アメリカ大統領選挙で勝利するのはバイデン?

北米ニュース

選挙が11月3日なので、そろそろ3週間を切ってきた。

アメリカ大統領選挙まで3週間 選挙戦は激しさ増す

2020年10月14日 7時27分

アメリカ大統領選挙まで3週間となり、トランプ大統領は勝敗を左右する激戦州で連日、大規模な集会を開いて巻き返しを図る一方、民主党のバイデン氏も各地で演説を行ってトランプ大統領を強く批判し、選挙戦は激しさを増しています。

「NHKニュース」より

情勢の解説は余り意味が無いと思うのだが、少々日本の報道がおかしな方向に向いている気がするので軽く触れておくことにする。

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伝えられる支持率は信用ができるのか?

バイデン氏有利の報道

日本国内では、バイデン氏が有利だという報道が行われているようだね。

NHKで用いているグラフでもこんな感じで説明されているのだが、バイデン氏とトランプ氏の支持率は10%以上引き離されているという話になっている。

バイデン氏勝利確率、過去最高86.1%に上昇-ファイブサーティエイト

2020年10月13日 7:03 JST

世論調査分析を行うファイブサーティエイトの予測モデルによれば、今年の米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が選挙人の獲得数でトランプ大統領を上回り、勝利する確率は12日時点で86.1%とこれまでで最も高くなった。

「Bloomberg」より

Bloombergによれば、バイデン氏がほぼ勝ったかのような報道をしている。しかし、アメリカで何が起こっているか?を考えると、果たして「支持率」の情報が信用に値するかどうかは怪しい。

トランプ氏支持は、危険?

例えば、こんなニュースがある。

「対立あおる」トランプ支持ツイート 19歳自転車選手が出場停止に

2020年10月2日 16:13

自転車ロードレースのトレック・セガフレードは1日、「対立をあおり、扇動的かつ攻撃的」なドナルド・トランプ米大統領寄りのツイートをしたとして、19歳の新星クイン・シモンズについて「当面」レースへの出場を停止すると発表した。

白人選手のシモンズは、自転車ジャーナリストのホセ・ビーン氏が自身のツイッターアカウントで、「私のフォロワーでトランプの支持者がいたら、ここから去ってくれていい」とつぶやいたのに対し、手を振る黒い肌の絵文字を添え「じゃあね」と書き込んだ。

「AFP」より

このニュース、記事を読んでも多立ちに頭に内容が入ってこないのだが、どうやら出場停止になった選手が、自転車ジャーナリストに対してtweetをしたら、出場停止になってしまったと言うことらしい。

……文字にしても意味が分からないな。

チームは今回の処分を発表するにあたり、シモンズの投稿は「対立をあおり、扇動的で、プロサイクリングのチームに害をなすもの」と糾弾し、「彼は当面トレック・セガフレードの選手としてレースに出場することはない」と明らかにした。

「AFP”「対立あおる」トランプ支持ツイート 19歳自転車選手が出場停止に”」より

どうやら、自転車ジャーナリストのtweetに対して返信した内容が問題で、チームに処分を言い渡されてしまったというのである。

他にもこんなニュースが。

ブラックライブズマター活動家がトランプサポーターに車で突進、殺人未遂で起訴

2020-10-01

AP通信によると、カリフォルニア州オレンジ郡の検察は29日、トランプサポーターの集団に乗用車で突っ込み、女性に重傷を負わせたとして、抗議デモの主催者、タチアナ・ターナー(Tatiana Turner)容疑者(40)を殺人未遂で起訴した。

26日午後、オレンジ郡ヨーバ・リンダで、ターナー被告が主催した反警察デモのプロテスターと、トランプ支持者の集団が衝突する騒動があった。現場で撮影された動画には、互いに激しく口論する様子が撮影されている。

「mashup NY」より

トランプ支持者とBLM活動家の間で揉め事が起きたらしいのだが、その後にBLM活動家がトランプ支持者の集団に車で突っ込み、女性一人が重症を負い男性が足を骨折したと伝えられている。

この記事の最後には「デモ集団に車が突っ込む事故が多発」している点を指摘した上で、「BLM側の人々が被害に遭うケースが多い」とし、「反対派が被害を受けたケースは1件のみ」というシカゴ大学の教授の研究内容を紹介している。真偽の程は定かでは無いな。

ともあれ、確認できる事実からすれば、トランプ支持者は公にその事実を公表できないような空気がアメリカにあるのだ、ということは分かるだろう。

トランプ氏は活動再開

復活アピール

さて、何かとお騒がせのトランプ氏だが、10月最初に行われた討論会の後で、武漢ウイルスに感染していたことが発覚する。それについてはこの記事の追記で言及している。

これでもはやトランプ氏の当選は不可能だと思っていたが……、なんと3日で退院してきてしまった。

トランプ大統領夫妻 新型コロナ陽性 ツイッターで明らかに

2020年10月2日 15時24分

アメリカのトランプ大統領は、みずからのツイッターで新型コロナウイルスの検査で陽性の結果が出たと明らかにしました。また、メラニア夫人も陽性と判定されたとして、直ちに隔離と回復のためのプロセスを開始すると表明しました。

