本当だとしたらやることがダイナミックだな。
中国で今年洪水が深刻な理由…放流のためダム爆破も
2020.07.20 15:47
中国は南部の長江流域を中心に1カ月以上も続いた豪雨と洪水のため人命・財産被害が増え、ついには安徽省当局が増えた水を放流するためジョ河のダムを爆破するほどになった。
香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)などは19日、今年の洪水の直接的な原因は北西太平洋上空の亜熱帯性高気圧と長江流域の冷たい空気がぶつかって持続的に豪雨をもたらしたためだと、専門家の発言を引用して報道した。
~~略~~
20日の中国国営CCTVによると、安徽省ジョ河の2つの堤防が前日午前に爆破された。これを受け、川の水位は70センチ以上低くなると予想される。住民は堤防爆破の前にすでに避難した。
「中央日報」より
え?ダム爆破?本気で?
いやいや、よく読んだら堤防だよ、爆破されたのは。安徽省の堤防なんだってさ。
三峡ダムに纏わる洪水騒ぎ
そもそもダムじゃないのでは?
これまでも何度か三峡ダムネタを取り上げた。
これらの記事の中には三峡ダムの出来上がった経緯に関しても触れているのだが、よくよく考えてみたら三峡ダムというのはダムでは無いのだ。
記事でも触れているが、「このダムの建設によって、それまで重慶市中心部には3,000t級の船しか遡上できなかったのが、10,000t級の大型船舶まで航行できるようになった」というWikipediaで説明されている下りを紹介した。
ちょっと古い話だが、タンカーの大きさはスエズ運河を通過できるギリギリの大きさ「スエズマックス」と呼ばれる規格があって、スエズ運河の推進派16mだとされている。つまり、三峡ダムが建設された背景に、大型船舶航行の条件があったということを考えると、三峡ダムの上流はそれなりの水位を確保する必要がある。
なお、ダム・サイトの海抜は45mらしいので、通常水位175mを確保した場合でも河床から150m程度という事になるようだ。多量の土砂が流れ込んでいるという話なので、実はもっと浅い可能性はあるが。
- 洪水警戒水位(洪水貯水準備水位): 145m
- 最高水位(設計最高水位) : 175m
- 堤高 : 185m
ニュースなどで数字を拾うと、大体こんな感じの水位の設定になっているようだ。

日本の場合はこんな感じの水位設定になっている(国交省より)のだが、支那はニュースを見る限り、洪水に備えて水を減らした下限が洪水時警戒水位という事になっているらしい。
三峡ダム、増水期に備え水位引き下げ完了
2020年6月11日 17:13
中国の三峡ダム(Three Gorges Dam)は8日午後5時、水位を144・99メートルに下げ、2日間前倒しで水位引き下げ作業を終えた。同ダムは長江(揚子江、Yangtze River)流域で発生する可能性がある洪水に備え、容量221億5千万立方メートルを確保した。
「AFP」より
日本のメディアでは「警戒水位を1m超えたとか、5m越えた」とか騒いでいるのだが、支那の三峡ダムの記事を拾っていくと、水位145mというのは水位を引き下げた最低の水位ということになるようだ。
この水位から175mまでの30mが洪水抑制の機能という事になると説明されている。
日本の国交省が説明する図と比べると余裕の持ち方が随分と違う。
なお、145mを下回ると発電ができないとか、水路として利用できないとか言われている様だね。となると、30mの余裕が洪水抑制のために使われることになると説明されれてはいるのだけれど、既に下流域は大洪水である。
そういう事を考えると、日本人が常識として捉えているダムの機能とは少々異なるのだという事になりそうだ。水路としての機能を重要視するあまり「余裕」の持ち方が洪水に対して適切かとういうには疑問があるのではないか。
安徽省の堤が爆破された?
え?何で??
