日本がイージス・アショアの導入を断念す?

防衛政策

なんだ?どうした?!

ミサイル防衛態勢を懸念 陸上イージス停止で自衛隊幹部ら

6/16(火) 7:09配信

河野太郎防衛相による陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備計画の停止発表を受け、防衛省・自衛隊などからは15日、日本の弾道ミサイル防衛を懸念する声が上がった。

「時事通信」より

いきなりの防衛大臣河野太郎氏による発表に驚きを隠せないのだが、この話はどう見るべきなのだろうか?

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イージス・アショア導入計画

陸上配備型イージス

先ずは、何を狙ってこれを導入しようとしていたのか?という点について言及しておきたい。

Aegis01

防衛省の描いていた絵はこんな感じで、日本の保有する複数のイージス艦はミサイル防衛構想に基づいて、迎撃態勢を構築していて、イージス・アショア導入はこの穴を埋める話であった。故に、「やっぱなし」という話にはどうしたってならないハズなのだ。

イージス・アショアは、海上自衛隊のイージス艦搭載の迎撃ミサイル(SM3)、航空自衛隊の地上配備型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)と並び、総合ミサイル防空構想の一角を占めている。

「時事通信”ミサイル防衛態勢を懸念 陸上イージス停止で自衛隊幹部ら”」より

日本が配備しているイージス艦は、まや型2隻、あたご型2隻、こんごう型4隻で、交代させながら使っているワケなのだけれども、ちょっと数が足りないので、更に増やす計画になっている。

新イージス艦「はぐろ」進水=21年就役、8隻体制へ-海自

2019年07月17日16時53分

海上自衛隊に配備される新型イージス艦(8200トン)の命名・進水式が17日、横浜市のジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で行われた。「はぐろ」と命名された同艦は2021年に就役し、防衛省が目指していたイージス艦8隻体制が完成する。

「時事通信」より

ただ、海上自衛隊の隊員数が足りない事もあって、これ以上数を増やすことも難しいのが現状である。

そんな訳で、陸上配備型のイージス拠点を作る事で、更に防衛力を高めようという狙いがあったのだとされている。

防衛省の不始末

ところが、その配備計画にミソが付いてしまう。

イージス・アショアの配備調査で誤データ 防衛省、秋田県に陳謝

毎日新聞2019年6月5日 20時35分(最終更新 6月5日 22時54分)

陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備候補地について、秋田市の陸上自衛隊新屋(あらや)演習場を東日本では「唯一の適地」とした防衛省の調査報告書のデータに複数の誤りがあったことが明らかになった。同省によると、新屋演習場を除く候補地として検討された青森、秋田、山形各県の国有地と陸自弘前演習場の計19カ所のうち、レーダーの妨げとなる山の仰角を調べた9カ所全てで実際より過大な数値を記し、「不適」と結論づけていた。適地選定の正当性が揺らぐ事態となっている。

「毎日新聞」より

もともと秋田県の反対派の勢力は強かったのだが、防衛省のミスが発覚してしまったことでこの話は大きく拗れていく。

Aegis02

何ともお粗末な話だが、山の高さを間違えちゃったというバカバカしいミスで、本当にミスをしたのか?というレベルの話ではあるのだけれど、結果的にそう報道された。

そして、謝罪会見で防衛省の制服組が居眠りをしてしまう失態をし、もはやどうにもおかしな話になった。

小野寺五典安保調査会長は冒頭、防衛省が迎撃ミサイルのブースターを「演習場内に落下させる」と説明してきたにもかかわらず、それを一転させたことについて「今までうそをついてきたのか」と糾弾。

「時事通信”陸上イージス計画停止、批判相次ぐ 「無責任」「首相説明を」―自民”」より

更に今回も、検討時に検討漏れであったであろう点も指摘されていて、それってどうなのよと思ってしまった。

配備計画そのものには賛成したい

さて、今回のイージス・アショア導入「停止」発表は、世間を色々騒がせているのだが、発表内容が「停止」ということなので、計画そのものが消えてなくなったと言うことでは無いと理解した方が良いだろう。

