延期される可能性の高くなってきた全人代とその影響

支那

支那にとって「全人代(全国人民代表大会)」というのは、非常に大きな意味のある大会である。

共産党一党独裁の政治体制なので、集まることに意味があるかどうか?という点について疑念はあるが、メンツを大切にする支那人にとって「全人代を開くことが出来ない」ということの方が、政治的意味合いが強い。

全人代延期の観測 新型肺炎、政治日程に影響―中国

2020年02月06日08時00分

 中国で新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がる中、1カ月後の3月5日に開幕予定の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が延期されるという観測が出ている。中央と地方の共産党・政府組織は新型肺炎の対応に忙殺されており、4月上旬で調整中の習近平国家主席の国賓訪日を含む外交日程にも影響を与えかねない情勢だ。

「時事通信」より

為政者として、武漢肺炎の押さえ込みに失敗したという評判が出てきている習近平氏にとって、全人代の取りやめは政治生命に関わる事態に繋がるかも知れない。

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武漢肺炎は12月初旬には判明していた

ヒーローになった眼科医

日本でも報道されたが、武漢肺炎を最初に警告したとされる医師が死亡した。

「自分は何もできなかった」──新型肺炎を最初に警告した武漢の医師が自らも感染、死亡

2/7(金) 15:23配信

昨年12月に、新たな感染症の発生をいち早くSNSで発信し、中国公安当局から「デマを拡散した」として処分を受けていた武漢の医師が7日、新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した。

「yahooニュース」より

何故眼科医が、というところは不明なのだが、現地の惨状をSNSで伝えたところ、当局に拘束され、その後発症して死亡するとい経緯を辿っている。

李は微信で、医学部の同窓生に「注意」を喚起し、その家族などに個人的な注意を呼び掛ける意図でメッセージを出した。しかしメッセージはたちまちソーシャルメディアで拡散され、李は1月3日に地元警察署に呼び出された。

警察は李を「オンライン上でデマを流布し、深刻な社会秩序の混乱を引き起こした」という理由で訓告処分とし、李はこれ以上「違法行為」をしないと誓う書面に署名をさせられた。この処分の後、新型ウイルスの感染が急激に拡大し、中国の人々の政府に対する怒りは燃え上がった。

「yahooニュース」より

オンラインでデマを流布したという風に判断されたという時点で、どうかと思うのだが、医師としてできる事があると信じて仲間に周知したことが問題視されたようだ。

昨年12月30日、李医師はチャットグループに入っている同僚の複数医師に対し、アウトブレイクが起きていると警告するメッセージを送信。防護服を着用して感染を防ぐようアドバイスした。

「BBC」より

この事を当局が握りつぶしたことに、批判が出ているのである。

  • 12月中に勤務先の病院で隔離される肺炎患者達の症状に疑問を持つ
  • 12月30日にSNSでアウトブレイクを警告(SARSの発生を警告した)
  • 1月3日に警察に逮捕される
  • 1月9日頃、緑内障を患う女性患者の治療をしていた際に罹患
  • 1月10日に咳をし始める
  • 1月11日に発熱
  • 1月13日に入院(検査を複数回するも、陰性)
  • 1月23日、武漢市封鎖
  • 1月30日に検査によって陽性反応
  • 2月1日、武漢肺炎であると診断される
  • 2月7日に死亡

こうやって時系列で整理してみると、随分と病気の進行が早い気がする。

しかし、悔やまれるのは2019年12月26日には地方政府は事態を重くみて、上海市公共衛生臨床センター科研プロジェクトが武漢肺炎の患者からサンプルを入手して、精密に検査しているのである。更に、29日には湖北省中西結合医院呼吸科・重症医学科主任の張継先医師が武漢の海鮮市場で働く人たちが数多く同類の肺炎に罹っていることを湖北省および武漢の衛生健康委員会疾病コントロール処に報告している。

支那上層部はこの事態を把握していたのだ。しかし、このシグナルは有効に生かされなかった。李文亮は支那の体制の犠牲者なのである。

彼の死が全人代に影響を

さて、武漢肺炎そのものの影響もあると思われるが、この医師、李文亮の死が全人代に影響する可能性が出てきた。

北京大学法学部の張千帆教授、清華大学法学部の許章潤教授などの国内の著名な学者・識者は連名で、全人代とその常務委員会への公開書簡を発表した。彼らはその中で、「言論の自由はなければ国民の安全はない」と言い切った上で、李医師が死去した2月6日という日を「国家言論自由の日」として制定することと、「今日から中国人民が、憲法第35条によって賦与されている言論の自由を確実に行使できる」ようにすることを、中国の名目上の最高国権機関である全人代に求めた。

