日韓のGSOMIAという頸木に果たしていつまで繋がれるか?

大韓民国

興味深い記事が出てきたね。

最近は韓国関連ニュースが多くて少々食傷気味なのだけれど、そうはいっても無視出来ない部分があるのは辛いところ。特に安全保障の観点から見ると、どうしてもスルー出来ない話が日韓のGSOMIAである。

米国「GSOMIA揺さぶるな」 韓日双方に警告

2019年07月16日07時00分

米国政府が、経済葛藤によって韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が揺らいではいけないと、事実上、韓日両国に警告した。15日、韓国外交部高位当局者によると、日本の経済報復措置対応のために先週米国を訪問した外交部代表団に、米政府関係者は「GSOMIAが揺らぐようなことがないようにしてほしい」と明らかにした。関係者は「経済分野の葛藤によって、いかなる場合にも安保分野が交差汚染(クロスコンタミネーション、cross contamination)になってはいけない」と話したと、この当局者は伝えた。

「中央日報」より

ただ、この中央日報の記事の内容そのものは、真実を話してはいない気がするよ。

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反日政策によって結べない日韓GSOMIA

GSOMIAって何よ

そもそもGSOMIAとは何だろうか?

GSOMIA(General Security of Military Information Agreement)は、軍事情報に関する包括的保全協定というヤツで、共同作戦を行う場合にはどうしても必要な協定である。

何故ならば、共同作戦を行う上ではある程度の機密情報を、共同作戦をやる国と共有する必要があるのだが、その情報が第三国に漏れてしまうと、作戦自体が成り立たなくなるおそれがある。だから、情報漏洩対策は徹底してくださいって協定によってお互いを縛る協定で、アメリカは世界60カ国以上とこの協定を締結している。

もちろん、日本とアメリカ、アメリカと韓国もそれぞれGSOMIAを結んでいる。

日本と韓国との間ではGSOMIAの締結は長らく無かったのだが、アメリカの要請でなんとか締結に漕ぎ着けたのが平成28年(2016年)11月23日のことである。

何故、アメリカが日本と韓国にその様な要請をしたかというと、朝鮮有事が勃発した際には、アメリカを介して日本と韓国との情報のやり取りというのは如何にも迂遠で、作戦に支障が出る可能性があるからだ。

だってそうだろう?日本の海上自衛隊が韓国海軍に対して直接補給を行うような場合に、位置情報を含めたやり取りが必要なのだが、GSOMIAを結んでいないと、それすら安全にはやれないのだ。アメリカにとって足を引っ張るような状況を作りかねないのは困るのである。

補給の話は直接的な話だが、現実的にはイージス艦などが保有するデータリンクに韓国を加えるかどうか、という話にも関わってくるだろう。日韓でGSOMIAを提携していないと、日米韓での共同作戦はそもそもNGという事になる。だって、 日本が参加しているだけで韓国は情報を出さないし、日本が参加していないと日本のバックアップが受けられないということになる。それはアメリカ軍にとってはかなり不都合である。

日韓GSOMIAの締結までには紆余曲折があった

しかし、日本と韓国との間でGSOMIAを結ぶにあたっては、随分と揉めた。

実は平成24年(2012年)には、この話が本格化したのだが、韓国国内では反日政策を全開にしている最中であった。何故ならば、この年、韓国大統領選挙が行われるとあって、当時の大統領であった李明博氏の政権は既にレームダック状態。

そこへきてこの日本とのGSOMIAの締結交渉は、極秘で行われていたのである。トコロがその情報が明らかになってしまい大騒ぎに。

日韓のGSOMIAは平成24年(2012年)6月29日に締結される予定であったが、土壇場の1時間前に「延期します」との申し込みがあった。

「日本が世論悪化させた」 情報協定延期で韓国

2012.7.16 23:21

 聯合ニュースによると、韓国の金星煥外交通商相は16日、日韓の秘密情報保護協定の署名が韓国内の政府批判の高まりで延期されたことに絡み、米ニュージャージー州にある旧日本軍による慰安婦問題の記念碑の撤去運動を日本側が行ったことなどが「(韓国)国内世論を悪化させた」と述べた。