ただ、どうしたって配備計画が遅れることになる為、その点はどうにも困った話である。

そもそも日本のイージス艦は縦に長い日本列島を防御するには数が足りないと言われていて、8隻体制になってなんとか回せる状況だと言われている。それ故に、陸上にもイージス・アショアを配備することは意味のあることだとは思う。

24時間体制で陸上配備型のイージス拠点を稼働させておけば、イージス艦の運用が遙かにやりやすくなるからだ。

しかし一方で、イージス・アショアを海上自衛隊が運用するのか、陸上自衛隊が運用するのか?という問題もあって、スムーズな連携ができるかは若干懸念の残る点ではあった。更にイージス・アショアは固定設備なので、運用しやすい反面、拠点防衛の面では少々弱い部分も出来てしまう。その辺りのカバーをどうするのか?という点も含めて、様々な問題が未解決なまま計画が進行したのは否めない。

そういう意味も含めて再検討という必要性はあるのかもしれない。

公式には、発射時に使うブースターの落下位置をコントロールできないから、この制御をできる様にすると金がかかるというコメントが出されたようだ。だが、そんな事は最初から分かっていた話。

多分、他にも理由はあるのだろうが、何はともあれ今回の事で河野氏が激怒した可能性は高そうである。twitterなどで饒舌な河野氏だが、この件については現状言及してはいない。

そもそも迎撃だけで良いのか?

イージス計画は「槍」が必要

さて、そもそも論を言うと、ミサイル防衛構想の要は敵基地破壊する能力とセットになってその真価を発揮する。敵基地を破壊する能力を獲得して、初弾を撃退し、次弾をうたせないことこそが大切である。

陸上イージスに代わる抑止力として「『敵基地反撃能力』を持つべきだ」と主張した。

「時事通信”陸上イージス計画停止、批判相次ぐ 「無責任」「首相説明を」―自民”」より

この発言は、元防衛相の小野寺氏の発言だが、実に尤もな話である。

そもそもイージスシステムを運用する上では、迎撃手段だけではなく敵基地攻撃能力までも保有していなければ十全にその効果を発揮でいない。

そういう観点からも今回の計画自体が片手落ちであり、敵基地攻撃能力を持つということも現実的かもしれない。

合同会議では、安倍政権が推進してきたミサイル防衛の根幹に関わる方針転換に「政府の防衛政策に不信感を抱かざるを得ない」との厳しい意見が相次いだ。配備候補地の一つである山口県が首相の選挙区でもあることを踏まえ、「首相の威信が大きく傷つく」との指摘も出た。

「時事通信”陸上イージス計画停止、批判相次ぐ 「無責任」「首相説明を」―自民”」より

政治家の威信など犬に喰わせてしまえば良いが、防衛網に綻びが出てきてしまうことは望ましくない。イージス(アイギス)といえば、ギリシャ神話に出てくる防具の名前である。無敵の盾とも言われていたが、メデューサ討伐の際に用いられ、その後その首を盾に組み込んだとも言われている。

名前の由来からもそうなのだが、攻撃手段を持ってこその有用な体制なのだ。

場所は適切なのか

もう一つ気になるのは、イージス・アショア配備の場所が本当に適切だったのかについては、少々疑念も残る。

諸事情を考えると、秋田県の新屋演習場と山口県のむつみ演習場を選んだのは適切であったと説明されているのだけれど、もっと沿岸部に新たに用地を取得するような方法であっても、良かったのでは無いか?というような気はする。

現在の基地の近くという方針であっても、例えば北側の配備場所は、航空自衛隊管轄加茂分屯基地に隣接する土地に配備すれば、男鹿半島に配備することになるのでブースターの件も含めて問題になりにくいと思われる。

また、南側の配備場所は、例えばこちらも航空自衛隊管轄になるが高雄山分屯基地近くに配備すれば、海の近くという事もあってこちらもブースターの問題は多分クリアできる。

なお、この2つを選んだのは何れもレーダーサイトであって、もともと監視任務を行っている実績があり、立地条件的には兼務できる環境にあるのでは?と期待したためだ。

尤も、既存のレーダーと干渉する可能性もあるため、これらの施設を避けた配置になったという事も考えられるのだが、その辺りは僕には伺い知れぬ事なので、素人の戯言という感じで流して欲しい。

