真相がハッキリしない部分はあるが、モハメド・サイフラ・オザキなる人物は、かなりのテロリストの大物のようだ。
元立命館大准教授、イラクで拘束 テロ実行犯勧誘の疑い
2019年5月22日00時17分
バングラデシュの首都ダッカで日本人7人を含む22人が殺害された2016年の飲食店襲撃テロ事件で、実行犯らを過激派に勧誘した疑いのある立命館大元准教授のモハメド・サイフラ・オザキ容疑者がイラクで身柄を拘束されていることが明らかになった。バングラデシュのメディアが情報当局の話として伝えた。
「朝日新聞」より
あまりメディアは伝えていないニュースだが、日本の行く末、いや、そんな未来の話しじゃ無くても、五輪にも影響しそうな話である。
黒幕は立命館の元准教授?
割とテロリストの集まる大学
この話で問題なのは、この人物が立命館大学の元准教授であることだ。
オザキ容疑者は15年、日本人の妻や子どもとともに行方不明になっていた。日本からブルガリアを経て、シリアに入ったとみられている。
こんな感じでしか触れられていないが、モハメド・サイフラ・オザキは、サジト・チャンドラ・デブナットという出生名であるらしい。
- 1982年 バングラデシュで生まれる
- 2002年 日本に留学
- 2006年3月 立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋マネジメント学部 アジア太平洋マネジメント専攻
- 2008年3月 立命館アジア太平洋大学大学院 アジア太平洋研究科 国際協力政策専攻(国際行政)
- 2010年3月 九州大学イノベーション人材育成センター 博士後期課程在籍学生下期コース経営学専攻 博士後期課程在籍学生下期コース 修了
- 2011年3月 立命館アジア太平洋大学大学院 アジア太平洋研究科 博士後期課程 修了
- 2011年4月 立命館大学助教
- 2015年4月~2016年1月 立命館大学准教授
- 2016年3月 長期無断欠勤を理由に立命館大学を解雇
ちょっと記事との齟齬がある様な気がするが、2015年に准教授になった後に何処かのタイミングで失踪したと言うことになりそうだ。色々な情報を摺り合わせると、2015年4月に准教授になった直後にブルガリア経由でシリアに渡り、6月にトルコ経由で日本に帰ってきた、という事になるらしい。その後また出国したようだが。
なお、この人物が特別かというと、そんなことも無くて、私立大学に活動家がワンサカと集まってくるなんてことは割と知られた事実である。まあ、具体的な言及は避けておく。
テロ活動開始
さて、どんな経緯があったかは知らないが、2016年にはイスラム国の機関紙にモハメド・サイフラ・オザキがインタビューを受けた記事が紹介されていたようだ。
日本国籍のテロ首謀者を拘束 日本が「イスラム国」組織拡大の温床になったワケ
2019年5月22日 水曜 午後5:00
5月20日、モハメド・サイフラ・オザキという日本国籍を持つバングラデシュ出身のイスラム国戦闘員がシリアからイラク北部の都市スレイマニーヤにある刑務所に移送された、とメディアが報じた。バングラデシュ当局によると、オザキはシリアにおけるイスラム国最後の拠点バーグーズで拘束されたバングラデシュ人戦闘員9人のうちの1人であり、彼自身は3月15日に投降したとのこと。
~~略~~
当局筋によると、オザキは2015年に日本人の妻と子供達とともに日本からブルガリア経由でシリア入りしてイスラム国に合流、子供のうち2人は空爆で死亡、7歳、3歳、1歳の3人の子供は生存しているとのこと。
~~略~~
2017年にバングラデシュ紙は、オザキはイスラム国バングラデシュ支部の指導者であり、2016年にイスラム国機関紙『ダービク』でバングラデシュ支部指導者アブーイブラヒーム・ハニーフとしてインタビュー記事が掲載されているのはオザキである、と報じた。同紙は、オザキが指導者に任命されたのは、2015年6月にトルコに行き日本に帰国した後だとしている。同紙はまた、オザキの指導者任命に関与した人物の1人として、オザキの師匠でもある日本人イスラム教徒の実名を挙げてもいる。
「FNN PRIME」より
なかなか興味深い情報ではあるが、2015年からテロリストと深い関係となり、指導者に任命されたということになるらしい。
バングラデシュ支部の指導者となったオザキはテロ攻撃のための組織作りに着手、実行メンバーをリクルートし、リーダーを指名、2015年9月にはダッカでイタリア人を殺害するという最初の作戦を実行、翌10月にはロングプールで日本人の星邦男さんを殺害、後にイスラム国が犯行声明を出した。同グループが2016年のダッカでのテロ事件の実行組織でもある。