「産経ニュース」より|リンクは魚拓

韓国側は、安定の「日本が悪い」を繰り返したが、支持率は落ちる一方である。平成23年(2011年)12月には3割を切った支持率は、更に落ち続けることに。

李明博大統領の支持率、2年半で30%以下に下落

2011年12月19日10時22分

李明博(イ・ミョンバク)大統領の国政遂行支持率が2年6カ月で30%以下に落ち29.7%を記録した。

「中央日報」より

独島訪問効果、李明博大統領の支持率9%上昇

2012年08月20日09時00分

李明博(イ・ミョンバク)大統領に対する支持率が独島(ドクト、日本名・竹島)訪問後に上昇したことが明らかになった。

7月初めから隔週で実施されている中央日報の世論調査で、李大統領の国政遂行支持率は「貯蓄銀行ゲート」などで過去3回、29.4%、26.4%、25.7%と下落傾向にあった。しかし10日の独島訪問後、4回目の世論調査(8月15-17日)では支持率が34.7%を記録し、3回目の調査に比べて9ポイント高まった。

「中央日報」より

そんな時は反日政策全開である。

李明博氏も韓国大統領として初めて竹島に上陸(8月10日)したり、韓国教員大学校での演説で、天皇陛下に謝罪を要求(8月14日)したりと、やりたい放題だった。が、結局、彼は「経済大統領」と呼ばれて登場し、殆どその成果を残せずに任期を全うした。

それでも韓国の経済危機を救った面はあったのかも知れないんだけどさ。

クネクネはGSOMIA締結に漕ぎ着ける

さて、日韓GSOMIAは一時的に頓挫してしまうが、新たに大統領になったクネクネこと朴槿恵氏は、告げ口外交と呼ばれる陰湿なやり方を推し進めて、日本から批判は強かったものの、結果的に任期が切れる間際になってGSOMIAの締結まで漕ぎ着けることができた。

しかし、長い間店ざらしにされていて、平成28年(2016年)に至るまでは放置されていたが、いよいよアメリカからの圧力が強くなってきて、同年11月23日に署名式に至る。

彼女は同年12月9日に弾劾裁判によって職務停止になり、罷免されてしまうので、この仕事が事実上最後の仕事といえるかも知れない。クネクネは平成27年(2015年)12月28日に日韓合意も成立させているので、紆余曲折あったとは言え、案外、「日本を利用する」という積もりで色々動いていたのかも知れない。

まあ、クネクネの評価はここでは止めておこう。

日韓GSOMIAはアメリカが必要としている

アメリカは本当に日本にも警告したのか?

ともかく、GSOMIAが締結され、それが延長されるのかどうか?ということが焦点になってきているのは事実だ。

2016年11月に締結されたGSOMIAは韓日が軍事情報を相互提供する協定だ。1年単位で更新し、延長を希望しない側が協定満了90日前(来月24日)までに通知しなければならない。一次目的は軍事情報の共有だが、既存の韓米協力、日米協力に韓日の軸を加えて3国協力を強化するという点で韓日米安保協力の実質的措置といえる。米国がGSOMIAについてことさら念押ししたことは、経済問題の紛争によって韓日米3角協力まで無力化させてはならないという「レッドライン」を両国に提示したものといえる。

「中央日報」より

で、延長を希望しない場合に90日前まで、つまり8月24日までに韓国側から日本側に通知を必要としている。に日本側としては日韓GSOMIAを交渉カードにするメリットは殆ど無い。だから、今からその圧力がかかっていることの意味を考えると、アメリカにとっては日韓GSOMIAは未だ必要なのだと言う事になる。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)の雰囲気はGSOMIAを今すぐではないにしろ「検討可能な」対日カードとして見ている。一応のところ、GSOMIAが韓国の安保必要性というよりは日米の必要のために締結されたという認識が根底にある。与党高位関係者は「対日交渉カードかどうかというのは、現時点で敏感な問題なので簡単に話はできないが、締結過程で我々の必要よりは日米の必要のほうが大きかった点は念頭に置いておくに値する」と話した。匿名を求めた青瓦台関係者も「『GSOMIAを揺さぶらないでほしい』という米国の反応は通常のものであり、特別な意味が置いたものではない」とし「ただし、交渉戦略は見えないところにある時こそ価値が大きい。目前の交渉カードではない」と話した。GSOMIAを米国を動かすテコとして見る向きもある。与党のある要人は「GSOMIAの核心は韓米日の三角情報共有だ。GSOMIAへの言及が多くなるほど米国が神経を尖らせることになる」と話した。