ただ、いずれにせよ既存のレーダーとの連携は不可欠になってくるハズなので、そういったことも踏まえて検討し直す必要はあると思う。山の高さやブースターの話で躓いている様では、白紙で考え直すべき所は沢山あるような気はする。

今後は、ミサイル防衛は攻撃手段を含めて検討すべし

そして、そもそもこのイージス・アショア導入計画は、杜撰なスタートであったように思うのだけれども、本気でミサイル防衛を考えていくのであれば、台湾を含めた3つの拠点が連携して防衛ラインを構築できるような体制で見直していくべきだと思う。

もはや日本一国で、支那の膨張を押さえ込めない以上は、少なくとも台湾は巻き込んで防衛計画を構築してくべきである。

そして、その時に必要なのが地対地ミサイルの保有だ。

既に国会議員の中でもしっかり意見を述べている人はいるのだけれど、日本が敵基地を打撃する能力を獲得することは、今や必須だと言って良いと思う。そういった面も踏まえての計画の白紙化で、憲法9条の見直しを含めてやっていくべきだろう。

「フェイクニュース」河野防衛相、地上イージス報道に

2020.5.8 18:46

河野太郎防衛相は8日の記者会見で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」に関し、政府が陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備を断念する方針と伝えた報道を「フェイクニュース」と批判した。

「産経新聞」より

蛇足ではあるが、この話は既に防衛省の内部から漏れていて、5月7日に「フェイクニュース」だと噛みついたばかりである。メディアはコレを論っていたのだが、僕自身はそのメディアの対応にこそ違和感を感じる。

そもそも、こうした事前の情報漏洩、すっぱ抜きは、メディアにとって勲章とも言える報道形態だが、このような情報漏洩が頻繁に起こっていることこそに大きな問題を感じる。これは防衛省幹部内部にもスパイ行為をする人材がいる、或いは政治家の中に真正のスパイがいる可能性を示唆するものではあるが、同時に、「決定を発表」する前に「断念する方針を固めた」などという報道を出すのは、フェイクニュースに他ならない。

結果的に配備計画の停止を発表したことで、「やっぱりそうだったんじゃないか」といきる方々がいると思うのだが、問題はそういう事ではないのである。

こういった点を含めて、日本は防衛意識がまだまだだと言わざるを得ない。

追記

そういえば、配備予定のレーダーはAN/SPY-7だったらしいね。

U.S. Government Designates Lockheed Martin’s Latest Generation Radar: AN/SPY-7(V)1

Lockheed Martin’s Solid State Radar has been designated as AN/SPY-7(V)1 by the United States government. SPY-7 and Aegis Ashore will defend against ballistic missile threats and provide continuous protection of Japan.

MOORESTOWN, N.J., Nov.14, 2019 /PRNewswire/ — The world’s latest generation solid-state radar technology, formerly known as Lockheed Martin’s (NYSE: LMT) Solid State Radar (LM SSR), has been designated as AN/SPY-7(V)1 by the United States government. The designation of AN/SPY-7(V)1 is a direct reflection of the maturity and capability of Lockheed Martin’s solid-state radar technology.

The Japanese Ministry of Defense selected AN/SPY-7(V)1 for two planned Aegis Ashore installations in 2018. Additionally, variants of AN/SPY-7(V)1 will be used by the Royal Canadian Navy for the Canadian Surface Combatant program and the Spanish Navy for the upcoming F-110 frigate program.

「lockheedmartin社サイト」より

記事の通りであれば、日本が初運用のハズだったSPY-7の計画も後ろの方にズレていくことになるね。アメリカもコレについて何か行ってくる可能性は高そうだけど。

さて、どうなるやら。

追記2

まー、海自としてはそうだよね。

「イージス艦に代わる装備必要」地上配備型の計画停止で海幕長

2020年6月16日 18時26分

地上配備型の新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、河野防衛大臣が計画の停止を表明したことについて、海上自衛隊トップの山村浩海上幕僚長は「イージス艦に代わる天候に左右されない装備の導入は、引き続き必要だと考えている」と述べました。

