ここ数年、支那の武装船が日本のEEZに侵入し、或いは領海侵犯し、という行為を連日のように繰り返している。
尖閣沖の接続水域 中国海警局の船4隻航行
2020年2月26日 11時10分
第11管区海上保安本部によりますと、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻が、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行しています。
「NHKニュース」より
なんというか、「国内で酷いことになっているのでそちらの方に注力しろ」と、その様に思うのは、僕が甘いのだろうか。
領海侵犯を繰り返す支那
海上保安庁は大忙し
支那からの物騒なお客様が連日お越しになっている。

このグラフは領海侵入隻数をカウントしたもので、赤が「確認隻数(領海侵犯)」で、青が「確認隻数(接続水域侵入)」である。
毎日のように支那船籍の船が来ていることは、報じられている通りだ。
爆撃機も飛ばす
さて、機関砲で武装した軍艦崩れの海警局の船(大型)を連日のように派遣する一方で、爆撃機なども自由に飛ばしちゃうのが支那のやり方である。
H-6爆撃機、2月9日に宮古海峡から東シナ海へ飛行 空自が対応
配信日:2020/02/10 20:15
統合幕僚監部は2020年2月9日(日)、中国軍機4機が宮古海峡を飛行したと発表しました。確認された機種、機数は、H-6爆撃機4機です。
「Fly Team」より
やってくれるな。
もちろん、これが国際的に非難されることなのか?というと、そこまでの話では無いのだ。海警局の船にしても、国際法的にはギリギリOKの対応である。他国の領海であろうと、無害航行権の範囲内であれば問題ない。
だが、毎日のように他国の領海侵犯をするのが「無害航行」なのか?というと、それは違う。通告があろうと無かろうと、あってはいけないことなのだと思う。
対称的な二人の政治家の反応
二階氏、必至で支那に胡麻を摺る
さて、そんな状況であるにも関わらず、自民党の重鎮二階氏は、こんな事を宣った。
自民議員の中国支援金、「一律天引き」から「任意」に
2020年2月14日 20時19分
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大をめぐり、自民党の二階俊博幹事長は14日、党所属国会議員の歳費から「一律5千円」を天引きして中国に支援金を送るとの方針を変え、「任意」の拠出とする考えを示した。党内保守派が「一律」に反発していた。
「朝日新聞」より
マスクを送らせたり、防護服を送らせたり、様々な事を画策している二階氏だが、自民党の議員の歳費から、一律5000円を天引きして支那に支援金を送ると決めた。
アホなのか?アホなのか?
この二階氏の出す支那へのメッセージは、「日本の与党も支那の軍門に降りますよ」と言うもので、事ここにおいても翻意はありませんという意思表示なのだ。たった5000円程度の歳費を取りまとめる意味はそんなところで、「5000円なら良いじゃ無いか」という意見も出るかもしれないが、ここは折れては駄目な部分だ。
支払うという外務大臣、支払わないと主張する副大臣
で、自民党議員はどんな反応を示したか?なのだが。
外務副大臣、中国支援金に賛同せず 「敵対的行動の国」
2020年2月25日 15時50分
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自民党が所属議員に任意で募った中国への支援金について、鈴木馨祐外務副大臣は24日付の自身のブログで「外務副大臣として、支援には賛同しない」と記載した。理由について、支援金の届け先が在日中国大使館であることを指摘し、「敵対的な行動を行っている国そのものに支援を行うということになる」と書き込んだ。
「朝日新聞」より
外務副大臣の職にある鈴木氏は「賛同しない」と発言。
茂木外相 中国への支援金「議員個々人の判断で」
2020年2月25日 13時35分
自民党が、党所属の国会議員の希望者から中国への支援金を集めていることについて、鈴木外務副大臣は、中国海警局の船が、沖縄県の尖閣諸島周辺の日本の領海への侵入を繰り返していることなどを踏まえ、「外務副大臣として賛同しない」と自身のブログで表明しました。
これについて、茂木外務大臣は、記者会見で「議員個々人の判断で募金をしていると考えている。私は一議員として募金したが、個人の考えとしてやっており、それが外務省の見解だ」と述べました。
「NHKニュース」より
一方、その上司にあたる外務大臣は「賛同する」とのこと。外務大臣でそれはねーだろう。時期的には難しいという事情はあるかも知れないけど。
茂木氏がどんなしそうな持ち主なのか?という点に関しては余り追及したことが無かったのだが、それなりにディールに長けた人物だという印象だった。
しかし、こんな事を言っているようでは話にならんと、そう思う。
これに対し、同党の保守系議員グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の青山繁晴参院議員らが反発。14日に国会内で二階氏と会談し、支援金の拠出を任意とするよう求めた。青山氏によると、二階氏は「元々、任意のつもりだ」と応じたという。
「朝日新聞」より
好きな人も多いが嫌いな人も多数いる青山氏、ここぞとばかりに二階氏に噛みついて「やっているアピール」がちょっと鼻に付くものの、行動自体は正しいと思う。鈴木氏はここに乗っかった感じなのかも知れない。