「中央日報」より

ただ、見方によっては政治カードの手持ちが少ない韓国にとって、日本との交渉において「GSOMIAの継続」の話を持ち出しやすい。

アメリカはそれはやってくれるな、という姿勢を見せたというのが今回の構図だろう。

しかし、この日韓GSOMIAって、日本にとってはあまり旨味が無くなっているのは事実。ただ、破棄するメリットもあまり感じられないというのが現状なのだと思う。

尹調整官は米政府高官に「米国が関与して状況をさらに悪化させないように助けてほしい」と説得したという。米側は特に韓日葛藤によって第三者が利益を受けるという尹調整官の「中国漁夫の利論」に共感したという。

「中央日報」より

そうなってくると、結局、韓国はアメリカを利用して日韓関係の改善を期待している、というだけの話で、日本に対して釘を刺したというのはちょっと怪しいな。

結局、日韓GSOMIAは、韓国の政治カードになっている

さて、こうしたニュースを踏まえると、このニュースの出し方が、政治カードとして有効かどうかの観測気球を上げたのだ、という見方もできる。

しかしまだGSOMIAをめぐり韓国政府と日本政府のどちらからも公式な言及はない。韓国政府当局者は「日本でGSOMIAをめぐる立場を決めようとする動向はない。われわれもGSOMIA延長の可否を決めてはいないが、GSOMIAが安保に役立つということは関連官庁いずれも認識している」と話した。日本消息筋は「日本の外交安保パートではGSOMIAが必要だという共感がある」としながらも、「唯一の変数は安倍首相だという」と伝えた。

「中央日報」より

記事を読むと、「日韓の防衛当局はGSOMIA延長を望んでいるが、アベガー!」と発症している様子が分かる。

しかし、冒頭の記事にしてもこの記事にしても、日本側からGSOMIAを政治問題にしている節は読み取れないのである。不思議だ。

韓国政府の一部では日本が「GSOMIA中断カード」を切り出して韓国が敏感な情報を共有できない「安保懸念国」として国際社会に知らせる可能性を懸念している。日本の安倍晋三首相がすでに7日に韓国に対する輸出規制措置背景として「対北朝鮮制裁違反」を示唆しておりこうした観測が登場した。

「中央日報」より

この部分など読んでみると、韓国政府の一部で懸念しているとある。

GSOMIA締結過程で日本は当初から積極的だった。北朝鮮の相次ぐ核・ミサイル挑発のため北朝鮮と韓半島(朝鮮半島)に対する情報の必要性を感じたためだ。韓国が持つ対北朝鮮人的情報も関心があった。これに対し韓国はGSOMIAをためらった。そうするうちに米国が促してGSOMIAが締結されたというのが外交界の定説だ。米国防総省は2016年11月のGSOMIA締結後に報道官名義で歓迎の声明まで出した。

「中央日報」より

そして、中盤以降で「日本の方が日韓GSOMIAに積極的だった」としている。

確かに、日韓GSOMIAに日本が積極的だった背景には、北朝鮮のミサイル挑発があった事は否定できない事実だろう。ただ、日韓GSOMIAを結んで明らかになったのは、韓国側が北朝鮮のミサイル発射について碌な情報を有していなかったという事実だ。

特に、韓国側に期待していたのは韓国のヒューミント(諜報員)であったといわれるが、現実的にはその情報はかなり北朝鮮にコントロールされているもので、信頼に足るものではなかったという話を漏れ聞いている。それが事実かどうかは知らないが、日本側の落胆は大きかったようであるし、GSOMIAを盾に色々な情報を日本から引き出しにかかった韓国の態度に不信感を抱いたのも事実である。

日本にとって日韓GSOMIAの価値は果たしてどれ程あったのか?と、日本側は懐疑的になっていると聞くが、しかしそうは言っても半島有事が勃発すれば必要になってくるのだから、日本側から破棄する必要性は薄いと思う。果たして日本側から積極的にこれを動かそうと言う話が出てきているのかどうか。