「NHKニュース」より

トランプ大統領 退院後初めて執務室に入り仕事再開をアピール

2020年10月8日 9時10分

新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領の主治医は7日、大統領に発熱はなく、症状も出ていないとした上で、「5日に採取した血液から抗体が検出された」として免疫ができつつあることを示唆し、順調に回復していると強調しました。トランプ大統領は退院後初めて執務室に入り仕事の再開をアピールしています。

「NHKニュース」より

大統領だけ特別扱いかよ!という不満は出るだろうが、武漢ウイルスに罹患しても治療すればしっかり治るということを、身を以て明らかにしたとも言える。

トランプ氏、激戦州で後退 討論妨害とコロナ感染響く―残り3週、「復活」アピール

2020年10月14日07時08分

トランプ米大統領は12日、新型コロナウイルスの治療を受け退院後初めての選挙集会を南部フロリダ州で開き、大統領選に向け「完全復活」をアピールした。だが、民主党のバイデン前副大統領を追う激戦州で再びリードを広げられ後退。投票日まで残り3週間となり、逆襲の機会は少なくなっている。

「時事通信」より

アメリカでうける「タフガイ」だとアピールする気らしい。時事通信は記事の中でトランプ氏が厳しい選挙戦を戦うことになるという事をしきりに指摘しているが、それは確かに事実なのだろう。10日程の間、選挙活動を行えなかったのだから。

ただ、それだけで「もうダメ」というのもおかしな話ではある。

郵便投票はどう影響するか?

さて、今後の選挙戦を左右する要素の1つといわれているのが郵便投票だ。日本にはない制度だね。

郵便投票が急増、現地の悲鳴

2020.09.25

アメリカ大統領選挙は、9月から一部の州で郵便投票が始まった。 新型コロナウイルスの感染拡大で、郵便投票の利用はこれまでより大幅に増える見通しだという。

だが、現地で聞こえてくるのは、郵便投票をめぐる強い懸念の声だ。

「NHKニュース」より

ただこの制度はかなり不備があるといわれていて、その辺りはトランプ氏も指摘をしている様だ。何故ならば、郵便投票によるカウントは適正に行われていない疑いがあるからである。

6月に実施された予備選挙で、郵便投票を行ったおよそ1000人が投票所を訪れて二重投票を行っていたというのだ。

会見した州務長官は語気を強めた。 「ジョージア州で二重投票は重罪だ。必ず検挙する」

「NHKニュース”郵便投票が急増、現地の悲鳴”」より

実際に1000人の人が郵便投票を行った上で、実際に投票に行った結果、投票が可能であったという結果が出てしまっている。本来ならば、投票資格があるかどうかのチェックがなされるシステムらしいのだが、それが機能しないから投票できてしまうと。

これを利用して不正な投票ができてしまうと、投票に混乱をきたす可能性が高い。

結論としては、トランプ氏が若干不利になっている状況だと推測されるけれども、色々なファクターがあるので蓋を開けてみないと分からない状況だと、僕は感じている。

ただ、アメリカの対支那政策がどうなるのか?という点を考えると、バイデン氏当選後は台湾との連携が難しくなる懸念もあることもあって、どうなのだろう、という気はする。アメリカ議会は対支那政策に強硬姿勢なので、あまり変わらない可能性もあるんだけどね。

まあ、長々と言及する話でも無いので、この程度にしておきたい。

コメント

  1. 元々どんな大統領でも2期目再選は苦戦しています。
    武漢ウィルス最大の被害国で対策が後手に回っただけも、トランプ大統領には大きなマイナスポイントですもんね。
    これにBLMへの拙い対応も加わりますから、3週間を切った時点で約10ポイント差は相当のダメージです。

    アメリカファーストとかトンデモツイートとか問題があるトランプ大統領ですが、日本の安全保障の方向性を考えると個人的には再選を希望しています。
    しかしながら、日本も見たくない民主党バイデン氏政権に備えて、彼の東アジアというか支那戦略を警戒する必要があります。

    大統領選の行方は前回もそうだった様に推測するのすら難しいし、共和党・民主党が持つ最後の隠し玉があるのか? そしてその威力次第で変わると予想しています。

    • 実態が分からない大統領選挙となりつつあるが、これから3週間でトランプ氏がどこまで巻き返すのか?は気になるところ。
      そう言えば、ホワイトハウス内でも随分と感染が拡大しているようですが、果たしてどこまで選挙に影響するのやら。

      バイデン大統領の悪夢に対応するだけのシミュレーションはしておくべきですかね。