まずは安徽省の位置を確認しておこう。

図に示すように南京市の隣に位置し、長江が貫通している省ということらしい。見て分かるように長江の河口側に位置しているので、三峡ダムの下流ということになる。
で、問題を起こしたジョ河ってどこよ。
中国長江支流のジョ河では洪水発生
2008年8月4日
中国の長江支流のジョ河ではこのほど洪水が発生しました。これを受け、回良玉副首相は、住民の安全を確保し、重要な堤防の安全を保障するよう関係部門に要求しました。
7月31日夜から8月2日正午にかけて、安徽と江蘇の2つの省では大雨が降りました。現地の主な川であるジョ河の水位が急速に上昇しました。現在、洪水によって両省の160万人余りが被害を受け、2人が死亡しましたが、直接的な経済損失は6億元となっています。
「人民網」より
調べてみると、このジョ河は過去に何度も洪水が発生した事があるようで。
ただ、地図を見てもどこのことだかさっぱり分からない。ニュースを読む限り、これが三峡ダムの下流だと言う事だけしか分からないのだが、この堤の破壊によって水位が70cm程下がったという。

えーっと、どうやらこういうことらしい。
安徽省の河川で堤防爆破による排水実施、遊水地2ヶ所の使用を開始
2020年07月20日15:32
19日午前3時頃、2度にわたる耳をつんざくような爆音が響き、安徽省◆河(◆はさんずいに除)の堤防2ヶ所が爆破され、黄色い濁った◆河の大量の水が、荒草二▲と荒草三▲(▲は土へんに于)の遊水地2ヶ所にどっと流れ込み、草の茂った野原が瞬く間に大海に様変わりした。これにより安徽省は、18日の東大▲遊水地に続き、さらに2ヶ所の遊水地の使用を始めたことになる。新華網が報じた。
「人民網」より
この記事によれば、遊水池がいくつか設けられていて、そのうちの2つを使ったということらしい。中央日報の記事によると「ダムを破壊」という内容だったが、誤報っぽいな。
とはいえ、この記事は人民網に載った内容で、支那共産党に都合の良い内容しか書かれない。大局の記事を扱うのは大紀元なのだけれど……。
江蘇省、太湖で全流域が大洪水 最高レベル警報を発令
2020年07月18日 09時16分
中国長江中下流域では大雨の影響で、河川や湖が増水し洪水被害が広がっている。7月16日、安徽省銅陵市樅陽県に流れる長江では、水位が史上最高値に上昇し、一部の堤防が決壊した。17日早朝、江蘇省太湖の平均水位が警戒水位に達し、省政府は、洪水警報レベル4段階中、最高レベルの赤色警報(特別警報に相当)を発した。
「大紀元」より
こちらの記事を見ると「安徽省の堤防が一部決壊した」とある。破壊して遊水池に水を流したのと、決壊して各地が水没したというのでは雲泥の差だよね。
中国メディアによると、安徽省樅陽県樅陽鎮に位置する堤防が16日午後決壊し、地元の交通は寸断した。同県の南部に長江、長河(長江水系の河)、北部に連城湖や望龍湖、鎮の中心部に蓮花湖がある。同日午後1時ごろ、同県に流れる長江の水位が17.25メートルに達し、過去の最高水位を0.02メートル上回った。県は洪水の影響で「孤島」になる恐れがあるという。
一方、7月17日午前7時、江蘇省に位置する太湖の平均水位は、4.65メートルの保証水位(限界を示す危険水位)までに上昇、全流域で大洪水が起きた。周辺の河川地域にある51の観測所では水位が警戒水位より0.11~1メートル超えている。省政府は、同日午前8時ごろに洪水赤色警報を出した。
「大紀元”江蘇省、太湖で全流域が大洪水 最高レベル警報を発令”」より
大紀元の方のニュースソースも随分怪しい感じではあるが……、さて、どちらが本当のとこなのだろうか。

お陰でこんな感じになってしまったという風に報じているが……。