以前から日韓GSOMIAを破棄したがっているのは韓国

そもそも、以前から韓国の報道ではこのGSOMIAの破棄というワードが出てきていた。

韓国で日韓軍事情報保護協定の破棄求める声

2/4(月) 13:02配信

 韓国軍艦による「レーダー照射」問題や海自哨戒機の「低空威嚇飛行」問題などで日韓間の対立が軍事面までエスカレートしている中、韓国政界では日本との日韓軍事情報保護協定(GSOMIA)の破棄を求める声が高まっている。険悪化の一途の日韓関係のさらなる「対立の種」になりそうだ。

~~略~~

 現駐日大使の李秀勲(イ・スフン)氏は45人の外交専門家らと共に、「GSOMIA締結手続きを中断し、朴大統領はすべてから手を引け」という「時局声明文」を発表した。

 ちょうど、「崔順実(チェ・スンシル)ゲート」が浮上し、崖っぷちに立たされていた朴政権のGSOMIA締結に対する韓国世論は反対が優勢で、「GSOMIAは第2の乙巳条約(1905年の韓日交渉条約、これによって韓国は外交権を喪失した)」という市民団体のスローガンが広がった。

~~略~~

 しかし、昨年末から日本との対立が尖鋭化するにつれ、GSOMIA廃棄すべきだという主張が韓国の政界か出ている。与党の次期大統領候補の一人、宋永吉(ソン・ヨンギル)=共に民主党議員(4選)は自分のSNSを通じて、「昨年12月20日に始まった日本の哨戒機をめぐる論争は佳境にあり、GSOMIAは全く無用の長物になった」と指摘した後、「昨年、3回の南北首脳会談と米朝首脳会談を経て朝鮮半島情勢は大きく変わった。GSOMIA破棄に対する鄭経斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と外交安保担当者の決断を促す」とした。

 国会・国防委所属の金鍾大(キム・ジョンデ)正義党議員も、インタビューを通じて、「(日本の哨戒機の威嚇飛行に対し) 今後はもっと先制的かつ積極的な対応を考慮すべき時期になった。政府は『韓米軍事情報保護協定の破棄もあり得る』という覚悟で応じなければならない」と主張した。

 労働者と農民を代弁する左派政党である民衆党は、「意図的な紛争を誘発する日本の挑発に対応し、日韓軍事情報保護協定の破棄を含む積極的な政治、および軍事的対応を望む」という論評を発表した。

 これら、政界の主張に対し、韓国国防部は、「(破棄を検討するかどうかについて)まだ決まっていない」としながらも、「まだ時間があるため、さまざまな事案を十分に検討していきたい」と説明した。つまり、日本と対立関係が長引く場合はGSOMIAの廃棄という選択肢もあり得るという意味に受け止められる。

「yahooニュース」より

長々と引用したが、韓国政界では日韓のGSOMIA不要論が根強い。

日韓がレーダー照射問題「棚上げ」、韓国で「日韓GSOMIAの延長」求める声高まる

6月6日(木)20時10分 

2019年6月6日、韓国・ソウル新聞によると、岩屋毅防衛相と韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官が1日にシンガポールで開かれたアジア安全保障会議で「軍事交流および協力の正常化」に合意したことを受け、韓国では日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長の可否に注目が集まっている。

「BIGLOBEニュース」より

というよりも国内の声として「不要論」を紹介する論調になっている。

6月の記事では延長を求める声も、という話は出てきているが、そもそも日本にとって「韓国は信用できない国」というのは政治家も国民も共通の認識になりつつある。

果たして、韓国からの軍事関連の情報が信用できるのか?というのは、多くの人が疑問に思うほど、韓国自身の信頼が揺らいでいるのである。

未だに態度を決めきれない韓国軍

そんな状態なので、世論に押されてGSOMIA破棄というのはあり得る。

日本との軍事情報協定は延長の方向 「韓日関係によって流動的」=韓国軍

記事入力 : 2019/07/16 12:05

韓国と日本政府が北朝鮮の核・ミサイル関連情報などを共有するため締結した軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長を巡り、韓国の国防部関係者は16日、「効用性や安全保障協力の側面から検討していく」と述べた。

~~略~~

 国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は16日の定例会見で、日本側から協定に関する言及があったかどうかについて「なかった」と答えた。自動的に延長されるかに関しては「現在までは大きな問題がなく、われわれの立場には変化がないため、もう少し見守りたい」と表明。「8月中旬ごろに決める」と述べた。

「朝鮮日報」より

誰がレーダー照射をしてくるような国を信用するのか?

