お怒りモードの在韓米国大使ハリス氏

大韓民国

ちらっと触れておきたいニュース。

ハリス米大使、「安保対話」に参加せずモルディブ行き

記事入力 : 2019/09/03 09:00

ハリー・ハリス駐韓米国大使=写真=がモルディブで行われるインド洋コンファレンス(IOC)に出席して、「(米国の)インド・太平洋ビジョンの話をするだろう」と1日、ツイッターで明らかにした。ハリス大使は3日と4日に行われるIOCに出席し、4日から6日まで行われる韓国国防部主催のソウル安保対話(SDD)は欠席するという。

「朝鮮日報」より

異例の対応であることは言及するまでも無いだろう。

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アメリカの信用を失った韓国

嘘つきの国

先日のこと、GSOMIA破棄を日本に通達してきた韓国だが、これについて「アメリカに了承を得ている」と発表していた。

韓経:<GSOMIA破棄>ビーガン代表訪韓中の決定…米国には了承得たか

2019年08月23日08時53分

韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定は、スティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表の訪韓中に出た。専門家の予測に反する電撃的な決定だったため、米国の了解があったものとする分析が出ている。

~~略~~

外交部の高位当局者は「なぜGSOMIAを再考せざるをえない状況なのか米国も十分に理解していると考えている」と述べた。続けて「我々としては、日本と機密軍事情報交換の枠組みを維持することができる状況ではないという立場を伝えた」と付け加えた。

「中央日報」より

これは少し前の記事で、GSOMIA破棄に至る前の話なのだが、アメリカとしては韓国はまさか破棄をしないだろうと、そのように理解していたようだ。

韓国政府のよく分からない主張を、鵜呑みにしないというのがアメリカ政府の方針らしく、既に韓国はこの時点で信頼を失っていたのかもしれない。

韓国政府の説明とは異なり、米国メディアは今回の決定が安保協力の弱体化をもたらすかも知れないと憂慮した。ロイター通信は「韓日両国の歴史紛争と貿易紛争を拡大し、北朝鮮に関する安全保障協力を弱体化させる可能性がある」とし「米国には『狼狽(dismay)』を呼び出すことができる」と予想した。

「中央日報」より

そりゃ、狼狽するよね、GSOMIAの破棄などされたら。

米「文在寅政権、GSOMIAうそ」

2019/08/24 08:20

 米国務省と国防総省は22日(現地時間)、青瓦台の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定に対して一斉に「文在寅(ムン・ジェイン)政権(Moon administration)に強い懸念と失望を表明する」との見解を明らかにした。米国が公式論評で「ROK(韓国)」と呼ばずに「文在寅政権」と呼ぶのは非常に異例なことだ。

~~略~~

トランプ政権の高官はまた、青瓦台がGSOMIA破棄について「米国が理解を示した」と説明したことに関して、本紙に「うそ(lie)」だとして、「明確に言って事実ではない。ここ(駐米韓国大使館)とソウルの(韓国)外交部に抗議した」と語った。記者の質問に答えたものだが、「うそ」という表現を使ったのも極めてまれなことだ。

「朝鮮日報」より

余程、ムン君は嘘つきだという話になっているらしく、アメリカ政府も「文在寅政権」の判断だと断じたようで、実際に韓国軍すらGSOMIAの破棄を直前まで知らされてはいなかったようだ。

それほど異例な話なのである。

ハリス氏を呼びつける

で、アメリカは韓国の決定について「失望した」とそのように言及するに至る。

韓国が米大使に「失望」繰り返すなと自制要求

2019.8.29 17:44

韓国外務省の趙世暎(チョ・セヨン)第1次官は28日、米国のハリス駐韓大使との面談で、韓国による日本とのGSOMIA破棄決定に対し、米国が繰り返し失望や懸念を表明することを自制するよう強く要求した。主要韓国紙が29日に報じた。

「産経新聞」より

それについて、韓国外務省の第1次官は米国のハリス氏を呼びつけて叱責した、というように聞いている。記事では、「会談した」と書かれているんだけどね。

ただ、「米国が繰り返し失望や懸念を表明することを自制するよう強く要求」とあるのだけれど、今回の事に対して韓国がアメリカに対して「強く要求」というのは非情に違和感がある。

外交部は公式報道資料でも「面談」というタイトルをつけたほか、本文にも「説明」「協議」などの表現を使った。抗議の性格と認識される「招致」ではないというのが外交部の説明だ。だが、趙次官がハリス大使に会って政府の「自制」要請を伝えたこと自体が韓米関係の間の異常な雰囲気を示しているという指摘が外交界からは出ている。形式は「面談」「協議」としているが、遺憾の表明であり反論内容であるため、事実上「招致」ではないのかという見方もある。

「中央日報」より

実際に中央日報も言及しているが、ハリス氏に対する抗議は常軌を逸するものであったような雰囲気を指摘している。「招致」というのは、呼びつけるということなので、相手側に一方的に意見を突きつけるケースで使われる言葉のようだ。

