支那の空母が台湾海峡を通過

支那

香港があんなことになっている際に、このニュースである。

中国初の国産空母 台湾海峡を通過

2019年11月18日 0時09分

近く任務に就くとみられている中国初の国産の空母が台湾海峡を初めて通過したと、台湾の国防部が明らかにしました。台湾では18日、来年1月の総統選挙の立候補の届け出が始まることから、再選を目指す独立志向が強いとされる民進党の蔡英文総統に圧力を加えるねらいがあるのではないかとみられています。

「NHKニュース」より

まあ、間違い無く台湾に圧力をかけたのだろうね。

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香港で「選挙」が行われる

民主派が圧勝する

多くの識者はこの選挙そのものが開催されるかどうかすら危ぶんでいたのだが、それは「選挙中止もあり得る」と発表していたからである。

しかしながら、結局、滞りなく選挙は行われたようだ。

香港区議会選、民主派が全452議席の9割にあたる390議席獲得 投票率は過去最高

2019年11月25日(月)13時45分

政府への抗議活動が続く香港で24日に実施された区議会選挙は、投票率が過去最高となり、民主派が全議席の9割近くを獲得するという地滑り的な勝利を収めた。

今回の選挙は、香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官に対する支持を示すバロメーターとみられていた。

過去最高の1104人が立候補し、452議席を争った。投票当日は、デモによる衝突などはなく、投票は混乱なく行われた。

選挙管理委員会によると、300万人近くが投票し、投票率は71%超と過去最高を記録した。前回選挙では約147万人が投票した。

「Newsweek」より

そして、形だけの選挙だとは言え、投票率はなんと71%で、民主派が全議席の9割近くを占めたというのだから、驚くより他に無い。

雨傘運動の後にも選挙が行われたが、ここまでの盛り上がりはなかった。

少なくとも、今回のデモに対する支那の対応は、非常に愚劣なものと香港人民の目にも映ったのだろう。

なお、この選挙で当選したからと言って、香港行政に直接的に影響力を行使しうる立場にはない。

しかし一方で、支那共産党としても、今回の選挙結果には、非常に苦い物を感じているだろうと思われる。そもそも支那では本当の意味での選挙は行われない。しかし香港においてはそれは例外であり、区議会選挙だけは真っ当に選挙が行われる。

その結果がこれなのだから、香港は支那を拒絶したと、その様に映るハズだ。

支那のスパイ、オーストラリアに亡命

もう一つ注目すべきニュースがある。

中国人スパイ 豪に亡命求める 工作活動の情報と引き換えに

2019年11月24日 5時00分

香港と台湾などでスパイ活動に関わっていた中国人の男性が工作活動に関する情報と引き換えに、オーストラリアへの亡命を求めていると現地メディアが伝えました。男性の亡命が認められれば、中国の影響力をめぐって冷え込んだ両国関係がさらに悪化することが予想され、オーストラリアがどのように対応するか注目されます。

「NHKニュース」より

この人物はどうやら本物スパイであると言うことが確認されていて、その証言についてもある程度は信用がおけるという風に判断されている。

香港で抗議活動が続くなか、中国軍からの指示で民主派の情報を収集したり、韓国人になりすまして台湾に入り、来年1月に行われる総統選挙に向けた工作を行ったりしたとされています。

「NHKニュース」より

そして、意外なことではなかったが、驚くことに選挙妨害をしたと、告白している。

 王氏によると、香港では民主化運動に対抗するための大学や報道機関への潜入など、上場企業を隠れみのにした諜報活動に関与した。そこでの王氏の役割は、香港のすべての大学に潜入し、反体制派に対するバッシングとサイバー攻撃を実施するよう指示することだった。

 台湾には韓国のパスポートで別人になりすまして潜入し、2018年の地方選と来年の総統選への干渉工作を行った。さらにオーストラリアでは、エネルギー業界のダミー会社を通じて同国でスパイ活動を行っているとみられる高位の諜報員に会ったという。

