ネタに困ったので、ちょっとお笑いネタを。
韓米会談、青瓦台発表文をボルトン回顧録と比較してみたら…180度異なる内容
記事入力 : 2020/06/23 12:01
ジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が23日に出版する回顧録「それが起きた部屋(The room where it happened)」に登場する2019年4月と18年5月の韓米首脳会談に関する描写は青瓦台の発表の真実性に疑問を投げ掛けるものだ。ボルトン氏の描写と当時の青瓦台の発表の間には同じ現場にいたとは信じ難いほど隔たりが大きいからだ。
「朝鮮日報」より
興味深い事に、朝鮮日報は青瓦台発表の方を疑っているっぽいぞ。
アメリカではあまり歓迎されていない?
回顧録でバラす風潮
ジョン・ボルトン氏といえば、前大統領補佐官である。
バリバリのタカ派であって、ブッシュ政権時代に国務次官を担当していた時代には、イラク戦争開戦の流れを作ったと言われている。ただ、ブッシュ政権でも任期満了でその職を辞しており、トランプ政権でも請われて大統領補佐官となったが、後に解任されている。トランプ氏との意見の対立があったとされているが……。
ボルトン氏回顧録 トランプ政権閣僚らが否定 民主党は攻勢
2020年6月24日 5時06分
アメリカのボルトン前大統領補佐官が回顧録を出版し、トランプ大統領が国益よりみずからの利益を優先させたと批判していることに対して、トランプ政権は閣僚らがボルトン氏の主張を否定し、火消しに追われています。一方、野党・民主党は秋の大統領選挙に向けて攻勢を強める構えです。
「NHKニュース」より
どう考えても、回顧録で恨み節という感じの流れだよね。
トランプ大統領の元側近、ボルトン前補佐官は23日、回顧録を出版し、トランプ大統領が弾劾裁判の対象になった、いわゆるウクライナ疑惑について「トランプ大統領がウクライナへの支援の見返りに、バイデン前副大統領に関する調査を要求した」として、疑惑は事実だという認識を示しました。
「NHKニュース”ボルトン氏回顧録 トランプ政権閣僚が否定 民主党は構成”」より
既に賞味期限切れのウクライナ疑惑に関しても言及しているが、これも嘘くさい。いや、多分、トランプ氏がウクライナに対してバイデン氏に関する調査を要求したのは間違い無いと思う。ただ、「支援の見返りに」というのは無理がある。
NHKニュースでは「火消しに必死」という煽りを入れているが、実際には回顧録の中身、一部を否定したのは事実だが、大慌てでやっているというよりは冷静に対処している感じだ。裁判所に出版差し止めを求めたものの、大半の内容は世に出ている情報だということで、差し止めは認められなかった。逆にいえば、その程度の価値しか無かったとも言える。トランプ氏が嘘つきなのはみんな知っているよ。twitterでもわりとデマを流しているしね。
一方、民主党にしても、今このタイミングでいわれても、というぼやきがあるようで、イマイチ盛り上がりに欠けているらしい。弾劾で盛り上がっていた時期に証言して貰えれば良かったのにと言う恨み節なのだ。
実際に、日本に対してトランプ氏が駐留経費年間約80億ドル(約8500億円)の負担を要求したとか、割りと荒唐無稽な話も多い。果たしてどこまで信用出来るやら。
韓国に着弾
で、面白かったのがボルトン氏、相当、ムン君が嫌いらしく、かなりケチョンケチョンに。
核心突かれ狼狽?ボルトン回顧録に猛反発の文在寅政権
2020.6.24(水)
~~略~~
21日夜から、韓国メディアは一斉に「ボルトンの回顧録を入手した」とし、数多くのスクープを出し始めた。米朝首脳会談と米韓首脳会談など、国家首脳間の敏感な会談内容を赤裸々に暴露したこの本は、トランプ米大統領にはかすり傷を、文在寅(ムン・ジェイン)韓国政権に致命傷を与えた、と言われている。
「JB Press」より
この記事はかなり面白かったので読むことをオススメしたい。
さておき、「ムン君に致命傷」というのは、かなり笑える。
ボルトン氏の回顧録によれば、昨年4月11日にホワイトハウスで開かれた韓米首脳会談で、文大統領は第3次米朝首脳会談を執拗(しつよう)に勧めたが、トランプ大統領は「非核化合意が優先だ」として、文大統領の要求を数度拒んだとされる。
「朝鮮日報”韓米会談、青瓦台発表文をボルトン回顧録と比較してみたら…180度異なる内容”」より
かなり北のスポークスマンとしてムン君が活躍したらしいことを、バラしている。まあ、みんな知っているけどさ。
アメリカと北朝鮮との2者会談に拘ったトランプ氏
そして、事実としてアメリカは北朝鮮との会談の際に、「韓国に来てもらっては困る」と、メンバーに加えることはなかった。
その事実を踏まえてこの辺りを読むと、なかなか味わい深い。
ボルトン氏の回顧録によれば、トランプ大統領は非核化合意まで会談は行わないと数回強調したとされるが、鄭室長の発表文はまるでトランプ大統領が「トップダウン」方式で首脳会談を行うことについいて、「具体的に意見を交換」したことになっている。
