香港デモは強制排除の方向へ

支那

本日は時間がとれないので、単稿にて。

香港繁華街で23万人デモ 高速鉄道駅、強制排除も

7/7(日) 19:25配信

香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り、中国人観光客の多い香港・九竜地区の繁華街で7日、完全撤回を求める大規模デモが行われ、主催者発表で「23万人以上」が参加した。警察発表は5万6千人。改正案について香港政府は廃案を受け入れる方針を示しているが、市民の不満が依然収まっていないことが示された。

「yahooニュース」より

まずは香港の話から。

繁華街デモ

主催者発表23万人

日本の「主催者発表」は案外あてにならないのだけれども、香港の場合は警察発表の方が信用できないらしい。警察発表だと5万6千人だったそうな。

エビデンスがとれないのでまあ半数程度、警察の発表が倍であったとして、10万人レベルのデモだったと言うことで考えれば良いだろう。

まあ、画像を見ると「23万人」という数字に説得力はありそうだね。

強制排除

で、このデモ隊の強制排除にのりだしたのは香港警察である。

香港警察、デモ隊強制排除を開始

2019/7/8 00:02 (JST)

香港警察は7日深夜、香港・九竜地区で若者らのデモ隊の強制排除を始めた。一部が警官隊と衝突した。

「共同通信」より

香港・九竜デモ 「23万人」参加も強制排除乗り出す

2019.7.8 00:59

香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り、中国人観光客の多い香港・九竜地区の繁華街で7日、完全撤回を求める大規模デモが行われ、主催者発表で「23万人以上」が参加した。警察発表は5万6000人。改正案について香港政府は廃案を受け入れる方針を示しているが、市民の不満が依然収まっていないことが示された。

「産経新聞」より

この話は、どうやら議会占拠からこっち、風向きが変わってきてしまったという事のようだ。

香港議会占拠 初の逮捕者 31歳男、器物損壊容疑など

2019年7月4日 夕刊

 【香港=浅井正智】四日付の香港各紙によると、立法会(議会)で一日、デモ隊がガラスを割って建物内に突入して占拠、破壊行為を働いた問題で、警察当局は三十一歳の男を器物損壊など五つの容疑で逮捕した。立法会占拠に関わる逮捕者は初めて。建物には数百人のデモ隊がなだれ込んでおり、今後、逮捕者が拡大することが予想される。

「東京新聞」より

この議会突入と逮捕者が出たという話は、自作自演の噂も飛び交っている。しかし、それを否定する報道もあるようなので、今のところは支那共産党の工作員が動いたからだ、という風には僕は見ていない。

ただ、「このままではダメだ」という入れ知恵をだれかがしたという可能性はあるのかもしれない。

暴動に発展

で、今回のデモでは繁華街での騒ぎとなった。

平和的訴えは役に立たないと教えたのはお前たちだ! 一線を越えた香港デモに感じた恐怖

2019年7月5日 金曜 午後5:30

若者たちは何かにとりつかれたように太い鉄パイプをガラス窓に振り下ろしていた。「逮捕されてしまう。やめてくれ」懇願する民主派議員の声にも耳を貸さず「議会は死んだ!」と叫ぶ若者もいた。

「FNN PRIME」より

その時の様子が報道されているが……、暴動に近い騒ぎになったところもあったようだ。

しかし……、今回のデモは計画的に暴動に発展させた可能性が高そうだ。

香港政府の対応を支持してきた中国政府は、「法治を踏みにじり、厳重な違法行為で社会秩序に危害を与えており強く非難する」と批判。香港の担当部門も「違法行為は一国二制度への公然たる挑戦だ」と非難した。中国政府が、香港への締め付けや介入を強める十分な理由が出来たと考えてもおかしくない。

「FNN PRIME」より

どう考えたって、こうした騒ぎになってしまえばデモ隊の方が不利になることは分かりきった話。

デモをやるならば、平和的に行進して終わりという形の方が当局にも大きなプレッシャーを与えることが出来る。それが出来なくなった理由は、デモをしても話が全く前に進まないということで、デモ側がじれてきている可能性は高いだろう。

ただ……、そこで強権発動の口実を与えてしまえば、それこそ支那共産党の思うつぼである。

既に、武警が動いていて、今回の対応も武警が主体的に動いていると言われている。ただ、そうなってくると、そもそも話し合いというのは不可能な状況を迎えているとも言えるかも知れない。

落とし所は?

