武漢肺炎に関する政府方針について

政策

多くのメディアが報じる内容だとは思うが、ざっと触れておきたいと思う。

新型ウイルス 相談・受診の目安を公表 厚労省

2020年2月17日 16時54分

新型コロナウイルスによる感染症について、厚生労働省はどのような症状の時に相談や受診すべきか、その目安を取りまとめ、17日、公表しました。

「NHKニュース」より

後手後手に回ると批判されている日本政府ではあるが、このような方針を出した点に関しては評価できるのではないかと思う。

え?温い?

まあ、そうかもしれないんだが。

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政府方針

検査機関への過度な負担を避ける

基本的な路線としては、検査機関への過度な負担を避けるというのがこの方針の骨子であると思う。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596905.pdf

詳しくは目を通して欲しい。

ポイントはいくつかあるが、先ずは、発熱症状がある場合には不要不急の外出は控えろという方針が目に付く。

厚生労働省が示した新型コロナウイルス感染症の相談・受診の目安によりますと、まず相談・受診の前に心がけてほしいこととして、
▽発熱などのかぜ症状が見られるときは学校や会社を休み外出を控え、
▽毎日、体温を測定して記録するよう呼びかけています。

「NHKニュース」より

自覚症状のない武漢肺炎感染者にとっての対策において、これだけでは甘いのだと思う人も多いと思う。しかし、現実的には武漢肺炎の致命率は高くなく、感染時に無理をしないというのが重要なポイントとなる。

したがって、発熱などの風邪の症状があれば、先ずは体力回復に努めよというのは、現実的なラインと言える。

そして、この方針を出したことで企業に対しての権勢にもなるだろう。「熱が出たくらいで休むな」というアホ企業も存在はするが、そういうところで武漢肺炎が蔓延すれば、早晩滅びる。企業としては考慮せざるを得ないハズだ。

発熱4日で相談は妥当か?

話を戻そう。

帰国者・接触者相談センターに相談する目安としては、
▽かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている人や、解熱剤を飲み続けなければならない人、
▽強いだるさや息苦しさがある人としています。

「NHKニュース」より

「発熱が4日以上続く人」というと、ハッキリ言って多くの風邪様症状の人に「重症」だとして判断される目安となると思われる。

季節性インフルエンザであれば発熱から24時間経てばウイルス検査が可能になる。早めに特効薬を飲めば治癒も早くなることから、4日も待たされるのはたまったものではない。4日も会社を休めない、というのは多くの社会人に共通した認識であると思う。

しかし、季節性インフルエンザに罹患したことが判明すれば、会社側から「出てくるな」と言われることになる。

インフルエンザには勤務停止の基準はある?罹患したら有給休暇を取るしかない?申請できる手当など、労務の観点から解説
なるべく予防したいインフルエンザですが、もし罹患して病欠となったときは有給休暇を使うしかないのでしょうか。この記事では、労務の観点から見たインフルエンザによる病欠について解説し、申請できる保障についてもまとめていきます。

……こちらの記事が参考になるのだが、インフルエンザであっても会社がどうしても休ませなければならないという法的根拠はないようだ。新型インフルエンザなら別なんだけどね。

ともあれ、季節性インフルエンザでも、感染予防の観点から出社停止が言い渡されるが、有給休暇を消費しなければならなくなる。

武漢肺炎の場合はどうか?というと、自覚症状のないうちから感染するリスクがあるのに、発熱した段階で感染リスクが高まっても、出社しているという状況を生み出す可能性は高いだろう。

これは先の方針と相反する感じもするが、民間企業に損失分を全て被れと言うことも難しいだろうから、発熱4日というのも妥協すべき範囲なんだろうな。

特例はある

ただし、この発熱4日も、重症化しやすい人にとっては、とても待てない。

さらに、
▽高齢者や、
▽糖尿病・心不全・呼吸器疾患の持病がある人や透析を受けている人、
▽免疫抑制剤や抗がん剤などの投与を受けている人は、
感染すると重症化しやすいため、こうした状態が2日程度続く場合も相談するよう呼びかけています。

また妊婦も念のため、重症化しやすい人と同様に早めに相談するよう呼びかけています。

「NHKニュース」より

そういった人は、早めに相談することが推奨されている。

相談後は?