冒頭に紹介した中央日報では「住民を避難させて堤を破壊」「下流の住民を避難させた」、支那共産党の広報誌である人民網では「堤を破壊して遊水池に水を流した」とあり、大紀元では「決壊した」とある。当然決壊してしまえば、人民を避難させたという話には結びつかないのだが。
下流側の洪水の状況
他の記事も探してみよう。
明代の石橋「屯渓老大橋」が洪水で流失 安徽省黄山市
2020年7月8日 11:04
中国安徽省黄山市で7日、洪水により全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財に相当)に指定される屯渓老大橋が流失した。
「AFP」より
寿県古城、堀の増水で城門封鎖 安徽省淮南市
2020年7月19日 19:00
中国安徽省淮南市の寿県古城では、このところの大雨により城壁外の堀の水位が急激に上昇している。堀の水が城内へ流入するのを防ぐため、同県の防汛抗旱指揮部(洪水干ばつ対策本部)は18日正午、同古城の賓陽門を封鎖した。
「AFP」より
これらの地域の情報から見ると、三峡ダムの下流の各地で雨が降り続いていて、それが全て長江に流れ込んでいることを意味しているのだと思われる。


当然、三峡下流側の長江も溢れんばかりの水量になっている。
三峡ダム、5回にわたり放流量低減で洪水対応
2020年07月17日15:48
長江中流・下流エリアの水害リスクを低減するため、三峡ダムでは今月6日から5回にわたり放流量の低減が実施された。ダム放流量は毎秒3万5千立方メートルから1万9千立方メートルにまで引き下げられ、長江主流にある4ヶ所のカスケード式発電所は出力制御を実施し、さらなる電力備蓄に務めた。
時間差による洪水防止措置を講じた後、15日の湖北省宜昌市の水位は、2日前より1.11メートル低い46.44メートルまで下がった。三峡ダムの洪水調節容量は173億立方メートルで、洪水調節総容量の約8割となっている。
「人民網」より
その原因が三峡ダムの水量コントロールにありそうだ、というのはこのニュースからも見てとれるわけだが。
三峡ダム自身は持ちこたえている
で、懸念されていたダムの結果に関しては何とかセーフの状況らしい。
長江で今年2回目の増水ピーク、三峡ダムを通過
2020年7月20日 21:07
中国長江で今年2回目となる増水のピークが19日、中流域の湖北省にある三峡ダムを通過した。同ダムの流入量は同日午後8時に毎秒4万6千立方メートルまで減少。ピーク時との差が1万5千立方メートルになったことから、増水の峠は越えたと判断された。
~~略~~
同ダムでは下流の急激な増水を防ぐため放流量を制限したことから水位が上昇。19日午後8時には164・18メートルに達し、運用開始以来の最高水位163・11メートルを超えた。
三峡ダム流域には今後数日間で新たな増水のピークが到達することが予想されており、ダムは容量確保に向けた放流を実施している。中下流域では放流の影響により今後0・6~0・9メートル前後の水位の上昇が見込まれることから、関係部門は警戒を呼びかけている
「AFP」より
「2回目のピークを乗り越えた!」という喜ばしい記事になっているようなのだけれど、よく読むと下流の洪水をコントロールしようという意図は感じられない。

もちろん、三峡ダムが崩壊してしまっては元も子もないのだが、しかしピーク時でも165mを下回っていて175mまではまだまだ余裕があるはずなのに、何故こんなにビクビクしているのかがよく分からない。
これが報道的な問題なのかはよく分からないが……。

なかなかダイナミックな絵なのだが、下流域のことを考えて貯水量を増やす流れになっているのか?というと、どうもそんな感じでは無い。
そこで三峡ダムは、7月6日午前8時から毎秒3万5300立方メートルだった放水量を7月11日午前8時には毎秒2万2000立方メートルにまで徐々に下げた。これにより武漢市の10日の水位は前日比で9センチ上昇にとどまった。しかし、暴雨の影響で三峡ダムでは水位が150.5メートルに達し警戒水位を5.5メートル超えたため、当局は放水量を毎秒3万9000立方メートルにまで増やすことにしたという。