そりゃまあ、ムン君はアメリカと距離を置く積もりらしいので、こうした対応も或いはそう不思議な事では無いと思うが、どう考えたって韓国側の主張には無理があるのは、日本側からはともかくアメリカ側から見たって明白なのだ。

ハリス氏の神経を逆なでしたことは想像に難くない。

ハンバーガーを食べる

で、ハンバーガーである。

在郷軍人会での講演をキャンセルしたハリス大使、米ブランドのハンバーガー店へ

記事入力 : 2019/08/31 08:16

米国のハリス駐韓大使が29日、当初予定されていた在郷軍人会の招待講演や対外経済政策研究院(KIEP)での行事日程をキャンセルし、米国のハンバーガー・チェーン店のオープンイベントに参加していたことがわかった。ハリス大使は29日夜、自らのツイッターに「韓国シェイクシャック10号店の盛大なオープンイベントに行ってきた」「100%米国産のアンガスビーフを使ったおいしい米国ブランド・シェイクシャックにお祝いの言葉を伝える」と書き込んだ。ハンバーガーを手に驚いた表情の自らの写真も掲載した。駐韓米国大使館などによると、ハリス大使はこの日午後1時ごろ、ソウル市鍾路区にオープンしたシェイクシャックのオープン式典でハンバーガーを食べたという。

「朝鮮日報」より

この笑顔だ。

そして、冒頭のニュースに繋がる。

 韓国国防部や駐韓米国大使館などが2日に明らかにしたところによると、今年で8回目を迎えるSDDに米国側から主要当局者が派遣されないのは非常に異例のことだという。これまで米国からは次官補クラスの人物が出席していた。

「朝鮮日報」より

なんと、韓国のSDDをぶっちしてモルディブに行っちゃった。

しかし、在郷軍人会の招待講演にしろ、対外経済政策研究院(KIEP)での行事にしろ、韓国国防部主催のソウル安保対話(SDD)にしろ、軍関係者が関連する話。ハリス氏は軍人出身なので、当然、在郷軍人とは深い関わりがある。KIEPはよく分からないが、SDDは完全にハリス氏の守備範囲の話なのである。

これをわざわざ「スケジュールが」といって断っているのだから、よっぽどアメリカ側が腹に据えかねているし、ハリス氏自身も本国からの要請に反対しない程度には怒っているのだと思う。

そして、これがアメリカ側からのメッセージなのだと思う。韓国とは交渉しない、ということだ。

コメント

  1. 暇人 より:

    ここまでやらかしても「韓米同盟は強固である」と韓国政府が考えているとしたら、これはこれで大したものだと思います。
     戦前の日本もこんなものだったのではないでしょうか? あちこちで紛争を起こして、それに国際社会が文句を言ってきたら「連盟よ、さらば」でさらに孤立を深めて、それを国民は歓喜、歓迎していた。表面だけなぞれば、似たようなものを感じます。

     韓国という国がどこに行き着くかなんて見当も付きませんが、日韓関係の改善は不可能なレベルに達していますので、万が一の際、日本に降りかかってくるかもしれない火の粉をどれだけ少なくするかですね。

    • 木霊 より:

      韓国の話は割とどうなろうと知ったことでは無いという感じではありますが、防衛上は色々と問題が出てきますから無視出来ないのですよね。
      難民流入のリスクも含めて対処する必要がありますよ。

  2. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    >余程、ムン君は嘘つきだという話になっているらしく、アメリカ政府も「文在寅政権」の判断だと断じたようで、実際に韓国軍すらGSOMIAの破棄を直前まで知らされてはいなかったようだ。
    >それほど異例な話なのである。

    こんなデタラメな経緯があるにもかかわらず、屈辱的な「招致」されたハリス大使のハラワタは煮えくり返っているんでしょうね。当たり前です。
    デリカシーなんて言葉はハングルには存在しないんでしょう。

    モルディブでバカンスを楽しんだ後、そのまま長期休暇とか言ってアメリカに一時帰国しちゃえばいいのに。(笑)

    >これをわざわざ「スケジュールが」といって断っているのだから、よっぽどアメリカ側が腹に据えかねているし、ハリス氏自身も本国からの要請に反対しない程度には怒っているのだと思う。
    >そして、これがアメリカ側からのメッセージなのだと思う。韓国とは交渉しない、ということだ。

    アメリカの南朝鮮制裁の条件は日本と同じく準備万端じゃないかな?
    為替操作国認定→自動車・鉄鋼製品への高額関税発動→サムソン等の半導体・スマホ排除...、いずれにせよタイミングは北朝鮮との交渉進捗状況を見極めてになるんでしょうけど。

    • 木霊 より:

      ハリス氏は元軍人ですから、怒りながらも冷静な判断をされることでしょう。
      その判断が、モルディブ行きだったわけですから、そこで韓国は「何をしたか」を理解すべきなんですがねぇ。