「AFP」より

これによれば、「民主化運動に対抗するための潜入」を行ったり、「諜報活動」を行ったりと、これまで想定はされてきた話ではあるけれども、本当に現実に「やってきた」と告発する人が出てくると、その実感を感じる。

もちろん、日本にもこうした活動をしている人は大勢いる。

日本の話はさておき、民意はこの様に操作ができるのだということを示すケースでもあり、実際に台湾や香港での民意は作られてきたのである。どの程度の影響力があったのかは分からないが。

支那が最後に頼るのが軍事力

空母による脅しの効力

支那の空母がどの程度の能力があるのか?という点については色々な議論がある。

支那空母「遼寧」

まず、支那が最初に獲得した空母「遼寧」だが、これはヴァリャーグと呼ばれるウクライナから購入した旧ソ連製の空母を改造した船だ。

実は支那は、過去に4隻ほど空母を買っていて、オーストラリアから1985年に購入したメルボルン、ロシアから2000年に購入したキエフと1997年に購入したミンスク。何れも研究や娯楽の目的で購入されたと言われていて、ヴァリャーグもそうなるとされていた。

しかし、支那はヴァリャーグを改造して航行可能な状態にしてしまった。その上で、これをベースにした新たな空母を作ったのである。

001型空母

これがそのコピー空母なのだが、確かにヴァリャーグに似てはいる。なお、名前は未だないが、「山東」か「台湾」になるのでは?と、噂されている。

空母による脅しはアメリカの真似

で、ここまで空母に拘っているのが、実は台湾海峡危機(1996年)の際にアメリカが「インディペンデンス」と「ミニッツ」からなる空母打撃軍を派遣し、これにビックリした支那は、兵を引かざるを得なかったという苦い経験があったからである。

支那が台湾に対して空母を持ちだしたことは、そんな背景もあって、支那としてはかなりやる気を見せているという風にも判断できる。

ただ、逆に言えば、支那にとってスパイなどを使っての工作は、あまり功を奏さなくなってきているようで。空母を持ちだしたのはそれの表れ、と言えなくもない。

何しろ、001A型空母は未だ試験航海中だし、名前すら明らかにされていない。戦力と考えるには、色々と微妙な部分があるのだろう。そういうシロモノを持ち出さざるを得なかったところが、支那の苦しさを示していると言えるのかも知れない。

何れにしても、艦隊を組んで空母を出してくることは、台湾にとっては脅威である。

台湾へのF16V売却を米議会に正式通知 国務省「地域の平和と安定促進」

2019.8.21 11:22

米国務省は20日、台湾にF16V戦闘機66機を売却することを議会に正式通知した。関連装備や部品を含めた売却総額は80億ドル(約8500億円)で、米台間の武器売買としては最大規模。国務省当局者は「米台の安全保障協力は、台湾海峡両岸と地域の平和と安定を促進させる」と述べ、売却の意義を強調した。

「産経新聞」より

これを迎撃する手段として期待されるのがF-16Vなのだが、使える様になるまでにはまだ時間がかかる。まだ売却が決まったばかりだからね。

逆に言えば、F-16V戦闘機の数が台湾空軍に揃った場合、支那が空母を派遣するのは容易ではなくなる可能性もあり、この辺りも駆け引きなんだろうね。

追記

そうそう、支那が追い込まれているという予想を補強する話として紹介する予定が、すっかり忘れていたのを追記で示しておきたい。

ウイグル族人権侵害裏付ける内部文書を公開 各国記者の団体

2019年11月25日 19時13分

中国でウイグル族の人たちが不当に拘束されていると国際社会から批判が強まるなか、世界各国の記者でつくる団体は中国政府がウイグル族を監視する大規模なシステムを構築し、1週間で1万5000人余りを収容施設に送ったことなどが記された内部文書を公開しました。

各国の記者でつくる団体、「ICIJ=国際調査報道ジャーナリスト連合」は、24日、中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル族に対して行っている監視活動や、収容施設の運営について記した20ページ余りの内部文書を公開しました。

