北朝鮮が新型潜水艦を公開

大韓民国

この情報は古いのか新しいのか。

金正恩氏が新造潜水艦を視察、SLBM搭載の新型か

2019.7.23 12:20

北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が新たに建造された潜水艦を視察したと報じ、潜水艦の壁面とみられる大型の物体の前で話す金氏の写真を配信した。近く日本海の作戦水域に配備されるとしている。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)搭載用の新型の可能性がある。

「産経新聞」より

北朝鮮から出てくる情報は、殆どがプロパガンダ目的だと思って良いだろう。だから、その情報が正しいかどうかという点については考える必要は無いと思う。

問題は、どんな意図かを探る方が良いだろう。

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新型?

38ノースからの情報提供

さて、このニュースでは幾つか注目したポイントがある。

視察先や日時は言及しなかったが、金氏の最近の動静から日本海側の新浦(シンポ)造船所を訪れた可能性が高い。米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は6月に衛星写真を基に、SLBM用の新型潜水艦の建造が続いていると分析していた。

一つは、既に潜水艦の建造情報は、アメリカ側が掴んでいた情報だったという点である。

コレに関しては特に疑問に思う必要はない。

折角なので、公開情報を1つ載せておこう。

SLBM開発加速か 米大分析、北朝鮮ミサイル

2017.5.2 11:04

米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は1日、4月19日に撮影された商業衛星写真に基づき、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発を加速させている可能性があるとの分析を発表した。

「産経新聞」より

ちょっと古い情報だが2017年の記事である。

かなり大型の潜水艦が建造されている可能性は以前から指摘されていたし、SLBMの発射の可能性も指摘されている。

北朝鮮の潜水艦建造継続を発表 米分析サイト「38ノース」

4/13(土) 11:16配信

米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は12日、最新の衛星写真に基づき、北朝鮮東部新浦の造船所で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)用の新型潜水艦建造が継続している可能性があるとの分析を発表した。

「Yahoo!ニュース」より

こうした「38ノース」からの情報を裏付ける形になったのが、今回の北朝鮮の発表だということになる。

より詳しい情報を朝鮮日報が

しかしこの手の情報以上に詳しい情報を載せたのが、韓国メディアの朝鮮日報である。

金正恩氏、SLBMを3発搭載できる新型潜水艦公開

記事入力 : 2019/07/24 09:20

北朝鮮が23日、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を3発ほど搭載できる3000トン級(推定)の新型潜水艦を公開した。新型の北朝鮮潜水艦は、SLBM1発を搭載する従来の2000トン級より3倍多いSLBMを搭載し、米国本土に接近して打撃する性能を備えた艦だといわれ、米国にとって直接的脅威になる北朝鮮の新たな戦略兵器が登場したと評されている。

「朝鮮日報」より

推定とは言え、3000t級のSLBMを3発搭載できる「新型潜水艦」だと紹介しているのである。

北朝鮮が咸鏡北道の新浦造船所で3000トン級の潜水艦を建造している状況は数年前から捕捉され続けてきたが、船体が確認されたのは初めて。新型潜水艦は、射程1500-2000キロの北極星1型SLBM3発を搭載できるといわれている。SLBM潜水艦は、地上のICBM(大陸間弾道ミサイル)よりはるかに探知が難しく、脅威になる戦略兵器だ。

「朝鮮日報」より

この情報、どこまで信用して良いのかよく分からないが、より詳しい情報を韓国が出したというところがポイントかも知れない。

まあ、取り敢えずは記録までに。

追記

続報があったので、追記しておきたい。

北朝鮮の新型SLBM潜水艦、ロシアの「くず鉄」潜水艦を改造か

7/25(木) 10:00配信

 北朝鮮が23日に公開した新型潜水艦が旧ソ連のゴルフ型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)潜水艦とよく似ていることから、同型の改造型ではないかとの評価が出ている。北朝鮮は23日午前に朝鮮中央通信、午後には朝鮮中央テレビを通じ、この潜水艦の写真と動画を公開したが、後から公開された動画ではSLBMの搭載された艦橋や艦首部分などが比較的鮮明に映し出されていた。

「朝鮮日報」より

コメントでも頂いてはいたが、やはりゴルフ型に似ているという話は出てきたね。

似ている箇所が多い、ということらしいのだが、そもそもゴルフ型と呼ばれる潜水艦は、ソ連(現ロシア)が1958年頃に就航させ、1990年までには退役させている、つまり、多数の退役艦が存在する可能性がある。

北朝鮮はロシアからゴルフ型潜水艦1隻を1990年代の中ごろに導入した。当時から「くず鉄」レベルだったが、北朝鮮はこれを解体しなかった。この潜水艦は射撃統制装置が外されていたが、SLBM発射管は残っていたという。北朝鮮はこの潜水艦を改造して90年代からSLBM潜水艦を開発したという。ゴルフ型潜水艦の航続距離は1万7600キロに達する。

「朝鮮日報」より

割合洒落にならない情報が書かれている。

ディーゼルエンジンで動くタイプなので、エンジンまで含めて動く状況に持って行けるか?という点に関しては、北朝鮮の技術水準的に懐疑的ではあるが、他から議儒者を招聘できるのであれば、それも不可能では無いだろう。

そして、東側の技術者の中には困窮している人もいるだろうから、優遇すれば北朝鮮に技術提供する人が出てくる可能性は高かろうと思う。

油断できない話だね。

コメント

  1. 暇人 より:

    韓国で先日、3000t潜水艦が試運転を始めたところで、北朝鮮も3000tの潜水艦って、思わず関係を疑ってしまいましたが、さすがにそれはないようで、北朝鮮はロシアのゴルフ級の解体処分を請け負って、そこでノウハウを蓄積したようですね。
     3000tでSLBMが3発などゴルフ級の特徴を引き継いでいるようです。この先どうなるのでしょうか?

    • 木霊 より:

      ゴルフ級ですか。
      確かに辻褄はあってきますね。
      情報があまり出ていないので、創造するしか無い面はありますが。

  2. マスメディア反乱軍 より:

    >北朝鮮から出てくる情報は、殆どがプロパガンダ目的だと思って良いだろう。
    >この情報、どこまで信用して良いのかよく分からないが、より詳しい情報を韓国が出したというところがポイントかも知れない。

    確かに38ノースは結構な頻度で記事にしてましたんで、気にはなってチェックしていました。
    ただ3000t級と核弾道ミサイル発射システムorVLSを搭載するには小型過ぎる事と、そのVLS技術をどこから調達するのか懐疑的でしたが、暇人さんの情報でゴルフ級からの様ですね。

    ただ、配備先は日本海濃厚ですから油断はできません、非核化交渉でアメリカが変な妥協しないようしっかりと楔を打っておかないとね。

    P.S.
    北朝鮮が日本海に500kmくらいの飛翔体、というか例のイスカンデルかなんかでしょう2発を発射したとか...。
    なァ~んか、非核化はとりあえず凍結&ICBM以外はアメリカが容認しそうな雰囲気が嫌ですね。

    日本にとっては「今そこにある危機」という死活問題で、かつ受動的立場を強要されているのと同じなのに、一体アメリカは日米安保の範囲内でどうしろと言うつもりなのか...? いくらなんでも舐めら過ぎです。

    • 木霊 より:

      北朝鮮と韓国が繋がっている可能性は高く、情報の出し方もヤバイ感じがします。

      ロケットをうってアピールしていましたが、アノ国は一体何がやりたいのだか。