韓国、途上国をやめるってよ

大韓民国

多くの人は、WTOの「発展途上国」の枠に支那や韓国が未だに入っていることを知らないだろう。

僕も支那が発展途上国扱いだったのは知っていたが、韓国もそうだとは知らなかった。

韓国、WTOの「途上国」地位を放棄

2019/10/25 11:20

【ソウル=鈴木壮太郎】韓国政府は25日、貿易で優遇される世界貿易機関(WTO)における「発展途上国」の地位を放棄すると決めた。一方で「これまでに確保した優遇措置は維持される」と説明し、途上国待遇の放棄は今後のWTOでの交渉からだと主張した。

「日本経済新聞」より

記事を読むと、韓国が凄い決断をしたんだ、という風に感じられる方もいるかも知れないが、既得権は維持する積もりなんだとか。記事の下の方を読むとその意地汚さが表れていて興味深いぞ。

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WTOの枠組みを作ったのはアメリカを初めとする先進国

既に機能を失っているWTO

さて、戦後の世界観を創り上げてきた国連の機能のうちの1つが、WTO(世界貿易機関: World Trade Organization)である。

WTOにせよWHOにせよ、世界の国々の利益を調整するという機能は、第2次世界大戦という手痛い失敗を礎にして、連合国同士の利益を調整することを目的で創り上げられた。

利益の対立で戦争が引き起こされた、という反省があった為であり、サイトでもその様に説明している。

世界貿易機関

World Trade Organization(WTO)

世界貿易機関は、国家間のグローバルな貿易の規則を取り上げる唯一の国際機関である。1995年に設立され、全加盟国が合意する多国間規則に基づくシステムの中で貿易が円滑に行われるように支援し、政府間の紛争を公平に解決し、貿易に関する交渉のためのフォーラムを提供する。WTOシステムの中心にあるのが、国際取引と貿易政策に関して基礎的な法規則を提供するおよそ60のWTO協定や合意である。これらの協定の基本的な原則は、無差別、より開かれた貿易、競争の奨励、後発開発途上国のための特別規定である。

「国際連合広報センター」より

一側面を見れば、確かに国家間の利益調整を目的としている点は間違い無いのだが、このゲームのルールを作ったのは連合国である。

そして、ルールを作る人達が自分たちに都合の良いようなルールに調整するなんてことは、当然の「権利だ」とその様に理解しているのが、戦勝国の傲慢でもある。

しかし、そういう負の側面があるにせよ、ブロック経済を推進することで戦争に至ったという側面はあるので、共通ルールで貿易を行うということは、ある程度は理に叶っていたとは言える。

アメリカが批判する途上国の優遇

経済的に強い国が弱い国を叩き潰す。

そのシステムは不公平だと考えたWTOは、「発展途上国」という枠を作って、ある程度の優遇を受けられるような調整を行った時代があった。

その結果、その立場を利用してのし上がってきた国があって、そこにトランプ氏が批判を突きつけているのがこちらのニュースである。

韓国、WTOでの「途上国」の地位放棄 トランプ氏の批判受け

2019年10月25日 / 11:28

韓国企画財政省は25日、世界貿易機関(WTO)での将来の交渉では、「途上国」の地位を放棄する決定をしたと発表した。

トランプ米大統領は7月、WTOに対し、途上国を指定方法を変更するよう要求。不当に優遇措置を受けているとして、中国を名指ししていた。

「ロイター」より

何しろ、「発展途上国」の立場というのは自己申告制で認定されているので、支那や韓国は「まだ発展途上だ」と主張し続けてきた。

支那は、GDPが世界第2位という地位を得たのにもかかわらず、まだ今後も発展途上国であり続けるという宣言をしている。

アメリカは「流石にそれは酷いだろ」と、トランプ氏が先陣をきって主張した形になっているが、自国の利益を優先するアメリカの政府としても同じ路線の考え方である。実際、過去には日本も同じ様に圧力をかけられて、それに屈した歴史があるのだけれど。

 トランプ氏は7月下旬、ツイッターで「世界で最も豊かな国々が、WTOルールを避けて特別扱いを受けるために途上国と自称している」と批判した。名指しされたうち、シンガポールは既に途上国の地位を利用しない方針を示したが、中国は反発し、地位の堅持を主張している。

「産経新聞」より

シンガポールは既にそれをやめる方針を示したようだが、支那は「まだまだ」と答え、韓国は「既得権は手放さない」と主張したのである。

洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政相が25日発表した。洪氏は途上国の地位放棄は「今後のWTO交渉から適用される。これまでの交渉で確保した優遇は維持される」と強調した。

「日本経済新聞」より

結局、韓国も「嫌だ」と答えたのも同然だな。

そもそも農業以外の分野に関して、利益を主張していなかった

何故、「嫌だ」と答えたことになるのかというとこちら。

 韓国は1995年にWTOに加盟する際、発展途上国として申告したが、翌年に農業と気候変動分野以外は途上国優遇を主張しないと表明した。今回の途上国地位の返上は当面、宣言的な意味にとどまるが、農業団体は25日にも政府庁舎前でデモを行うなど反発を強め、農業保護政策の一層の拡充などを要求している。

「産経新聞」より

韓国は加盟当初から「発展途上国」の利益の全てを主張するつもりは無かったようなのだ。

「農業」と「気候変動分野」以外は「先進国扱いでいい」と、その様に考えており、「発展途上国扱いはナシでいい」と表明した今も、「農業」に関する既得権は手放さないと。もちろん、これまでの「優遇」は手放さないということなので、実のところ何も変わりは無い。

