【これは恥ずかしい】法治国家の概念を理解出来ない琉球新報

基地問題

もはや「報道機関としての体をなしていない」ところまで来ているのが琉球新報の実態のようだ。

<社説>辺野古の計画外工事 法治国家の衣投げ捨てた

2019年6月13日 06:01

県民投票で示された民意を一顧だにせず、なりふり構わず工事を強行する。法治国家の衣をかなぐり捨てたかのような国の姿勢である。

「琉球新報」より

呆れてモノが言えないな。

え?「モノが言えない」と言いつつ、突っ込みを入れている?いやまあ、そうなんだけれども。

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法治国家とは

法体系によってその権力を拘束されている国家

基本的には、「法治国家」と言えば、国家における全ての決定や判断は、国家が定めた法に基づいて行う、というものである。

法治国家が万能であるとか、優れたシステムだという妄想は止した方が良いが、少なくとも「法の下に平等」という意味では分かり易いシステムである。悪い面は何かと言えば、「悪法もまた法なり」ということで、法律そのものに欠陥があった場合にも、法に従わねばならないことだろう。

報道のためならば平気で法律を犯す琉球新報にとって、便利なツールに見えて実はかなり制約の多いシステムにはなり得る。

琉球新報、沖縄タイムスが米軍施設内での不法撮影写真を掲載 沖縄防衛局が「適切な措置」要請

2017.7.20 18:02

沖縄県紙の「琉球新報」と「沖縄タイムス」が、立ち入りが禁止されている米軍施設・区域内で基地建設反対派らが不法に撮影した写真やその情報に基づく記事を掲載したとして、防衛省沖縄防衛局は20日、両社を含む沖縄県政記者クラブ加盟各社に対し今後、不法行為から得た情報を基にした報道をしないよう文書で要請した。

「iza」より

これらの不法な撮影が、琉球新報の手で行われたかは明らかにされてはいないが、違法な手段で撮影されたものを使えば、それは「幇助」が疑われる話となる。

どのように申し開きをするつもりなんですかねぇ。

琉球新報社総務部は産経新聞の取材に対し、第三者が不法に撮影した写真や、不法行為で得た情報を基に作成した記事を掲載したことについて「コメントすることはない」とした。

「iza」より

第三者が撮影したものであるから、問題無いという認識のようだね。

日本では立法府が立法する

法治国家日本は、立法府は国会であり、それ以外の所で法律が作られることは無い。

そして、違法かどうかの判断は司法の場で争われる事になっている。

「県民投票で示された民意」というのは、日本の法律ではどのような扱いになっているかというと、地方自治体法に基づく住民投票条例に基づいた投票であり、欠陥のある制度ではあるが、地方自治体が住民に対して直接民意を問うための手段に位置づけられている。

ただし、この結果に基づいて何か法律や手続が覆されるわけではない。

色々な欠陥が指摘されているものの、制度としては成立しているために、法治国家であれば、これに基づいての住民投票というのは、行うことが可能であるが、住民投票条例の多くは「首長、議会は住民投票の結果を最大限尊重する」としか記されていないことが多い。

法的拘束力が無い場合が殆どで、2019年2月24日に行われた沖縄県が実施した住民投票においても、「建設のための埋め立てに対する賛否」を問うたものであり、その結果をどのように反映させるかは、沖縄県の裁量による。

その結果、埋め立て「反対」と答えた住民が7割を超え、沖縄県は勝利宣言をしたのだが……、これがそもそもおかしいのだ。

住民投票も適法に行われ、民意を問うたのも適法ではあるのだが、それまでに適法に行われた手続を覆すことは出来ないので、実質的には不可能なことを住民に問うただけというおかしなものなのだ。

司法では決着がついた

前沖縄市長の故翁長氏は、複雑な法廷戦術で戦っていたが、今やその戦術は敗色濃厚である。

辺野古違法確認訴訟、沖縄県の敗訴確定へ 埋め立て工事再開か

2016年12月12日 15:34

名護市辺野古の新基地建設を巡り、石井啓一国土交通相が翁長雄志知事を訴えた「辺野古違法確認訴訟」で最高裁は12日までに、上告審判決を今月20日午後3時に言い渡すことを決めた。辺野古沿岸部の埋め立て承認取り消しを違法とし、知事が敗訴した福岡高裁那覇支部の判決の見直しに必要な弁論を開かないため、県側敗訴が確定する見通し。

