信用出来ないWHOと、急がれる日本国内での対策

支那

誰かがWHOに対してAHOに改名したらどうだ?と揶揄していたけれども、多分、確信犯だろう。

新型ウイルス、中国の対応に自信─WHO事務局長=新華社

2020年1月28日 / 17:00 / 17時間前更新

新華社によると、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は28日、中国には新型コロナウイルスの感染を管理・抑制できる力があると確信していると表明した。

「ロイター」より

連日この関連記事なので、そろそろ飽きてきた人もいるかも知れない。が、深刻な事態であるので、もうちょっとお付き合い頂きたい。

武漢肺炎(新型コロナウイルス)は、日本国内では第2ステージに進んでしまった感じがするが、その事は後に触れる事にして、WHOの有り様は目を覆いたくなるような。

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2002年SARSの悪夢

支那南部を中心にアウトブレイク

さて、危機感を煽る積もりは余りないのだが、SARSの経験は知っておいておいて欲しいと思う。

重症急性呼吸器症候群(SARS: severe acute respiratory syndrome)は、未だにどんな状況で最初の人が発症したかはよく分かっておらず、ワクチンも存在しない。

2002年11月16日、支那広東省で肺炎患者が報告された。この患者は肺炎患者として入院し、その病院内でSARSを媒介した。しかし、SARSキャリアは香港に渡ってしまったために、香港での院内感染を引き起こし、更にそこからベトナムのハノイを初めとして世界32の国や地域に拡大したと言われている。

2003年12月31日時点のデータによれば、報告症例数は、2002年11 月〜2003年8月に中国を中心に世界各国で8,096人、うち774人が死亡したとされている。1,707人(21%)の医療従事者の感染が示すように、医療施設、介護 施設などヒト−ヒトの接触が密な場合に、集団発生の可能性が高いことが確認されている。

致命率は9.6%だが、支那国内では5000人以上の感染者を出し、報告された死者は349人であったとされている。

この図を見て貰うと分かるが、香港での死者は299人、カナダは44人、台湾は37人と、支那の次に被害が大きかったのは香港である。

そう、香港は第2の感染都市で、院内感染によって大量の感染者を出してしまったのである。2003年2月に香港で謎の肺炎が確認された後、香港で罹患した可能性のあるアメリカ人ビジネスマンがベトナムハノイの病院に入院した。その後、香港の病院に転院してこの人は死亡してしまったようだが、ベトナムでも二次感染を起こして感染者を広めることになる。

幸いにもこの時ベトナムにいたイタリア人医師のカルロ・ウルバニ氏が、感染危機に気が付いてWHOに報告。当時、WHOの職員だった日本人医師の押谷氏が陣頭指揮にたち、世界にSARSの存在が知られて、対策が採られるに至る。残念ながらウルバニ氏はSARSに感染して命を落としてしまう。

しかし、支那は2002年11月から2003年4月までの5ヶ月間、世界にこの存在を認めることは無かった。

ただ、2002年11月27年にWHOに最初のアウトブレイクが報告され、2003年1月21日に英訳されて報告されていた。

WHOがもっと積極的に動けていれば、SARSの世界的なパンデミックは起きなかった可能性はあるのだが、当時、押谷氏を含めたWHOは支那当局に対して何度も照会を行っている。しかし、支那当局は公表も調査も許可をしなかったと言われている。

結局のところ、WHOとしても国家の協力無しには動けないのである。

WHOって何?

1907年12月に国際公衆衛生事務局が発足し、その理念を引き継いで1948年4月7日に世界保健機構(WHO)は設立されている。

WHOの功績の中で最も輝かしいのは天然痘の撲滅だと言われているが、1980年にWHOが「天然痘撲滅宣言」を出されるまで、10年ほど時間をかけている。

しかし、近年では新型インフルエンザの流行の警告を出して、2009年にパンデミックを宣言したのだが、騒ぎを大きくしただけで、実際には季節性インフルエンザの被害よりも小さかったと言われている。

実は、このWHOの誤報騒ぎは、イギリスの製薬会社との深刻な癒着が原因であるとされている。

WHO「False Pandemic」スキャンダルを調査するヨーロッパ

2010年1月5日火曜日

欧州評議会は、H1N1を「パンデミック」と宣言し、「非効率的」で潜在的に危険な予防接種戦略を推進したことで製薬会社からの不適切な影響が疑われる世界保健機関の豚インフルエンザキャンペーンを今月調査する予定です。