中国メディアによると、7月12日午後1時の時点で武漢市漢口の長江の水位は28.7メートルに達し、観測史上4位の水位となり、一部の水位は市内の主要道路より高くなったという。湖北省では9日に水害防止レベルを3級から2級に引き上げており、すでに902万人が被災している。省都の武漢市の状況も深刻だといい、現地メディアによると11日の時点で長江漢口の水位は28.38メートルに達した。この水位は観測史上5位の高さだという。
「@niftyニュース”世界最大級の中国・三峡ダム、警戒水位を5.5メートル超え 新たな洪水発生する可能性”」より
下流が大変でも、まだまだ余裕のある三峡ダムの放水量を増やす制御をしている事を鑑みるに、やっぱりダムではないのではないか、という懸念を抱いてしまう。
三峡ダム崩壊はない
そんな訳で、日本のメディアが心配しているような三峡ダムの決壊というのはあまり心配すべき話では無いという事になる。
寧ろ、洪水を抑制するためのコントロールをしていないことそのものが問題であり、遊水池を使っているとかそんなニュースも見られたが、結果的にはあまり意味が無いようだ。
22日までに淮河主流の洪水リスク増大、中国応急管理部発表
2020年7月20日 22:36
中国応急管理部は19日、今後3日間の自然災害総合リスク警報を発表し、20日から22日までの間に南部では降雨量が減り、降水帯は北部に移動し、淮河流域では大雨が降り、主流の洪水リスクは増大し、一部中小河川では比較的大規模な洪水が発生する可能性がある、と預測した。応急管理部はまた次のように述べた。
「AFP」より
長江のほとりにある「納涼亭」は水没した状況になっている。

支那で洪水が発生するリスクというのは、調べて見ると意外に高いようで。
今年はこんなに騒いでいるのだが、10年くらいのスパンではあちこち氾濫しているようだね。簡単におさらいしておこうか。
- 1931年には南京市が壊滅的な被害を受けて数十万人から数百万人が死亡しているという記録が残されている。
- 1938年には黄河洪水による決壊事件が記録されているが、これは支那国民政府が日本帝国軍の前進を阻止するために黄河の南岸にある堤防を破壊して安徽省河南を水没させている人災である。これで80万人程度の人民が死んでしまったという風に言われている。
- 1954年には揚子江の洪水によって揚子江、淮河、湖南省、湖北省、江西省、安徽省、江蘇省の5つの省が被災し、300万人が死亡したとされている。
- 1958年には黄河の洪水が発生して1708の村が浸水して30万戸の家屋が倒壊して74万人が被災したとされている。
- 1975年には河南省のダムが決壊してしまい、22万人の死者を出しているようだ。原因はニーナ台風と呼ばれた台風の影響のようだが、文化大革命の最中に発生したこともあってしっかりした対策は行われなかったことも被害を拡大させる事になったようだ。
- 1991年には支那東部の洪水によって安徽省と江蘇省が被害を受けて死者は267人に上るとされている。他の洪水被害に比べて人的被害は少なかったようだが、農地が水没することで経済的損失は90億人民元に上ってそれなりには被害があったようだ。
- 1998年には長江が氾濫して死者は4150人に上っている。江西省、湖南省、湖北省、黒竜江省、内モンゴル、吉林省では大きな被害がでたとされ合計685万戸の家屋が倒壊したとされている。
- 2005年には、黒龍江省寧安市沙蘭郷で大規模な土砂崩れの被害があって低地にあった小学校を破壊して、117人の死者を出している。
- 2006年には支那南部での洪水が発生して福建省、江西省、湖南省、広東省、広西省等の省が洪水の被害を受けている。記録によると106人の死者が出て、77人が行方不明になっているとされている。