「Newsweek」より

冒頭に書いたように、全人代は形式的な大会ではある。

しかし、人民の声を聞くというスタンスで開かれる大会に、精華大学の教授を始め、支那国内の著名な学生や識者が連名で出した公開書簡が出された。もちろん、これを無視するわけには行かないだろう。

押し潰すにせよ、利用してプロパガンダを広めるにせよ、「このまま過ぎ去るのを待つ」ということは出来ない熱量を、今回のこの騒ぎは持っているという。

眼科医

この声がどこまで届くのか?

このニュースが国際社会にまで共有されてしまった今、支那共産党は「このまま」という選択肢は採れなくなってしまった。

延期される地方大会

さて、報道にもあるのだが、全人代はその前段階として、支那各地で地方大会が行われる。

新型肺炎の感染拡大は歯止めがかかっておらず、全人代に先立って開かれる地方レベルの人民代表大会(地方議会に相当)が次々と延期されている。これまでに雲南省や四川省のほか、山東省青島市、陝西省西安市など多くの都市で今月上旬に予定されていた大会の開催先送りが決まった。

「時事通信」より

2月上旬には地方大会が開催されなければならなかったのだが、それは延期されている。

そりゃそうだろう。何しろ、支那全土で30以上の都市が「封鎖」されているのだから。

台湾、中国本土からの入境禁止 南京など34都市「封鎖」か

2020/2/6 11:16

台湾の中央感染症指揮センターは6日、新型肺炎の大流行に伴い、中国本土からの入境を全面禁止した。香港とマカオに立ち入った外国人の入境も7日から禁止する。

「中国新聞」より

支那のシリコンバレーと言われる深圳まで封鎖されるという状況である。

確定情報がないので、「実質上の封鎖」レベルかも知れないが、深圳が事実上稼働しないとなると、世界の企業のサプライチェーンに大きな穴が空くことになる。

武漢封鎖によって日本の自動車業界にも激震が走っている様だ。しかし、それ以上に大きな影響を受けている国があった。

周囲から聞こえる崩壊の足音

韓国の危機

先日流れたニュースの中でこんなものがあった。

ヒュンダイ、韓国の生産一時停止へ 新型肺炎で部品来ず

2020年2月4日 18時16分

韓国の現代自動車は4日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中国からの部品供給が止まったため、国内の全ての生産ラインを一時停止することを決めた。韓国には南東部の蔚山に5工場、南西部の全州工場、中部の牙山工場があり、7日までに全ての生産ラインを止める計画だ。

「朝日新聞」より

部品滞り ヒュンダイ自動車“全工場停止”

2020年2月7日 14時29分

新型コロナウイルスの感染拡大で中国からの部品の供給が滞り、韓国のヒュンダイ自動車が7日から国内の全ての工場の稼働を停止した。損失は650億円近くにのぼるとみられる。

「LivedoorNEWS」より

この支那リスクの話は、何も韓国に限ったことでは無い。だが、韓国にとって斜陽産業になりつつある自動車産業に大きなダメージを受けることは、看過出来ない話だ。

現代車労組は12日、「コロナが労使生存の意志を折ることはできない」というタイトルの機関紙を出した。現代車労組は「工場別休業が11日、2工場を皮切りに部分的にではあるが生産再稼働を開始した」とし「品質力を基に生産性の挽回に積極的に取り組もう」と述べた。

「中央日報」より

昨日の段階で部分的に生産再稼働に漕ぎ着けることが出来たようなので、完全に息の根が止まったというわけでは無いのだろうけれど、巨大な損失が出た事実から目を背けることは難しかろう。

