おお、これはかなりデカイニュースだ。
半導体のフェローテック、韓国事業撤退 司法判断受け
2019/4/17 10:06
半導体関連部材のフェローテックホールディングスは16日、韓国子会社が部材事業から撤退することを発表した。同社を巡っては2月、韓国子会社と元社員3人が不正競争防止と営業機密保護に関する法律違反の罪で韓国検察から起訴されていた。事業撤退で4億~6億円の損失を見込む。韓国子会社は今後、別の事業に転換して存続させる方針だ。
「日本経済新聞」より
事業撤退で6億円程度の損失が出る可能性を見込んでいるが、そこまでしてでも撤退せざるを得なかった理由がある。
フェローテックホールディングは、半導体関連企業
世界シェアの7割
何をやっている会社なのかは、多くの人は知らないと思う。僕も知らなかったわけだが。
フェローテク、中国でつなぐ半導体スーパーサイクル 証券部 丸山大介
2017/10/24 5:30
業績絶好調の半導体関連銘柄の一群で、フェローテックホールディングスといえば有名なのが、半導体製造装置向けの真空シールだろう。米航空宇宙局(NASA)発の技術を応用し、7割弱の世界シェアを誇る。そのフェローテクが今、投資を積極化させ事業の柱に育成しようとしているのが、中国での半導体ウエハー事業だという。勝算やいかに。
「日本経済新聞」より
引用した記事では、支那に打って出るという阿呆な事が書かれているが、記事が2017年のものだから仕方が無いね。
さておき、実際に半導体技術の軸足が支那に移っているのは、この頃から鮮明になってきていて、そういう意味でも韓国に半導体企業の部材部門を置いておく理由は無い。
で、この会社が何を作っているかはなかなか説明がしにくいのだけれど、半導体を作る上で必須の部品という様な理解の仕方で良いと思う。

企業のサイトでも説明はされているが、これでモノがイメージできたら苦労はしないワケで。
寧ろ映像を貼っておいた方がいいかも。
鍵は磁性流体
で、もう少し踏み込んでおくと、磁性流体というのがポイントになってくる。
不思議な液体「磁性流体」、スマホからEVに広がる潜在力
2019年02月14日
磁力に反応すると、花弁が開いたかのように変形する黒色の不思議な液体、磁性流体。1960年代に、宇宙での無重力の中で宇宙船内部の液体燃料を送るにはどうすれば良いか、という米航空宇宙局(NASA)のスペースプログラムの中で開発された。
界面活性剤を用いて水や油に磁性体の微粒子を分散させたもので、磁場に反応するのが特徴だ。69年にアポロ計画は終了、採用には至らなかったが、開発者であるローゼンスワイク博士が米国でフェローフルイディクス社を設立した。
「ニュースイッチ」より
NASAが開発した!などという怪しげなキャッチコピーが踊る話だが、しかし実際に使えるアイテムなんだから仕方が無い。

これなんか、画像的にインパクトがあるのだが、磁性流体には色々将来性がある様な話も書かれている。
訴訟リスクよりも韓国の経済縮小
そんな訳で、何やら記事の内容がこの会社の宣伝っぽくなりつつあるが、僕とは全く無関係な会社であるので悪しからず。
で、去年末にはこんなニュースも。
フェローテックホールディングス—2019年中に太陽電池事業から撤退
投稿:2018/11/29 08:00
フェローテックホールディングスは27日、2019年3月期第2四半期決算説明会を開催し、その中で2019年中に太陽電池事業からの撤退を発表した。成長が期待できる半導体等装置関連事業、および電子デバイス事業に経営資源を集中する方針だ。
「みんなの株式」より
これ、太陽電池事業からの撤退と言うことなのだが、要はビジネス的に儲からなくなってきたから止めるね、と、それだけの話。韓国にある事業の撤退もその延長線上に有るんじゃ無いだろうか。
こちらの記事では、違う説明をしているけれどね。
フェローテック、韓国子会社の事業撤退=「司法判断に懸念」、損失最大6億円に
2019年04月17日07時37分
~~略~~
FTAKをめぐっては、元従業員3人が今年2月、不正競争防止および営業機密保護に関する法律違反の罪で韓国検察当局に起訴された。フェローテックは「昨今の韓国における日系企業に対する司法判断などを鑑みた場合、司法判断の独立性が完全に担保されない懸念があり、潜在的なリスクを現段階で最小化することが最も適切と判断した」と説明した。
「JIJI.com」より
