アメリカ大統領選挙、民主党候補はバイデン氏で決定か。そしてトランプ氏再選は?

北米ニュース

さて、そろそろアメリカ大統領選挙の民主党候補が絞られてきたようだ。

米大統領選 今夜4州で民主予備選 バイデン氏さらに前進か注目

2020年3月17日 5時45分

アメリカ大統領選挙に向けた野党 民主党の候補者選びは、日本時間の17日夜から、人口が多いフロリダ州など4つの州で予備選挙が行われます。新型コロナウイルスの感染拡大で、選挙戦が制約を受ける中、バイデン前副大統領がサンダース上院議員にさらに差をつけて指名獲得に近づくのか注目されています。

「NHKニュース」より

アメリカは2大政党制であり、共和党と民主党とで交互に大統領を産み出しているような状態になっている。今回の大統領選挙では、共和党のトランプ氏が続投するか、民主党の候補が大統領になるか、という戦いであるという話になっている。

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2大政党制のアメリカ

アメリカの歴代大統領

調べて貰うと解るのだが、アメリカの歴代大統領はジョージ・ワシントンから始まって第45代目のトランプ氏まで、比較的交互にやられている様だ。

一応並べてみよう。

  • 第45代 ドナルド・トランプ(共和党)第58期を担当
  • 第44代 バラクオバマ(民主党)第56・57期を担当
  • 第43代 ジョージ・W・ブッシュ(共和党)第54・55期を担当
  • 第42代 ビル・クリントン(民主党)第52.53期を担当
  • 第41代 ジョージ・H・W・ブッシュ(共和党)第51期を担当
  • 第40代 ロナルド・レーガン(共和党)第49・50期を担当
  • 第39代 ジミー・カーター(民主党)第48期を担当
  • 第38代 ジェラルド・R・フォード(共和党)第47期を担当
  • 第37代 リチャード・ニクソン(共和党)第46・第47期を担当
  • 第36代 リンドン・ジョンソン(民主党)第44・45期を担当
  • 第35代 ジョン・F・ケネディ(民主党)第44期を担当

迂遠なのでこれくらいにしておくが、割と交互に民主党と共和党が担当していることが解る。そして、傾向的には2期続けると次の大統領は別の党の大統領がやる傾向が強い。

傾向と対策

さて、では現在の大統領のトランプ氏がどうか?というと、共和党出身である。ただ、共和党の中でもイレギュラーな存在ではあるので、共和党色が強いかというとそうでもない。

過去の事例から考えれば、トランプ氏再選というのは穏当かも知れないが、割と高齢という事もあって続投を心配する話もある。

とはいえ……、民主党の候補も大概高齢なんだよね。

  • ドナルド・トランプ 73歳(6月14日が誕生日なので、すぐに74歳を迎える)
  • ジョー・バイデン 77歳(11月20日が誕生日なので、大統領になる時には78歳になっている)
  • バニー・サンダース 78歳(9月8日が誕生日なので、大統領になる時には79歳になっている)

驚くことに、トランプ氏が一番若いという……。

あ、しまった、話題にならないけれども、もう一人大統領選に残っていた候補がいたよ。トゥルシー・ギャバード氏である。

ニュースには名前が上らない程度の候補だが、そもそも彼女は若いが下院出身であり、極めて大統領の職から遠い位置にいる。

ギャバード米大統領候補が広告アカウント停止でGoogleを提訴

2019年7月29日

トゥルシー・ギャバード氏の選挙運動組織であるTulsi Now(トゥルシー・ナウ)は、Google(グーグル)が彼女の言論の自由を妨害したとして今週提訴した。2020年大統領選挙の民主党候補は、第1回候補者ディベートのあと、合計6時間にわたって選挙運動アカウントを停止されたことについてオンラインの巨人を非難した。

「techcrunch.com」より

彼女を支持し、女性大統領誕生というところまでアメリカが盛り上がらない理由は、現在38歳と若手の女性である事と民主党の中でも主流ではないという事で、民主党内での支持が集まっていないのだ。未だに撤退していないだけ、ということなのだ。

現在の民主党での得票率

さて、そんな訳で現在はどうなっているのか?というと、こんな感じだ。

党の指名獲得には全米に割りふられた代議員の過半数、1991人が必要ですが、ABCテレビによりますと、これまでに ▽中道派のバイデン前副大統領が841人、 ▽左派のサンダース上院議員が690人の代議員を確保しています。

