何というか、予想通り菅氏の勝利ですな。
自民党新総裁に菅官房長官を選出 あさって首相に就任へ
2020年9月14日 16時00分
安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党の総裁選挙は、国会議員と都道府県連の代表による投票の結果、菅官房長官が新しい総裁に選出されました。菅氏は、16日、衆参両院の本会議で行われる総理大臣指名選挙を経て第99代の総理大臣に就任する見通しです。
「NHKニュース」より
石破氏にとっては無残な結果に終わったようだけれど。
圧倒的大差で
安倍政権は高く評価されていた
そもそも安倍政権の支持率が退任を発表した途端に爆上げしたのは笑ったのだが、アレは朝日新聞は痛恨のミスだったのだろうね。
安倍政権を「評価する」が71% 朝日新聞世論調査
2020年9月3日 22時30分
朝日新聞社が2、3日に実施した世論調査(電話)で、第2次安倍政権の7年8カ月の実績評価を聞くと、「大いに」17%、「ある程度」54%を合わせて、71%が「評価する」と答えた。「評価しない」は、「あまり」19%、「全く」9%を合わせて28%だった。
「朝日新聞」より
安倍氏が辞任するという発表をしたときにこのブログでも少しそれについて触れている。
テレビを始め、この辞任会見が終わった途端に「病気で投げ出した」という印象操作を一生懸命やりはじめたのだが、朝日新聞としてはその報道で世論が誘導できたと考えていたのだと思う。
だから、読み違えたのだ。「身体を壊す癖」などと呟いて炎上した芸人(政治家らしいが)がいた位だから、普通は何となく分かりそうなのもだけど。
過去の成功体験
通常、メディアがこの手の世論調査をやる場合には、ある程度恣意的な答えが得られるように質問の仕方を工夫するモノなのだが(本来あるべき姿とは言えない)、この時の朝日新聞はこの時はそれを怠っていたようだ。
第一次安倍政権が終わる時にはバッシングを展開し、それが功を奏して与党自民党は選挙で大敗を喫する事態に繋がった。あの成功体験が忘れられないのだ。
第一次安倍政権の後を引き継いだのは麻生氏で(福田内閣を挟んではいるが)、麻生政権ではリーマンショック(2008年9月15日)の影響を受けて日本経済が大きく落ち込むことになる。麻生政権発足時点でリーマンショックに切っ掛けに世界的に大騒ぎになったサブプライムローン問題が発覚しており、そして広がる世界金融危機が政権支持率に大きく影を落とす。
「自民党ではもうダメだ」という空気を醸成するのには、十分な土壌があった。
今回、武漢肺炎騒ぎで政権支持率が低下していたこともあって、安倍氏が病気を理由に2度目の辞任を口にしたことに朝日新聞は狂喜乱舞したに違いない。それ故に、何の捻りも無い素直な世論調査をやってしまった。それが朝日新聞の敗因である。
地方票はどうだったのか
そんな流れであったので(安倍政権が評価されていた)、今回の総裁選挙のポイントは如何に安倍政権の仕事を継承するか?という点にターゲットが絞られることになる。
しかし、その点でも朝日新聞は大きな失敗をしたといって良いだろう。
安倍首相の政策の中で、評価する政策を選んでもらうと、「外交・安全保障」の30%が最も多かった。「経済」24%、「社会保障」14%、「憲法改正」は5%だった。「評価する政策はない」は22%だった。
「朝日新聞”安倍政権を「評価する」が71% 朝日新聞世論調査”」より
これはアンケートの続きなのだが、此れで次の政権の方向性についても示されてしまった。
何と、朝日新聞が最も攻撃対象としていた「外交・安全保障」に一番評価が高かったのである。この点は僕たちの肌感覚としても良くあっていたと思う。
この結果を受けてか、受けずか、今回の総裁選では、地方で圧倒的に有利だと言われていた石破氏が地方でも苦戦する結果となってしまった。
地方票では、菅氏が89票、岸田氏が10票、石破氏が42票をそれぞれ獲得していることから、国会議員票は、菅氏が288票、岸田氏が79票、石破氏が26票を獲得したものとみられます。
「NHKニュース”自民党新総裁に菅官房長官を選出 あさって首相に就任へ”」より
地方で人気がなかったのは岸田氏なのだが、有利だと言われた石破氏よりも菅氏の方がダブルスコアで勝利してしまった。これで、石破氏の勝利の目は無くなったと言って良い。
民間で人気のある石破氏?