もちろん、訴訟リスクの懸念はあるだろうし、サムスン電子の業務を考えれば、狙い撃ちされて特許を奪われればエラいことになる。
フェローテックが韓国でのCVD-SiC事業から撤退、不正競争
2019年4月17日 05:02
~~略~~
2016年に同子会社を設立すると、主に真空装置の治具・消耗材などに用いられるCVD-SiC(化学蒸着手法による炭化ケイ素)製品の量産を目指し準備を進めていました。
しかし、同子会社および元従業員3名が、不正競争防止および営業機密保護に関する法律違反の容疑で韓国検察当局から起訴されたことで、事業継続の可能性について疑義が生じる事態となり、昨今の韓国における日本企業に対する司法判断などを考慮した結果、事業撤退が適切だと判断し今回の決定に至ったようです。
「不景気.com」より
実際にその手の訴訟を持ち込まれたこともあって、説得力があるが、寧ろ韓国のサムスン電子の業績悪化によって、今後の大型受注が見込めなくなったことの方が大きいのではないかという気がする。
本当は怖い韓国経済
一本しか残っていない屋台骨が揺らぐ
実際に、ここのところサムスンの劣勢が伝えられている。
韓国サムスン電子、半導体需要鈍化で19年は減益を予想
2019年1月31日 / 09:41
[ソウル 31日 ロイター] – 韓国のサムスン電子が31日発表した第4・四半期決算は、営業利益が前年同期比29%減の10兆8000億ウォン(97億ドル)となった。メモリーチップ需要の鈍化が響いており、2019年についても減益を予想した。
「ロイター」より
こんな感じで減益が予想され、サムスンには「この先」のビジョンがない。
支那の半導体企業が台頭する中、サムスンの業績が下がりだしたタイミングでの損切りという読みは、強ち間違っていないのではないだろうか。
そして、このフェローテックが韓国から逃げ出した後、それに続く企業も、多分出てくるのだと思う。
国全体がセウォル号の様になる日は近いのかも知れない。みんなでコレグジットだ!
コメント
フェローテックのサイトで公開されているニュースリリースを読みました。
二件ありますが、そこから引用します。
ソース)(株)フェローテックホールディングス「韓国連結子会社に対する民事訴訟の提起に関するお知らせ」
>訴訟を提起した者(原告)の概要
>(1)原告:韓国東海カーボン株式会社
訴えたのは、日本の「東海カーボン株式会社」の韓国子会社のようですね。
東海カーボン株式会社のサイトには、この件に関するリリースはないようです。
東海カーボンが預かり知らぬ話なのか、どうなのかは不明です。
東海カーボンもCVD(化学気相成長)による製品を作っているようなので、まったく無関係とは言えないですが、フェローテックは日本国内でも製品を製造しているので、疑問があります。
東海カーボンのことを調べましたが、何かそれらしい情報が得られず。
フェローテック自体も、なかなか意欲的な会社のようではありますが、胡散臭い部分も感じているので、なんとも。
ともあれ、この話のキモは「韓国撤退」を声高に叫んで実際に損失を抱えて撤退する企業が出てきたことが、注目すべき点かと思います。
三権分立など存在せず国の都合で国際法すら無視してデタラメな判決を下す使い走っしり司法の大問題は、元朝鮮半島募集工の扱いの結果を見て、リスクを考えない企業があることの方が不思議。
そして南朝鮮経済の屋台骨であるサムソン以下の半導体・デジタル企業の大失速も、支那の急激な市場浸食で想定内と考えない方が不思議。
この期に及んで支那への冷めない投資熱といい、この国の経営者は揃って「思考停止状態のアホ」なんでしょうかねェ~?(冷笑)
記事に出た東海カーボンは営業に行っていた事がありまして、元々はモーターの基幹部品である炭素部材を生産していた地味ですがシェアトップの会社でした。
半導体分野への進出と特化した製品技術は業界では有名でしたが、15年位前に上場した時は相当高い株価が付きびっくりした記憶があります。
サムソンあたりと今もいい商売をしているんでしょうね。
そう言えば繊維大手の東レも相当な設備投資をしているようですし(これも確か半導体関係製品じゃなかったかな?)、つい最近では家電にも注力している生活用品メーカーのアイリスオーヤマも工場を作ったとか...。
アイリスオーヤマーのオーナーはあちらの人らしいので動機は判るんですが、東レの経営トップはどうなんでしょうね?