~~略~~

Wodargは、「偽のパンデミック」を前世紀の最大の医療スキャンダルの1つと呼び、製薬会社がプロセス全体に影響を及ぼし、説明責任を果たす必要があると述べました。彼らは「利益を追求することで身体的危害を加える」ことをいとわなかった、と彼は言った。デンマークから始まるヨーロッパの新聞記事広がり、ワクチン製造業者と国連の世界保健機関における意思決定者との間の無数の関係を繰り返し疑問視している。

「New American」より

尤も、製薬会社はこの事実に対して間違いだという主張をしているが。

ともあれ、お金に纏わる癒着問題は指摘されていて、その汚染度が激しくなっているのが昨今のWHOの問題だとされている。

事務局長は中国当局との会合で、中国政府の感染対策を支持すると表明。現在中国にいる外国人の退避は推奨しないとし、冷静な対応を呼びかけた。

「ロイター」より

まあ、WHOの事務局長がこんなアナウンスをしてしまうのだから、癒着を疑われても仕方がない。

WHO01

この人なんだけどね。

このタイミングでの習近平氏とWHO局長との会談

で、この発言をしちゃったのは、支那の北京でWHOの局長と習近平氏との会談をしたタイミングである。

「緊急事態宣言」でWHOけん制

2020/1/29

中国の習近平国家主席は28日、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長と会談し、新型コロナウイルスによる肺炎について、客観的に評価するよう求めました。緊急事態宣言を出すかどうか、近く判断するとみられる、WHO側をけん制した形です。

~~略~~

 一方、テドロス事務局長は「WHOはあくまで科学と事実を根拠に判断する」と応じました。そのうえで、「中国側はタイムリーにWHOなどとウイルスの情報を共有している」と評価、「中国側と意思疎通や協力を強化し、あらゆる必要な支援を提供したいと考えている」と中国に協力していく姿勢を示しました。

「TBSニュース」より

この会談前に、WHOは感染リスクの評価を切り替えている。

新型ウイルス、世界リスクを誤評価 WHO「高」に訂正

2020年1月28日 6:39 

世界保健機関(WHO)は27日、中国の新型コロナウイルスが世界に及ぼすリスクを「中程度」と評価したことは誤りだったと認め、「高い」に修正したことを明らかにした。

WHOは26日夜に公表した日報で、ウイルスのリスクについて「中国では非常に高い、周辺地域では高い、世界的にも高い」とした上で、23、24、25日の日報では世界的なリスクを誤って「中程度」と表記していたと説明した。

「APF」より

なかなかふざけた事を言っていて、「誤記」でリスクを「中」にしてしまった。実はリスクは「高」だ。ということらしい。

しかし、この期に及んで「中」だなんて誰も信じないわけで、流石にWHOの内部からも圧力があったことが伺える。好意的に見ればWHOからの支那に対する牽制ともとれるのだが、果たしてどうなんだろうね。

氏、緊急事態宣言回避に期待 WHO事務局長と会談

2020/1/28 21:49

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は28日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長と北京で会談し、湖北省武漢市で発生した新型のコロナウイルスによる肺炎について「WHOと国際社会の客観的で公正、冷静、理性的な評価を信じる」と語った。WHOが新型肺炎で緊急事態宣言を出さないよう期待を示した発言とみられる。

「日本経済新聞」より

記事を読む限りは、WHOは折れてしまい、緊急事態宣言の発表はしばらく見送る構えのようだ。もはやWHOの良心は信用出来ないのかもしれない。

武漢肺炎の感染者は激増

更に増えた状況

さて、最新の情報を。

中国の死者132人に 感染者5974人、SARS突破―チベットで確認・新型肺炎

2020年01月29日10時20分

中国政府の29日午前0時(日本時間同1時)時点の集計によると、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は132人、感染者は5974人に増えた。このうち重症者は1239人に上る。チベット自治区でも初めて患者が確認され、全31省・自治区・直轄市に感染が拡大した。

「時事通信」より

現時点でSARSでの感染者数を上回ったという報道だ。

感染者数死亡者数
12月31日27人0人
1月3日44人0人
1月5日59人0人
1月10日41人1人
1月17日45人2人
1月18日52人3人
1月19日198人4人
1月20日218人6人
1月22日478人9人
1月23日571人17人
1月24日830人25人
1月25日1287人41人
1月26日1975人56人
1月27日2744人80人
1月28日4515人106人
1月29日5974人132人