中国、1月の自動車販売が急減-新型ウイルスで客離れ鮮明

2020年2月13日 15:53 JST 更新日時 2020年2月13日 16:46 JST

中国の自動車販売が1月に急減した。新型コロナウイルス感染拡大で自動車販売店への客足が落ち込み、業界全体を覆う暗さが増した。

「Bloomberg」より

こうした影響は、自動車だけでは無く半導体関連事業や家電産業にも影響を及ぼしているとされている。ただ、韓国の試練は寧ろこれからで、支那経済の落ち込みによって輸出に大きなブレーキがかかると予想される。そうなってくると、ムン政権がヤバい。4月の中間選挙に大ダメージなんてシナリオも見えてくる。

朝鮮半島発経済崩壊

韓国に輪をかけてヤバいのは北朝鮮である。

こちらの記事で言及したので詳細は控えるが、もはや国を維持していくことが出来るかどうかも怪しい状況を迎えつつあるのが北朝鮮だ。

どうなるのかはさっぱり読めないが、金正恩氏の命に関わる状況になっているとすると、後継者を巡ってとんでもない騒ぎになることはほぼ間違い無い。

金正恩氏には子供が3人いると言われている。が、そもそもチュチェ思想の核をなす白頭血統の危うさが金正恩氏自身にも指摘されている。その子供が、となるともはや問題外だろう。建前上は「優れた指導者」という事になっているのだから、指導できない子供を指導者に据えるなどということは前例の無い話。

そうなってくると、暗殺された金正男の長男である金漢卒氏あたりに白羽の矢が立つような事態も考えられる。もはや混乱必至だろう。

北朝鮮も韓国もヤバい状況を迎えているのだが、ここに武漢肺炎の影響が加わると、朝鮮半島そのものがどうなるのかという状況だ。

債権追加発行を認めた支那

さて、韓国の窮状のことはさておき、都市封鎖によって経済に大きな影響が予想される支那だが、流石独裁国家である。早々に地方政府に債権追加発行を認めている。

中国、地方政府に債券追加発行認める-新型ウイルス対策で3月前に

2020年2月12日 16:02 JST

中国は新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済的ショックを和らげるため、地方政府に対し3月までに8480億元(約13兆3800億円)相当の債券追加発行を認める。

「Bloomberg」より

その額13兆3800億円相当と、大盤振る舞いもいいところだ。

習指導部は3日、新型肺炎の対応で「欠点と不足」があったことを認めており、全人代までに新型肺炎対策で一定のめどを付ける必要がある。感染拡大の勢いが止まらなければ、20年以上にわたり毎年3月5日となっている全人代開幕日が変更される事態も考えられる。

全人代が予定通り開催されても習氏にとって厳しいものとなることは避けられそうにない。全人代で公表される今年の経済成長目標は「6%前後」になるとみられてきた。新型肺炎のまん延で経済活動は停滞しており、さらなる引き下げを余儀なくされるという見方が出ている。

「時事通信」より

こうした大盤振る舞いは、少しでも武漢肺炎の失敗を取り戻そうという本部の焦りの表れでもあるが、これだけの決断をポンとやってしまうあたりが共産党独裁の強みとも言えるだろう。

経済を活性化させるためには、どうしたってその呼び水となる投資が不可欠だ。

ただ、感染拡大によって大きなダメージを負っているときに、その投資による効果がどこまで得られるかは怪しい気がする。今は寧ろ、武漢肺炎の蔓延を何とか収束させることが不可欠で、そのタイミングがいつか?ということになる。

経済が回り始めるためには、人民の経済活動が正常化することが不可欠である。少なくとも封鎖状態が解消しない限り、それは難しかろう。既に武漢封鎖を失敗してしまった習近平政権にとって、どこで武漢肺炎拡大を食い止めるかは非常に大きな課題である。

杭州の封鎖と、日本政府の対応

随分と甘いと指摘されている日本政府の対応だが、昨日、浙江省に滞在歴のある外国人に拡大した。

入国拒否 浙江省に滞在歴のある外国人などにも拡大へ

2020年2月12日 20時45分

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、安倍総理大臣は、12日朝開かれた政府の対策本部で、入国を拒否する対象を、中国・湖北省に加え、感染が広がっている浙江省に滞在歴のある外国人などにも拡大する方針を明らかにしました。

~~略~~

中国東部の浙江省は人口およそ5700万で、地元の衛生当局によりますと、新型のコロナウイルスへの感染者が11日までに1131人となっています。中国国内では湖北省と南部の広東省、内陸部の河南省に続いて4番目に多くなっています。

