ヨーロッパで再び広がり始めた武漢ウイルス

欧州ニュース

第2波、第3波は必ずやってくるといわれていたけれども、やはり広がり始めている様だ。

ヨーロッパ 新型コロナ感染再拡大 規制導入広がる

2020年10月13日 5時40分

ヨーロッパでは、新型コロナウイルスの感染が再び急速に広がっています。フランスやイギリス、それにスペインでは、新たに確認される感染者が1万人を超える日が続き、ことしの春を上回る水準となっていて、新たな規制を導入する動きが広がっています。

「NHKニュース」より

日本国内では少し落ち着きある感染だが、第3波は必ずやってくる。ヨーロッパの事例などを踏まえて、感染リスクなどを考えてみたい。

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欧米で広がる感染の波

アメリカは未だ高い水準

ヨーロッパの話をしながら、まず最初に持ってくる話題はアメリカの話題というのは何故かというと、一番感染者数が多いからだ。

これが日別の感染者数で第3波が訪れている事が分かると思う。第1波より第2波の方が大きく、第2波が収まらないうちに第3波が来ている感じに見てとれる。

救急医は「第2波の始まりではないかと憂慮」アメリカ各地で新型コロナウイルスの感染が拡大している

Oct. 13, 2020, 04:45 AM

アメリカの多くの地域で新型コロナウイルスの感染がこれまでになく拡大しているようだ。

当局が発表した新型コロナウイルス関連の数字をまとめているCOVID Tracking ProjectのデータをBusiness Insiderが分析したところ、12の州 —— アラスカ州、コロラド州、インディアナ州、カンザス州、ミネソタ州、ミズーリ州、モンタナ州、ノースダコタ州、ネブラスカ州、オレゴン州、サウスダコタ州、ユタ州 —— で10月10日(現地時間)、直近1週間の新規感染者数が過去最多となった。

アメリカ全体では過去4日間、1日あたり5万人以上の新規感染が確認されている。これほどの増加は、8月半ば以来のことだ。

「Business Insider」より

驚くことに1日に5万人以上の感染者がいるというのだから、日本とはレベルが違うといって良いだろう。

ただ、死者数を見ると、感染者数の増大に比べて落ち着いて居る印象があるのも事実だ。それでも1日1000人もの死者がでる惨状である事を考えると、楽観視出来る話でも無い。

いつの間にかインドが感染大国に

さて、しばらく武漢ウイルスのネタを扱わなかったら、いつの間にか2位に来ていたのはインドだった。

インドのコロナ感染者が700万人突破、祝祭控え懸念高まる

2020年10月12日10:15 午前

インド保健省によると、11日に新型コロナウイルスの類型感染者数が

700万人を突破した。南部の感染増が西部の減少を相殺した。

過去24時間に確認された感染者数は7万4383人、死者は918人で、累計は10万8334人となった。

「ロイター」より

インドでの感染拡大の特徴は以下の感じ。

実はまだ第1派のピークをようやく越えた辺りで、死者数も高止まりしている状況である。衛生状態が宜しく無いインドでは感染症対策という点においては課題が多いのかも知れない。貧富の差が激しいことも問題を拡大している懸念がある。

インドに続いて、ブラジル、ロシア、コロンビアと続き、6番手のアルゼンチンに続く7番手のスペイン、10番手のフランス、12番手のイギリスとヨーロッパ勢がチラホラと入ってくる。一時期は相当数の感染者、死者を出していたイランはその次だ。