このニュースで、初の感染者が出たのは2019年12月8日のことだと言われているが、支那の発表でもこれだけの犠牲者が出たことがハッキリした。

死者の数が増えていないのは、発症してから重篤化するまでの期間が明らかになっていないために、現時点では何とも言えない。

日本人は武漢から脱出

さて、一方で、日本政府の対応は批判されている部分もあるが、知らされている情報が正しければ、この対応は多分正しいのだと思う。ただ、支那からの情報を鵜呑みするのはアホウのする事なので、安全サイドで事を運ぶ必要があるだろう。

その辺りの突っ込みは後でする事にして、まず、チャーター機のニュースを紹介しておこう。

武漢からチャーター機到着 数人が体調不良 発熱やせき 厚労省

2020年1月29日 10時43分[

新型のコロナウイルスの感染が拡大する中国・湖北省武漢から帰国を希望する日本人を乗せた最初のチャーター機が29日朝、羽田空港に到着しました。厚生労働省によりますと、帰国した人たちの中には発熱やせきの症状がでるなど体調不良の人が数人いるということです。

「NHKニュース」より

チャーター機の受け入れが出来ないのでは無いか?という報道もあったが、結果的には3機飛ばして第1陣では206人の帰国が実現した。

ただし、未確認情報だが体調不良の人が3~4人程いる様で、隔離室に隔離した状態での移動だったという情報もある。

尤も、キャリアとなるだろう感染者は、潜伏期間中も感染させてしまうリスクがあることから、帰国された方々はホテル待機を余儀なくされるようだ。

チャーター機の費用は一人当たり8万円で、それぞれに請求する予定であるという情報もあるが……、この当たりも信用して良い情報かどうかハッキリしないので、言及は避けておこう。

チャーター機利用者に8万円請求 政府

2020年01月28日23時06分

政府は新型コロナウイルスによる肺炎が広がる中国湖北省から、政府のチャーター機で帰国する在留邦人に対し、片道分の正規のエコノミー料金を請求する方針だ。外務省によると、1人当たりの負担は約8万円(税別)になる見通し。

「時事通信」より

時事通信からの情報は誤報のことがよくあるからね。

ただ、事実であれば安くしてやれよ、とは思うんだけれども。

政府の対応は甘い

しかし、別の観点から日本政府の対応の甘さが目立つ気がする。

武漢へ渡航歴のない人の感染を初確認 ツアーバス運転手

2020年1月28日 18時06分

中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、厚生労働省は28日、国内で新たに2人の感染を確認したと発表した。うち1人は武漢市への渡航歴のないバスの運転手で、奈良県の60代男性という。もう1人は武漢市在住の40代男性という。

厚労省によると、バスの運転手は1月に2回、東京都内で武漢市からのツアー旅行客をバスに乗せていた。14日に寒気やせき、関節の痛みが出て、17日に奈良県内の医療機関を受診。その際は検査に異常がなく経過観察になった。22日に症状が悪化し、25日に再度受診して肺炎の症状が確認され、県内の医療機関に入院した。

「朝日新聞」より

昨日確認された感染者は、奈良県の観光バスの運転手。

なんと、武漢市に渡航歴は無く、武漢からの観光客をバスに乗せて、8~11日には大阪→東京の移動(31人)を、12~16日には東京→大阪の移動(29人)をしている。

つまりこのバスの中での感染が疑われるのだが、日本国内初の人から人への感染事例で、政府は対応を迫られる事になった。

僕が不安視しているのは、バスという閉鎖空間の中で、まさか運転手だけが罹患するなんてことはちょっと考えにくい。つまり、合計60人の感染者が日本国内を移動した可能性が高いのである。

飛沫感染だと言われているので、屋外であれば2m離れれば(咳やくしゃみの飛沫は約2m飛ぶと言われている)感染リスクは限りなく低くなると言われているが、感染者がバス内を移動することを考えると、バスに乗っていた感染者全員は感染リスクは極めて高いだろう。更に、途中に立ち寄ったSAのトイレや売店での拡散も想定しなければならず、ついでに往復する飛行機の機内、空港内、滞在したホテル内での感染もあり得る。