そして、電話を掛けた結果、「怪しい」と言うことになれば、医療機関を受診することになる。

そのうえで、相談後、医療機関にかかるときのお願いとして、
▽帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診し、複数の医療機関を受診するのは控えること、
▽医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いやせきエチケットを徹底するよう呼びかけています。

「NHKニュース」より

その際に、人にうつさない様に気を遣って欲しいという要望が書かれている。

不安に駆られて複数の医療機関に負荷を掛けることを避けて欲しいということなのだろう。

検査機関が十分とは言えない現状で、致命率は高くないという結果を鑑みれば、このような判断は妥当だと思われる。

一番危険なのは、病院機能が麻痺してしまった時に、本当に治療が必要な人が治療を受けることが出来なくなる事態を招くことなのだから。

そのコントロールが、この政府方針によって達成されるかどうかは未知数だが、現段階で出したということは、評価すべきだろう。

「コロナウイルス」は外気に弱い

積極的に窓を開けよう

日本では、クルーズ船で大騒ぎになっている。しかし、あれは船という閉鎖空間に多数の人をとどまらせた結果だということだと思う。

他にも院内感染やら、屋形船での感染やら、とにかく閉鎖空間での感染が疑われるケースが多い。

山根 病院では、院内感染を防ぐためにどういう対処をすべきだった?

根路銘 病院の窓を全部開け放ち、扇風機でも使って室内の空気を外に排出し、ウイルスを追い出せばよかった。窓を開けて「鬼は外!」が最良の方策だったんです。

空気中に長時間浮遊し「空気感染」するインフルエンザウイルスと違い、コロナウイルスは「飛沫感染」しかしない。しかもコロナウイルスは、空気中で1~2メートルも飛べば死滅します。

「ブルーバックス」より

コロナウイルス全般の傾向として、空気感染は出来ず飛沫感染に頼る。したがって、換気をしっかりしておけば感染拡大を防げるという人もいる。

この話は一般的に正しく、インフルエンザの対策としてもそれなりに有効である。

気温が上がったときに武漢肺炎が収束するかどうかは定かではないが、感染拡大したのが冬季だということを考えると、少なくとも活発化することはなかろうと思われる。

医療機関の苦しい実情

政府の方針で検査態勢の拡充を突貫態勢で行ったり、受け入れ可能な医療機関を増やしたりと、今、医療機関は大騒ぎになっている。

そこに「不安に駆られた」人々が病院に殺到するようなことになると、それこそ感染蔓延を防ぐことが難しいだろうと思われる。

武漢のケースを想定してみると、感染拡大前の状況はそれほど他の肺炎と大差が無いという認識だったように思われる。問題は、肺炎患者が集中治療室などに運ばれた結果、院内感染によって感染者を広げてしまったことだろう。

初期段階での警告者である眼科医が、不幸にも命を落としてしまったという報道があったが、状況から考えれば1月の段階で院内感染は起こっていたのである。

ただ、それにしても感染が拡大したケースとしては説得力が薄い。

そこに追加で出てくる材料が、春節時の宴会である。

新型肺炎 武漢“4万世帯大宴会”で感染拡大か 感染者4万人超

2020年2月10日 月曜 午後0:14

~~略~~

こうした中、湖北省武漢市で、1月18日に4万世帯以上が参加する春節伝統の大宴会が開催され、これをきっかけに感染が拡大した可能性が指摘されている。

すでにヒトからヒトへの感染の可能性が指摘されていた時期で、開催中止を求めなかった武漢市当局への批判が高まっている。

「FNN prime」より

この伝統行事、ヒトーヒト感染が既に確認された段階で行われたことに批判が集まっているのだが、どのような物だったのか?

実は今、中国のある伝統行事が大規模な感染拡大につながった疑いがあると指摘されています。それは4万世帯以上による大宴会。先月18日に武漢で行われた春節の到来を祝う「万家宴」です。中国南部の伝統行事で各家庭が自慢の手料理を持ち寄って皆で食べるというもので、今年も4万世帯以上が参加したといいます。この時、武漢市当局は41人の感染を発表し、ヒトからヒトへの感染は排除できないとしていた時期でした。

「メーテレ」より

衛生観念の緩い支那でのことなので、持ち寄った手料理の中に感染源となる爆弾が仕込まれていたとしても、まあ、不思議はない。

こうした感染拡大を助長するイベントが行われたことで、一気に武漢の医療機関のキャパを超えてしまった可能性は高そうだ。

日本としても同じ轍を踏むわけにはいかないのだが、医療機関は抑止手段がないため戦々恐々として事態の推移を見守るしかないという苦しい事情がある。

そんなわけで、政府が方針を示したことで、感染拡大のブレーキとなる「ツール」を行政も病院も手にしたことにはなる。

日本の総理大臣をトップとする行政機関には、強制力をともなった手段を講じることが出来ない。したがって、これが今できる最大限のカードということかもしれない。

渡航禁止はこの期に及んで意味があるか?