「NHKニュース」より

しかしまあ、そうなってくるとやはり場所を変えて、という話になる気がする。

秋田、山口案を出した誰かが責任をとらねばならない話かもしれないんだが。

追記3

また要領を得ない説明だな。

イージス・アショア配備停止 首相「説明前提違い進められず」

2020年6月16日 20時07分

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、河野防衛大臣が計画の停止を表明したことについて、安倍総理大臣は、16日夜、記者団に対し、配備予定地への説明の前提が違ったためだと停止の理由を説明したうえで、日本の防衛に空白が生じないようNSC=国家安全保障会議で議論していく考えを示しました。

「NHKニュース」より

国民が知りたい情報はそういうんじゃないんだよな。

「防衛」の意味についてもうちょっと説明しても良いんじゃないか?「配備予定地への説明の前提」の何がどう違ったのかも分からないし、これからどうしていくのかも分からない。

結局、「よく分からないけど頑張ります」と言ったも同然だぞ。

NSCで議論するようだけど、もっと積極的な基地攻撃能力の獲得まで含めた議論をすると、そう言って良いんじゃないの?噂では聞いてるよ?

追記4

どうやら今回の発表、自民党内でも情報共有がなされていなかったらしい。まあ、二階氏に何もなかったのは寧ろ国防的には必要な事のような気がするが。

二階氏「相談なく一方的に発表」 イージス・アショアめぐり防衛省に怒り

2020.6.17 12:17

自民党は17日、防衛省が秋田県と山口県で進めていた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を停止したことを受け、党本部で北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部(本部長・二階俊博幹事長)の会合を開いた。二階氏は「国防の重要な問題を党と政府はともに進めてきたはずだが、今回は何の相談もなく一方的に発表された」と怒りをにじませた。

「産経新聞」より

幹事長クラスに知らされずにこの話を決めた、そして対案も出ていない。

随分と性急に決められ、大きな判断を求められた決断であったように思うが、やっぱり何か水面下で動きが有ったのでは無いかという読みが妥当なように思う。

虎ノ門ニュースでは、髭の隊長こと佐藤氏も知らされていなかったというから、イージス・アショア配備計画停止ありきでこの話は持ち上がったという事のようだ。青山氏のブログではいつもの如く「俺は知っている」というような書きっぷりだったけれども、まあ、ブラフの類だろう。

政府が稚拙な言い訳を並べ立ててイージス・アショア導入を停止した背景には、一体何があったのか?ヒントは河野氏の「時間を鑑みて」という発言にある様に思える。ヨーロッパのように陸上型SPY-1レーダーを使うのではなく、SPY-7レーダーを使うという決定が影響しているとしたら、アメリカ側の事情でひっくり返ったということなのかもね。

追記5

沖縄2紙が大喜びしているが、中谷氏の発言もナカナカ臭いね。

辺野古新基地「軍民共用」に 中谷元防衛相が言及 イージスアショア停止に関連付け

2020年6月19日 08:45

中谷元・元防衛相は15日のBS-TBS「報道1930」に出演し、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画停止に関連し、沖縄県名護市辺野古の新基地の「軍民共用」に言及した。基地が完成する数十年で国際情勢も変化するとし、時代に即した防衛体制の必要性を説いた。

中谷氏は、在沖米軍の役割を自衛隊が肩代わりするなどの持論も展開。「日米間でよく議論し、今の時代にしっかり対応できるような南西の防衛体制というのも必要だ」と強調した。

「沖縄タイムス」より

「辺野古も見直し必要」 中谷・元防衛相 イージス停止受け

2020年6月18日 06:30

中谷元・元防衛相は15日、BS―TBSの番組に出演し、防衛省が地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画をやめたことに関連し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設についても見直しが必要だとの認識を示した。「十数年、1兆円かかる。完成までに国際情勢は変わっている」と述べ、辺野古移設の不合理性を説明した。

ただ、辺野古新基地建設を中止すべきとは明言していない。計画見直しの例には「軍民共用」を挙げた。また、在沖米軍の役割を日本の自衛隊が担うことも代替案として示した。

中谷氏は「日米間でよく議論し、今の時代にしっかりと対応できるような南西の防衛体制が必要だ。もっと自衛隊が(米軍の役割を)肩代わりし、わが国独自の安全保障を日米で検討する時間ができた」と強調した。