青瓦台幹部も「今回の会談は韓半島の非核化と平和定着に関する具体的・現実的プランを虚心坦懐に話し合う機会になった」とし、「非核化交渉過程でトップダウン方式を通じた大きな進展を成し遂げることはもちろん、そうした方式の有効性についても一致した」と語っている。ボルトン氏と青瓦台関係者が同席していたとは信じ難いほど互いの主張はかけ離れている。
「朝鮮日報”韓米会談、青瓦台発表文をボルトン回顧録と比較してみたら…180度異なる内容”」より
利害が異なる国同士の話し合いで、噛み合わないということはソレほど珍しい話では無いのだが、アメリカと韓国とは同盟国であり、より深刻な脅威を韓国は北朝鮮から受けているにもかかわらず、北を擁護する立場だった。こんな感じのすれ違いがあったというのだから、そりゃトランプ氏も「話し合いに韓国は要らない」と思うのも無理は無い。
なんというか、外交上惨めな立場に立たされた韓国という構図が見えて仕方が無い。
しかし、公平に見ても韓国は地政学的なアドバンテージ以外良いところがないのだ。北朝鮮という国がなければ、果たして注目される様な立ち位置になれたかどうか?
ボルトン氏の回顧録では、韓国を貶めるメリットがないことから、リアルなボルトン氏の感想なんだと言えよう。
追記
「妄言」とはいったい……。
日韓対立めぐりボルトン前補佐官が文大統領に「妄言連発」と韓国メディア、ネットは「意外」な反応
配信日時:2020年6月22日(月) 14時0分
2020年6月22日、韓国・毎日経済は、ジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)が23日に出版する予定の回顧録で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対して「妄言」を連発し、波紋を呼んでいると伝えた。
~~略~~
ボルトン氏は、文大統領がトランプ大統領に「1965年の日韓請求権協定を正すため努力している」と述べたことについて「私の見方はこうだ。文大統領は他の韓国の政治リーダーと同じく、韓国内の問題が悪化すると日本をイシュー化させるために努力する」と主張。さらに「文大統領は(トランプ大統領に)『過去の歴史が未来の関係を妨害してはならないが、日本が過去の問題をイシュー化する』と話したが、歴史問題を取り上げるのは日本ではなく文大統領だ。彼は自身の目標のためにイシュー化している」と指摘したという。
「レコードチャイナ」より
ボルトン、良い奴だったんだな!
まあ、ボルトン氏が親日派だったかどうかはさておき、ボルトン氏にとってムン君は特殊タイプではなく、「他の韓国の政治リーダー」と同じく反日に邁進した人物で、自分自身の目標のためにやっていたと評価していたわけだ。
政治家の器じゃないよと。
……哀れだな。
コメント
妄言…(笑)。
北とアメリカの会談に加わろうとして、
ムン君が目の前で歩みを制止されドアを閉められた映像って、
韓国では流されなかったんですかね。
あの愉快な映像はコラかと思いましたよ。
前後の流れがさっぱり分かりませんから、アレがどんなシーンだったかは分かりません。
ただ、少なくとも大切に扱われている感じじゃないんですよね。
皆さま、今晩は
韓国語辞典
・正しい(ただしい)
私の(我々の、わが国の)主張のこと。自分の主張は常に「正しい」のである。。。。オレ様の言う事は「正しい」のだ。わかったか。
・誤った(あやまった)、正しくない(ただしくない)
正しいの反意語。私の(我々の、わが国の)主張と異なるもの。客観的な事実などは関係ない。
・妄言(もうげん)
誤った主張のうち、論理的に反論できないもの。反論したいが反論できない時に使う言葉。
なんですよね。残念なことに・・・・。コレって、中国語辞典にも使えるか。
韓国政府、与党が反論すればするほど、ボルトン氏が正しいと示しているみたい。
面白いというか、可哀そうというか、憐れと言うか。
日本語には諸外国語と比べて相手を悪く言う言葉、罵倒する言葉が少ないんだそうで・・・
韓国語辞典……、なんとも中身を知りたくないシロモノですね。
とはいえ、実際そんな感じなんだから、どうしようもありません。
ボルトン氏はなんだなんだ素直な方のようで、誇張はありそうですが回顧録の韓国に関して嘘はないでしょう。
韓国にしてみれば、外国の高官から、こんな風に評価されるのは、なかなか屈辱でしょうが。
木霊さん、おはようございます。
まさに流れ弾が直撃し南朝鮮は過去のウソ発表や捏造がバレちゃって、予想を超えた衝撃の火消しにアタフタなんでしょうね。(爆笑)
>で、面白かったのがボルトン氏、相当、ムン君が嫌いらしく、かなりケチョンケチョンに。
>さておき、「ムン君に致命傷」というのは、かなり笑える。
>かなり北のスポークスマンとしてムン君が活躍したらしいことを、バラしている。まあ、みんな知っているけどさ。
任務の中心が南北関係の交渉責任者だったボルトン氏、しかし暴露本で彼はまったく文クンを信用していなかったと結果的に強烈に印象付けていますが、所詮は主旨のトランプ大統領攻撃のオマケ的言及でしかないのですけどねェ~。
流れ弾で国家の恥部を暴露されては猛烈に反発&否定するしかないのでしょうけど、感情的に否定すればするほどおぞましい恥部を世界に晒すドツボ状態じゃないかな。
ホドホドにして返り血を浴びないようにする発想がなく激情しちゃう...、それが劣等民族のDNAたる所以なんでしょうか?