「沖縄タイムス」より

沖縄県の二代目琉球王、玉城氏は、一代目の法廷戦術を継いで裁判所で争っているが、埋め立てに違法性は見当たらないと言う判断になっている。

埋め立て承認で提訴取り下げ=沖縄県

2019年04月22日19時48分

 沖縄県の玉城デニー知事は22日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、県の埋め立て承認撤回処分を石井啓一国土交通相が取り消したことを受け、福岡高裁那覇支部に起こしていた訴えを取り下げたことを明らかにした。県は3月に、国交相が撤回の効力の一時停止を決定し、これを違法とする申し立てを総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」が却下したことから、効力回復を求めて提訴していた。

「時事通信」より

色々調べて見たが、これに関する裁判はほぼ壊滅状態にあり沖縄県としては司法の場で争う手段を失いつつある。

この話は元々無理筋だっただけに、時間稼ぎに過ぎない事は最初から明らかだったのだが、時間稼ぎが出来たという意味では、作戦は成功したとも言える。

違法の根拠無し

法治国家を前提に議論しているはずなのに

さて、ここのところ連日おかしな記事を書いている琉球新報だが、断末魔に聞こえて仕方が無い。

沖縄県が「違法」と指摘しているのに…2日連続で辺野古K8護岸から土砂陸揚げ

2019年6月12日 11:46

米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設で、沖縄防衛局は12日午前、米軍キャンプ・シュワブ東側にある「K8」護岸から埋め立て土砂を陸揚げする作業を始めた。

「琉球新報」より

当初の計画に明確でなかった部分で争う構えの様だが、まず最後の一文に問題があるようだ。

12日午前には市民らがカヌーで抗議交行動を展開した。

活動しているのは活動家であって、「市民」と呼べるような人々ではない。

活動に使ったカヌーの一部にはこんな文字が見られる。

どう言うことなんでしょうねぇ?

駅の電光掲示板で見かける文字も……。

さておき、この沖縄県側の訴えは無理筋で、沖縄新報も流石に法的根拠を示せず「県側が違法と主張」という話に留めている。

しかし、工事業者の裁量の範囲内の行為である蓋然性が高く、この琉球新報の記事は偏向を目的としたものである可能性が高い。

コラムで言及

関連する話は冒頭に紹介したコラムに見られる。

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は新たに造成した「K8」と呼ばれる護岸を使って、埋め立て用土砂の陸揚げを始めた。  2013年に防衛省が県に提出し14年に変更された公有水面埋立承認願書の「設計概要説明書」は、現在の工事区域の土砂搬入場所として大浦湾側の埋め立て区域の「中仕切岸壁」を明示している。「K8」護岸や、先に使用している「K9」護岸からの陸揚げについては触れていない。  設計概要説明書に記載した事項は県に対する約束事である。護岸に係船機能を追加するのなら県の承認が必要になるはずだが、協議の申し出すらない。  これについて岩屋毅防衛相は7日の記者会見で「具体的な陸揚げ場所までは特に限定されているわけではない。K8護岸からの搬入は問題ない」と言ってのけた。

「琉球新報」より

計画書の段階で、詳細な工事手順まで書ける訳が無いので、流石にこれは無理筋だろう。大体、「工事概要」って書いてあるじゃないか。

 地元が強く反対する中、総工費や工期を明示できない状態で進められているのが辺野古の埋め立てである。このようなずさんな公共事業がかつてあっただろうか。  民意を踏みにじるだけでなく、莫大(ばくだい)な血税を浪費する荒唐無稽な工事である。直ちに中止すべきだ。

「琉球新報」より

琉球新報は強い調子で反論を繰り広げているが、全体にわたって感情論なので始末に負えない。

感情論で言えば、例えば莫大な血税を浪費して建設した龍柱は何の役に立っているのか教えて欲しいのだが、その辺りはどうなんですかね?随分と荒唐無稽な建築物だと思うのだが。

さておき、「中仕切岸壁」と「K8護岸」の位置関係が分からない事には話にならない。

……ああ、中仕切岸壁って未だ作ってないのね。

何というか、こんなことでギャーギャーと言っているのかと思うと哀しくなるな。

政府は適法に工事を進めている

沖縄県側に工事を中止する権能はない

結局のところ、日本政府側は適法に工事を進めている事が確認できるし、琉球新報の主張しているロジックは崩壊していることが分かる。

「法治国家」の根拠として持ち出したのが、住民投票による民意や、工事計画書の記載に関する話だけだとしたら、これ程お粗末な話は無いのだが、この程度しか主張できないところまで追い込まれているとも言えるのだろう。何しろ、法廷戦術は瓦解してしまったのだから。