「琉球新報」より

中谷氏といえば、防衛大臣経験者であるとともに、元自衛官でもある。レンジャー部隊の教官を務めた実績もあるというなかなかの強者ではあるが、まあそれはさておこう。

この発言の中で2紙は「辺野古撤回」に繋がるとして大喜びはしているが、琉球新報の方は「基地建設撤回」を言及はしていないとして少々警戒している。

そちらの方はさておくとして、イージス・アショア計画に「見直し」と「国際情勢は変わっている」という認識は、本文や追記で書いてきたこととリンクして考えるとかなり怪しい発言だ。

政治家としての立ち位置は自民党中枢に関わっているとは思えないために、内情を表す発言ではなさそうだが、自衛隊の事情には詳しかろう。或いは未だパイプはあるだろうと思われる。ヒゲの隊長こと佐藤氏も「見直し」に関しては否定してはいなかったが、中谷氏の発言はもっと露骨ともとれる。

安倍氏が見直した事を受けてという風にも捉えられるが、どうにも積極的に「日本の防衛戦略の転換を」という示唆に富んでいる気がしてならない。

それと、別ネタでイージス・アショアの維持費のことについて、想定外にかかるという観測があるというネタを引っ掛けてきたが、「計画をこのまま進められない」という認識は、それなりに共有されているように思われる。

色々とキナ臭い動きがある様に思えるね。

野党の国対が動いているのもナカナカ面白い話だと思う。

コメント

  1. 木霊様、皆さま、今晩は

    この話、どうもよく分からない。

    我が家にブースターが落ちてくるのはイヤだけど、ミサイルが落ちてくるのはもっとイヤ。
    国防の観点では「大きな被害を避けるために小さな被害は甘受する」のも必要ではありませんか?
    ブースターが民家に落下、一家○人が死傷を「小さな被害」と言っていいか???ですが、「市街にミサイルが落下、ン千人死傷」よりはずっといい。
    そういうレベルで判断すべきだと思いますが・・・そうではないらしい・・・なんで?

    • ご指摘は尤もでありまして、実際にPAC3などのシステムは都心に展開された際に、迎撃した場合にはその破片が飛散することは懸念されております。
      しかしながら、ミサイルが直撃して被害を撒き散らすくらいであれば、上空で破壊してその破片が飛散する被害の方が少ないと見積もられ、それ故にその手の装備がミサイル発射が懸念される事態となった際には配備される、という一連の流れとなっているはずであります。

      であれば、まさに「いまさら」の議論なのですが、ブースターはそこそこの大きさがあり、確実に切り離されるものでもありますので、コレを対策していないというのは問題アリと言う事になるのでしょう。
      何というか、平和な国ですよね日本って。
      ミサイルを撃ち込まれたらそんなことは言っていられない状況になるのですが。

  2. 木霊様、こんばんは。

    なんだかよく解らない停止発表ですね。
    本当の停止理由は何なんでしょう?河野大臣は何か隠してますよね…?

    今回ケチが付いたことで、再開する際にも大きな労力を必要になると思います。
    佐藤さんが述べている様に、攻撃力も含めての必要性を国民に知らせる努力が必要ですな。

    安倍内閣は憲法改正を本気で行う気があるんでしょうか…?

  3. ブースター問題なら昔からあり、例えば地対空ミサイルのナイキJ、これもブースター付で都内でぶっ放す際は皇居のお堀に落とすように発射する、なんて冗談みたいな話がありました。
     今回はもっと別の問題がありそうな気がします。例えばSPY-7。これとイージスシステムとの連接がうまく進捗していないとか。米国側が何も言ってこなかったら、この辺も疑った方がいいかもしれません。

  4. 木霊さん、おはようございます。

    こりゃあビックリポンの日本国防にとってBadニュースが降ってきましたね。

    ブースターが基地外に落下する技術的問題を口実に、ソフトウェア・ハードウェア改善に莫大な追加費用と長期開発が掛かると説明していますが、これも怪しいと思った方がいいのかも...。
    これ言い出したらSM3の様な迎撃ミサイルに限らず、地上配備型の攻撃ミサイルの配備先に大きな制約がかかるんじゃないかなァ~。