「NHKニュース」より

甘い日本政府の対応からも、武漢市内、或いは湖北省内で感染拡大を食い止められなかった支那共産党の政策の甘さが見える。

中国・浙江省杭州市、疫病予防で一部の高速道路閉鎖

2020.2.7 08:11

中国新聞社によると、浙江省杭州市はこのほど「疫病予防・抑制工作をしっかり行うため」として、「一部の高速道路の出入り口を一時的に閉鎖する。再開時期については別途通知される」との通告を出した。

「産経新聞」より

この杭州市には支那のネット販売最大手「アリババ」の本社があり、他にも多数のIT企業が集まっている。日本企業も3344社が進出しているだけに、日本としても打撃の大きな話となったが、支那としても大ダメージだろう。

ただ、上のNHKニュースで注目すべきなのは、浙江省滞在歴のある外国人入国拒否ではなく、こちらの方だ。

政府は、新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、湖北省や浙江省以外でも感染が拡大している地域があれば、そこに滞在歴がある外国人や新たに感染者がいる疑いのあるクルーズ船があれば、その外国人の乗客らを閣議了解を経ずに入国を拒否できる措置を取りました。

「NHKニュース」より

支那全土で異変のある場所について、閣議決定を経ずに入国拒否が可能となっているのだ。事実上、支那全土にその影響を行使しうる体制となったのである。まあ、そう簡単には行かないかも知れないけれど。

日本側の動きは体制は構築できているけれども、それほど期待は出来ないだろう。ただ、支那にとってこの事は、余り良いメッセージでは無い。

最後の砦となった日本ですらこの対応になったという、世界的メッセージとなる。

経済にも悪影響はあるだろう。

全人代地方大会がいつ開催されるか?

そんな訳で、封鎖が解けない状況がいつまでも続くことは、習近平氏にとって非常の大きな失策となる。

本来、習近平氏自身が武漢に入らねばならなかったはずなのだが、武漢入りしたのは既に権力を失って飾りになってしまった首相の李克強氏であった。

新型肺炎、李克強首相が武漢入り 最高指導部で最初に

2020/1/27 18:36

中国の李克強(リー・クォーチャン)首相が27日、新型のコロナウイルスによる肺炎が発生した湖北省の武漢に入った。中国共産党の最高指導部で、感染が拡大してから現地入りしたのは李氏が初めてだ。李氏は習近平(シー・ジンピン)国家主席が設置した対策チームのトップにも就いており、新型肺炎の封じ込めは李氏が陣頭指揮する態勢が明確になった。

「日本経済新聞」より

これは李克強氏に責任を押し付けるための工作だったと言われている。

武漢に入った李氏は新型肺炎の患者を治療する病院や、感染者を専門に受け入れる施設の建設現場などを視察した。

「日本経済新聞」より

しかし、李克強氏もタダでは転ばなかったようだ。

李克強氏の計算がどれ程であったかは僕には伺い知れないが、この時の行動がその後の習近平氏の姿勢と非常に対称的に映ってしまうことになる。

習近平主席 マスク姿で視察 「必ず克服できる」

2020年2月10日 月曜 午後11:55

中国では、習近平国家主席がマスク姿で現場視察。

習主席は10日、北京市の住宅地や病院のウイルス対策の現場を視察した。

習主席「野菜の値段はどう? 今は非常時だから握手はやめておこう。われわれは自信を持つべきだ。必ず克服できる」

病院では、医療関係者らを激励したほか、湖北省武漢市の医師らとテレビ電話をつなぎ、「最上の敬意と心からの感謝を表する」とねぎらった。

「FNN PRIME」より

習近平氏は李克強氏の武漢視察から10日以上遅れて「北京」を視察。武漢へはテレビ電話でねぎらったというのだ。視察時、握手を拒否したと報じられ、更に批判を浴びることになる。

こんな状態で、習近平氏が「強い指導力を発揮して、武漢肺炎を収束させた」というメッセージを出せない限り、全人代を開くことは難しかろう。

むしろ、上述したような突き上げを喰らうリスクさえある。

今、習近平氏は支那皇帝の座にいながら人民の支持を失い始めている。いや、ずっと前から張り子の虎だったといっても良いかも知れない。

国賓訪問の行方

サクラを日本で見られるのか?