今回の4州には合わせて577人の代議員が割りふられていますが、バイデン氏が中道派を中心に党内の支持をまとめつつあり、このうちフロリダ州で行われた世論調査では、バイデン氏の支持率の平均が65%と、サンダース氏の23%を大きく上回っています。

「NHKニュース」より

サンダース氏が盛り返すことはかなり厳しい状況というような状況で、バイデン氏が優勢である。

米大統領選 民主予備選 バイデン氏 フロリダなど3州で全勝

2020年3月18日 15時06分

ことし秋のアメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びがフロリダ州など3つの州で行われ、バイデン前副大統領が3州すべてで勝利し、サンダース上院議員との差をさらに広げて指名獲得に近づきました。一方、今回の結果を受けてサンダース氏に対する撤退圧力が強まると見られ、今後のサンダース氏の動向が焦点となります。

「NHKニュース」より

サンダース氏が早めに撤退してくれれば、バイデン氏としても票固めに注力できるのだが、どのような判断となるのかが注目である。ただ、サンダース氏はバイデン氏と大きく政策が異なるので、バイデン氏をサンダース氏が支持するのか?という疑問は残るのだけれど。

ウクライナ疑惑

さて、バイデン氏が民主党候補となってくると、再び疑惑として持ち上げられるのがウクライナ疑惑である。

ウクライナ疑惑といっても、トランプ氏が問題という話では無く、ジョー・バイデン氏の息子のハンター・バイデン氏に関する疑惑だ。

バイデン親子めぐる疑惑とは?=トランプ氏が執拗に攻撃-ニュースQ&A

2019年10月04日17時24分

トランプ米大統領は3日、大統領選の民主党有力候補ジョー・バイデン前副大統領(76)と息子のハンター・バイデン氏(49)に関して、「中国はバイデン親子を調査すべきだ」と語った。

 -トランプ氏が執拗(しつよう)に攻撃するバイデン氏の中国絡みの疑惑って何。

 ハンター氏の中国での企業活動をめぐってバイデン氏が便宜を図るよう求めた疑惑だ。バイデン氏はオバマ前政権の副大統領だった2013年12月、中国で投資会社を設立しようとしていたハンター氏と共に中国を訪れた。この10日後、中国政府から営業許可が下り、投資ファンドを設立した。ハンター氏は以来役員を務めている。

「時事通信」より

このハンター・バイデン氏、ウクライナの天然ガス会社であるフリスマ・ホールディングスの取締役を務めていた。驚くほど高額な報酬を得ていたようで、何の特別知識もスキルもなかったハンター・バイデン氏がこの様な職にいて不当な利益を得ていた疑いは強い。

更に不思議な話が1つ。

バイデン氏の息子、中国企業の取締役退任へ-トランプ氏の攻撃受け

2019年10月14日 14:30 JST

バイデン前米副大統領の息子、ハンター・バイデン氏は、中国国有企業の支援を受けたプライベートエクイティ(PE、未公開株)ファンド運用会社の取締役を退くとともに、父親のバイデン氏が2020年米大統領選で当選した場合、全ての外国関連の仕事を控えると約束した。

「Bloomberg」より

こちらもハンター・バイデン氏が、支那系企業で何をやっていたのかという話もよく分からないのだが、これに絡んで大きな利益を得ていたという噂がある。

この話が直接ジョー・バイデン氏に関連するというわけではないだろうけれども、彼が大統領に就任した場合に東側勢力との繋がりを疑われても仕方が無い状況になる。

現状ではトランプ氏に有利な展開

ジョー・バイデン氏の政策は中道寄り

さて、サンダース氏が極めて社会主義的な政策を掲げていたのに対して、バイデン氏はかなり中道寄りの政策を掲げている。トランプ氏が保守色の強い政策を掲げていることを考えれば、トランプ氏とバイデン氏とが対決することになれば、政策の差が出にくい。そうなると、実績のあるトランプ氏の方が有利となるかも知れない。

