120億ドル早速使うニダ!……韓国はドルが足りない

大韓民国

おいおい、外貨準備はどうした?

韓銀、ドル来月2日~銀行に供給

2020.03.29 12:46

韓国銀行が米連邦準備制度(FRBは)と結んだ通貨スワップ(対等交換)資金600億ドルのうち120億ドルを31日競争入札を経て、来月2日から銀行への融資することを決定した。

韓銀が29日に発表した「米FRBはと通貨スワップ資金供給」の資料を見ると、貸出期間は100億ドルは84日、であり、20億ドルは、7日である。米国と通貨スワップ契約終了日は9月30日である。最低応札金利は終日スワップ(OIS)金利の0.25%を加算し、落札者が提示した金利をそれぞれ適用する「複数価格方式」である。応札額は少なくとも100万ドルで7イルムルは3億ドル、84イルムルは15億ドルまで可能である。

「NAVER」より

まさか早速使い込むとは。

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通貨スワップ協定か為替スワップか

メディアは「通貨スワップ協定」と報道しているが

先日の記事がこちら。

韓国はアメリカと「通貨スワップ協定を結んだニダ!」と誇らしげである。

しかし、アメリカFRBは「Liquidity Swap」であると報じていた。そうなるとどう考えても韓国メディアがいう様な「通貨スワップ」であるとは思えない。

僕としてはその違いをしっかり説明出来る自信が無いので、こちらのサイトを紹介しておきたい。

【総論】4種類のスワップと為替スワップの威力・限界
ここ数日、国際金融協力の世界における通貨スワップ(BSA)に関して、「為替スワップとの違いがよくわからない」、「デリバティブの通貨スワップとの違いがよくわからない」、といった読者コメント等をよくいただくようになりました。そのきっかけは、『速報:米FRBが9つの中央銀行と為替スワップを締結』などでお伝えした、「米国と外国...

このサイトで紹介しているのがこの4種類のスワップである。

区分通貨スワップ為替スワップ
民間におけるデリバティブ取引Cross Currency SwapForeign Exchange Swap
通貨当局同士の国際金融協力Currency Swap AgreementLiquidity Swap Agreement

で、韓国が最も欲していたと思われるのが通貨スワップ協定(Bilateral US Dollar Swap Agreemen)であろう。二国間で基軸通貨である米ドルを交換する協定である。そりゃ、ドルが足りないのだから仕方が無いね。ドル建てでは無いケースも結構多いのだが、韓国が欲しているのはドルだ。

ところが、今回結んだのは、為替スワップ(Bilateral Local Currency Swap Agreement)である可能性が高い。Liquidity Swap Agreementと表現されるケースも多い様だが、「Liquidity」すなわち流動性というのは、民間緊急機関における外貨流動性のことを指している。米韓で結んだ場合、ドルを韓国の民間銀行が手に入れられるという点はBSAと似ているが、為替介入につ買うということは許されてはいない。いま、BSAであっても為替介入に自由に使って貰っては困るのだろうけれど。

外貨準備は「直ぐに使えない」といったも同然

冒頭のニュースで一番の問題は、韓国が「外貨準備高4000億ドル」と胸を張っているものは張り子の虎だということを自白したも同然だという点だ。

韓国の外貨準備高 6カ月ぶりに減少

2020.03.04 06:00

韓国銀行(中央銀行)が4日に発表した2月末の外貨準備高は4091億7000万ドル(約44兆1600億円)で、前月比4億8000万ドル減少した。前月まで4カ月連続で過去最高を更新していたが、昨年8月以来の減少に転じた。

「聯合ニュース」より

何のために準備したのさ……。

韓国銀行は、国内外貨資金事情等を勘案し、必要な場合は、追加の入札を実施する計画である。貸出期間は最大88日で、入札参加機関は、銀行法による銀行、韓国産業銀行、中小企業銀行と韓国輸出入銀行など、すべての銀行である。

「NAVER」より

日本より判断が速いことは評価に値することだが、しかし、直ぐに外貨を手に入れてさっさと使うスピード感は、逆にいえばそこまでの危機感を韓国政府が持っているといっても良いだろう。

ムン君、支持率を上げてニンマリ

さて、こうした対応をうけて韓国の大統領、ムン君の支持率が上がったという。

韓国 ムン大統領の支持率55%に上昇 新型コロナ対策評価

2020年3月27日 14時54分

新型コロナウイルスをめぐって、韓国政府が積極的な検査など対策を進める中、韓国国内での感染拡大のペースが落ちてきていることから、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の支持率は、1年4か月ぶりに55%を回復しました。

~~略~~

ムン大統領を支持する理由としては、56%が新型コロナウイルスへの対応を挙げています。新型コロナウイルスをめぐって、韓国政府がこれまでに約38万件の検査を行うなど対策を進める中、多い日で1000人近くに上っていた新たな感染者は、26日は91人となり、感染拡大のペースが落ちてきています。

「NHKニュース」より

感染者が減っているというのは評価に値する話なんだろうね。

日本はこれと対称的に先週末から一気に感染者が増える事態を迎えているので、そうした点も関係したいる可能性は高いのだと思う。

一時期、1ドル1300ウォン目前だったウォンも今は1220ウォン程度にまで回復しているようだ。選挙前までこの状態が維持できると良いな!