それでも日本側にとっては日韓GSOMIAを積極的に破棄する理由もまた無いので、このまま自動延長という選択肢を採るとは思われる。

結局、韓国が今何故こんな話を新聞に出して騒いでいるかというと、これを政治的カードとして国民の関心を別の所に振り向けたいという意向があるのではないか?などと邪推してしまう。

本来であれば、特に騒がずに自動延長が望ましい事くらいは誰もが分かっているが、それでは韓国の国民感情が許さない。だから、適度に騒いでガス抜きをし、アメリカから「日本も」「韓国も」釘を刺されている形とし、韓国内の世論をGSOMIA延長に傾けたい、ということなのかも知れない。

或いはアメリカとの軍事同盟をテコに、日本政府に関係改善に働きかけを促しているという風にも見える。

しかし当面は、日韓のGSOMIAは続けられるのでは無いかな?というのが僕の見解である。

なお、ムン君は、戦略的にGSOMIA破棄を狙っているので、いつ破綻を迎えても不思議は無い。ただ、ムン君はアレでなかなかのやり手(ブレーンが優秀なのかも知れない)なので、「利用価値あり」ということでしばらくは維持される可能性は高いとは思う。

いま、ムン君が日韓GSOMIAを蹴っ飛ばせば、東側諸国からは喝采を浴びる可能性はあるが、支援が受けられるかというとかなり怪しい。その辺りは冷徹に判断する気がするよ。

日韓GSOMIAは、在韓米軍が撤退すれば不要となる?

ところで、気になるのは在韓米軍が撤退したときには、果たして日韓GSOMIAが必要だろうか?という点である。

現状では既に韓国はレッドチームに入ってしまっている。

その点は疑い様が無いし、アメリカもそう認識している節があるので、利用できる間だけは利用しようという、極めてドライな態度に見える。

それは国際関係としては正常なことだろうが、韓国の国益となるかどうかはかなり怪しい。在韓米軍抜きでは、韓国の防衛費は更に膨らむことになるし、それ以上に韓国軍は人手が足らないことが深刻な問題となっているのである。

日韓GSOMIAが不要になる日は、多分、米韓軍事同盟が終わった日に来るのだと思う。

……今のままだと、それは確実に来る未来だが、一番可能性があるのは、韓国が実質的に解体されて北朝鮮に吸収された高麗連邦の成立なのだと思う。米韓軍事同盟は発展的に解消し、高麗連邦との連係は模索される可能性はある。経済的にはそこまで韓国が保つかどうか怪しいのだが、あまりその辺りを気にしても仕方が無いよね。

追記

ちょっと追記するには時間が空いてしまっているが、新たに記事を起こすべきかという点で迷ったので、追記と言うことにしておく。

日韓軍事情報協定は延長を=岩屋防衛相

2019年07月23日15時49分

 岩屋毅防衛相は23日の記者会見で、8月に更新時期を迎える日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、延長が必要との立場を示した。「この地域の平和と安定を考えた場合、安全保障面では日米、日韓、日米韓の連携は非常に重要だ。連携すべき課題は韓国ともしっかり連携していきたい」と強調した。

「時事通信」より

岩屋氏に関してはその仕事ぶりに疑問を感じてはいるが、僕の個人的な感想はさておき、日本側としてはGSOMIAの延長の方針を示した。

つまり、日本側としてはGSOMIAを人質にとるつもりはないと表明したに等しい。

コメント

  1. まり より:

    先にロイズを代理で加入してる
    の止めましょう。そして、マスク
    ブランクスを規制すれば終了。
    在韓米軍が撤退する時は、経済的
    に焦土化してから。と言ってたわ。
    離縁はその後で。

    • 木霊 より:

