戦時作戦統制権の返還が更に加速

お笑い韓国軍

ここまでムン君が「やる」とは。

米軍基地返還に続き戦時作戦権返還にもアクセル

Posted September. 17, 2019 08:29, Updated September. 17, 2019 08:29

韓国と米国が、戦時作戦統制権(戦作権)の返還後の国連軍司令部の地位および役割に関する協議に入ったことが確認された。戦作権の返還後、有事に韓国軍が司令官を務める未来連合司令部と国連軍司令部(在韓米軍司令官が国連軍司令官を兼任)間の指揮混乱と衝突の懸念などの問題を扱う韓米間の協議が開始されたのだ。

「東亜日報」より

このブログでは何度もこの手の話を取り上げたので、「ああまたか」と、その様に感じる人も多いと思う。

あ、記事では戦時作戦権となっているけれども、ブログでは戦時作戦統制権という言葉で説明していくことを予めご了承願いたい。

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戦時作戦権統制権の返還とは

朝鮮半島は未だ戦争状態

定期的に出るこの話題、以前はこんな記事を紹介している。

しかし、基本的なところは簡単におさらいしておこう。

先ずは、朝鮮半島は未だ戦争状態であるという事である。

朝鮮戦争(1950年6月25日~)は、休戦協定(1953年7月27日)で休戦に至っている。ただ、「休戦」というのは戦争が終わった事を意味しない。

誰と誰が戦ったのか?

この朝鮮戦争だが、誰と誰が戦った戦争だったのか?という話は、日本の歴史教科書にすら正確には説明していない。直接的には韓国と北朝鮮が戦った事になっているが、事実はそうでは無いのだ。

韓国の歴史観は更にスゴイらしく、朝鮮戦争は日本を追い出す戦争だったという事になっているという噂も聞く。何を言っているんだろうな……。

さておき、朝鮮半島は1945年に至るまでは一つの国だった。

1945年8月15日に日本が国連軍に降伏した時、アメリカとソ連(現ロシア)はそれぞれ朝鮮半島に入り込んで、分割統治の話し合いがついた(同年8月8日)。だから、8月24日にはソ連軍が朝鮮半島北部を占領し、一方のアメリカは9月8日に朝鮮半島南部を押さえてそれぞれ分割統治が始まった。

分割統治の始まった朝鮮半島においてソ連は着々とアメリカとの戦争の準備を進め、T-34/85戦車や迫撃砲、戦闘機などを運び込んでいた。一方のアメリカ側は、朝鮮半島南部にアメリカ軍を駐留させてはいたもののまともな兵力を備えておらず、それどころか軍隊を解体して兵士を帰国さ、或いは退役させるといった状況であった。アメリカにとって戦争は終わっていたのだ。

北朝鮮と戦ったのは国連軍

そして、北朝鮮側の兵力が1950年6月25日に韓国側に侵攻するに至るわけだが、まともな兵力を持たない韓国軍も駐留アメリカ軍も為す術無く撤退戦を行いながら釜山あたりまで戦線を下げざるを得なかった。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/eb/Korean_war_1950-1953.gif/220px-Korean_war_1950-1953.gif

アメリカ軍はこの事態に大慌てで、国連軍を組織して何とか北朝鮮側の勢力を食い止めようとしたが、足並みが揃わない上に訓練が不十分でまともな戦いが出来ず、運命の分かれ道となる仁川上陸作戦(1950年9月15日)が決行されるまで劣勢を続けた。

この後、支那の抗美援朝義勇軍が北朝鮮側に参戦してきたりと進退を繰り返す事態になり、双方大きな被害を出して停戦に至るのだが、停戦合意の場に韓国のトップだった李承晩はおらず、国連軍側のトップとしてアメリカ軍の将軍が、北朝鮮側は金日成、支那側は彭徳懐という司令官が一堂に会して調印を行った。

つまり、朝鮮戦争は未だ継続中で、「国連軍」VS「北朝鮮人民解放軍」+「支那の抗美援朝義勇軍」の戦いだったのである。

国連軍には韓国が名を連ねているし、多くの犠牲者を出した事実はある。だが、北朝鮮と韓国が戦い、ソ連とアメリカとの代理戦争だったというのは、そういう側面があったのは事実だが、事実を誤認させる。寧ろアメリカ主導で北朝鮮と戦ったという方が正しいと思う。