北朝鮮核&戦争リスクは100%残ったまま・オマケに反日で被害者となるリスクも高い・さらにPM2.5で健康被害も深刻...、そんな国に駐在させられる従業員の方々に厄災が及ばないよう祈るばかりです。
ゼロックス・フェローテックに続く撤退の英断を下す企業がたくさん出てくるのを期待します!!
ほほう、東海カーボンさんとの接点があったんですね。
興味深い話です。
アイリスオーヤマは、商売の仕方もなかなか上手い具合にやっている気はしますが、好きにはなれない感じのメーカーですね。
東レは昔から特亜が好きみたいですねぇ……。優れた技術を持つ会社ではあるんですが、どうにも。
木霊さん、おはようござます。
ところで、文クンの経済大失政に続き外交でも大失態が明らかになり始め、最近南朝鮮の高官やメディアがやたら日本に擦り寄る論調や報道が増えてきた様に感じます。
もっとも、根本にある己の非や責任は全く認めず、恥知らずにも今更協力し合おうという論調ばかりでウンザリなんですけどね。
日本はまだ正式にも本格的にも何の制裁処置をとっていないんですが、フェローテック撤退ニュースへの過剰反応や職業売春婦問題の2015年合意文書の開示拒否判決やら、かなり追い詰められた焦りが見えますねェ~。(冷笑)
さらに頼みの綱のサムソンも大幅減益とか...、既に自滅状態&フラフラでノックアウト寸前なのかも知れませんから、日本は2・3発の軽いジャブだけでも効果抜群のタイミングじゃないでしょうか?(これにアメリカに必死で泣きついて容赦を乞いている、自動車関税制裁が加われば致命的なダメージでしょう-笑-)
法的規制のない(というか国内法の基準適用で可能な)フッソ化水素や戦略物資輸出制限が一番効き目があるでしょうけど、他にも貿易保険から排除とかWTO報復と責められても南朝鮮の大腸菌ウヨウヨの食材輸入禁止とか、軽めのジャブで十分ダメージを与える事ができそうですからね。
そうそう、大使館新築を完全に見送り更地状態の土地を売却なんてのもいいかも知れません。
今はこれに乗じて嫌らしい制裁を発動し更なる反日を煽り、国際社会が呆れ返るほど狂いっ放っし状態まで徹底的に追い詰めたらいい。
もし、国民が文クンを見限って日本に擦り寄ってきても、絶対に心から反省なんてしない学習能力ゼロの劣等民族ですから、常に新たなる強烈な制裁カードをチラつかせつつ、発動した制裁解除はチョコッとづつ緩めたり再強化したりする程度で徹底的にイジメちゃいましょう。(微笑)
韓国政界の潮目が変わってきた気がします。
しかしまあ、ムン君は相変わらず赤化路線一直線ですね。
注目していきたいと思います。