軽空母を作って親米化する?韓国

大韓民国

お笑いネタを1つ。

<Mr.ミリタリー>軽空母・原子力潜水艦を推進する韓国国防(1)

2020.09.03 13:46

最近、外交・安保政策が変わっている。文在寅(ムン・ジェイン)政権初期と比較すれば相対的に正常だ。政府の別の分野と比較される。新型コロナ再拡大、借金爆弾の財政、傍若無人の検察人事と偏向捜査、医療界ストライキ、親日清算など政府の誤った政策は数え切れない。外交・安保もこの政権に入って南北関係に事実上従属した。その外交・安保政策の風向計が最近変わっている。国防部の戦略武器確保と韓日関係での慎重モードだ。変化の背景は明確でない。北朝鮮との関係改善に限界を感じたのか、核武装した北朝鮮が負担なのか、米中新冷戦の波紋が心配なのか、それとも複雑な国内政治で青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)が干渉する余裕がないのか、正確な事情把握は容易でない。

「中央日報」より

なかなかスゴいぞ!Mr.ミリタリー!

読んでいても中身がちっとも頭の中に入ってこないコラムだが、突っ込みドコロは満載である。自民党総裁選を追いかけるのも意味がないだろうし、武漢肺炎も随分落ち着いてきたので、息抜き程度にコラムに触れていこう。

ただ、カテゴリー的には政治の範疇なので、中身に「お笑い韓国軍」風味が出てきたとしても、本日は韓国の政治の話だ。

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文在寅政権の失敗財政

武漢肺炎によるダメージ

このMr.ミリタリー氏も言及しているが、「新型コロナ再拡大、借金爆弾の財政、傍若無人の検察人事と偏向捜査、医療界ストライキ、親日清算など政府の誤った政策は数え切れない。」という点は、かなり韓国国内で問題になっている。

[速報]韓国の新型コロナ感染者136人増 6日連続で100人台

2020.09.08 09:32

韓国の中央防疫対策本部は8日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から136人増え、計2万1432人になったと発表した。市中感染が120人、海外からの入国者の感染が16人だった。1日当たりの新規感染者数は3日から6日連続で100人台。

「聯合ニュース」より

まず、武漢肺炎の感染に関する話だが、市中100人台ということで驚くほどの事ではない。日本でも見慣れた数字であり、東京都だけでももっと感染しているしね。問題はどちらかというと重症患者数が増えている点だ。

韓国のコロナ新規感染者が100人台に減少 重症患者は急増

2020.09.03 11:19

韓国の中央防疫対策本部は3日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から195人増え、計2万644人になったと発表した。市中感染が188人、海外からの入国者の感染が7人だった。

~~略~~

重症患者は31人増え、計154人となり、韓国内で新型コロナウイルス感染者が発生してから最も多い。死者は前日から3人増え、計329人。

「聯合ニュース」より

こうした事態に加えて医療従事者のストライキが、感染拡大に大きな影響を及ぼしているようだ。

韓国政府の医師増員計画に専門医がストライキ──医師不足と地域格差の解消法は

2020年08月21日(金)11時15分

韓国政府が医科大学の定員拡大や公共医科大学の設立を発表してから、大韓専攻医協議会(以下、専攻医協議会)を中心とした医師たちとの対立が続いている。教育部の兪銀惠(ユ・ウンヘ)長官は7月23日に開かれた「第10回社会関係長官会議」兼「第4次サラム(人という意味の韓国語)投資人財要請協議会」で、2006年以降3,058人で凍結されていた医科大学の定員を、2022年から毎年400人ずつ、つまり10年間で合計4,000人増やすことで7,000人近くまで増やす計画を明らかにした。

~~略~~

一方、韓国政府が医大生の定員拡大や公共医科大学の設立を発表したことに対して、専攻医協議会や大韓医師協会は、反対の立場を表明している。インターンとレジデントの約1万6000人が属している専攻医協議会は、8月7日に午前7時から24時間の集団休診に一時的に突入し、反対の姿勢を示した。さらに、21日からは段階的に無期限のストライキに突入すると発表した。つまり、インターンと4年目の専攻医は21日の午前7時から、3年目は22日から、1年目と2年目は23日から業務を中断し、23日午前7時にはすべての専攻医が無期限診療拒否に入る計画だ。

