支那雲南省でバッタ食害が深刻化する

支那

以前も触れた話なので、さらっと記事にしておきたい。

中国雲南省で数十年で最悪のバッタ食害 食糧安保に影響も

9/6(日) 7:05配信

中国南部の雲南省では過去数十年でも最悪のバッタによる食物被害(蝗害)に悩まされている。一本のトウモロコシに30~40匹のトノサマバッタが張り付き、数分でトウモロコシの実や葉っぱが食いつくされてしまい、山の中の竹や木なども丸裸にされているという。

「yahooニュース」より

えーと、前回書いたのは7月13日だったっけ。

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国境を越えてバッタが飛来

アフリカのサバクトビバッタとは違う

えっと、この記事だ。

この記事を書いた時にはラオスからの竹バッタがやってくる、などという感じの記事になっていた。これも本当にラオスが問題だったのかはハッキリしない話だが、ともかくバッタにやられはじめているという話だった。

ここを襲ったのはコイツ。バッタの種類は「黄色角竹バッタ(Yellow-Spined Bamboo Locust:YSBL)だと説明されている。

この時点でも26haの草原を食い尽くしたとか言う話で、500回以上の農薬散布を実施したと言うことだった。

これらのバッタは隣国のラオスで大量発生したもので、急峻な山岳地帯を上り、国境を越えて雲南省に侵入。雲南省の地元政府は8月初旬、ドローンなどを使って殺虫剤を散布するなどして1週間で数百トンのバッタを駆除したが、8月末現在、大量のバッタがラオス側から押し寄せており、このままでは雲南省や近隣の中国の農村部の穀物を食い尽くすことが懸念されている。中国メディアが報じた。

「yahooニュース”中国雲南省で数十年で最悪のバッタ食害 食糧安保に影響も”」より

ところが、抑止に失敗したとのこと。

 雲南省江城県政府の発表によると、トノサマバッタの群れは6月下旬からラオスとの国境を越えて中国領に入っており、その後も8月下旬まで大量のバッタが出没し続けている。このままだと、この勢いは9月以降も止まらないとみられる。

「yahooニュース”中国雲南省で数十年で最悪のバッタ食害 食糧安保に影響も”」より

……バッタの種類変わっているけど、これってどうなんだろう。

トノサマバッタか黄色角竹バッタか

えーっと、別のソースを確認していこう。

雲南省にバッタ襲来、1億平米が被害 

2020年09月08日 15時54分

最近、竹やイネなどの植物を食べ尽くす「黄棘竹バッタ」の大軍が西南の国境から飛来しており、雲南省の多くの地域ではここ数十年で最悪の蝗害が発生している。

香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙はこのほど、雲南省の地元住民の話を引用し、一つのトウモロコシに30~40匹のバッタが止まっているという。バッタが来てから2、3日で、竹の葉がすべて食べ尽くされ、バッタが葉をむさぼる音まで聞こえてくる。「退治しないと、人間まで食べられてしまうかもしれない」と村民たちは恐怖を覚えていると報じた。

「大紀元」より

大紀元ソースでこの話が出てきているので、どうやら黄棘竹バッタ或いは黄色角竹バッタの影響が濃厚である気はする。

コイツは竹林を始め、トウモロコシやサトウキビの葉なども喰らうらしい。

中国生物多様性保護およびグリーン開発基金会の生物防除作業部の責任者である王豁氏によると、「黄棘竹バッタは中国で2番目に大きい森林害虫で、名前が示すように、竹は大好物の一つだが、それ以外にも芭蕉の葉やトウモロコシの葉、サトウキビの葉なども好む」と紹介した。

中国のネットニュースサイト「澎湃網」の9月4日付けの報道によると、このバッタの飛行高度はおよそ200~600mで、移動速度は非常に速く、量が多い時は、空を覆い隠してしまうほどだ。8月17日時点で、雲南省全勝の同バッタによる被害面積は15.9万ムー(約1億600㎡)だという。

「大紀元”雲南省にバッタ襲来、1億平米が被害 ”」より

このバッタが支那のトウモロコシを直撃しているということらしく、支那でのトウモロコシの不足量は生産量の10%にあたる3000万tに達しているなどという。

7月末には支那当局は蝗害は解消されたと報じられていたけれど、大紀元が報じるニュースでも黄棘竹バッタだけでは無いような話もあった。

中国政府は今回のバッタは「外来種」であると常々強調してきたが、しかし実際には、本土発生の蝗害が各地に拡大していた。雲南省に隣接する広西省では、6月にも1平方メートルあたり180匹のバッタが発生した。湖南省寧遠県や黒龍江省、そして吉林省でも6月にバッタの幼虫が大量発生したという。

雲南省では今年はツマジロクサヨトウが発生しており、広東省、海南省、広西省、福建省、四川省、貴州省、江西省などの省でも被害を受け、昨年よりも発生量が多く、被害面積も大きいという。

