説してました。。

     それにしてもどうやれば当日選挙した票と同一人物の郵便票を見つけ出せるのでしょうね?
     

  3. 木霊さん、おはようございます。

    いよいよ開票が始まりましたね、勝者が決まるのは、早くて日本時間の今日4日中で大接戦とか一部の開票がずれ込めば明日までかかりそうかな。
    日本の国益、特に安全保障・経済政策に関わる重大な選挙ですが、これほど日本の将来に深く関与するアメリカ大統領選は実質的に初めてじゃないかな。

    大統領選の結果如何に関わらず、日本は本気で一本立ちを考えないとダメだと思う。
    特に脱支那が急がれます!!

    脱支那には強力な抵抗勢力が君臨しているようです、人一倍粘り腰がありそうな菅首相には頑張って欲しい。

  4. 今度もトランプ大統領になるようですね。
     警察はいらないという暴動を是認し警察予算を削減したという民主党から大統領になったらアメリカは暴動やり放題?
     そりゃあまともなアメリカ人はバイデンには大統領になって欲しくないでしょう。
     それに暴動略奪している連中は大統領選挙権を持ってないでしょう、完全には無理でもほとんどの不正選挙を防げばバイデンは負ける。

     もうそろそろ次の大統領が決まるのかな?
     

  5. アメリカの選挙って….
     投票率100%越えの州とか、皆が寝静まった真夜中にバイデン票が
     何万票増とか十何万票増の州とか、あげくは
     選挙終わったけど11月10日まで郵便投票延期する州知事
    そして、全てを見越してなにがなんでも味方の連邦裁とかの判事を就任させた大統領とか、
     小説や映画を遥かに超越してますね、アメリカは。

     ただ一つ言えることは、
    絶対戦争しちゃダメだってことですね、こんな滅茶苦茶な国とは。
     
     

  6. 木霊さん、おはようございます。

    これまでになく注視してきたアメリカ大統領選、バイデン氏優勢のまま接戦州での投票を巡りトランプ氏も提訴での交戦の構えを示し益々混沌としてきました。

    僕は近未来という条件でトランプ大統領が個人的に色々問題があるにせよ、対支那政策と共に日本の安全保障を理由にトランプ氏再選を期待していましたから、結果的に前回当選の象徴となったラストベルトを制せなかったのは実に痛いですね。
    過去最高とか言われる投票率でバイデン氏が史上最高の得票数という反面、トランプ氏も拮抗した得票率ですから、アメリカの民意は真っ二つって事です。

    見方によっては個人の意見を尊重する民主主義が機能していると言えますが(表面的)、一部の過激な集団が闊歩し出していますから扇動されて「不毛な分断」って事になりかねません。
    アメリカ国民一人一人の冷静な良識が試される時と思います。

    さて、もう一つ注目してたのが上下院選挙でして、どうやら上院は共和党が過半数維持・下院は民主党勝利となり、いわいるねじれ状態の政局が続きそうです。
    バイデン氏が当選してもこの縛りがあるので、当面は極端に左派政策を打ち出すのは難しいんじゃないかな。

    心配なのは支那にこの混乱の隙を利用され突かれないか...、ですね。
    アメリカ国務省・国防省他の高官達が対支那問題で、厳しい試練の時を乗り越える知恵・胆力・勇気をブレずに維持しいてくれればと願います。

  7. 木霊さん こんばんは。

    売電が大統領になったら、台湾はどうするでしょうか?

    12月8日までに選挙人が決まらなければ、下院で決戦投票。
    50州に1票ずつ割り当てで、26票以上獲得すれば勝利する。
    各州の投票権保有者は、その州の多数派政党。
    今回の大統領選と一緒に行われた下院選挙結果の新議席数が
    反映されるが、204対190が決めるのではない。
    州単位での多数派を占められるかがPOINT。

    トランプは訴訟で混乱させ、選挙人が決まらず12月9日を
    迎えられれば、女神が微笑む。自暴自棄で提訴をしている訳
    ではなく、結構したたかな奴。

    日本は、米国頼りではなく、中国との付き合い方(日本の強み
    弱み、中国の弱み)を真剣に考えるべきと思います。