「Newsweek」より

医者がストライキ?という意味不明なワードにビックリしたのだが、医療従事者が何に怒ったのかというと、韓国政府が推し進めている医療政策が、医者を増やす事を目的としたもので、医者にしてみたら診療報酬が減るなどの結果になるので既得権を守る為に反対するしかないのである。

いや、医者が少ないなら問題だろう?と感じるワケだが、実は医師数そのものよりも地域の医療施設の拡充によって地方でも働きやすい環境を整えてくれと言っている。まあ、韓国の医療行政に関しては根本的な問題が何処にあるかを理解していないので、どちらの主張が正しいのかは分からないのだが、韓国政府が安易に医者を増やす様な政策を採ることは愚策のように感じるね。

なお、医者のストライキ自体は回避されたらしく、今は落ち着いているらしいが、ムン君がこの騒ぎが勃発した時に、「医者が現場を離れるのは、戦時の状況で逆に軍人たちが戦場を離脱するのと同じ」(8月27日)などと発言してしまった炎上してしまった。また男を下げたね。

借金爆弾の財政

さて、財政政策の失敗に関しては色々あるのだけれど、一番心配なのは家計負担である。

6月末の家計負債、3カ月で26兆ウォン増

2020/08/20(木)

韓国銀行(中央銀行)が19日発表した2020年6月末時点の家計負債は過去最高の1,637兆3,000億ウォン(約141兆2,400億円)で、3月末と比べて1.6%(25兆9,000億ウォン)増加した。 銀行など金融機関からの借入残高は1,545兆7,000億ウォンと、1.6%(23兆9,000億ウォン)増加した。

「NNA ASIA」より

家計の爆弾だと言われている韓国の家計負担だが、ここのところ増大する一方である。韓国では超低金利政策と住宅価格つり上げ政策によって、韓国民は借金してでも住宅を買って転売するというような事を続けている。韓国では何度も徳政令政策を出しているので、韓国民は借金しても韓国政府が苦しくなったらチャラになるという事を期待しているのだ。

完全に経済秩序が失われている(モラルハザード)。

「消費クーポン」発行へ、内需拡大を後押し

2020/07/27(月)

韓国企画財政省の金容範(キム・ヨンボム)第1次官は24日、第3次補正予算に盛り込んだ1,700億ウォン(約150億円)規模の「消費クーポン」について、今月末から順次発行するよう指示した。

「NNA ASIA」より

こうした家計負債を懸念してか、韓国政府は積極的に「消費クーポン」と呼ばれる宿泊や観光、公演、映画、展示、体育、外食、農水産物の8分野で使える割引クーポンを配っている。日本も似たような景気刺激策、例えばGoToトラベル、GoToイート政策を打ち出しているが、必ずしもこの政策が間違いだとは言い難い。

韓国政府はこれに加えてクレジットカード使用額の所得控除限度を引き上げ、より借金をし易い環境を作っていると言うのがなかなか衝撃的だ。

ただこうした政策を打つために用意した財源は、韓国政府の借金なので質が悪い。何故かと言えば、韓国の内需拡大策は、貿易依存体質の韓国市場にとっては必ずしもプラスには働かない可能性があるからだ。何故ならば、韓国は外資依存の国であり、常にドルが枯渇するリスクと隣り合わせで経済を自転車操業しているからである。

韓国経済の優等生、サムスンやLG電子などもかなり苦戦する可能性が高いしね。

Noジャパン政策の失敗

韓国国内では「Noジャパン政策」を推進していて、できるだけ日本製のものを買わないようにしようという風潮が強い。

ただし、これが成功したかというと、寧ろ壊滅的なダメージを負っているらしい。

韓国政府が実績アピール式にこだわって素材・部品・装備政策を押し進めるのは困るという懸念が出ている理由がここにある。産業通商資源部と特許庁によると、昨年7月から最近まで韓国国内では素材・部品・装備関連の核心特許72件が創出された。日本が最初にターゲットとしたフッ化水素とフォトレジスト、ポリイミドの3大半導体素材もやはり国産化が一部進展した。だが日本は伝統的に素材・部品・装備に強い国だ。韓国の対日依存度もやはり依然として高い。韓国貿易協会国際貿易通産研究院によると、1~5月基準でベースオイルの対日輸入依存度は94.8%、半導体製造装備の依存度はそれぞれ86.8%、精密化学原料の依存度は78.1%に達する。