      ロイズの話は、嘘か本当かよく分からない話ですね。
      僕も追いかけてみましたが、どうやらロイズ側が『Hebei Spirit 』号原油流失事故の際に、韓国に怒りをぶつけた件は事実らしいということを確認しています。
      しかし、セウォル号の事故の際にも、ロイズが支払うというような話がちょっと出ていて、あれ、ロイズ、韓国絡みの話、止めたんじゃ?という気持ちになりました。

      マスクブランクスはHOYAですかね。

      ともあれ、まだまだこの話は続きそうです。

  2. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    日韓GSOMIA...、中々興味深く厄介な部分(ほとんど日本の負担でメリットはないという意味)がある事案ですねよね。
    僕は締結時からシンプルに考えているのですが、アメリカは準同盟的な日韓の安全保障が将来的に脆弱過ぎると懸念し、対支那戦略まで考慮し先を読んで締結をゴリ押ししたんじゃないかと...。

    現在獄中の告げ口ババアがアメリカだけじゃなく欧州諸国にまで出かけてやってた訳で、オバマ元大統領もウザいと思っていただろうし、北朝鮮の核が最大のリスクなのに「この莫迦なにやってんだ!!」と、仕方なく2015年秋に仲介に乗り出しましたから。
    その後、元売春婦措置の合意→16年日韓GSOMIA締結→トランプ政権発足で北核問題はエスカレート、日米同盟と米韓同盟を少しでも強化する為に、日本にとってはお節介な接着剤的な措置のつもりだったと僕は推測しています。

    ところで、南朝鮮はこのカードを使ってアメリカを引き込む戦略の様ですが、日本にとっては情報提供するだけでほとんどメリットないのが現実じゃないかな?
    といっても、先に破棄するのは悪手でしかないというジレンマを抱えています。

    本格的な制裁&報復は財務省・経産省・法務省・農林水産省とかが準備万端と期待していますが、こと防衛省に関しては「レーダー照射事件」に対する有効な一手が見えてこないのも事実じゃないでしょうか。
    今年の観艦式に招待しないっていうカード(やり返して当たり前です)は切っちゃいましたが、次に切れるのは「GSOMIA破棄」くらいしか思いつかないんですよね。

    他に防衛省が決定打となる有効手段をお持ちの方には、是非ともリアルなプランをご教示頂きたいと思っています。

    >ただ、見方によっては政治カードの手持ちが少ない韓国にとって、日本との交渉において「GSOMIAの継続」の話を持ち出しやすい。
    >アメリカはそれはやってくれるな、という姿勢を見せたというのが今回の構図だろう。
    >日韓GSOMIAが不要になる日は、多分、米韓軍事同盟が終わった日に来るのだと思う。

    僕も同じ考察をしています、米韓協議の公式発表がトンデモなく乖離している現状を考えても、アメリカは「日韓GSOMIA破棄」の引き鉄引くのだけは、今は日本にやって欲しくないと思っているんじゃないかな。
    要するに「先々では破棄しても構わないが、そのタイミングだけは誤るな!!」...、って事。

    さらに、ポンペオ国務長官と砂かけババアの電話会談の中味は、「共感を得た=日本の非道に対して」とか必死で宣伝してましたが、あっさりとウソを暴露されちゃってますね。(冷笑)
          ↓
    >国務省の発表によると、ポンペオ長官と康京和長官が電話協議で再確認したのは3点。(1)北朝鮮のFFVD(最終的で完全に検証された非核化)(2)米日韓の三角協力の重要性(3)インド・太平洋における密接な協力の維持――です。

    3品目はもちろん「ホワイト国外し」さえ、どこを見ても一言の言及はありませんから、砂かけババアが勝手に独り言をまくし立てただけで完全スルーという扱いなんでしょうね。

    日本にとって(というか防衛省)理想のシナリオは、南朝鮮を逆切れさせ破棄へ誘導するべしと考えます。
    いずれにせよ期日までの約1ヵ月は目が離せない事案だと思いますよ。(その前にボンクラ岩屋を更迭し新防衛大臣の初仕事というシナリオ書いて欲しいですね)

    だって今年破棄できなかったら自動更新となり、また1年間使えない無駄なカードでしかなくなりますからね。

    • 木霊 より:

      ムン君ならGSOMIA破棄をやってくれるんじゃないか?とは期待しています。
      ただ、あまり期待は出来ないので(イマココで放棄したら、本格的に韓国がヤバくなるので、流石にそれはしないのでは無いかと)、見守っていくつもりであります。
      このカードが1年後にも有効であるとしたら、日本としても面白くないかもしれませんが。

      • マスメディア反乱軍 より:

        >ムン君ならGSOMIA破棄をやってくれるんじゃないか?とは期待しています。
        >ただ、あまり期待は出来ないので(イマココで放棄したら、本格的に韓国がヤバくなるので、流石にそれはしないのでは無いかと)、見守っていくつもりであります。

        すでに文クンはもちろん政府も国民も、「制裁ではない、単なる優遇措置解除」ですら異常なほど発狂済みなんですが、日本の正式な本格的制裁がいよいよ始まって火に油となって国中が大発狂に拍車が掛かった時に、「文クン、大オウン・ゴール」を決めてくれないかなァ~と期待感はあるんですよね。(笑)

        それにしても、「レーダー照射事案」への制裁で大義名分が立ち・ガツンと有効な策は、今の防衛省にはないんでしょうかねェ~。
        超裏技でTHAADの日本国内への移転引き受けで、南朝鮮の面子丸潰れ+支那を強烈に牽制を狙うなんて妄想してんですけど...。(苦笑)

  3. 河太郎 より:

    そもそも木霊様ですら「はっきりさせるのは祖国にとって悪い事ではない」と仰っています!
    もう、奴等はレッドチームなのです。
    そこは冷静に現実を観るべきでは?
    だからって!
    俺の祖国と陛下への忠誠を誓う帰化した友人たちを迫害するならば、俺は断固として戦いませからね!

  4. マスメディア反乱軍 より:

    締結延長か否かが1ヵ月後に迫ったタイミングで、太郎ちゃん(河野)が意味深で重要なコメントを寄せましたね。(メディアはいつもの通りほとんどスルー)

    >「両国関係は非常に難しい状況に置かれているが、北朝鮮問題をはじめ協力すべき課題は引き続き韓国と協力する」と述べ、更新すべきだとの考えを示した。同日付の韓国紙、中央日報の書面インタビューに応じた。

    南朝鮮のこんなお莫迦丸出しの報道を意識しての発言だと思います。
       ↓
    >日韓軍事情報協定「再検討も」=韓国高官が見直し示唆
    >「今は維持する立場だが、状況に応じて再検討もあり得る」と語った。
    >日本政府による対韓輸出規制をめぐり、追加措置をけん制する狙いとみられる。

    日本にとってはまさに思惑通りの吉兆的な展開じゃないかな。(笑)
    このまま異常な発狂状態が続けば文クンは自信を深めたあげく思い切って、「特大オウン・ゴール」を決めちゃうかも...?(冷笑)

    南朝鮮が先に破棄を言及し挑発した→日本としては外交摩擦による理由で破棄するつもりはなく、日米韓の連携を優先すると発信した。←今ココ。
    それにもかかわらず、挙句の果てに南朝鮮がブチ切れて条約破棄を示唆→やむ得ず日本は遺憾ながら承諾する→メデタクGSOMIAという頸木から解放...、って流れになれば最高です。

    アメリカから文句を言われる筋は一切なしで、重要な軍事情報漏れもシャットアウトです!!
    「このあとの始末は米韓で勝手にやってくれ!!」と言い放てますからね。(微笑)

  5. まり より:

    ざーっと予定表
    7月18日   仲裁委設置締切
      21-24 ボルトン補佐官日韓訪問
      23-24 WTO一般理事会
      24    経産省ホワイト国除外パブコメ締切
    8月 1日   経産省ホワイト国除外決定?発表?
      24    GSOMIA更新90日前
       ?日   米韓合同軍事演習(19-2同盟)
      末頃?   経産省ホワイト国除外実施
    9月末頃    国連総会
    10月22日  即位礼正殿の儀

    軍事演習あるなら、ボルトンさん韓国にGSOMIA破棄は
    許さないかな・・。即位の礼には、文来るの?来れるの?