「大紀元”中国雲南省、バッタ被害拡大中 数十年来最大規模”」より

本土発生のバッタも問題を起こしている可能性が指摘されているし、ツマジロクサヨトウの発生があるとか。ヨトウ蛾か……。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kokunai/attach/pdf/tumajiro-95.pdf

まあ、どんな姿はご確認あれ。

ともかく、黄棘竹バッタかトノサマバッタか或いはその両方の影響で苦しんでいるようだ。雲南省も災難だな。ツマジロクサヨトウの発生も多いと言うのは気になるところ。

水害の影響で対策もままならない時期があったことを考えると、被害は拡大しているかも知れない。

この記事でも書いたが、支那ではこうした状況に鑑みて「食料不足」に関する「指導」を出したわけだが、これがまた不評のようだね。

前の記事にも書いたが、支那の文化は「沢山出して食べ残す」である。ついでに書いておくと、「汚く食べ残す」「食い散らかす」のがマナーらしい。日本では考えられないことだが……、しかしここで文化の在り方までとやかくいうつもりはない。

そうした「文化」を「曲げて」まで対応をすることを迫られていること、が、問題なのである。まあ、それはバッタだけでは無くて、洪水なんかの影響もあるし、疫病(武漢肺炎や豚コレラ)の影響も大きい。

支那の食卓を彩る豚肉が危ない

あ、豚コレラの話はこのブログでは書かなかったっけ?

1─3月の中国豚肉生産、前年比29%減 アフリカ豚コレラの影響で

2020/04/17 15:43

中国国家統計局によると、2020年第1・四半期(1─3月)の中国の豚肉生産は前年同期比29.1%減の1038万トンとなった。アフリカ豚コレラの影響が続いているほか、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃も受けた。

2019年の豚肉生産量は16年ぶりの低水準となる4260万トンだった。アフリカ豚コレラの感染拡大で豚が大量に殺処分された。

養豚農家は頭数の回復を目指しているが、それには時間がかかる上、今年はさらに生産が減少すると見込まれている。

「diamond-rm」より

これは今年の4月頃の記事だが、去年辺りから豚の殺処分の影響が響き生産量が減っているところへ、更に武漢肺炎のロックダウンなどの影響が重なって大変と言うことだ。

1億頭のブタが消えた 中国でいま、何が…

2019年10月9日 14時33分

世界最大の養豚国家の中国で、衝撃が広がっています。 この1年で、1億頭を超えるブタが減少したとされ、食卓に欠かせない国民食の豚肉の価格が急騰しています。 原因は、猛威を振るう「アフリカ豚コレラ」。日本で広がる「豚コレラ」とは、全く違うブタの病気です。「豚コレラ」より感染力が強く、致死率はほぼ100%。ワクチンもないために、感染拡大を防げずにいるのです。 中国で何が起きているのか。現場を取材しました。

「NHK WEB」より

こちらの方が分かり易いかな。

こうした状況は、人民の胃にダイレクトに影響してくる。支那ではどうか知らないが、日本では食べ物の恨みは恐ろしく、特に「食」に関してはかなり神経質になる。程度の差こそあれ、外国でもそうだろう。食えなくなれば人間は怒りっぽくなるのだ。

習近平氏の相手はアメリカだけではなさそうだよ。

追記

さて、色々記事を探していたら、このブログよりも遙かに整理された記事が……。何というか、これ1つ貼り付けておけば一文字も書く必要がなかった気がする。

中国で「食べ残し禁止」を重要指示 背景にある食糧危機の恐れ - ライブドアニュース
写真はイメージです(Pixabay)(福島 香織:ジャーナリスト)中国の習近平国家主席が8月11日、食べ残しなど飲食の浪費行為を徹底的に制止し、節約習慣を教育する重要指示を行った。この指示が、かなり異常で過剰

支那ウオッチャーとして有名な福島氏の食べ残し禁止令への言及である。元記事は会員じゃ無いと読めないのだけれど。

コメント

  1. 雲南省の地元紙?に「12日,西双版纳—普洱黄脊竹蝗联防联控座谈会在勐腊召开,交流西双版纳、普洱两地黄脊竹蝗防治经验,探讨两地联防联控机制。」と黄棘竹バッタの対策会議が8月12日に行われたと出てるので雲南省で問題となってるのは黄棘竹バッタなんでしょうね。
    黄棘竹バッタと言われても日本人にはピンとこないだろうということでトノサマバッタと意訳したのかな。
    (https://m.yunnan.cn/system/2020/08/17/030889908.shtml)

    • わざわざ地元紙?の紹介をありがとうございます。
      確か大紀元の記事にも地元に対策会議が作られたという下りがあった気がしますので、そのソースに当たる話なのでしょう。
      今回の話、ラオスからの外来、という風に報道していますが、単純に支那国内で発生したという可能性も否定できません。
      そうだとすると、トノサマバッタか黄棘竹バッタかというのは割りと意味のある情報だと思うのですよね。習近平氏の大変の度合いもこれで変わってくるのかも??