見て頂くと分かるが、1番から4番までとそれ以下では正しく桁が違う。

とはいえ、コロンビアやアルゼンチンなど、南米勢は大台に乗る勢いなので、まだまだ感染拡大をしていく感じとなっている。

……尤も、後で触れるけどこのランキングにはもはや意味は無いんだけどね。

フランスの状況

さて、冒頭のニュースに出てきたフランスなのだが、感染状況はこんな感じだ。

 フランスは第2波真っ只中という感じになっている。そりゃ弱音も出る訳だ。

仏看護師の半数、燃え尽き コロナ疲れ広がる―欧州

2020年10月12日13時28分

秋を迎えた欧州で、新型コロナウイルスの感染が再拡大し始めたが、春にロックダウン(都市封鎖)を経験した各国では「コロナ疲れ」が顕著だ。フランスでは11日、看護師約6万人の調査結果が公表され、半数以上が燃え尽き症候群に近いと報告された。

「時事通信」より

グラフから見るに第1波を乗り切った後はしばらくタイムラグがあるので、「乗り切った」という安堵感が広がっていたのだろう。ところが、ここに来て急速に感染者数が増えてしまって、絶望感を感じているといった感じか。

だが、大切なのは死者数で、フランスでは殆ど増えていない。とはいえ、10月13日のデータを見ると279人となっていて、日本では考えられない状況となっている。

こうやって比較すると、アメリカの異常性が顕著に感じるね。

イギリス、ドイツも感染拡大

ちなみに、イギリスやドイツも感染拡大傾向にある様だ。

イギリス 地域別に再びロックダウン 経済打撃を懸念

2020年10月13日 火曜 午前10:33

イギリスは、新型コロナウイルスの感染リスクが高い地域で、パブの閉鎖など、厳しい外出制限を再び実施することになった。

9月以降、イングランド北部を中心に、感染者数が急激に増えているための措置で、地域ごとに感染リスクを3段階に分けて、外出制限を実施する。

「FNNプライムオンライン」より

再びロックダウンを検討とかいう騒ぎになっているな。

感染者数だけ見ると、イギリスもドイツも第2波を迎えていることが分かる。なお、死者数についてはフランス同様落ち着いて居るようだ。

危機感を持つ理由は分かる気がするが、未だ慌てるような状況じゃないとは思う。特にドイツは随分と感染者数に対して死者数が少ない事が分かる。

ドイツ、コロナ感染増止まらず 4月以来の4000人

2020年10月09日07時10分

ドイツで新型コロナウイルスの感染者増加が止まらない状況だ。8日の発表では、過去1日で確認された感染者数が4月以来初めて4000人を突破。連邦政府や各自治体は、国内旅行や商店の営業の制限など対応に追われている。

「時事通信」より

それでも警戒感は強まっているようだけどね。

ただ、何れにしても感染拡大の懸念を示す国においても、感染者数よりも死者を出さないことに重点を置く様になってきているようだ。感染しても無症状の人も多い訳で、そういう意味でも感染者数を積み上げることに余り意味は無いのだ。

日本の事情

感染者数は高止まり

さて、こういった外国の状況を見つつ、日本の状況も確認しておこう。

状況的には、日本は第3波に呑み込まれつつあると考えてイイだろう。

新型コロナ感染者、日本が中国を上回る : 世界的には東アジアは低水準

2020.10.05

厚生労働省が公表した4日午前0時時点の日本の新型コロナウイルス感染者数は8万5339人(空港検疫で感染を確認された人を含み、クルーズ船乗客は含まない)で、中国の8万5450人とほぼ並んだ。日本国内では4日に新たに401人の感染が確認されたため、コロナの世界的な流行の最初の震源地となった中国の感染者数をついに上回ったことになる。

「nippon.com」より

1週間前には支那の感染者数を上回ったとして報じられたけれども、上に紹介してきた通り、外国とは1桁も2桁も状況が異なる。

こうした感染者数の延びを東アジア限定で見ると、日本の成績は悪く感じるが、比較相手は支那と韓国であることには注意する必要がある。

支那のデータは信用出来ない

特に支那のデータに関しては注意して見る必要がある。

中国 「無症状」の感染者6700人余 累計の感染者数初公表

2020年4月16日 2時16分

中国の保健当局は新型コロナウイルスに感染しながらも症状がないことを理由に、感染者の統計に加えられていない「無症状」の感染者について、これまでに6700人余り確認されていると、初めて累計の感染者数を発表しました。