「中央日報”「韓国の素材・部品・装備国産化」の裏で笑う日本…特許訴訟で反撃始まった”」より

この中央日報の記事では、韓国が日本企業に対して特許戦争を仕掛けていると言う事が書かれている。記事中で触れている「異議申し立て」は日本特許制度に設けられたシステムを悪用する話で、軽い負担で文句を付けられるという触れ込みではあるのだけれど、実際は行政(特許庁)へのお任せ制度なので、異議申立書に書かれた内容が適性と認められなければ、影響は殆ど無い。特許庁としては業務に負荷がかかる制度として不評らしく、これが乱発されると、法律改正に繋がる話になる可能性はある。

何というか、韓国政府がとても得意げに「特許紛争だ」と言っているのだが、完全に日本の経済産業省にケンカを売った形になって苦笑するしかない。

そして、多額の予算を投入したにも関わらず、1年経った現在も日本依存度は高いままである。とはいえ、通常はそんな簡単に依存度は下がらないので、政策が間違っているワケでは無い。このまま何年も予算を注ぎ込むのが正しい。頑張って続けて欲しい!

財政困難を吐露

そして、ムン君、ついに「財政が困難だ」と認めちゃった。

文大統領が「財政の困難」に言及し始めた

記事入力2020.09.07 16:08 最終修正2020.09.07 午後4:27

ムン・ジェイン大統領は7日、2次災害支援金の選別支給原則を明らかにしながら、「現実的に財政上の困難が大きい」と述べた。文大統領は同日、大統領府首席・補佐官会議で「少ない金額でも、国民すべてに災害支援金を支給しようという意見も一理がある」とした。しかし、財政上の困難に言及しながら、「第4次補正の財源を国債を発行してカバーするしかない状況だ」とした。

「NAVER」より

簡単に言えば、「財源無いから、更に借金するね!」といったワケだ。

文大統領が「財政上の困難」を吐露したのは、国の借金が雪だるまのように膨れ上がっているためと分析される。政府は、コロナ災害支援金を含めて、今年に入って4回補正予算(補正)を組織し、来年も556兆ウォン規模の「スーパー予算案」を発表した。この場合、来年の国内総生産(GDP)に対する国家債務比率は46.7%で、今年比3.2%ポイント上昇する。財政収支の赤字は109兆7000億ウォンで、GDP比で5.4%水準になる。コロナで税収が低迷のに支出は歴代最大規模で増えたからだ。

「NAVER”文大統領が「財政の困難」に言及し始めた”」より

武漢肺炎の影響が続いている昨今の状況において、補正予算を4回も出したというのは仕方がない面がある。ただしかし、韓国政府の借金はこれまでも膨らみ続けているだけに、財政規律的にもかなりヤバいことはヤバい。資金ショートで外資が逃げ出す事態に発展する可能性は高そうだね。

企画財政部が2日に発表した長期財政見通しの結果によると、少子高齢化の影響で、2045年に韓国のGDP対比国家債務比率は99%まで上昇する見込みだ。

「NAVER”文大統領が「財政の困難」に言及し始めた”」より

韓国のGDP対比国家債務比率は2045年に99%等と書かれているが……、現時点で既に97.9%である。本年度は随分大盤振る舞いをしたが、更にそれを積み増す予定だ。

失敗した最低賃金政策

さて、こうした韓国財政の失敗を加速したのは、ムン君が重大政策と掲げた最低賃金政策である。

韓国、21年の最低賃金1.5%増 伸び率過去最低

2020/7/14 15:00

韓国の最低賃金が2021年に20年比1.5%増の8720ウォン(約770円、時給ベース)となる見通しとなった。上昇率は1988年の制度開始以来の最低水準。所得主導成長を掲げる文在寅(ムン・ジェイン)政権の経済政策が暗礁に乗り上げている。