そういう意味では、トランプ氏の敵はむしろ武漢肺炎かもしれない。

米、株価急落でトランプ再選に暗雲 ムーディーズが予測

2020年3月17日(火)00時00分

ムーディーズ・アナリティックスの予想モデルによると、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた米株市場の急落により、トランプ氏が大統領選敗北の深刻な危機に直面している。

株価の上昇や安定した大統領支持率といった2月のデータを使ったモデルでは、トランプ大統領は11月本選挙で351人の選挙人を獲得し、187人の民主党を引き離して勝利すると予想されていた。

「Newsweek」より

アメリカに武漢肺炎が上陸したことによって、市場が混乱している。

米株1338ドル安、ダウ平均はトランプ相場の上げ消失

2020年3月19日 / 06:42

米国株式市場は大幅反落。新型コロナウイルスを巡る懸念から、最近の売りが再び強まった。ダウ平均は1338ドル下落し、2017年のトランプ大統領就任以降に記録した上げを全て失った。

S&P総合500種は下げ幅を縮小して引けたが、それでも5.2%安。2月19日の終値ベースの最高値から約29%下落している。

「ロイター」より

トランプ氏の実績が蒸発するような状態になっているため、選挙戦の対策としては寧ろ保健衛生と経済対策をやらざるを得ないというのが、トランプ氏の辛いところである。

結局、民主党を相手にするよりも、経済を相手にするというのがトランプ氏の選挙戦略になるのだろうが、公衆衛生が微妙なアメリカでどこまで戦えるのか?そう考えると、社会主義的な政策を掲げたサンダース氏の方がトランプ氏と戦いやすいかも知れない。

韓国式検査の衝撃

さて、少し話は変わるのだが、このブログでは韓国式のドライブスルー検査はダメだと指摘した。

理由は幾つかあるのだが、一番大きな理由は検査の精度が低い点だ。

そんな中、ちょっと衝撃なニュースが。

肺炎死亡大邱17歳の高校生コロナ19最終「陽性」の判定

2020-03-19 14:11

防疫当局が大邱で肺炎の症状を見せて死亡した17歳の高校生の最終新型コロナウイルス感染症(コロナ19)「陽性」の判定を下した。

~~略~~

防疫当局によると、前日に死亡した17歳の高校生は計10回のコロナ19の検査を受けたことが把握された。死亡前日まで受けた9回の検査の結果はずっと陰性であったが、死亡当日受診した尿検査で陽性所見が出た。

「朝鮮日報」より

このニュースで、僕が何に衝撃を受けたかというと、一人の患者に対して10回も検査を行っている点である。

死亡当日に受診した際には、「尿検査」をやっていたようだが、日本医師会が出したペーパーを見ると、糞便や尿からも武漢ウイルスが分離できると書かれている。

http://dl.med.or.jp/dl-med/kansen/novel_corona/covid19plan_v7.pdf

つまり、尿から武漢ウイルスが検出されることそのものは不思議ではないのだが、気になる事も。何かというと、再三検査をやったにも関わらず陰性が出続けていたのである。

韓国で行われている、武漢肺炎に関する検査精度はこの程度なのである。10回やって死亡する前日までにした9回の検査で陰性だったというから、一体どんな精度の検査なのだという話。

ただ、この話は何も韓国が特殊である、OINKな話だということではない。

新型ウイルス検査には欠陥があるのか? 7回目で初めて陽性の例も

2020年02月17日

~~略~~

李医師は検査で何回か陰性と判定された後、最終的に陽性と診断されたと説明していた。

中国人ジャーナリストたちは、6回の陰性判定の末に7回目の検査で陽性の結果が出たという複数の人の事例を報じている。

同様の問題は、シンガポールやタイなど、新型ウイルスの影響が及んでいる他の国々でもみられる。

「BBC」より

支那でも似たような話があったのである。多分、他国でもあるのだろう。無論日本でも。実際に日本では一度陰性と判定された患者が、症状が悪化して再び調べたら陽性の結果が出たという話があった。

この事からも分かるように、武漢肺炎に用いられる検査の結果というのは、信頼性にかなり疑問があるのだ。その影響が顕著に出ると思われるのがドライブスルー方式の検査で、医師の判断を伴わない場合には絶望的だろう。