これに関してはなかなか難しい。

もし支那からの観光客をストップするのであれば、一番効果的であっただろう時期は武漢肺炎の存在が公にされる1月22日では遅かった。何しろ、日本初の感染者は1月6日に日本に渡航してきた支那人だったのだから。

そして、爆発的に感染が拡大してしまった今、果たして「どこからの観光客」を足止めすれば有効なのか?という点に関してはハッキリしない。

そういう状況だったので、前回の時点で「鎖国でもすれば」という極論を書いたのだが、しかしそれは現実的ではなかったのだろう。

そうだとすると、感染拡大を広げないために屋内での大規模イベントの中止や、個人での予防を呼びかけるしか他ない。

アメリカと似たような段階で渡航禁止を宣言するのは、国際社会との歩調を合わせるという意味では意味があったが、感染拡大を止めることは難しかっただろう。クルーズ船に対する対応に関しても同様である。

したがって、宗旨替えするような形になってしまうが、これ以上このブログでは「渡航禁止しろ」ということには言及するつもりはない。

アメリカでの感染者拡大が発覚してしまえば、「もはや遅かった」と言うしかなさそうである。

今後は、予防に努めることと、肺炎をこじらせる前に相談して、指定された医療機関に行ってね、と、そういう話になる。

ただ一つ懸念事項がある。この方針転換の前提として、あくまで武漢肺炎で重症化するのは一部の人で致命率が低いという想定がある。普通に働いていたヒトが突然倒れて死亡するという支那での真偽不明の噂だが、もしそんな事例が日本で確認された場合、初期の渡航禁止推進の失敗を嘆くことになるかもしれない。それこそまさに、これまでの常識から外れた「未知のウイルス」と言うことになりかねないからだ。

追記

コメントにも頂いているのだけれど、支那からの渡航を禁止する事について、「致命率が低い」という前提で、僕はこれ以上言及しないとした。

新型肺炎の致死率、SARSやMERSより低い

2020/02/19

WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルスによる肺炎の致死率は、同じくコロナウイルスが原因のSARSやMERSよりも低いとの見解を示しました。

「新型コロナウイルスの肺炎は、他のコロナウイルスが原因のSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)ほど致命的ではないとみられる」(WHO テドロス事務局長)

「TBS NEWS」より

WHOが発表する武漢肺炎の致命率について、「信用出来ない」という人が多い。むしろ、支那の主張を代弁するような姿勢から「致命率、実はかなり高いんじゃ無い?」と考えている人がいる。

しかし、それを裏付けるデータは今のところ存在せず、支那以外から出てくる致命率は、WHOの出す数字よりも低い様だ。今のところ分かっている範囲で、ということなんだけどね。

確かに武漢はおぞましい事になっているようだ。しかし、何故武漢があんなことになったのか?それは明らかになっていない。今後、調査される必要はあると思うが、現段階では「何かが違ったのだろう」と思われる。

追記2

前提が……。

クルーズ船の2人死亡 入院中エイズ治療薬

2020.02.20 18:35

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスに感染したことが確認された日本人の男女が死亡した。クルーズ船の乗客が死亡したのは初めて。

~~略~~

女性は重症化するような持病はなく、死因は「新型コロナウイルス」によるとみられる肺炎。一方、男性には気管支ぜんそくなどの持病があり、死因は「新型コロナウイルス感染症」だという。国内ではこれまでに神奈川県の女性1人が死亡したが、死亡の原因が「新型コロナウイルス」と診断されたのは初めて。

2人には入院中、エイズ治療薬が投与されたという。2人はそれぞれ今月5日と10日に症状が出ていて、感染したのは、船内で乗客の隔離措置がとられた今月5日より前とみられている。

「くまもと県民テレビ」より

4人の死者が出てしまったということだが、重症化するケースで持病無しという事例がでた。

年齢的な問題はあるのだろうけれど、老人にとって武漢肺炎は危険だという事になりそうだね。若者も感染することが既に分かってきているんだけど、どう言うプロセスで重症化し、死に至るのかがハッキリしない。

……安全サイドで政策を行うべきか。

コメント

  1. 本当に『死亡率が低い』と信じているんですか、
    支那共産党が、あんなにユーチューバー等々を拉致、行方不明(=粛正)なのに

    • そうですねぇ。
      ご指摘の様に、支那共産党がやっている事を考えると、疑わしいことこの上ないのですが、しかし、ユーチューバーなどが逮捕されているのは、支那当局の保身の為にやられていることなので、直接的に致命率と関係あるかどうかは。

      もちろん、致命率のことを覆い隠すため(P4研究所からのウイルス漏れ隠蔽)の人権蹂躙が起こっているという話は、シナリオとしては考えられます。ただそれ、根拠は薄いんですよね。否定できる材料もありませんが。