- 2010年には支那全土で大雨が降って28省で大雨の影響によって1072人が死亡、619人が行方不明、110万戸が倒壊している。
- 2011年には重慶を中心に大雨による被害があり、94人が死亡し78人が行方不明になっている。
- 2015年には支那南部で大雨の影響による洪水が発生して、319人が死亡し81人が行方不明になっている。
- 2016年には支那湖北省で洪水被害が発生して130人が死亡し110人が行方不明になっている。
これでも随分と情報を摘まみ食いをした感じでリストにしてみたが、こうやってみるとチョイチョイ洪水が起きている。ご存じのように、日本でも近年結構な規模の被害が出ているので、このリストの意味がどの程度あるかはちょっと微妙な感じなのだけれど、記録を見る限り長江流域では随分と洪水が起こっているような印象である。
支那の威信にかけてダムの崩壊は防ぐ
何が言いたいかというと、支那の治水事業はあれほどの国力がありながらかなりいい加減な状況なのだと言うことが分かって頂けると思う。
多分、三峡ダムの決壊は今後雨が酷くなっても無かろうと思う。幾つか書いた記事では決壊を心配していたのだけれど、調べれば調べるほどおかしな話が多いのだ。そうだとすると決壊はまあ、無かろうという結論に至った。
しかし一方で、洪水の対策というのはあまり真剣にはなされていないようだ。多分、支那の中央にとっては殆ど気にかけていないのでは無いか?という気さえする。そのレベルで洪水が起こっているのである。
日本では「コンクリートから人へ」という意味不明なスローガンによってダムの建設が反対された時代があったが、結局のところ国家弱体化に繋がってしまった。
サヨク的な考え方に従うと、洪水対策は放置してOKということなのだろうか?
してみると、ダムは守るが人民は守らないという支那の考え方は、真っ当な共産党の在り方と言って良いのかも知れない。そして、冒頭のニュースの事にも少し触れておきたいが、「堤を破壊して遊水池を使った」というのは、どうにも理屈に合わない。遊水池なら巨大な水門とか作っておいて、適宜開放するというのが正しい使い方じゃ無いのか?堤を破壊するというのが緊急避難的な用法だからという説明は付ける事ができそうだが、じゃあ本来の水門はどうしたのか?というような事には触れられていない。
つまり、メンツを保つ為に、という話なのでは?というような疑いが出てきてしまう。まあ、どちらでも良いのだけれど。
追記
桃源郷とは一体……。
スゴいな。
コメント
木霊さん、おはようございます。
水害・蝗害・疫病(コレラも発生?)でお得意のサラミ戦術では、国内世論の暴発に間に合わないと焦り始めたのでしょうか。
執拗な尖閣&台湾への野心をあからさまにし人民の関心を国外に向けさせる戦略なのでしょうかねェ~。
最新ニュースによれば南京まで水害が拡大中とか...、三峡ダム決壊を防ぐにはひたすら放流を続けるしかないのでしょうけど、長江下流地域の水が引くまで復興作業は始められないはず。
少なくとも他は犠牲にしてでも上海は守りたいと考えているんでしょうけど、こればっかりは天が降らす雨次第です。
まず土砂・流木・構造物の撤去が必要ですが、支那全軍を使ってでも何カ月かかるやら...、少なくとも来年の雨期の前に広い範囲の川底を浚渫工事しないとまた被害の繰り返しじゃないかな。
まあ、覇権に向かって暴走中なんで軍事のスピードなんか落とさないと想像します。
ところで最初に被害が出た重慶、そして武漢などの地域に進出してる日本企業の工場なんかの被害はどうなんでしょう? 現地邦人の安否情報も皆無...。
経産省も経団連にも情報が入っているはずなんですが、一切シャットアウトされちゃてますね。