不協和音は、こんなニュースにも表れている。

同委員会の発表によると、12日に増えた1万4840件の感染症例のうち、1万3332件が新たな分類である臨床診断によるものだった。湖北省では同日に死者が242人増え、そのうち135人が新たな診断方法によるもの。

「Bloomberg」より

この話は、前回の記事に言及した話の詳報である。

新たな検査方法が導入されなければ、感染者数は1508人増で、死者は107人増と、感染拡大収束の演出が可能だったはずだ。

この判断が湖北省の衛生健康委員会からのもので、湖北省の怒りが伝わってくる。通常では考えにくい対応だが、しかし地方政府は今回の事で中央に相当な不信感を抱いているのだろう。

債権追加発行などでは欺されないよ、ということなのかも知れない。

果たしてこのタイミングで本当に全人代を開くことが可能なのか?

中国外交トップ来日延期か 習氏国賓日程に影響も 新型肺炎拡大

毎日新聞2020年2月9日 07時00分(最終更新 2月9日 11時07分)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日中両政府が「2月中」で調整していた中国外交担当トップの楊潔篪(ようけつち)中国共産党政治局員の日本訪問が延期される公算が大きくなった。複数の日中関係筋が明らかにした。4月の予定の習近平国家主席の国賓訪日に向けた協議が遅れ、習氏の訪日時期にも影響する可能性がある。

「毎日新聞」より

そして、日本国民の大部分が望んでいない習近平氏の国賓待遇での訪日の日程にも影響しそうな状況である。少なくともこの訪日、全人代が開かれない状態で実現はしないと言われている。

韓国がこれに対抗して先に習近平氏を韓国に招くように画策していたのだが、未だ決まったという話は聞かない。実際、習近平氏はそれどころでは無いだろう。

習近平氏にとって、日本に国賓待遇で招かれることは、国際社会への武漢肺炎終焉のメッセージになり得るため、意味があるが、このタイミングで韓国を訪れることにメリットは無い。韓国に恩は売れる可能性はあるが、支那の政治手法はそういったやり方を好まない。だから、それは無かろうと思う。

まあ、韓国の話は脇に退けておくにしても、状況の収束が無ければ国賓待遇で無い訪日すらままならないだろう。サクラを見る事は難しそうだね。

失踪するジャーナリスト

この騒ぎがどうなっていくのか、未だよく分からない。

中国 湖北省と武漢市のトップを交代 事実上の更迭か

2020年2月13日 15時11分

中国の習近平指導部は新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻な湖北省と武漢市のそれぞれのトップを交代させたと発表し、事実上の更迭とみられます。

「NHKニュース」より

だが、突如として習近平氏は湖北省と武漢市のトップを更迭してしまった。案外、感染者数カウントの変更に怒ったのかも知れない。

何しろ、今朝の発表で中央はこんな事を言っていた。

新型ウイルス「患者数は減少傾向」中国の保健当局

2020年2月13日 8時14分

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国では、保健当局が、新たに確認された患者の数は減少傾向にあるとして、状況は改善しつつあるという認識を示しました。習近平指導部は、感染が深刻でない地域には企業活動の再開を呼びかけていて経済への影響を最小限に抑えたい考えです。

「NHKニュース」より

まさに顔に泥を塗られた格好なのだ。

そして、支那共産党はジャーナリストにもその手を伸ばしている。

武漢から実況の中国人市民ジャーナリストが行方不明、当局は検閲強化

2020年2月8日 7:27 JST

中国人市民ジャーナリストの陳秋実氏と方斌氏は、新型コロナウイルス流行の震源地である武漢から現地がどれほどひどいありさまかを、スマートフォンで撮影した動画を使って世界に発信してきた。動画の多くはツイッターに投稿され、ユーチューブにも転載されている。

このうち1人が行方不明となっている。

「Bloomberg」より

支那で今、一体何が起こっているのか?

全人代が開けなかった時、習近平氏はその意味を思い知るかも知れない。しかし、その全人代はベースとなる地方大会すら開けない状況にある。

武漢肺炎騒ぎは、長引けば長引くほど習近平氏の地位を危うくする。そして、その分水領を超えたのは多分2月上旬の頃で、今はもはや収拾の付けられない状況になってしまったのではないか?と、僕は危惧している。

日本への影響

そうなった時、日本にはどのような影響が及ぶのだろうか?