「日本経済新聞」より

最低賃金政策というのは差配が難しい政策で、最低賃金が徐々に上がっていくことは経済成長を意味するので大切な事なのだが、賃金上昇は経済成長の結果として結実すべき話。

経済が不安定なのに法律で無理矢理あげるのは愚策だろうと、その様に言われている。尤も、あれだけ急激に最低賃金を上げたのに、ダメージが少なかったのだという風に分析する人もいるので、完全な失策か?という点については議論の残る所ではある。

経済の実力以上の最低賃金というのが、何処にあるのか?は数字で分かるものではないしね。

最低賃金8720ウォンは東京都(1013円)と比べると2割ほど低く、東北や九州の一部など日本で最も低い地域(790円)とほぼ同水準だ。韓国は全国一律の最低賃金を設定するため、特に地方で中小零細企業から負担増を懸念する声が大きかった。

「日本経済新聞”韓国、21年の最低賃金1.5%増 伸び率過去最低 ”」より

ただ、数値的にマズイだろうと言われているのは、韓国の技術レベルが低いにも関わらず、日本の九州などの一部地方よりも最低賃金が高くなった余波を受け(注:韓国の場合、最低賃金の地域差は設定されない)て、韓国で日本の製造業が物を作るメリットが失われてしまった。

そういう面はあるものの、ムン君は最低賃金1万ウォンを目指して頑張っているので、今年のこのブレーキというのは非常にムン君にとっては痛手になったと言って良いだろう。

韓国「IMF以来“最悪”」8月の就業者「27.4万人減少」…6か月間“連続減少”

9/9(水) 9:01配信

韓国では新型コロナウイルス感染症の影響による雇用危機で、8月の就業者数が1年前に比べて27万人あまり急減した。

これはIMF(国際通貨基金)通貨危機以来、同月基準で最も大きな減少幅である。国内での新型コロナの再拡散が調査期間直後に起こったのにもかかわらず、このような“最悪”の指標が表れた。

韓国統計庁が今日(9日)伝えた“2020年8月雇用動向”によると、先月の就業者数は2708万5000人となり、前年同月対比で27万4000人減少した。

これにより就業者数は、去る3月から6か月間 連続して減少の値を示している。これはグローバル危機当時の2009年1月から8月(8か月連続)に匹敵する連続減少である。

「yahooニュース」より

そしてこの失策はこんな数字としても表れている。就業者数の減少である。

この数字をどういった風に評価するのはなかなか難しいのだけれど、経済的にヤバイと言うことはよく分かるだろう。何しろ、働いている人が減っちゃったのだから。

韓国の目指す軍事大国

軽空母を作ろう

……軍事ネタを書くはずだったのが、ここまでムン君の失策に文字数を使わねばならないとは。

さておき、軽空母である。

この2つの記事はアクセス数も多くて皆さんの興味が深い内容であるらしい。無論僕も興味深く見守っているさ。

このうち新しい外交・安保政策の決定版は、軽空母・原子力潜水艦・極超音速ミサイルなど戦略武器を確保しようという国防部の意志だ。その間、専門家やメディアは戦略武器の必要性に言及してきたが、実際に推進するとなるとリスクが少なくない。この戦略武器には中国と北朝鮮が反発するからだ。反米・親中・親北性向と評価される現政権では意外な決定だ。反対に韓国の戦略的地位は高まり、韓米同盟には役立つ。このため戦略武器は「諸刃の剣」だ。

「中央日報”<Mr.ミリタリー>軽空母・原子力潜水艦を推進する韓国国防(1)”」より

そして、彼曰くこの軽空母を保有する事で「国の戦略的地位は高まり、韓米同盟には役立つ」のだとか。

え?マジデ?