テレビでは一時期、石破氏をスゴい勢いで呼んでコメントさせていた時期があった。
【次の総理大臣】人気は石破茂氏が首位独占。マスコミ各社の世論調査で圧倒的
2020年09月01日 10時08分 JST | 更新 2020年09月01日 10時25分 JST
安倍晋三首相の辞任表明を受け、後継を決める自民党総裁選に注目が集まっている。9月1日に行われる自民党総務会で、今後の日程や選出方法が決まる見通しだ。
1位 石破茂 28%
2位 河野太郎 15%
3位 小泉進次郎 14%
4位 菅義偉 11%
5位 岸田文雄 6%
<日本経済新聞とテレビ東京の緊急世論調査より。8月29・30日実施>
携帯電話を含むRDD方式による電話調査、有効回答数は778
「ハフィントンポスト」より
この時も人気がなかった岸田氏には苦笑いであるが、さておき、ダブルスコアで石破氏が人気だという調査結果が出ていた。余談ではあるが、河野太郎氏はともかくとして、小泉進次郎氏は候補としてあり得ないだろう……。
しかし、そもそも今回の総裁選挙は自民党議員の中で投票する話で、地方票も参考にするというスタイルで行われる選挙であった。その点でこうしたランキングに意味は無いのだけれど、実際に地方の人気は果たしてどうだったのだろうね?
地方としても、なんの実績も残せなかった石破氏を担ぐメリットはない。官房長官を勤め上げた菅氏相手では勝てなかったんじゃないかな。
まあ、蓋を開けたらダブルスコアだった理由は、「流れ」の影響はあったと思うんだけど。
政治は恐ろしい
そもそも、安倍氏が辞任を発表した段階では、「次は岸田」というのが主流だったはずだ。岸田氏は常にぱっとしないのだけれど、菅氏は武漢肺炎とGotoトラベルキャンペーンでミソが付いちゃった。
菅氏は、良く言えば公明党に太いパイプがあり選挙を戦い易い、悪く言えば池田某の怨霊を背負った国交省に強く出る事ができないという噂がある。
尤も、Gotoトラベルキャンペーンは、早くGoを出し過ぎた感は否めないのだけれど、遅かれ早かれ、少なくとも夏休みにあわせて動かすような必要はあったわけだ。アレが失敗だったかどうかと言えば、アレのお陰で首の皮一枚繋がったという観光業の方もいたわけで。政策評価は難しい。
ただ、そういう状況だったにも関わらず、菅氏は上手いこと流れを掴んだと思う。
菅義偉氏の「支持率」、わずか4日で2.6倍に 世論調査で支持「急伸」の背景は
2020年09月04日20時49分
次の首相・自民党総裁に誰がふさわしいかを尋ねた朝日新聞の世論調査で、菅義偉官房長官の「支持率」が、4日前に報じた共同通信の世論調査と比べて急伸している。菅氏は共同では14.3%だったが朝日では2.6倍の38%に。一方、共同で34.3%だった石破茂・元自民党幹事長は朝日では25%と落ち込んだ。この間、「世論」にどんな変化があったのか。
「J-castニュース」より
菅氏陣営、5派閥の主導権争い激化「今度こそポストを」
2020年9月12日 16時00分
自民党総裁選(14日投開票)で優位に立つ菅義偉官房長官の陣営で、新政権を見込んだ主導権争いが激化している。菅氏擁立の流れをつくった二階俊博幹事長が存在感を増す中、出遅れた他派閥はポスト争奪をめぐって焦りを強める。人事次第では党内が不安定になるとの懸念も出始めた。
「朝日新聞」より
あっという間に流れを掴んで支持を広げたのは派閥の力学というのもあるのだろうけれど、早い段階で二階氏を味方に付けた事は大きかったのだろう。
媚支那派二階氏には思う所があるのだけれど、政治の力学というところを垣間見た気がする。逆に言えば、それを上手いこと使える人材が自民党総裁になったことは、ある意味僥倖であったと言えよう。
ともあれ、菅氏がどんな舵を切るのかは、今後も見ていきたいのだけれど、面白いことも言っているので、ちょっと期待してもイイかな?とは感じている。
注目する政策
基本的には安倍政権の継承をする、せざるを得ないところはあるのだろう。ただ、いきなり切り込んだ話もあって、これはちょっと注目している。
“電波利用料引き上げも必要” 菅官房長官 携帯電話事業で
2020年9月13日 13時49分
携帯電話の料金について、菅官房長官は13日民放の番組で、大手3社による寡占状況が続いているとして、各社の価格競争が十分に働かない場合は携帯電話の事業者などが国に支払う「電波利用料」の引き上げを含めた対応も必要だという考えを示しました。