「NHKニュース」より

4月頃にこんなニュースが報じられたが、支那では随分早い段階から無症状感染者はカウントしない方針を打ち出している。個人的にはこの方針は正しいと感じているが、しかし、その方針はともかくとしてそもそも発症した人数もカウントしていない疑いがあって、出てくる数字は信じるに値しない。

既に示した通り、感染状況には第2波、第3波が必ず訪れる。これは、他の感染症でも同じ傾向にあると言え、寧ろそれが無い事の方が不自然だ。

中国・青島でコロナ集団感染か 全市民940万人検査へ

2020年10月13日 17時55

中国山東省青島市で新型コロナウイルスの集団感染とみられるケースが確認され、市は約940万人の全市民対象のPCR検査に乗り出した。中国では8日まで国慶節の大型連休で延べ6億3千万人が国内旅行をし、青島市にも約450万人が訪れていた。人の移動が激しい連休直後の感染確認だけに、当局は警戒を強めている。

「朝日新聞」より

こんなニュースも先日報じられたが、確認された感染者は6人のみで、死者は確認されていない。

一応、同じサイトのグラフを紹介しておくが……、データの信憑性はかなり危うい。特に死者数は4月頃に1日だけピークが立っている。これは、死者数を訂正する事案があり、「カウントしていなかった」と報じられたものだ。

韓国の感染者数や死者数に関しては、基本的には信用してもイイかな?という気もしているが、しかし疑わしい話も出ているので「参考値」として聞いておくのが無難だろう。

韓国の新型コロナ死者数統計に疑問、トランプ氏の発言が波紋呼ぶ

Posted August. 06, 2020 10:09, Updated August. 06, 2020 10:09

トランプ米大統領が、韓国の新型コロナウイルスの統計について「分からないことだ」と疑問を呈した。

トランプ氏は3日、「Axios on HBO(アクシオス・オン・エイチビーオー)」とのインタビューで、新型コロナウイルス関連資料を提示し、「米国の新型コロナウイルスの死者の割合が多くの範疇で最も低い」と主張した。これに対し、ジョナサン・スワン記者が、「私は(感染者に占める死者の割合ではなく)人口に占める死者の割合を言っている」とし、「米国の状況は非常に良くない。韓国やドイツよりはるかに深刻だ」と述べた。 

「そうしてはならない」というトランプ氏の反論に、記者は再び「韓国の場合、人口5100万人で300人の死者が発生した」と説明した。するとトランプ氏は突然、「それは分からないことだ」と述べた。

「東亜日報」より

こんなニュースが8月頃に報じられたが、これ、人口に占める死者の割合について言及している話のようだ。

ただ、個人的に注目しているのはむしろ「超過死亡」の話だ。現時点での超過死亡を調べられなかったが、4月までの超過死亡は明らかに武漢肺炎による死亡者よりも多いのだ。

新型コロナウイルスによる本当の死者数は? 各国の超過死亡を見る - BBCニュース
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が始まって以来、新型ウイルスによる公式の死者数よりも多く、平年より多くの死者が出ている国々がある。

とはいえ、ヨーロッパ諸国に見られるような状況でないのも事実で、大まかに見るとやはり東アジアでの武漢ウイルスの感染状況は低く抑えられている可能性が高そうだとは言える。

今後予測される状況

さて、こうした状況を踏まえて、日本の防疫体制は世界ではそれなりに高く評価されているようだ。

コロナで「日本化」が進むフランス 衛生観念の違いに悩まされる現地の日本人たち

9/21(月) 5:58配信

9月12日、フランスで新型コロナウイルスの新規感染者数が1万人を超え、過去最多数を更新しました。レッドゾーンと呼ばれる感染者の増加が著しい地域も37から42と増え、第二波を懸念したロックダウンが話題になっていましたが、ジャン・カステックス首相は決断を地方に任せるとし、引き続きソーシャル・ディスタンスを守ることなどが強調されています。