ただ、この様な発表をすることで、韓国が世界中から「条約を守らない、信用の置けない国」というレッテルが貼られている現状を、何とかしたいと、その様なスケベ心があるワケだ。

何も変えないのに、看板だけ掛け替えるというやり方をしたいというのが、韓国なのである。

コメント

  1. タケル より:

    駐韓アメリカ大使襲撃とかリッパードさんを思い出しますね。
    とても同盟国に対する姿勢とは思えないのも韓国らしいと言えばらしいでしょうか。
    北のシンパ含むと考えれば同盟国とは言い切れないのかも知れないですけどね。

    韓国企業の財務状況は悪いし、かと言ってウォンを下げれば財閥企業に投資している株主のご機嫌を損ねる。
    みだりにウォンを弄れず、国債の発行もあまり出来ない。
    そして国民もあまり金を持ってないから増税もできない。
    ・・・結局やれるのは反日政策で支持率を維持しつつ、アメリカや中国におべっかを使って支援を期待するぐらいなんですかねぇ?
    ある意味韓国大統領は可愛そうではあります。(同情はしませんが)

    • 木霊 より:

      リッパート事件を起こしてなお、韓国はアメリカと平気な顔で付き合いを続けられるところが凄いと思いますよ。
      ただ、その後の行動も意味不明で、病室に犬の肉を差し入れようとしたり、意味不明な踊りを披露したり、祈祷したりと、凄い盛り上がりだったと記憶しています。
      後任の在韓アメリカ大使が1年以上も決まらなかったワケですわ。

      為替操作国の誹りを受けようと、通貨防衛の範囲を超えていると批判されようと、金を投入し続けるしか内のが韓国で、一時期に比べてレートは落ち着いていますが、なかなか。

  2. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    >ただ、この様な発表をすることで、韓国が世界中から「条約を守らない、信用の置けない国」というレッテルが貼られている現状を、何とかしたいと、その様なスケベ心があるワケだ。

    つくづく、救いようのない下賤な民族ですねェ~。
    僕はトランプ大統領が指摘するまで南朝鮮人も知らなかった事実じゃないかと思っていて、「日本に負けていないのに発展途上国とは、我々のプライドが許さないニダ!!」という国民感情の爆発を事前に抑える為の都合のいい方便もあるんじゃないかなと考えています。

    >「農業」に関する既得権は手放さないと。もちろん、これまでの「優遇」は手放さないということなので、実のところ何も変わりは無い。

    だから、こんな図々しい思考回路でチャッカリと既得権だけ主張できる貧相でさもしいメンタルなのでしょう。

    今さら形骸化したWTOの規定など知りたくもありませんが、シンプルにG20は発展途上国の資格なし・GDP20位以内も資格なし・貿易額20位以内も資格なし...、これでいいんじゃないかな?

    最初にルールを作る為に組織されたんだから時代の変化に合わせて、理不尽な恩恵を野放しにするのを変えるのも(=実際、変なルールと化してるわけで)、それを作ったWTOが是正するのも責務のはずです。
    まあ、WTO自体の存在価値が疑われる現状なんで、劇的改革にはアメリカ・欧州・日本の強国の強権発動が必要ですね。

    • 木霊 より:

      WTOやWHOなど、今やかなり害悪を振りまく存在になってしまいましたが、国連は国連の機能があるはずです。
      少なくとも、国際連合統一ルールを作り、監視するシステムは必要なのですが、そこには実行力が伴う必要があるのですよね。
      そのためのPKFでしたが、これってそもそもアメリカ軍ワンマンなところがあったので、アメリカが距離を置く今となっては、その機能も限定的だと思います。
      結局、アメリカ中心の秩序が崩壊したことで、今の混乱があるとも言えますから、TPPのような広域での約束事が重視されるのかもしれません。

      • マスメディア反乱軍 より:

        木霊さん、さっそくレスありがとうございます。

        >結局、アメリカ中心の秩序が崩壊したことで、今の混乱があるとも言えますから、TPPのような広域での約束事が重視されるのかもしれません。

        経済・貿易だけでなくインド・太平洋同盟なんかみても、特定地域でのルールに適した約束事=国際協定の方がフットワークも良いし、不都合が生じた場合の改善や改定もスムースじゃないかな。

        しかしながら大事な基本はあるわけで、それは「国家間の約束を守る=国際法遵守」の精神が徹底した国でないと、オミットされ仲間はずれにされちゃうのは当然という流れになるでしょう。
        つまり今の南朝鮮がやってきた事を(一番被害を受けた日本)、ルール上絶対に許さない断固たる結束がますます重要になってきますね。
        ウィーン条約すらその意味を理解できず、そしてまったく守るつもりがない蛮族国家なんですからオミットされて当然じゃないかな。

        どんな種類の枠組み作りであっても参加国が一国でも反対すれば、新規参加はできないルールを作るべきじゃないでしょうか。
        まあ、ASEANの様に全会一致の原則が足を引っ張り合い、何も決められないリスクはありますが、参加容認という入り口だけに限定すれば少しはマシだと思っています。

        P.S.
        東南アジアという地域で言えば、TPPなど筆頭に台湾を是非とも色んな枠組みに取り込みたいのですが、支那の息のかかった国があるのがネックとなりますね。
        翳りがあるとはいえ経済大国の日本が積極的にリーダーシップを発揮して欲しいもんです。