「NHKニュース」より
電波利権に切り込む、という総理はいままでいなかったわけで、これは携帯電話だけなのだけれど、更に一歩踏み込む可能性はある。ただ、それをするとメディアを完全に敵に回す可能性があり、支持率が高くなければなかなかできない話ではある。
これから携帯電話会社も大きく抵抗してくるのだろうけれど、Docomoがやらかしたので案外、今が攻めどきであるかもしれない。
「八ツ場ダム50個」の水害対策 菅官房長官に聞く
2020/8/3 2:00
2018年の西日本豪雨、19年の台風19号と毎年のように続く豪雨災害を受け、政府は実効性の高い治水対策の練り直しを進めている。その柱の1つとして政府は今年6月から、発電や農業用などに限って使っていた既存の利水ダムも洪水対策に活用できるよう運用を見直した。
「日本経済新聞」より
この話は余りニュースにはならなかったのだけれど、豪雨災害の時に利水権を越えてダムを利用できるようになるという大改革をやったという話。
今年6月からスタートで、九州の洪水は残念だったのだけれどもこれが功を奏した地域もあったと思われる。
安倍政権のIT政策を採点、次期政権の成否を分けるデジタルガバメントの要諦とは
2020.09.02
安倍晋三首相が辞任を表明し、約7年8カ月にわたる長期政権が終わりを告げた。この間、デジタルガバメントなど政府のIT施策はどこまで進んだのか。日経クロステックが過去に掲載した記事を参照しつつ、改めて検証したい。
この7年余の間、政府が打ち出したIT政策について一定の成果がみられたのは間違いない。民主党政権のIT政策を引き継ぐ形とはいえ、政府システム改革の司令塔となる「政府CIO」の設置と、行政の業務効率を高める切り札「マイナンバー制度」の導入を実現した。
「日経XTECH」より
後はデジタルガバメントの話である。これも進みの遅い話で、世間ではITどころかAIを利用するのが主流になりつつあるのに、未だにこれというのは5年~10年「遅い」と言わざるを得ないのだけれど、それでも現場で指揮をとっていたの菅氏である。
政治的にここに予算を盛れるのかは分からないが、理解も造詣も深いと言うことで、期待も出来るとは思っている。
まあ、取り敢えずは組閣した後の所信表明演説を期待したいところだけれど……、1つだけ言いたい事がある。「菅内閣」だけは止めて欲しいんだよね。だって、最悪の政権運営をした菅直人の政権と字面は一緒になり、不吉だからさ。
え?石破氏?まあ、良いじゃ無いの。折角応援してたけど、アノヒト、党を割って出る覚悟も無いしさ、乾されるだけかかな。
追記
気になるニュースがあったので追記しておきたい。
露骨な「石破つぶし」 2位岸田氏に票融通 自民総裁選
2020/9/15 6:00
14日、菅義偉新総裁を選出した自民党総裁選はむき出しの「派閥の論理」に始まり、終わった。無派閥の菅氏に5派閥が競うように相乗りし、告示前に勝負はついた。石破茂元幹事長を最下位に落とし、再起不能にさせることをもくろみ、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相がそれぞれ所属する派閥から、2位の岸田文雄政調会長に議員票を融通する工作も行われたとみられる。「密室」「談合」色が拭えぬ選出過程は、新政権を縛る足かせになりそうだ。
「西日本新聞」より
この記事の趣旨は、菅義偉陣営から岸田陣営に組織的に票が流れ、けしからんというものだ。
今回、菅氏を推した首相と麻生氏だが、岸田氏も見捨てたわけではなく、一方で石破氏を毛嫌いしているのは周知の事実。2位争いに後れを取りそうだった岸田氏を見かね、当の菅氏も地方票の集計直前、方々に電話して岸田票の現状を情報収集していた。
この日、首相の出身派閥・細田派の中枢幹部は、菅陣営の関係者から「(岸田氏に)票を回したのか」と尋ねられ「自民党には、こういういいところがあるんだよな」と満足そうに独りごちた。麻生氏の側近も「うまくいった」と漏らし、圧倒的優位だった菅陣営から岸田氏サイドに対する温情票の存在をにおわせた。
「西日本新聞”露骨な「石破つぶし」 2位岸田氏に票融通 自民総裁選”」より
記事を書いた目的は、石破氏の擁護と自民党批判だろう。
ただ、なかなか奇っ怪な文章構成になっている。悪いのは頭か?