今回のデモ隊の行動、デモ隊側の目的は「容疑者引き渡し法改正案の取り下げ」を実現する事である。

しかし、そもそも香港の行政長官は「取り下げ」を選ぶことが出来ない。これは、支那共産党の意向を受けて「容疑者引き渡し法改正案」を提案してしまったにもかかわらず、デモ隊の圧力に屈してコレを取り下げてしまうと、「面子を潰された」という形になってしまう。

つまり、既に長官にとっては逃げ道が無いのである。

そこで、「法案の審議凍結」というカードを早々に切ってしまったわけだが、これ、早くにカードを切りすぎて効果が出なかった。完全に失敗だろう。

そうなると、行政長官はもはややれる手が無い。もちろん、支那共産党も打つ手がない。

事態は膠着状態にあって、打開するためには力でデモを潰すしかないのだが……、香港人達は命がけでそれに抵抗するだろう事が予想される。何故ならば、ここで折れると、「後がない」からだ。

つまり、この話は既にどん詰まりにいるのである、残念な事に。

追記

いや、死んだとか言われても。

香港行政長官、「逃亡犯条例」改正案は「死んだ」

2019年7月9日 11:55

中国・香港行政トップで親中派の林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官は9日、中国本土への容疑者引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案について「死んだ」と発言した。ただ、大規模な抗議活動を行ってきたデモ隊は改正案の即時撤回を求めており、ラム氏の発言は今回もこの要求を満たさない形となった。  

「APF」より

いつでもゾンビのように復活するんでしょう?これで火消しが出来るとはとても思えないんだけど、どうなのさ、そこのトコロは。

コメント

  1. マスメディア反乱軍 より:

    恐れていたマズい方向に事態が動き出したようで心配です。

    やはり、西側大国のメッセージがまだまだ弱く、ウィグル&チベット弾圧・台湾の危機感などと合わせ、支那を人権蹂躙国家と追い詰める少ないチャンスを活かすには迫力不足だったって事かも。

    >この議会突入と逮捕者が出たという話は、自作自演の噂も飛び交っている。しかし、それを否定する報道もあるようなので、今のところは支那共産党の工作員が動いたからだ、という風には僕は見ていない。
    >ただ、「このままではダメだ」という入れ知恵をだれかがしたという可能性はあるのかもしれない。

    昔から流言飛語による凋落は兵法の基本のひとつですから、邪な悪意と策略を持った人間が資金援助などの甘い囁きで挑発している可能性はありますね。

    >しかし、そもそも香港の行政長官は「取り下げ」を選ぶことが出来ない。これは、支那共産党の意向を受けて「容疑者引き渡し法改正案」を提案してしまったにもかかわらず、デモ隊の圧力に屈してコレを取り下げてしまうと、「面子を潰された」という形になってしまう。

    香港行政府のメンツを潰す=キンペー君のメンツですから、これ以上妥協案は無理な状況となった様です。

    >事態は膠着状態にあって、打開するためには力でデモを潰すしかないのだが……、香港人達は命がけでそれに抵抗するだろう事が予想される。何故ならば、ここで折れると、「後がない」からだ。
    >つまり、この話は既にどん詰まりにいるのである、残念な事に。

    本当にヤバイ...、天安門の再現にならないか憂慮しています。

    • 木霊 より:

      心配ですね。
      落とし所まで分析してみましたが、どう考えてもデモ隊が勝てる見込みがありません。
      最悪なところまで進むのかもしれませんね。