「NHKニュース」より

これだ。

内部リークだとされているが、この手の内部文章が外に漏れるというケースはこれまで無かったので、「習近平態勢の緩み」とも理解出来る。

尤も、意図的なリークだとも考えられる。ただ、習近平態勢としては、人権問題で突き上げられるのは嬉しいと思っていないだろうから、意図的にリークするにしてはヤバイネタではあるが。

何れにしても盤石ではないんだろうね、習近平態勢は。そんな時に香港や台湾で足をすくわれるのは困るだろうから、この辺りをやっぱり注目していくべきだろう。

追記2

わーお。シビアだな、現実は。

中国スパイ集団 政治干渉ねらい立候補画策か 豪首相が懸念示す

2019年11月25日 19時43分

中国のスパイ集団がオーストラリアの政治に干渉しようと、連邦議会に中国系の男性を送り込もうとした疑いがあると現地のメディアが報じました。情報機関がこの事案を把握したあと、男性は遺体で見つかり、モリソン首相は疑惑に強い懸念を示しました。

「NHKニュース」より

この話が、上のNHKニュースとどのような関わりがあるのかハッキリしないが、支那にとってはスパイを多数使っている情報はあまり開示されるのは嬉しく無いだろう。

オーストラリアの民放テレビ局「ナイン・ネットワーク」は連邦議会の議員などの話として、中国のスパイ集団がオーストラリアの政治に干渉しようと5月の連邦議会の選挙に中国系の男性を立候補させようとした疑いがあると報じました。

この男性は与党・自由党の党員で、南東部メルボルンで車の販売業を営んでいましたが、選挙前に中国人のビジネスマンから接触を受け、日本円にしておよそ7400万円と引き換えに、立候補を持ちかけられたということです。

男性はオーストラリアの情報機関に相談しましたが、その後、メルボルン郊外のホテルで遺体で見つかり、当局が捜査を進めているということです。

「NHKニュース」より

なかなかエグい話だが、事実なのかは確認されていない。

ただこの話、オーストラリアが嘘をつくメリットはあまりなさそうだ。何しろ、オーストラリアの選挙における民主主義の根幹を揺るがすような話に繋がるからだ。

中国のスパイ集団がオーストラリアの政治に干渉しようと、連邦議会に中国系の男性を送り込もうとした疑いがあると現地のメディアが報じたことについて、中国外務省の耿爽報道官は25日の記者会見で、「最近、オーストラリアの一部の政治家やメディアは、しきりに中国のスパイが浸透しているなどとでっち上げているが、どのようなストーリーを作ってもうそはうそだ」と述べて、批判しました。

「NHKニュース」より

支那の言い訳が非常に苦しいが……、「嘘は嘘だ」って子供の言い訳かよ。

コメント

  1. 暇人 より:

    台湾のF-16はA/B型ですが2022年までに140機余りがV相当に改修されるそうですので、新規購入の66機と合わせて将来的には200機余りのF-16Vがそろうことになりますから、中国にしてみれば文句を言いたくなるでしょうね。

    • 木霊 より:

      そういえば、F-16A/Bの近代改修の話もありましたね。
      将来的に200機揃えた段階で、軍事的にどんな意味があるかは興味のあるところですが。

  2. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    >何れにしても、艦隊を組んで空母を出してくることは、台湾にとっては脅威である。

    約100~150kmしか離れていない台湾海峡です、日本でいえば対馬海峡を空母艦隊が通過するのと同じくらいのインパクトがあるでしょうね。
    でも逆に言えば「鈍足の大きなマト」って事になりますし、有事で台湾海峡に配備するのは自滅行為ってことくらい支那にも判っているでしょう。
    民主主派(特に独立勢力)と民進党に対する露骨な威嚇が目的で、来年早々の総統選に少しでもダメージを与えるのが目的じゃないかな。

    >これを迎撃する手段として期待されるのがF-16Vなのだが、使える様になるまでにはまだ時間がかかる。まだ売却が決まったばかりだからね。
    >逆に言えば、F-16V戦闘機の数が台湾空軍に揃った場合、支那が空母を派遣するのは容易ではなくなる可能性もあり、この辺りも駆け引きなんだろうね。