自民党はかつてカネ、人事、選挙を陰で操った派閥支配が世論の批判にさらされ、政治改革の潮流ともあいまって2009年には野党に転落、出直しを図ったはずだった。今回の選挙戦では政策論争は後景にかすみ、「数は力」の原理に基づく派閥政治が堂々と復権し、「古い自民に後戻りするな」の声はかき消された。
16日、第99代首相となることが確実な菅氏。14日の記者会見では「派閥の弊害ということは全くない」と言い切ってみせたが、選挙戦で背負い込んだ派閥のしがらみがそのリーダーシップに影を落とすことは避けられない。
「西日本新聞”露骨な「石破つぶし」 2位岸田氏に票融通 自民総裁選”」より
多数派工作はけしからん、正々堂々とやれという論調ではあるが、2位と3位が入れ替わった可能性があるという主張には少々無理がある。
- 菅官房長官 377票
- 岸田政務調査会長 89票
- 石破元幹事長 68票
記事中は30票ほど菅義偉派から岸田派に票がながれたと、議員の台詞と共に言及されているが、その根拠はどこにも示されていない。別の記事では20票ほど動いたという記事もあった。評論家の田崎氏は24票ほど動いたとしている。
また、時々覗いている青山繁晴氏の個人ブログでは、個人の判断で「菅義偉氏が適任だと考えていたが、岸田氏に投票した」としており、その少し前の記事では「岸田氏から投票の依頼があった」としている。
これらのことを総合すると、今回の自民党総裁選では2つの意識が働いたと考えて良さそうだ。1つは「圧倒的に菅義偉氏が適任であると考える意識」でもう1つが「石破だけには入れてはならぬという意識である」。組閣するにあたって2位の派閥より3位の派閥の方が冷遇されるケースは今までも自民党内で行われてきた事であり、そして、「後ろから撃つ石破」と組みたくないと考えるのは無理も無かろうと思う。
これがけしからん事なのだろうか?選挙に不正があったわけで無し、個人の判断で投票した人はいたが、組織票が動いた証拠は無い。ただ、働きかけは間違い無くあっただろうと思われる。そもそも、石破派の広報担当、平敦盛……じゃなかった平雅明氏(あつ森事件の責任者だったので、そう揶揄される羽目に)も菅義偉氏の力量を認めている発言をしていたので、石破派にあっても断然、菅義偉氏に人気があったのだ。
そして、今回の自民党総裁選挙は自民党の趨勢を決定する選挙であり、自民党の在り方を自民党議員が意見表明するという場である。従って、石破氏に自民党内で影響力を持って欲しくないという意思表明をしたと理解していて、票が動いたとしても不思議はなかろう。
……何がダメなの?お金が動いたというのであれば、法律的にNGだけどさ。
コメント
石破については自分の印象としてはむしろ大健闘で、なんでこんな票取ってるのか理解できないレベルでした。
少なくとも何かしらの役職は割り振らざるを得ないでしょうね。困ったことに。
岸田はなぁ……平時ならよかったのかもしれませんが、非常時に立つにはちょっと。
自民党総裁でありながら結局、総理になれなかった谷垣氏と同じく、運というか何かが足らない感。
まぁ、決まった以上は何をするかに注目ですね。
結果は次の選挙で分かりますし。
石破氏が健闘ですか。
確かに出馬すらできないという噂もありましたからね。よくもまあ、あれだけ推薦人を集めたものです。
岸田氏は「軽い神輿」ですから、今、起用するのは本人にとっても不幸ですよ。
岸田氏がどこのポストに入るのか?という点は気になりますが……、幹事長ポストやら色々と要職が埋まっちゃいましたから、あれ、どうするんでしょうね。
木霊様、皆さま、おはようございます。
菅総理に期待しています。理由は安倍さんの政治を継承する(と言っている)から。
でも、継承してほしいのは「政策」ではなくて政治に対する態度というか、向き合い方というか考え方というか。