多分、今、政府は血眼になってそのルートを追っていると思うが、その情報が開示されていない事に大阪府知事がぶち切れていた。

新型肺炎、「国は楽観視しすぎ」と大阪府知事 厚労省の情報発信に不信感

2020.1.28 22:24

中国・武漢からのツアー客を乗せた奈良県の男性バス運転手が新型コロナウイルスに感染していたことを受け、大阪府の吉村洋文知事は28日、男性が府内に滞在していたかは不明として「国はほとんど(情報を)公表していないが、楽観視しすぎているのではないか」と述べ、厚生労働省などの情報発信のあり方に疑問を呈した。府庁で記者団の取材に答えた。

「産経新聞」より

そりゃそうだろう。大阪はまさに当事者なのである。攻めて情報開示くらいはしてくれと声高に叫ぶのは、ポイント稼ぎ的な意味合いもあるかも知れないが、真っ当な意見であると言える。

もはや、国内の感染者100名超えを覚悟しての対応を

致命率に関してハッキリした事は分からない。

WHOは3%程度の致命率と見積もってはいるが、それが正しかったとしても国内の感染者数が潜在的には100名を超えている可能性があり、既に死者がでてもおかしくないレベルの状況にあると想定して動く必要がある。2週間くらい経たないと、どうだったかは分からないんだけどね。

しかし、現時点でも病院にかかるにあたっては、咳が出るのであれば確実にマスクをして行くことと、可能であれば患者が沢山いる場所から遠ざかる(車内で待機する)などの対策をすべきであろう。

不必要にリスクを煽ってはいけないが、リスクを避けるための行動をとるべきである。感染者の滞在が確認されている、東京、大阪、愛知、北海道、千葉あたりに住む人達は注意が必要だし、今や全国的に広がってしまった支那からの観光客が訪れる場所に近い人々も、症状が出た段階で感染の疑いを持つべきだろう。

時期的に、体調の悪化による風邪様の症状やインフルエンザの発症など、様々な状況が考えられるために、混乱が予想される。が、リスクをとって行動するにこした事は無いのだ。騒ぐ必要はないが、行動にはいちいち気をつけた方が良かろう。

政府にも、「騒ぐな」と言わずに、リスクに対応できる体制構築を急いで欲しい。

コメント

  1. 木霊さま こんにちは。
    大昔にコメントをしたことがある者です。

    WHO の事務局長テドロス・アダノムと習近平とのズブズブの関係は、遠藤誉氏の NewsWeek 日本版に詳しくあります。今回のパンデミックの A級戦犯ですね。
    以下にリンクを張りますが、肝のとこだけコピペします。
    「このWHOのテドロス・アダノム事務局長だ。

    彼はエチオピア人で、習近平政権になってからエチオピアとの蜜月は半端ではない。2013年6月14日、習近平国家主席は訪中したエチオピアのハイレマリアム首相と北京の人民大会堂で会談し、2014年07月9日にはエチオピアの当時のムラトゥ大統領と同じく人民大会堂で会談している。2017年5月12日にはやはり人民大会堂でエチオピアのハイレマリアム首相と会見。今日まで李克強のエチオア訪問など枚挙に暇がないが、近くは、2019年に4月24日に習近平国家主席は訪中したエチオピアのアビー・アハメド首相と人民大会堂で会見している。

    今ではエチオピアへの最大投資国は、言うまでもなく中国である。

    2017年7月からWHOの事務局長になったテドロス・アダノム氏はそれまで外務大臣を務めていた。習近平との接触は長い。どれだけ懇意にしているか計り知れないほど入魂の仲なのである。そして緊急事態宣言の最終決定権はWHO事務局長の手の中にある。」
    それにしてもこのテドロス仇呑むという輩、エチオピアの外務大臣だっただけで、公衆衛生の専門家でも感染症の専門家でもありません。中共の傀儡として WHO 事務局長に就いたのでしょう。しいて彼の専門を言えば「収賄」あたりでしょうか(笑

    そして WHO は本当に金なしの腐った機関です。米国のガン保険会社もアゴで使っているくらいです。無能を通り越し「有害」です。
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/8-28.php

    • コメントはいつでも歓迎します。

      ご紹介頂いた記事はなかなかの説得力のあるモノではありましたが、状況証拠がかなり多い感じでしたね。
      とはいえ、指摘されていることはほぼ間違い無いでしょう。

      そしてWHOが政治的思惑で動く事はしょっちゅうありましたから、今回の事もそれほど珍しいケースとは言えないのでしょう。
      国連関連組織がここまで腐っていると、なかなかため息しか出ませんね。