何か延々と理由を書いているので、簡単にピックアップしていくと以下の通りの理由らしい。

  1. 軽空母が搭載するF-35Bは支那のJ-15やJ-20より強い ← え?売って貰えるの?
  2. 軽空母は支那空母「山東」より小さいので有利だ ← 根拠不明
  3. 離於島(イオド)南側の海洋保護に有利 ← 人が住めない「岩」なんですが……
  4. 対北朝鮮にも軽空母が役立つ ← 作戦はF-35Bありきですね

何というか、絵に描いた餅なんだけど。

去年辺りから特に軍事費に予算を突っ込み始めた韓国だが、F-35Bに関してはまだ予算をたてただけで売って貰えるかどうかもハッキリしない。だが、その予算は本当にアテがあるのか?という話を長い長い前振りで書いてきた。

しかし、何はともあれ予算はついたようなので、軽空母を作るのは確定路線のような事なんだろう。論拠はイマイチ不明だが、F-35B戦闘機が手に入ればバラ色の未来が開けてくるような感じだね。

なお、軽空母、通常3隻で1セット。加えて空母打撃群と呼ばれる護衛部隊を作らなければならないので(空母自体に攻撃力は無いのだが、日本では謎の言葉「攻撃型空母」「防衛型空母」なる表現がある。もちろん、言葉遊びレベルの話だが、韓国はこの攻撃型空母を現実のものとする可能性はある)、現状予算を付ける目処の立ったF-35Bを20機では足りないよね。

噂では3万トン規模の軽空母を作る予定らしく、出てきた絵ではF-35B搭載数16機という。え?予備は4機だけ?そんでもって、プラス軽空母2隻分、さらに40機は買うって話かな。

なお、支那人民解放軍はJ-15を50機、J-20を50機備えているとかいう話なので、数の上でも本当に対決できるのかは怪しいのだが。

原子力潜水艦を手に入れるぜ!

さて、次は原子力潜水艦の話になるんだけど……、一応、軽空母の方は形を似せてそれなりの物を作る技術はありそうだけど、原子力空母はどうなんだろう。

原子力潜水艦も重要だ。韓国国防部は4000トン級潜水艦(張保皐-III)の推進エンジンを公開しなかった。それでもほとんどのメディアは原子炉を搭載した核推進だと伝えた。「張保皐(チャンボゴ)-III」潜水艦が核推進でなければ、国防部が反論したり、訂正報道を要請したりしたはずだ。しかし国防部からは一言半句もなかった。暗黙的に認めたのだ。非公式ブリーフィングでは核推進に進むと説明した。

「中央日報”<Mr.ミリタリー>軽空母・原子力潜水艦を推進する韓国国防(2)”」より

実は韓国、3000t級潜水艦を進水させてホルホルしているのだが、その後の噂を聞かない。果たして、上手くいっているのかそうでないのか、便りのないのはよい便りということかも知れないが、心配である。

いや、寧ろネタをクレ!

……さておき、4000t級潜水艦を作る話になっていて、その推進力が明らかになってはいないが原子力推進であると。ふーん。

問題は原子力潜水艦を韓国が独自で開発できるかだ。潜水艦の原子炉燃料は高濃縮ウランだ。ウラン濃縮度(ウラン235の含有量)は20-80%。ところが韓国は韓米原子力協定に基づき濃縮度20%以上ウランを保有できない。したがって米国の了解があってこそ原子力潜水艦を確保できる。国防部の原子力潜水艦計画に米国の同意があったということだ。

「中央日報”<Mr.ミリタリー>軽空母・原子力潜水艦を推進する韓国国防(2)”」より

スゴい事を書いているな。

そもそも原子力推進機関を作るだけの技術力があるのか?といえば、燃料さえ目処がつけばそれ程難しい話ではないかもしれないのだが、「安全に運用できる」という前提に立つと、これまた怪しい話。少なくとも、原子力推進機関を備えた船くらい作って、使ってみたら良いのに。

正直、韓国国内で高濃縮ウランを作る事ができるかもよく分からない。

それが潜水艦に搭載できるような安全性を備えた原子炉を作り、潜水艦内部に収めるというのだから、なかなか自国の技術力を過信しているのではないかと。更に心配なのは、アメリカが米韓原子力協定の内容改定を認めるのかなーと。

クワッド参加は難しい

とまあ、ここまででも随分夢見がちなことを書いているのだが、ここから更に衝撃的な内容が。

軽空母は原子力潜水艦、イージス艦などと戦略機動部隊を構成する。1次的な任務は北朝鮮の挑発の抑止だが、2次的な任務は離於島からマラッカ海峡(インドネシアとマレーシアの間の海峡で、インド洋と太平洋をつなぐ最短距離海上運送路)にいたる海上輸送路の保護だ。

「中央日報”<Mr.ミリタリー>軽空母・原子力潜水艦を推進する韓国国防(2)”」より

え?韓国ってシーレーンの防衛ってやってたの??