安倍氏は【本来の意味で】リベラルな政治家だと思います。やや右よりか・・と思いますが、中道右派程度かな。失策や疑惑などもありましたが、予期できない問題が起こった時それなりの対応をしてきました。最適かどうか怪しいものもありましたが、最適かどうかなど、やってみないと分からないんです。
対して【自称リベラル】の野党はというと、反自民、護憲にとらわれ、そこから1歩も出ない。
かつて自民党が【保守】であった頃に「あるべき政治」を考えた結果反自民になった。リベラルに考えたら結果が反自民であった、そういう時代があったと思っています。
ところが、近年(といっても何十年間ですが)野党は「反自民、護憲でなくてはならない」とでも思っているらしく、思い切り【保守】的です。
というわけで、現状では自民党が革新的でリベラル、野党は保守的、守旧的だと思います。時々刻々変化する状況に対応するには【本来の意味で】リベラルである必要があると思います。
菅氏には、この点を継承してほしいと思います。
保守、革新、リベラルと言うのは右、左の問題ではないでしょう。ロシアの保守派はガチガチのマルクス主義者のようですから。
菅義偉氏がどこまで信用できるのか?という点については、少々不安ではあります。
力量的には三人の中ではトップレベルでしょうけれど。
菅義偉氏に期待する政策は列挙しましたけど、なかなか組閣には力が入っているようで。
まさか防衛大臣に岸信夫氏を持ってくるとは。台湾との関係強化という可能性が高くなりそうです。総務大臣には河野太郎氏、副総理には麻生太郎氏、この辺りは、「かなり攻めているな」という気がしますよ。拙そうな人事もチラホラありますが。
私は実は安倍晋三議員は3度目を腹の奥に決めていて、石破を永遠に総理にはしたくないと考え、辞任劇をしたと思っています。
麻生太郎議員は石破に強烈な嫌悪を持っており、人気の無いマザコン岸田を2位にするために管、2F、麻生議員と画策をしたと思っています。
岸田は野心など無く、流れに逆らうような下心なども無く自分の力も知らず間抜けな道化を演じたな過ぎない。党内では害にはならないので各派閥も納得。
これで石破の出番は無くなりました(笑)
問題は管政権の組閣と次の選挙までの政策ですね、数少ない人の心はまだ私には判断出来ません。
アイヌ新法の影の功労者?で、私は日本にとって良い総理にはならないと現時点では思っています。
石破氏は本当に自民党員に嫌われる立場になりましたね。
ただ、自民の中にも改革意識の強い人達はいて、彼らは寄るべき派閥が無くて石破氏のところにいる感じにはなっています。
アイヌの問題とIRの問題は菅義偉氏について回る懸念ですよね。そしてこれ、そのまま公明党と支持母体宗教団体に関わってくる話です。
その辺りは心配なんですが……。
木霊さん、おはようございます。
予想通りというか岸田氏が2位で石破氏に引導を渡せたのは良かったと思います。
党幹部人事は二階氏が残るのは仕方ないのでしょうが、指示を受けた5派閥から均等に割振られましたね。
組閣もほぼ固まりましたが処遇が注目された河野氏は、目玉政策推進役として行革大臣として辣腕を振るって、次のステップアップに繋げて欲しいもんです。
防衛大臣の後釜はちょっと名前が浮かばず不安だったんですが、安倍氏実弟の岸氏起用という手があったんですね。
衆議院3期・参議院2期で政治キャリア17年目、3世政治家としては遅いスタートですが、外務・防衛・安全保障委員会を歴任し準備万端での起用って感じですね。
神政連のメンバーでもあり是非はともかく政治信条に期待もできそう、支那・南北朝鮮に対して河野氏と同じように強硬姿勢を貫いて欲しいもんです。
個人的に着目したのが古田氏(石破派)の厚労大臣抜擢、コロナ禍で専門知識を持たれている事が明らかになりましたから、いかに敵の石破派でも厚労大臣に起用したらどうかと思っていましたからね。
さて、菅総理とその内閣の仕事ぶりに大いに期待しつつ、まずは適材適所と自賛するお手並み拝見ですね。