    F-16Vは新規生産66機に加え既存の約150機がV型(ヴァイパー)に改造中で、2022年完了予定みたいですよ。
    つまり、4~5年後には210機体制になるって事ですね。
    さらに、姉妹品のF-CK-1が130機あまりありますから、これもV型(ヴァイパー)に改造されれば300機体制も可能。

    F-16Vの空対艦戦はハープーンで最低でも射程は120km以上ですから、緒戦で支那の空母を狙えば撃沈の確率は高いでしょうね。(ハープーンAGM-84Fは340km)

    でも、主力のF-16Vは制空戦に特化して使いたいと考えます。
    艦載機ではなく支那本土から大量に飛来するであろう戦闘機&爆撃機を迎撃し、台湾本土防衛を優先させるためです。

    では、本土上陸を目指し侵攻してくる艦隊をどう防ぐか...?

    僕は陸自の12式地対艦ミサイルを台湾に売却して欲しいと思います。
    宮古島・奄美大島・与那国島に追加配備予定ですが、その12式改は射程を倍に延ばした400kmとか。
    移動式なので台湾内陸部からでも支那艦隊を狙えますし、その性能についてはアメリカ軍も脅威を感じている優れものです。(合同実戦演習で証明済み)
    さらに移動式システムですのでこれを撃破するには、戦闘機による直接攻撃しか手段はないのも有利じゃないかな。

    そんな支那戦闘機の侵入を防ぐ為にこそF-16Vを活かすべきと思いますね。
    台湾侵攻で主力になる支那の海軍は東海艦隊だと思いますが、主力基地は寧波・上海・福州でしょう。
    陸自の12式が加われば台湾海峡はおろか、支那艦隊出動時点で台湾内陸部から狙える距離です。

    支那の猛反発は必至ですがシラァ~ッと「軍備輸出拡張=ビジネスの一貫だもん、アンタのところもやってんでしょ。」って開きなおっちゃえばいいと思う。(笑)
    もちろん、支那のせいにする口実とタイミングを誤らない様にね。

    • 木霊 より:

      「台湾海峡を通過」と言いますが、結局のところ、台湾と支那とは大した距離離れていないので、大陸から戦闘機を飛ばせば良い、という事にはなるかと思います。
      台湾が警戒しなければならないのは、太平洋側に空母が配置された場合に、ここから戦闘機を飛ばされると、かなり厄介なことになる点でしょう。太平洋側に防空防衛網を熱くしているわけではありませんしね。

      地対艦ミサイルは大変重要だと思いますから、台湾に是非とも支援したいところですよね。

      • マスメディア反乱軍 より:

        >台湾が警戒しなければならないのは、太平洋側に空母が配置された場合に、ここから戦闘機を飛ばされると、かなり厄介なことになる点でしょう。太平洋側に防空防衛網を熱くしているわけではありませんしね。

        太平洋側というよりフィリピン海峡、特に日本にとって15年戦争末期に絶望的な輸送船団壊滅と記憶される、兵站の要「パシー海峡」が危ないんじゃないでしょうか。
        湛江・海南島の南海艦隊が1000kmほど東に動けばパシー海峡に到達し、台湾本土全てが射程内となります。
        虎の子の戦闘機の何割かを割かなければならなくなり、首都&台湾海峡防衛に大きな穴が空く恐れがありますから。

        アメリカ空母打撃群もA2AD網への艦隊防衛対処が完成しない限り、うかつにフィリピン海に近づけないですもん。

        別の記事にされた「フィリピンの電力網を掌握した支那」がかなり痛いですよね。
        有事にフィリピンを動かして支那を挟み撃ちにできないわけで、かなりの戦略の転換が必要ですから。

        東シナ海&南シナ海に関しては、アメリカが一手以上遅れって感じがしています。
        日本は「迫る危機」の自覚を持たないとね。