住民投票を行ってしまった無能っぷりには頭が下がるが、実現不可能な話を持ち出して投票をしてしまう辺りが、そもそもお粗末な話である。

例えて言えば、住民投票で「民法は無効だ」とかやって民意が示されたら、その自治体は治外法権になるのかといえば、そんな話にはならないわけで。

民意を無視して良いわけではないが

沖縄県の「基地問題」というのはそもそもが歪められて伝えられる部分が大きいので、どこを見て良いかというところは迷うところだとは思う。

しかし、辺野古移設に関しては普天間の危険除去のためには必須であろうし(普天間基地に危険があるというセンテンスがイマイチよく分からない部分もあるが)、国家同士の約束を地方自治体が破棄する事ができるというのは妄想に近い話だ。

大体、沖縄県としても基地移設に関しては賛成していた時期があったのに、ちゃぶ台返ししてしまったのだから、救い難い。

これと、イギリスのブレグジットの話は、直接民主主義のリスクを象徴するような話であるので、今後は国民としても十分注意して行かねばならないだろう。

コメント

  1. まり より:

    生協の沖縄視察では、定番の巡回場所。可愛い女の子に見張り番をさせていた。このあと、ひまわりの塔と普天間一望公園がメインデイッシュ。最後に、なんたら観光園で、砂糖きびジュースを頼んだら、アベガーアベガーミンシュマンセーのデザートまで、頂きました。夜の宴会で、オスプレイが上空を飛行、思わず、結構静かでカッコいいと言ってしまい、睨まれました。

    • 木霊 より:

      沖縄に行かれましたか。
      なかなか凄い状況のようですね。
      香港の惨状を見つつ「未だ平和だな」というレベルでしょうが、放置すれば直ぐに沖縄もああなるのかなぁと。

  2. マスメディア反乱軍 より:

    >住民投票も適法に行われ、民意を問うたのも適法ではあるのだが、それまでに適法に行われた手続を覆すことは出来ないので、実質的には不可能なことを住民に問うただけというおかしなものなのだ。
    >色々調べて見たが、これに関する裁判はほぼ壊滅状態にあり沖縄県としては司法の場で争う手段を失いつつある。

    メディアの役割というか忘れてはならない観点の一つに、国や国際社会の統治システム(=仕組み)を読み手にちゃんと伝えた上で論を展開する事があると思っています。
    マスメディアへの信頼感などゼロというか、軽蔑している僕の様な読み手も増えていると思いますし、特に経験値の浅い若者達には「これが現実のルールだ」と良い悪いは別にして、ちゃんと伝えないとそれこそ大本営発表を煽りまくって悲劇を扇動したのとちっとも変っていませんからね。

    もちろん悪法もあるでしょうし法も完璧ではありませんが、それぞれの事案について現実に「ここまでが法の壁=限界があり、その範囲で民意で前に動かすにはどうしたらいいか?」をまず明示してこなかったから、こんな南朝鮮と変わらない感情的(まあ意図はミエミエ)でテキトーな三権分立解釈に繋がり本筋から逸脱する事になっちゃう。
    こういう事が少しでも減るように補填するのが、日頃からコツコツと戦争世代の貴重な経験や当事者たる政府(現役議員も含む)を取材し、論点を探求する真摯な姿勢で読み手に提示する事と思っていますが、ただの書きっ放しばかりで自分で尻を拭いたのを見たことがありません。

    残念ながら自由な思考を深めるには、木霊さんのこの個人ブログや真面目でできるだけ偏っていないフリーのジャーナリストの発信を読みながら、一人一人が考えていくしかないですね。

    沖縄の基地問題が不毛から脱却できない一番の罪は、過去を表面だけの検証しかしないで真面目に取り組まず、「仕組み」を読み手に理解してもらう努力もせず、ただその時の注目話題だけを取り上げ煽ってきたメディアにあると考えています。
    例えば米軍の犯罪が起きるたびにイシューとなる日米地位協定ですが、軍人の裁きは軍法会議しかないのが世界常識、となると日本で裁くには自衛隊を軍と位置付けないと矛盾しているはずのに、一方ではその根源である憲法改正に反対しているのですから、完全な自家撞着なのは偏った悪意でスルーしている事なんかですね。

    日頃の地道な積み重ねがないから論が薄っぺらく芯がないのが、今のマスメディアの惨状じゃないかな?