鎖国政策開始

そして、こうした高支持率を背景に思い切った政策を打ちだしてきた。

韓国首相「全入国者に2週間の隔離義務付け」 4月1日から

2020.03.29 16:09

韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は29日、中央災難(災害)安全対策本部の会議で、「4月1日午前0時から地域、国籍に関係なく全ての入国者に対し2週間の隔離を義務付ける」と述べた。

「聯合ニュース」より

こうした強いメッセージ性を持つ政策を採ることは、危機においては重要だと思う。ただ、如何なる出口戦略を持ってこの様な決定をしたのかは興味があるね。

確かに外国からの感染者流入を防ぎたいという思惑は、各国に共通した話。特にアメリカの感染者数は今や世界トップに登り、日本も感染爆発のモードに入ってしまった。支那は感染者を隠す方針を打ち出しているし、欧州の感染拡大は止まらないようだ。

そうだとすると、韓国はその状態をいつまで続けられるのだろう?

麻生氏、ぶち切れ

そうそう、日韓通貨スワップをおねだりされている状況だが、麻生氏が一蹴したというニュースがあった。

麻生氏、韓日通貨スワップに言及 「誰が頭を下げて金を貸すか」

3/30(月) 7:16配信

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡散で、その必要性が提起されている韓日通貨スワップ協定の締結に対し、日本側の担当閣僚である麻生太郎副首相兼財務相が否定的な反応を示した。

韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相が今月27日、外信記者懇談会で「(米国に続き)日本との通貨スワップの締結は正しいと考える」と明らかにした直後だった。

~~略~~

「6~7年前ぐらいに(スワップ協定の残額が)日本銀行に50(億ドル)、財務省に100(億ドル)ほど残っていたが、(韓国に)『大丈夫か』と確認したところ、『大丈夫だ』との返事が返ってきた。だからそれ(通貨協力の規模が)が減った。その時、『本当にいいのか』と聞いたら、韓国は『(どうか)借りてくださいと(日本が)言うなら、借りることもやぶさかではない』と答えた。(金を貸す側が)頭を下げて『借りてほしい』などという話は聞いたことがない。(それで)交渉テーブルを蹴って(交渉から)撤収した。それで終わりだ。スワップに対して韓国との間にあったのはそれが最後だった。今はどうなっているのかよく知らない」

「yahooニュース」より

中央日報の記事が転載される形でyahooニュースが報じているのだけれど、中央日報は麻生氏の認識が間違っていると指摘している。

なかなか愉快な認識ではあるが、そう言うきり取り方も強ち間違いでは無い。

だが「韓国とのことはそれで終わりだった」という麻生氏の発言は明らかに間違っている。両国は2016年8月に通貨スワップ協定締結再推進にひとまず合意した。

朴槿恵(パク・クネ)政府時期、当時の柳一鎬(ユ・イルホ)副首相兼企画財政副長官との会談で、協議開始に意気投合したのは麻生氏自身だった。

だが、釜山(プサン)日本領事館前の慰安婦少女像設置問題が発生して、2017年1月に日本政府は進んでいたスワップ協議を一方的に中断した。

「yahooニュース」より

ただこの部分の記述で、「締結再推進にひとまず合意」というのは認識的には間違いで、正しくは「話し合いの場を設ける」という程度の話であった。

如何にも「再び締結します」というような論調で書いてあるのだけれど、意図的に事実誤認するような内容で書かれているところに苦笑を禁じ得ない。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    >冒頭のニュースで一番の問題は、韓国が「外貨準備高4000億ドル」と胸を張っているものは張り子の虎だということを自白したも同然だという点だ。
    >さて、こうした対応をうけて韓国の大統領、ムン君の支持率が上がったという。

    あからさまな総選挙対策でしょうねェ~、その後に地獄の釜が開いているのは明白なのに御用メディアも追従しちゃってるのが笑える。
    制約のある為替スワップですからご指摘の様に「為替介入」には使えず、しかも半年後にはアメリカが回収してきます。
    その回収される担保はアメリカ国債じゃないのかな?

    貪欲さで恐れられるアメリカのヘッジファンドがどのタイミングで大規模なウォン売りを仕掛けるか...?
    アメリカ企業の撤退時期と合わせて注目していますが、日本メガバンクの信用保証撤収と主な日本企業(製造業)のノロイ対応では、間に合わなく痛い目を見るのは必至と思いますね。
    政府は「自己責任」と冷たく突き放し、間違ってもオメデタイ救済策なんか打ってはなりません。

    >そうそう、日韓通貨スワップをおねだりされている状況だが、麻生氏が一蹴したというニュースがあった。

    何も失うモノの無い太郎ちゃん(麻生)の真骨頂の見せどころでしょう、この件に関しては今後も痛快な麻生節を期待です。(微笑)

    • 選挙対策という見方で間違い無いと思います。
      結局、長期的視野でこの話を決めたのでは無く、短期的に何とかなれば良いという発想なのでしょう。