ところが、アメリカはドライブスルー方式の検査を採用しちゃったんだよね。まあ、日本でも名古屋が採用しようという話になっているらしく、余り笑えないが。

検査キットの足りないアメリカ

そして、アメリカは韓国の検査キットは「信用出来ないから採用しない」と言っていたが、背に腹は代えられない状況がある。

米政府、検査キットが国内で不足と認める 新型ウイルス

2020年03月6日

米ホワイトハウスは5日、東海岸と西海岸の両方で新型コロナウイルスの症例数が増加する中、同国内の検査キットが足りていないと認めた。

マイク・ペンス副大統領はこの日、ドナルド・トランプ政権は、今週中に検査キット100万個を配布するという目標を達成できないだろうと述べた。

「BBC」より

どーするのよ。

“新型コロナウイルス感染を15分で判定” 検査キット販売へ

2020年3月13日 13時48分

大阪市に本社がある繊維メーカーの「クラボウ」は、新型コロナウイルスに感染しているかどうか、血液を採取して15分で判定できる検査キットを輸入し、今月から研究機関などに販売すると発表しました。検査時間の大幅な短縮につながるか、注目を集めそうです。

「NHKニュース」より

日本が売っても良いのよ?……と思ったら、これ、支那製のキットなんですね。

繊維メーカー、クラボウが新たに販売するのは、ウイルスに感染したときに血液中にできる抗体を検出する「イムノクロマト法」という手法の検査キットです。

提携している中国の企業が開発したもので、キットのくぼみに少量の血液と専用の薬をたらすと、15分で感染しているかどうか判定できるということです。

「NHKニュース」より

よし、この話は無かったことに!!

ともあれ、検査数を増やすことそのものが、対策としては下策であることは既に日本では周知となりつつある。世界的にも日本のやり方をある程度評価したようで、検査を積極的にやらない方向に舵をきるところも出てきた。

あ、実は韓国もそういう方針に転換したという噂がある。

トランプ氏再選の鍵は武漢肺炎克服

そんな訳で、トランプ政権の判断として、現状の対策は宜しく無い感じに見えているのだが、今後どうなるかは注目してきたい。

そして、その武漢肺炎の克服こそがトランプ氏の最大の選挙戦アピールになるのだろう。

これまでトランプ氏は積極的な姿勢を見せつつも、武漢肺炎の対策には消極的であったように思う。トランプ氏が経済優先であった為だとも言われている。

ただ、ここへ来て感染者数が増え、アメリカ経済の危機を囁かれるようになってしまった。トランプ氏の実績を取り戻す為にもココを乗り越えないことには、再選は難しくなりそうだ。

敵は民主党では無いということが明白になってきたようだね。

コメント

  1. だいたい米国の政権って以下の感じで交代しているようで。

    1.現在の大統領の治政がうまくいっていない
    2.野党が変革を訴える
    3.選挙の結果、上院下院とも野党が多数派になる
    4.野党の大統領候補が当選、野党が与党になり上院下院とも与党が多数派を占める
    5.選挙での公約や新しい政策を推し進める。上院下院とも与党が多数派なので、
     政策も進めやすい
    6.新しい政策に反発する勢力が現れる、もしくは政策が行き詰まる
    7.1に戻る

     与党が上院の多数派の状態で大統領が変わる、というのはここ40年無いので、トランプ氏
    再選で間違いないと思いますけどね。もちろん、武漢ウィルスの対応如何で変わるかもしれませんが。

    • 分かり易い解説をありがとうございます。
      武漢肺炎のことがなければ、トランプ氏が負ける要因は殆ど無いような状況だと思っていましたが、今はチョット危険な感じですよね。
      何とか危機を乗り切って欲しいと思います。

      ……日本も他人事としていられない状況ではありますが。

  2. 大韓民国人種やイタリア人種に
    アメリカも日本もまだ成功していない武漢ウィルス感染を検査する道具・消耗品の
    発明は無理。
    アメリカ製でも日本製でもない
    となると日本にも送りつけてきたと噂の支那製ですね、大韓民国やイタリアが使っている武漢ウィルス感染検査道具は。
    この支那製の検査一式が、イタリアや大韓民国等々を武漢ウィルス蔓延凶悪化させている
    という妄想に憑りつかれてる今日この頃です。

    • 妄想と書かれていますが、大筋でその通りなんだと僕も考えています。
      ソースはないんですけどね、残念ながら。