    ルーマニア・ポーランドで運用中のイージスアショアなんですが、ブースター落下が問題なんて話は聞いた事ありません。
    もっとも、広い基地で運用して基地内に落下する様にしているからかもですけど。

    やっぱり、急ごしらえの配備予定地に無理があった事(総理・官房長官選挙区だから大丈夫という甘い見通し)、さらにお粗末な不手際が重なった事でここで一度立ち止まって、全てを再検討せざる得ない状況に追い込まれたと想像しています。
    それと邪推かもですがイージスシステムの取り扱いに馴れた海自ではなく、陸自管轄となったのもあるのかも知れません。(最初から縄張り争いならマズいと懸念していました)

    余談ですが先日THAADのハード入れ替えに合わせてソフト更新の噂が出ており(アメリカは肯定せず)、THAADシステムでPAC3ER(距離延長型)を制御できる様にしたのではないかとの話もありますから、イージスアショアでも同じ運用が可能なら面白いと思ったばかりなんですけどね。
    しかし、これだと空自管轄になるかもですから、同じ様な3自衛隊間の駆け引きが足を引っ張りそう。

    いずれにせよブースター落下が問題なら、海岸線沿いに配備地を変えればいいシンプルな話だと思いますけどダメっぽい感じですねェ~。、
    福岡県芦屋空自基地なんか海の側だし絶好地じゃないかな? 小型船舶で侵入を試みる特殊工作員対策に万全を期す必要があるのは言うまでもありません。

  5. 地対空ミサイルの所掌は最初から混迷していたので、縄張り争いも大きいのかな、とも思います。
     最初、イージスアショアの所掌は陸自と聞いてちょっと驚きました。イージスといえば海自、地上発射型の弾道ミサイル迎撃をこれまで受け持っていたのは空自でしたので、ここで陸自か、と思ったものです。
     ナイキ、ホークといった地対空ミサイルを導入する際、空自は「これは無人戦闘機」陸自は「対空火器」と主張して譲らず、結局長射程のナイキは空自、中射程のホークは陸自という玉虫色の決着でした。
     最近は地対空ミサイルの性能も向上して、陸自の03式SAMは「射程以外ではパトリオット以上」と言われており、議論が再燃しそうな気配はありましたが。

     もう一つはイージスアショアがホントに適切か、といったところで、確かに洋上のイージス艦に比べて少人数で運用できるのは魅力的なのですが、一方、イージス艦でも「弾道ミサイル迎撃時はこれに集中するので、対航空機など通常の対空脅威に対処する能力が不足する」という理由であきづき型護衛艦を調達しています。
     イージスアショアとなると、相手からしても真っ先に潰したい目標であるはずで、これを護るために別の対空ミサイル部隊が必要になってしまうとなると、イージスアショアだけで完結、というわけにはいかないと思われます。

    • 暇人様

      >イージスアショアとなると、相手からしても真っ先に潰したい目標であるはずで、
      >これを護るために別の対空ミサイル部隊が必要になってしまうとなると、イージス
      >アショアだけで完結、というわけにはいかないと思われます。

      確かに、そこも問題にはなると思います。
      例えば、VLSの数を増やして、SM-2(か発展型のSM-6)とESSMを追加するということは考えられそうです。

      • あるけむ様 こんばんは

         イージスアショアは元はイージスシステムですから多様なミサイルに対応していてもおかしくないですが、一方、THAADみたいに弾道ミサイル防衛に特化させて余計な機能はそぎ落としているかもしれません。

         あと陸上固定だと、攻撃する側は何でもアリじゃないかなと。洋上のイージス艦を攻撃するには対艦ミサイルか魚雷ですが、イージス艦でしたらどちらにでも対応できます。一方、陸上固定だと遠距離からはミサイル、近距離でも迫撃砲で機能をそぐことは可能なわけで(それを言っていたらレーダサイトも同じですが)、そういったものからイージスアショアを護ることもあって陸自所管にしたのかなと。しかしアショア防衛隊まで必要となると「少ない人数で運用できる」というメリットがますます薄れてしまう気がしています。