……ま、まあいいや。

海上輸送路は韓国の大半の物流量が通過するが、中国が力で影響力を行使しようとするからだ。軽空母が活動すれば、政府が参加を留保するクアッド(QUAD)にも自然な形で協力する可能性が高い。中国の勢力拡張に対応するため新冷戦に入った米国としては歓迎することだ。

「中央日報”<Mr.ミリタリー>軽空母・原子力潜水艦を推進する韓国国防(2)”」より

ここで出てくる「クワッド」について言及しておきたい。

米、日豪印と閣僚級会談へ インド太平洋周辺の安全保障巡り

2020年8月29日

オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は28日、インド太平洋周辺地域の安全保障で連携する日本、オーストラリア、インドとの閣僚級会談を9月と10月に開催する計画を明らかにした。

オブライエン氏は、自身が10月に日米豪印戦略対話(クアッド)の代表とハワイで会談する公算が大きく、ポンぺオ国務長官も9、10月に他3カ国の外相らと会談する見通しとした。

「ロイター」より

コチラの記事にあるように、日本、オーストラリア、インドに加えてアメリカの4カ国でクワッドである。そもそもこの防衛構想に韓国はお呼びではないのだ。

政府が参加を保留するって、声かけてないから!

自然な形で入ってこないで!!!

アメリカから濃縮ウランを受け取る夢を見る

で、韓国が出来るかどうかも分からない原子力潜水艦を建造した暁には、アメリカがその燃料をプレゼントしてくれるらしい。

韓国の軽空母と原子力潜水艦は韓米同盟の戦略的関係を一段階高める。韓国が軽空母を活用して中国牽制に参加する代わりに、米国から原子力潜水艦に使われる濃縮ウランの支援を受けることができる。国防部の今回の決定で、韓国は今後の米中新冷戦局面で中国寄りでなく米国などの自由民主隊列に一歩さらに近づくとみられる。鄭長官はこうした戦略武器の確保を当然のことだと述べたが、紛らわしい政策が乱舞する最近では不幸中の幸いといえる選択だ。

「中央日報”<Mr.ミリタリー>軽空母・原子力潜水艦を推進する韓国国防(2)”」より

あれだけアメリカに対して後ろ足手砂をかけるような姿を見せておいて、この後に及んで未だ米韓同盟の深化ということを言えるその図太さには感心するが、「濃縮ウランの支援」はないだろう。

寧ろ自国で作れよ。

そのための弁士力協定の見直しじゃないのか?

どれだけMr.ミリタリー氏はドリーマーなのか。

現実問題として、支那は国際社会にケンカを売りまくりなので、今この段階で掌を返してアメリカについていくことは正しいのだが、そもそもそれが出来るなら習近平氏に尻尾を振っちゃうのはどうなんだろう。

文大統領、心はコロナと南北打開のみ 中国に足もと見られ

2020.8.22

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は、北朝鮮との関係悪化などで外交が行き詰まる中、中国の習近平国家主席の訪韓実現に期待を懸けてきた。中韓で新型コロナウイルス対策の成果をアピールする狙いに加え、文政権は、南北関係打開に向けた支援を習政権から取りつけたいとの焦りがにじむ。ただ、米中対立が激化する中で、中国に傾きすぎることを懸念する声は韓国内でも上っている。

「産経新聞」より

噂に寄れば、習近平氏は年内に韓国訪問を実現するということを言っていて、流れ的に韓国はコレを拒むことができない。

ホイホイと支那の使者を受け入れてしまったムン君にとって、この後の出来事はアメリカの逆鱗に触れる。別の記事で言及したのだが、8月29日にグアムで日米防衛相会談が開かれている。しかし実はここに韓国の防衛相である鄭景斗氏が参加するはずだったのだが、欠席してしまった。