経済的な影響は計り知れないほど大きかろうと思う。ただ、トヨタなどの大企業は国内の自然災害で手痛い失敗を経験しているので、サプライチェーンを多重化させていると聞く。だから、影響はあっても致命傷には至らないかも知れない。

それでも、影響の大きさは東日本大震災の比ではないだろう。

何しろ、今や支那依存は観光業に留まらず、日本の産業全般に及んでいるのだ。労働者の確保も含めて、深刻な事態になることは容易に想像できる。

自民・二階幹事長「隣国に支援するのは当然」、支援金集め中国に寄付へ

2020.2.10 19:31

 自民党の二階俊博幹事長は10日の記者会見で、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの対応に役立ててもらうため、党所属国会議員の3月歳費から一律5000円を集めて中国側に寄付する考えを示した。二階氏は「常に友好関係にある隣国に何かがあった場合、支援するのは当然のことだ」と述べた。

「産経新聞」より

その危機感は、もはや親中派を隠そうともしない二階氏のなりふり構わなさを見ても、明らかだろう。IR絡みの話もこれに近い筋の事だろうと思う。

自民党の現状も嘆かわしい限りで、努力はしているのだろうが後手後手に回る惨状は見ていられないレベルだ。

そして、支那がやばい事になったときに、支那や朝鮮半島からの移民がどっと押しよせるような事態も想定される。

そうなってしまうと、検疫がどうとかいっているようなレベルでも無くなってしまうだろう。今ですら出来ていないのだから……。

政治家の皆さんは、その度量が試される時代なのだ。国民はその事を直接訴え書けていくことが大切だと思う。政治家を動かすのは、いつだって国民の声だ。

コメント

  1. 今、バナナ・アボガド・オレンジなどが相場暴落して
    います。中国行きコンテナが通関下りず、契約解除し、
    日本に泣きついています。業務用の中国加工野菜や、
    夏向けの枝豆や鰻、里芋・ごぼうなどの加工品が、
    今後相場上昇の可能性あり。また、欧州や東南アジア
    や南米からの冷凍魚貝類の中国輸出が止まり、日米
    への販売強化と相場下落もありそうです。
    石油類も下がっているようですので、金利政策がより
    シビアさを必要とされるのでしょうか・・。

    在中邦人12万人が帰国されても、クルーズ船1隻で
    てんやわんやなので、対応不可能ではないでしょうか?
    中国が、在中者全員の出国禁止、民間航空機の中国香港
    マカオへの運航中止になったらと思うと心底怖いです。

    中国が弱り、米国と利害一致すれば、北へ新たな動きが
    出るのでしょうか?南は、またアホな事言ってる場合で
    ななく、米軍基地が機能していない事を真剣に危惧する
    状況だと理解するべきなんでしょうけど・・。

    今日は暖かいですが、雨が降り、気分が重いです。
    はやく、桜の花を見て、気分を変えたいです。

    • そうですか、そういったコンテナの問題も出てきているのですね。
      ご指摘されれば確かにその通りでありまして、今後、望むと望まざると混乱は起きるのでしょう。

      簡単に「渡航制限」といっても実行するのはかなりのパワーが必要です。
      「簡単に言うな」と怒られそうですね。

  2. >支那や朝鮮半島からの移民
    正式に移民としてやってくるならまだしも対応できそうですが…。

    バリ島に数千人の中国人が居座っているようですが、
    日本に来た「武漢から」を含めた「旅行者」の皆さんはどうしたのでしょうか。
    バリは、国が用意した帰国便にろくに搭乗しなかったようですが。
    日本で発症した人たちは、昨日まではほとんどが中国人。
    それも1月20日以降に「観光」で来日した人が複数いて、
    来日目的が別のことだったなら、帰国していない可能性は大きいですよね。