  6. 木霊さん、おはようございます。

    昨日のコメントに一言追記です。
    仮に白紙撤回となったとしたり代案が出てきたとしても、有効なBMDの肝である半径1000kmを超える性能を有したレーダーはいずれにせよ必須です。

    そして、佐藤正久氏の「盾と矛を揃える」というアジェンダが、日本の採るべき防衛の基本にして欲しいと思っています。
    BMDの本質的な目的は単に北朝鮮のみではなく、支那の覇権の野望と常に漁夫の利を狙って介入してくる対ロシアなんですからね。

  7. 最後のほうは、若干妄想です。

    Wikipediaの「SPY-7」の項に、気になる記述がありました。

    >ロッキード・マーティンによると、LRDRの試作版に使用される多目的GaNデバイスは、
    >日本の電機メーカー富士通のものだという。
    注)「LRDR」は「SPY-7」のこと

    でも、富士通本体は半導体デバイスを生産していないはずなので、富士通の子会社が生産しているはずです。しかし、自分が富士通の子会社に派遣されていたころとは、組織が大きく変わっているので、調べて見ました。

    「富士通データブック」というのがネットに公開されています。
    https://pr.fujitsu.com/jp/ir/library/databook/2019/pdf/all.pdf
    それで、GaNデバイスを生産している会社を調べたところ、「富士通セミコンダクター」の子会社(=富士通から見ると孫会社)の「会津富士通セミコンダクターウェハーソリューション」だと判明しました。

    2020/01/30に出された富士通のプレスリリース「半導体事業に関するグループ組織再編 (当社連結子会社との吸収合併(簡易吸収合併)契約締結)のお知らせ 」によると、富士通セミコンダクターへの富士通の出資比率は100%なんですが、
    「会津富士通セミコンダクターウェハーソリューション」への富士通セミコンダクターの出資比率は51%となってました。
    https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/01/30-5.pdf
    残り49%の株式は富士通セミコンダクター以外が持っているということになります。
    しかし、その明細は見つけられませんでした(官報まで調べるわけには行かなかった)

    もしかすると、「会津富士通セミコンダクターウェハーソリューション」の株式を持っているのが中国系なのかもしれません。
    そこで、情報の流出を恐れて、GaNパワーデバイスの生産が出来ない(または追いついていない)可能性があると考えています。

  8. 木霊様、いつも、有難うございます。

    暴動で、フロリダ自治区が出てきたり、えす

  9. 失礼致しました。
    スマホ調子悪く。

    エスパー国防長官、ミリー統合参謀議長、ハリス駐韓米国大使が、国際常識上ではクーデターを起こしました。日本も日米関係からみるとクーデターと同じです。

    米は、在日米軍のXバンドとキムチサードで、北から米への防衛は問題ない。あくまでも日本の防衛問題。

    アショアは、当初、エスパー出身のレイセオン、スバイ6の予定から、トランプお気に入りのロッキードLMSSRに変更された曰く付き。

    米の州は州兵があるほど、強い組織で横割に沢山あり、連邦政府のトランプが縦割りしているが、文民統制が出来なければ国の体はなさない。

    軍利権のゴタゴタに、トランプを降ろしたいラインとの学芸会の始まりと見ています。

    トランプは、ドイツ系移民なので、根っこでは、日本をあまり好きではないと思う。いま、米国軍人と米国ビジネスマンとの内線であり、安部さんは、親中議員にばれないように、ハンドリングしていると思う。

  10. >>アメリカ側の事情でひっくり返ったということなのかもね。

    なるほどねぇ~。
     レーダー限定のお話から逸脱してすみませんが
     F15もオスプレイもイージス艦も

  11. あれっ、いきなり送信が始まった。スマホの扱いが悪いのか?

    ということで、つづき です。

     軍用ジェット機も軍用船もアメリカの世話になっていて、日本国政府だけの判断でイージスアショア導入延期?を決定できるわけがない。←と、今思い付いた

     いきなりアメリカから通告されイージスアショアは断念するほかなかった。そんな感じになりました。
     勝手にいろいろご教授いただいております。今後とも宜しくお願い致します。
    .
    .
    .
    本当にありがとうございます。