[社説]韓米日の国防相会談不参加、国民をどこに連れて行く

入力2020.08.31 03:26

日米国防長官が29日、グアムで会談し、「北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイルの廃棄のために、国連安全保障理事会の制裁の完全な履行が重要である点で意見が一致した」と、米国防総省が発表した。「地域を不安定にする中国の行為に反対する」と大衆牽制メッセージも送った。統合ミサイル防衛網の構築と情報・監視協力問題も扱っている。北・中の脅威と対応など、私たちの安全保障に直結された問題が議論されたにもかかわらず韓国国防相は参加しなかった。6・25以降、韓国を守ってきた韓・米・日の軍事協力で韓国だけ抜けたものである。

「朝鮮日報」より

朝鮮日報の社説では「国民をどこへ連れて行くのだ」と嘆き節を語っているが、行き先は赤い国である。高麗連邦樹立まで突っ走るだろう。

そうして見ると、ムン君が軽空母や原子力潜水艦の建造を推進する理由はかなり変わってくる。そもそも軽空母如きで支那の空母に対抗できるとは思えない(空母に対抗して空母を出そうという発想がそもそもオカシイ)し、その空母に乗るのはF-35BではなくJ-15ではないか?そのためにスキージャンプ台を採用してくるんじゃないのかな。

原子力潜水艦だって、支那から賑やかなアレを買えば容易に運用可能である。Mr.ミリタリー氏の妄言はそんな風に切ってみると、案外現実的なのかも知れない。

ムン政権の目指す輝かしい未来

ここ数年、韓国国内では核武装論がチラホラと出始めているようだ。

今回のMr.ミリタリー氏の記事も、原子力潜水艦の保有によって国力を高めるという筋の話である。記事の中では協力を求める相手はアメリカという事になっているが、ムン政権が始まってからは米韓同盟の解消論が韓国国内で出てきている。これは在韓米軍撤退とセットなのだが、その前提としてあるのが北朝鮮との平和条約締結だ。

しかし、北朝鮮にとって韓国と組むメリットはほぼ無い。あるとすれば、北朝鮮主導の連邦制樹立なのだが、驚くことにムン君自身はその考えに賛同しているのである。主体思想の信望者であるムン君にとって、韓国を北朝鮮に捧げてでも、民族融和を推し進めることは何の矛盾も無いのだ。

そしてその時に邪魔になるのがアメリカとアメリカ軍の存在で、平和条約締結が実現すれば、もはや連合国が朝鮮半島に駐留する理由は無くなる。これを在韓米軍撤退とセットに考えているのがムン君なのだ。駐留費用負担で揉めて見せている背景にも、そうした事情が透けて見える。

残念な事にアメリカとしてももはや韓国の存在はお荷物でしかない。撤退することは、朝鮮戦争で命を散らしたアメリカの選択が誤りであったことを認めることになる。アメリカにとっては容易ならざる選択ではあるが、アメリカは自身の誤りを認めて撤退することで利益が得られると考えるのであれば、断行するだろう。そしてそうなれば、日本海が防衛ラインになってしまう。

そうして韓国が朝鮮半島を手に入れた時に(実際には北朝鮮か支那が朝鮮半島を支配することになるのだが)、アメリカの存在は不要となり、国際社会に存在感を示すためには核武装は不可欠である。その核武装の手段として、北朝鮮のミサイルに目を付けているのは、多くの人が知る話だ。

民族融和の未来、それはムン君にとって輝かしいものに映っていると思う。ただ、韓国民にとって幸せな選択とは限らないのだけれど。

現時点の流れは、間違い無くそちらの方向に流れているといって良いだろう。

そして、ここに来てようやく原子力潜水艦が意味を持つことになる。そう、独力でシーレーンを防衛する為に原子力潜水艦や軽空母によって自国の船をエスコートできるだけの実力を持つのである。この考えは、思想としては北朝鮮のそれと大差無いところが恐ろしいね。

コメント

  1. 前段が長すぎます(笑)。エントリを分けられた方がよかったのでは?