そんなフランスでは、新型コロナの流行初期段階から感染者の少ない日本にメディアが注目しています。

「yahooニュース」より

記事の後の方にはPCR検査数が少ないので感染者数が正確では無いと指摘されている旨にも触れられてはいるが、個人的にはそれはさほど問題ではないと考えている。

問題は、衛生観念の高い日本においても再び感染が広がっている点と、現状では多くの国との行き来ができない状況になっている点である。

日本国内だけの話でいえば、これから冬季になるとインフルエンザの感染対策などを考えなければならない時期になってくるため、一層の注意喚起が必要となってくると思う。経済活動を活発化させながら感染症対策も行っていく。多分、過剰な対策は徐々に簡素化され、折り合いを付けていく必要があるだろう。個人的には電車内でマスク着用必須など、やり過ぎ感は高いのだが、この辺りは来年になっても続いてく習慣なのかもしれない。

お店に行くと対面するカウンターには透明な板が貼られている状況も苦々しく感じはするが、あれもそう簡単にはなくならないだろう。

パンや野菜の販売で個別包装になっていることや、バイキング形式の食事なども、当面は続くだろうと思われる。

オリンピック開催

ただ、そこまでしてもオリンピック開催ができるか?という点は怪しい。

東京五輪、「新型ウイルスに関係なく」開催 IOC副会長が表明

2020年9月8日

来年に延期された東京オリンピック(五輪)について、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長は7日、「新型コロナウイルスの有無に関係なく」開催されるとの見解を表明した。

「BBC」より

可能性としては「観客ゼロ」はありうるだろうが、それでも開催する方向で話が進むと思われる。経済効果の話も重要なことではあるが、しかしそれ以上にスポーツの世界の衰退というのは宜しく無い。

選手生命というのは競技によっても異なるのだが、選手にとって最高の状況を作るのは容易なことではない。多くの選手にとっては一期一会になってしまうのがオリンピックなのである。

もちろん、この大会の廃止と言う事を考えても良いかも知れない。近代では特に金がかかる大会が増えてきて、金持ちの国にしか大会を開けないというような状況も産まれてしまった。別途世界大会は開かれているのだから、敢えてオリンピックで人を集める必要は無い。

実際に、本来あるべきオリンピックの姿というのは果たしてその様なものなのか?という点について、疑念を持っている人も増えてはいるようで、それを考え直す良い機会と言えるだろう。

また、武漢ウイルスは再び感染を広げているけれども、死者数を抑えることは可能である事も又分かってきた。こうした状況を踏まえて、病気を克服したオリンピックというものを開催することは、世界の人々にとっても力になるだろうと思うのである。

今後、増えたり減ったりする感染者数に一喜一憂すべきではなく、大切なのは死者数を増加させないことなのだ。現時点での欧米ではそんな事を考える状況になさそうではあるが、是非とも感染症と付き合う社会を目指して欲しいと思う。

コメント

  1. 特に根拠はないのですが、
    来年の春には日本での状況は落ち着いていると思うので、
    選手たちには一ヶ月前ぐらいから来日してもらって、
    「海外からの観客ゼロ(もちろん中韓含む)」の五輪はやってもいいんじゃないかと。
    なんだったら(不人気で決勝の切符も残っていた「あの競技」とか)種目を減らして。

    開会式の選手入場で、
    国名プラカードはポケモンに持ってもらいましょう!

    • 再春には落ち着いて、ですか。
      状況が落ち着いてくれることを切に願いたいところですが、警戒は大切ですよね。

      オリンピックは、開催できるといいですよね。
      国名プラカードはポケモンに!というのも良いですね(ニヤリ)。支那はボイコットする可能性はありますが、ポケモンに持たせるのであれば……、赤いポケモンですかね?コイキングとか?