設備が無事だったとしても従業員が出社できないはずで、サプライチェーン・輸出入もストップでもおかしくないんですけど...。
疫病に関しては、色々な話が聞こえて来ていますが、何しろ支那の情報なのでどこまで信頼してイイやら。
ただ、洪水の影響で衛生環境が悪化するはずですから、良い材料は無いですよね。
三峡ダムの崩壊という話は今は多分無いと僕は予想していますが、土砂は随分と溜め込むことになるハズですから、これをどうやって吐出するか?という点が問題になるでしょう。取り敢えずは放水量を増やすと一気に土砂もはき出せるようですが、当面は難しいでしょう。そうなると経済の回復という面で足を引っ張るわけですから、なかなか習近平氏も難しい舵取りを迫られるのでしょうね。
で、そうなってくるとますます外に向けて活動的になるでしょうから、日本としては引き締めていかなければならないでしょうね。
木霊さん、おはようございます。
さっそくのレスありがとうございます。
>で、そうなってくるとますます外に向けて活動的になるでしょうから、日本としては引き締めていかなければならないでしょうね。
その真っ先の矛先は台湾そして尖閣諸島になるでしょうね、まったく困ったもんです。
ところで記事から外れますが、尖閣諸島にアメリカが陸軍基地を検討中って話がありますね。
ソースはちょっと古いのですがアメリカ陸軍の新戦略構想マルチドメインタスクフォース(:MDTF)の一環としての構想の様です。 それも来年度目標...?
極左マスメデイアや売国奴政治家(沖縄県知事含む)が環境アセスメントや、県内米軍施設が増える事・支那を刺激するとかを口実に大反対運動を展開するのは必至なんで、来年度設置なんて机上の論理としか思えません。
↓
https://hanada-plus.jp/articles/283
基地建設費用はどの程度になるか判りませんが、結局日本が全額負担って事になっちゃう感じがします。
ゴリ押しされたら仕方ないですけど、未だに尖閣領土を放棄しない台湾はアメリカが政治的に抑え込むというメリットもあります
アメリカの尖閣防衛に対する意思表示は歓迎すべきなのかもですが、本来は日本が主体とならなければいけない事案でしょう。
自衛隊駐屯地の設営ですら巨大なインフラ事業になりますから(交代隊員を含む宿舎・電気・浄化&下水設備整備・補給の為のバース&ヘリポートetc)、できる限りやりたくないというのが変わらない本音です。
但し、尖閣にたとえ漁民を装った支那人が一人でも上陸した場合は、即刻逮捕しそれでも支那が戦力を増強する兆しを見せたら、アメリカに頼らず自力で即奪還作戦を実行する覚悟を示す事で「抑止力」となすべきでしょう。
洪水・疫病・蝗害から国民の目を逸らせたいキンペーが、これ以上トチ狂って尖閣制覇を実行に移さないという保証は残念ながら皆無なのが現実。
アメリカはポンペオ長官の痛烈な批判・支那5企業の国際的な締め出し・共産党員の入国禁止検討などに続き、昨日はヒューストン総領事館閉鎖を突然要求するなど支那包囲網をスピードアップしています。
英仏もファーウェイ排除に追従し香港問題・ウィグルのジェノサイド問題で支那と対抗する流れになってきた今こそ、日本は重大な決断をすべき時で何よりスピードが求められますね。
尖閣諸島に関しては、どう考えても日本が主体的に動くべき事案でしょう。
自衛隊駐屯地というのはなかなかハードルが近いので、先ずは行政の調査が入るべきでしょう。調査で人が入ることは不自然でありませんし、定期的には人が行っているようですから、ちょっとその予算を増やすだけで実現できます。
学術的な調査というのもアリでしょうが、それで相手方の出方を見るということは、やって然るべきだと思うんですがねぇ。
兎にも角にも、日本が実効支配している事を示さないと行けませんから、アクションは起こすべきです。灯台の作り直しとかでも良いハズです。
今やらないと、ダメだと思いますよ。