自民党としては是々非々で良いと思うのだが、この件に関しては、完全にふざけるなという風な意見を言う人が大半でいて欲しかった。
来日は予定通り
さて、そんな中で習近平氏は日本に来たがっているようだ。
習主席国賓来日は「予定通り」 茂木外相
2/25(火) 11:22配信
茂木敏充外相は25日午前の記者会見で、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の延期決定を受けても、日中両政府が4月上旬で調整している習近平国家主席の国賓来日について、予定通り実施する考えを示した。「新型コロナウイルス感染症への対応など、中国の動向は注視しているが、現時点では習氏の訪日は予定通りで、それに向けた準備を粛々と進めていきたい」と述べた。
「yahooニュース」より
いや、ダメだろ。
習主席の国賓来日「現時点では予定通り」菅氏
2/25(火) 11:10配信
菅義偉(すがよしひで)官房長官は25日午前の記者会見で、中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)の開催延期が正式に決まったことに関し、4月上旬で調整されていた習近平国家主席の国賓来日について「現時点では予定通りであり、それに向けた準備を粛々と進めていく考えだ」と述べた。
「yahooニュース」より
若干トーンダウンしている様子は見受けられるが、麻生氏辺りにハッキリ断ってもらったらどうなんだい?「日本と支那との関係改善は急務である事は理解しているけれども、武漢肺炎で国内が大変な時である。きちんと国内の諸問題が解決してから、お越しになってはいかがだろうか。ウイグルとか、チベットとか人権的な問題もあるし、香港の話もね。」と。そして、「尖閣に武装船を派遣しているのは大変けしからん!」ともいって貰えば良い。
中国・習主席「国賓」来日に反対86% 「新型肺炎」の感染拡大が影響か 緊急アンケート
2020.1.29
中国で発生した新型肺炎の感染が拡大するなか、日本が今春、習近平国家主席を「国賓」として招聘(しょうへい)することに疑問の声が出てきている。夕刊フジは28日午前10時過ぎから29日午前6時まで、公式サイトzakzakで緊急アンケートを実施した。結果は別表の通り。86%が「『国賓』来日すべきではない」を選んだ。
「ZakZak」より
まあ、ZakZakだから仕方が無いが、こういう意見もあるのだ。
もちろんこのサイトでは一貫して反対している。国賓来日どころか、来日そのものにも反対だ。もうちょっと落ち着いてからで良いだろう。
習近平氏に、「支那は武漢肺炎に勝利した!」という勝利宣言に利用されるような事があってはならないのである。
外交をテコにして色々な交渉を行うのは当然なのだろうけれど、日本はいつも利用されてばっかりだ。そこが許せないね。
コメント
2015年にシーチンピンが英国を国賓訪問した時、
エリザベス女王は帽子を被り、手袋をつけたままで
握手をした。便所前で段ボール色の屏風での会談。
日章旗を間違えて(?)掲揚してのお出迎え。
1989年のシャトーオーブリオンやキャベツで
くるんでの料理など、軽蔑待遇をした。
日本もそれぐらいできるなら、呼んでいいアル。
二階の自腹でな!
イギリスはそういうところが非常に嫌らしいというか、上手いですよね。
日本も出来れば良いんですが……。
いや、それでも天皇陛下に会って頂くのはどうかと思うのです。
>この二階氏の出す支那へのメッセージは、「日本の与党も支那の軍門に降りますよ」と言うもので、事ここにおいても翻意はありませんという意思表示なのだ。
何でこんな老害&売国ジジイが自民党No.2の幹事長という要職に居るのかが根本的に問題でしょうし長すぎる。(怒!!)
元小沢氏の子飼いだったはずなんで何かの絡みとかあったり、小沢から譲り受けた派閥のスキャンダルを掴んでいたりするのかなァ~?
>好きな人も多いが嫌いな人も多数いる青山氏、ここぞとばかりに二階氏に噛みついて「やっているアピール」がちょっと鼻に付くものの、行動自体は正しいと思う。鈴木氏はここに乗っかった感じなのかも知れない。
僕も多くの日本人の気持ちを代弁する正論だと思いますし、国賓待遇だけは絶対に阻止して欲しいですね。
安倍総理を引っ張り出して「そもそも何故国賓待遇となったのか?」その理由を問いただし、数々の人権問題は元より尖閣含む領海・領空侵犯をどう考えているのか、政府としての公式見解を引き出し、経済優先とか偏った理由なら「それは違う!!」と断固たる反論でやり込めるべきでしょう。
一議員のネット・メディアを使った売名行為的発言で終わらせてはなりません。
領土問題では日頃威勢のいい事言いながら、「竹島の日」に出てこず言い訳がましい態度の担当大臣衛藤氏などもアテにならないのが悲しいですよ。
それにしても海保職員も毎日大変でしょう、でも頑張ってもらうしかないのが現実ですね。
ところで海自は哨戒機を飛ばしているんでしょうか?
数では圧倒的に負けていますから、海保・海自・空自の枠を超えて対応しないと追いつきません。
領海&接続水域侵犯数と領空侵犯による空自のスクランブル発進数を毎日掲載し、その費用がどれくらい掛かっているのかを、国民に発信するマスメディアがいて欲しいですね。
色々な意味で二階氏の政治手腕は優れているという事なのでしょう。
しかし、護る会がそれに批判の声を上げた、その事は良かったと思いますが、何故なのか、どうしてそう思うのかをもっと積極的に広報すべきなんですよね。
そして、竹島の日にもガッカリでした。こんなご時世です。やるべきだと思うのですよね。