今さらながら、ローマ法王の厳しい「霊的に生まれ変るべき」という指摘が、このどうしようもない劣等民族の本質を暴露していて腑に落ちますね。
>「私の見方はこうだ。文大統領は他の韓国の政治リーダーと同じく、韓国内の問題が悪化すると日本をイシュー化させるために努力する」と主張。さらに「文大統領は(トランプ大統領に)『過去の歴史が未来の関係を妨害してはならないが、日本が過去の問題をイシュー化する』と話したが、歴史問題を取り上げるのは日本ではなく文大統領だ。彼は自身の目標のためにイシュー化している」と指摘したという。
実に味わい深い文脈です、この部分だけでもタブロイド並の暴露本を読みたくなっちゃいました。(笑)
色々動きがあるみたいで、炭酸カリウムの件やら、G7の件やら、話は色々と進みそうな気がします。
ローマ法王の話で、「霊的に生まれ変わる」という言ですが、あれ、その前に一回死んでおけという高度な皮肉も含まれている気がします。
木霊様、皆さま、今晩は
> 「霊的に生まれ変わる」という言ですが、あれ、その前に一回死んでおけという高度な皮肉 も含まれている気がします。
皮肉ではなく明確に「一回死ね」と言っています。洗礼式の説教で「生まれ変わるには死ぬ必用がある」と聞いた事があります。教皇の言葉としては最大限の非難ではないでしょうか。
キリスト教の洗礼に「浸礼」というのがあって、全身を水中に沈め、すぐに水から上がるやり方です。「一度死んで」を表しているそうです。
木霊さん、おはようございます。
本の売れ行きやアメリカ国民への影響がどうなるか知りませんが、本国アメリカではトランプ大統領の政敵である民主党を含め、けっこう冷たくスルーされていて11月の大統領選への影響も今更と過少評価されている様です。
日本を含め各国首脳の名前もたくさん出している様ですが、今のところ無反応に近いというか無視状態...。
そんな中で唯一錯乱して騒いでいるのが、米朝会談全てで許されない二枚舌の大嘘と裏切り・汚な過ぎる情報捏造と報道...、その恥ずかし過ぎる事実をバラされてアタフタしている南朝鮮だけってのが笑えますねェ~。
但し、狭量ながら許しがたいのが「南北統一と朝鮮半島の平和を日本が邪魔した」と、これまたいつも通り反日メンタルに利用しようという姑息で卑劣な魂胆に走っている事でしょう。
ボルトン本全てを完全否定したクセに、都合よく日本に関する交渉事実だけ(日本は北朝鮮・支那を視野に入れたアドバイザーの役割)をヤリ玉に挙げて、自国の妄想政策の失態を責任回避に必死の模様。
日本は基本的に冷徹に粛々とスルーすればいいと思いますが、難癖のとばっちりに対しては釘を刺しておくべきじゃないかな。
シンプルに「日本は朝鮮半島の平和的解決と方策について、主要当時国のアメリカと強い連携と価値観を維持している」、これでいいんじゃないかな。
先日も南朝鮮抜きでアメリカ戦略爆撃機をエスコートした訓練が実施されましたし、西太平洋に展開中アメリカ海軍&海自の合同訓練を実施して欲しいもんです。
北朝鮮への威嚇はもちろんですが、真の主敵支那への牽制を明確にする合同訓練ですね。