     もう韓国は日本の仮想敵国でほぼ間違いないわけで、こうして役に立ちそうもない空母などの軍備で国力をすり減らしてくれた方が、こっちとしてはやりやすくなるわけで、そういう意味では期待しています。
     ただこの調子だと本当に米軍は撤退してしまいそうですが、そうなると書かれているとおり日本海が最前線になるわけですが、日本のサヨクの人たちは「米軍基地がなくなって韓国は平和になった」と喜びそうなのが目に浮かびます。

    • 失礼、前段、長かったですよね。
      ただ、今回の記事の構成として、目玉の空母や原子力潜水艦の導入は、経済政策の失敗から目を反らす為のツール、という側面も結構あったっと思うのですよ。
      そして、Mr.ミリタリーの記事の意図が、対米政策に関連しているのではないかという疑惑あり。
      もうちょっとコンパクトに書くべきだった気はしますが、大きく関わっている話だと思ったので丁寧に書いてみました。

  2. 木霊さん、おはようございます。

    軽空母が無事完成&F-35B搭載しての運用まで(運用開始してのドタバタ含む)その経過が楽しみなネタですね。
    木霊さんがまとめて頂いた導入理由は黄海での支那海軍への牽制の意味が強そうですが、水面下4mの暗礁にしか過ぎない離於島の領土(EEZかな)問題があるとしても、文クンが猪突猛進する支那属国化に反してきますんでマズいんじゃないかなァ~。
    本音はミエミエの対日本と思いますが、護衛駆逐艦×3・4隻+潜水艦×1隻の軽空母打撃群を実現できるのか興味津々です。

    日本としては日本海西側に進出した時の対策は必要になるので、まったく余計な事を考えてくれて大迷惑ですね。
    とはいえ、前振りでご指摘された通り経済というか国家破綻が間近い状況なのに、この際限なき軍事費拡大路線が持ち堪えられるか...? まあ、北朝鮮の支配下になれば国民が飢えてでも軍事予算は使いたい放題の好例がありますから、多分大丈夫なんでしょう。

    原潜についても高く困難なハードルがいくつもあるようですし、一つでもクリアできないならその途端に絵に描いた餅で大迷走するしかなくなりそう。
      ↓
    >それが潜水艦に搭載できるような安全性を備えた原子炉を作り、潜水艦内部に収めるというのだから、なかなか自国の技術力を過信しているのではないかと。更に心配なのは、アメリカが米韓原子力協定の内容改定を認めるのかなーと。

    朝鮮人クオリティー大満開の話題が増えて楽しみでもあります。(冷笑)

    P.S.
    先月グアムでの重要な防衛相会談を欠席したり、クアッド(QUAD)では踏み絵だけ踏まさのけ者にされそうな雰囲気、頼みの半導体でもジワジワ締め付けられ、そして在韓駐留分担費は宙に浮いたまま...、いったい対アメリカ外交はどうするつもりなのか?

    • 支那への牽制で原子力潜水艦というのは、全く的ハズレとまでは言いませんが……、原子力潜水艦に拘る必要が何処にあったのかは分かりにくいです。
      そして、対北朝鮮であれば比較的小型で取り回しのし易い通常動力潜水艦の方が良い様な。

      一方で、対日兵器というのも現実を考えるとなかなか厳しい側面がありますが、日本海側から太平洋側に出られるのであれば、ICBMを発射できる原子力潜水艦は意味があるのかもしれません。
      軽空母の導入hさらに意味不明ですが……。

  3. いよいよ、文政権は在日徴税を考え始めたかな。
    韓国を日本政府が仮想敵国と認識すると債務回収と在日生活保護費の分、韓国へ輸出に関税を掛けるだろう。
    そうなれば、日韓基本条約を韓国から破棄しそう。

    計画どうりに。

    • 前から在日徴税に関しては噂がありますよね。
      そして、日韓基本条約破棄は、シナリオとしてはそれほど荒唐無稽じゃないのですよね……。
      少なくとも北との和平がなれば、日韓基本条約はその文言からして邪魔になるので破棄というのはおかしな話ではありません。
      どうなることやら。