そして国連軍には参加していなかったものの、日本の義勇兵や掃海艇が参加してアメリカ軍をサポートしていた事実は意外と知られていない。

国連軍は縮小される

ともあれ停戦合意が結ばれ、終戦を決定付ける和平交渉を始められないままに、しかし時間は流れて22カ国が名を連ねていた国連軍は縮小される。

先に説明した様に、国連軍が北朝鮮と支那との連合軍と戦うような形だったので、当然、国連軍が作戦統制権を握っていた。

が、1978年11月にアメリカと韓国との合意によって米韓連合司令部を置き、国連軍より作戦統制権が移譲される。もちろん、当時の韓国軍に作戦実施能力は無かったので、アメリカが戦時作戦統制権を握っていた。

1994年になると、平時における作戦統制権は韓国軍に移管され、戦時における作戦統制権も韓国軍に移管される話がその後に持ち上がったのだが……、これは何度も延期されることになる。今のところは2020年代中頃を目標に移管する話になっているようだ。

コメント

  1. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    2週間ほど海外を旅してましたのでコメントはしませんでしたが(旅する時は集中しちゃうタイプなんで-笑-)、記事は朝起きていつも拝見していましたよ。
    最初のコメントはやや間がズレた感じになっちゃいます。

    >なかなか興味深い話だが、そもそも戦時作戦統制権がアメリカ軍をトップとする連合国側にあるうちは、アメリカ軍主導で朝鮮半島有事にあたる事になる。
    >しかし、在韓米軍の規模縮小を進めていけば、戦時作戦統制権を渡された韓国軍はアメリカ軍と連携するとは言え、事実上、独力で北朝鮮と戦わねばならない。

    前提となる国連軍・米韓連合との条件整備がポイントじゃないかな。
    僕は東亜日報の記事の通り、アメリカ軍が国連軍司令官を兼務しているという指摘は正しいと考えていますので、米韓連合司令部=未来連合軍司令部の戦時作戦統制権移譲は別モノになると思っています。
       ↓
    >現在は、米軍大将が在韓米軍司令官、韓米連合司令官、国連軍司令官を担っている。しかし、戦作権が返還されれば、米軍は国連軍司令官は維持するが、未来連合司令部では副司令官を務める。

    休戦協定を終戦協定に進められるのは、当時国だった国連軍トップのアメリカと北朝鮮&支那なんですから、これに南朝鮮介入を容認するには国際法の解釈変更も必要でしょうしね。
    北の完全非核化が実現する(仮の話)→在韓米軍撤退を条件に終戦協定は当事国3国で締結する→在韓米軍撤退が筋ですから、未来連合軍司令部の戦時作戦統制権移譲は実質無効化→そして国連軍をどう位置付けし朝鮮半島から完全撤収するのか(解散)、治安維持や軍事バランスを名目にして残すのか...。

    こうなった時のポイントです。
    ①核を失い軍事力=国防力に不安を持つ北朝鮮の安全保障をどこまで認め、そしてどんな方法で担保するのか。
    ②アメリカの朝鮮半島から撤収は軍事プレゼンスの大変化となるので、支那・ロシアの軍事介入をちゃんと阻止できる戦略があるのか。
    ③国連軍の位置づけと役割を強化するだけで、果たして朝鮮半島安定化がなるのか? その根拠となる新たな強力な条約を発動が必要じゃないか。

    どう考えても、①②③条件のハードルは限りなく絶望的に高すぎますねェ~。

    そこで、完全非核化と戦争を回避し朝鮮半島を国際的コンセンサスで棚上げしちゃう、平和的集約を願う超ウルトラC案です。(苦笑)

    3ヵ国による終戦締結後に一旦国連軍も解散する→支那・ロシアを引き込み(アメリカがディール主導する)平和的安定を根拠に治安維持目的で、「新国連軍」を創設し国際的な監視下に置く、その基地は南北両方に置く。(20~30年の時限立法)
    紛争に発展する衝突やテロ、そして内戦を画策する勢力により、暴力行為一発で破綻するリスクがある脆弱な連合ですが、何もないよりマシです。

    南北統一については当事者に任せてスルーでいいんじゃないかな、その時南朝鮮経済は焦土化して南北併せて最貧国へたぶんまっしぐらでしょうけどね。
    自ら選んだ自己責任ですから勝手にゼロからやり直せばいい。

    但し、日本は併合時代・戦後も含め一切補償を行ってはなりませんし、現在の募集工・売春婦問題の完全解消はもちろん、拉致被害者解決と竹島奪還だけは実現しないとね。