    彼らが市井にまぎれてウイルスをまき散らしていないことを願ってやみません。

    • 不法な移民もたくさん来るでしょうね。
      ただでさえ、海上保安庁が大回転で大変なことになっています。
      これいじょうはなかなか……。

  3. 追伸

    鰻、
    大暴落中でした。
    中国商品への不安感からか、
    在庫投げ売り状態。
    国内稚魚も昨年の8倍取れて
    いるとの情報。

    • 色々影響が出てきていますねぇ。

  4. 木霊さん、おはようございます。

    >為政者として、武漢肺炎の押さえ込みに失敗したという評判が出てきている習近平氏にとって、全人代の取りやめは政治生命に関わる事態に繋がるかも知れない。
    >この判断が湖北省の衛生健康委員会からのもので、湖北省の怒りが伝わってくる。通常では考えにくい対応だが、しかし地方政府は今回の事で中央に相当な不信感を抱いているのだろう。

    木霊さんが先に触れられていた共産党地方組織の反逆の始まりなんでしょうかね。
    習氏は焦っているのは間違いないでしょうけど、権力維持の為の抑え込みになりふり構わずアクロバティック(法も人権も無視)な手法を執る可能性もあるんじゃないかな?

    >そして、日本国民の大部分が望んでいない習近平氏の国賓待遇での訪日の日程にも影響しそうな状況である。少なくともこの訪日、全人代が開かれない状態で実現はしないと言われている。

    日本としては武漢肺炎封じ込め対策が最優先なんですが、ホントなんで国賓待遇なのかサッパリ判らないわけで、延期とかじゃなくハッキリと中止として欲しいもんです。
    「日本の尊厳と国益を護る会」の青山氏(僕は余り好きじゃない)が指摘している通り、尖閣・領空侵入はもちろん、台湾・香港・ウィグル・チベット弾圧に一切プラス回答をしていない独裁者を、事もあろうに天皇陛下と謁見させるなんてトンデモナイ話です。

    二階の老害オッサンが国会議員歳費から5千円天引きし支援金に廻すとか、完全にトチ狂い初めていますがちゃんと阻止しないと自民党は支持を失いますよ。
    これを機に支那・南朝鮮に忖度してきた、二階・河村・額賀の老害政治家を是非とも排除して欲しい!!

    記事では南北朝鮮へも影響を細かく分析されていますが、最大の悪影響を受けるのは朝鮮半島なのは間違いなく、全てを隠蔽する北朝鮮の実態は蓋が開かないと何とも言えませんが、2カ月後に命運を懸けた総選挙を迎える文クンへのダメージが、どの程度なのかは注目しておく必要がありますね。

    武漢肺炎に限らず肺炎菌は暖かくなると自然に減少していくと思っていますが、持病を抱える高齢者に処方されている薬には体内抵抗力を弱める副作用が多々ありますので、まずは武漢ウィルスをちゃんと封鎖しておかないと夏場でも発症者が出る可能性もあります。
    そして、今年冬場を迎えても再発大流行の恐れは払拭できませんので、数年間は厳重事案と心しないといけないでしょう。

    • 全人代の延期は確定したようですね。
      24日には延期が決定する予定のようですが、大変なことになりそうですよ。

      青山氏に関しては色々批判もある様ですが……、僕自身は嫌いじゃありません。ただ、言っていることを信用出来るか?というと、結構微妙な感じですよね。

      さておき、封鎖はもはや失敗した状況にありますので、今後は医療体制の見直しをしていくべきなのでしょう。

  5. 仕事で台湾に行って来ました。
    台湾はご存知の様に原材料での中国依存度が高いです。現状を聞くと、もともと春節で物流が止まる時期だったこともあり台湾では今のところは大きな問題は発生していない様です。
    ただ、中国国内の工場の再開には、国による監査を受けて合格しないと操業を再開出来なくなっているのと、春節で地方に散らばっている従業員が工場の有る都会に戻って来ることが出来ないため、都市封鎖が解除されない限り先行きは全く見えないと言っていました。
    この先現状が長引くことになれば材料確保も含めての製造コストの上昇は避けられなくなる、とのことでした。

    もしこのままの状況が続く様であれば、日本の製造業にも大きな影響が出て来そうです。

    • 間違い無くこのままの状況はしばらく続くでしょう。
      支那の感染者数のカウントは、既に減少傾向にある様です。

      しかし、日本を含めてこの武漢肺炎の感染者特定は、実はそんなに精度が高くなく、潜在的にもっと感染者がいるだろうと予想されます。
      そうだとすると、支那の感染ピークはすでに「終わったこと」になっていますが、日本やその他の国はこれからでしょう。

      そうだとすると、製造業にも大きな影響が出るのでしょう。