そして、この記事ではモハメド・サイフラ・オザキがダッカ人質事件の実行犯であった旨が示唆されている。
ダッカ事件「私は日本人だ」の訴えを無にするな
2016年07月07日(木)11時36分
7月1日、バングラデシュの首都ダッカ中心部のレストランがイスラム武装過激派に襲撃され、日本人7人を含む22人が殺害された。日本人が犠牲になり、それも刃物によって殺害されたということで、日本に衝撃を与えた。現地の目撃情報として日本人男性が「私は日本人だ。撃たないでくれ」と懇願したという話が伝わり、「日本人が狙われた」という反応ともなっている。
「Newsweek」より
この話は、ダッカのレストランが襲撃され、人質をとって立て籠もり、多くの人が犠牲になった事件(2016年7月1日)である。
この実行犯の一人でかつ、作戦を統括した人物がモハメド・サイフラ・オザキだとされているが、日本に留学して准教授にまでなった人間が日本に対する憎悪を募らせていたという事実に戦慄を覚える。
オザキは日本政府の奨学金で日本に来て、日本の大学で学び、日本でイスラム教に改宗し、日本で過激化し、日本を拠点にイスラム国へのリクルート活動を行い、日本にいるときにイスラム国バングラデシュ支部の指導者に任命され、日本で同支部のテロ実行グループを立ち上げる指示をし、日本の大学で給与として得た金などをテロの資金として提供していた。
日本が日本人を殺害するテロリストを育てたのだ。
日本の外国人留学制度
最近言われるようになった外国人留学制度だが、国費留学生と私費留学生というタイプがあるようだ。
国費外国人留学生制度について
国費外国人留学生の手続きは全て、在外日本国大使館又は日本国内の大学等を通じて行われます。
「文部科学省のサイト」より
ローソンと大阪大学、共同で外国人留学生支援に向けた奨学金制度を開始
2018年11月21日
コンビニ大手のローソンは11月15日、大阪大学と共同で、同大学で学ぶ外国人留学生を対象として「ローソン外国人留学生支援奨学金」を2018年10月から開始したと発表しました。外国人留学生の安定した学生生活の支援と充実した勉学・研究環境を実現するのが目的です。
「Jopus」より
さて、国費外国人留学制度は、「日本と世界各国相互の教育水準を向上させるとともに、相互理解、国際協力の推進に貢献することを目的」としていて、日本での学費・生活費・渡日旅費・帰国旅費を奨学金と捉え、日本政府が国費留学生に対して給与として支給しているそうな。
世界の優秀な学生を日本へ 「国費外国人留学生制度」が生むウィンウィンの関係
May 31 2017
ここ数年、街で外国人を見かける機会が増えてきた。旅行者風のグループも多くいるが、学生と思しき若者を眼にすることもある。実は日本の制度として、政府の費用負担で外国人留学生を招待していることはご存知だろうか?
「NewSphere」より
こんな記事を見つけたが、頭が沸いているとしか思えない。
もちろん、効果が無いとは言わないが、多くの留学生は日本に来て本当に日本を好きになってくれるのだろうか?
【特派員発】対中ODA終了 日本の貢献、最後まで浸透せず
2019.1.4 12:47
日本政府が昭和54(1979)年から総額3兆6千億円超を投じた中国への政府開発援助(ODA)の新規事業採択が今年度で終了する。対中ODAの資金や技術は中国経済の近代化に大きく貢献したが、中国国民の認知度は最後まで低かった。日本の支援は「感謝」され、日本の国益となったのか。プロジェクトが実施された現地の“遺産”を訪ねた。
「産経新聞」より
似た話に対支那ODAがあるが、そもそも支那や韓国など反日教育をしている国家において、日本に留学して親日になって帰っていったら、社会的に抹殺されかねないというのは常識的な話。
本音はどうかは分からないが、寧ろ反日になって活動するパターンは多い。
国費にせよ私費にせよ、留学制度を止めろと言うつもりはないが、制度設立時点と、採るべき戦略は大きく変わってきていて、今その在り方は見直すべきだと思う。
少なくとも反日思想のある個人や、国家を受け入れる事は、その趣旨にもあわないので止めた方が良いだろう。
日本に留学して育ったテロリスト
そして、モハメド・サイフラ・オザキはまさに留学生であり、日本でヒンドゥー教徒からイスラム教徒に改宗し、日本で学んで、日本で資金を集めて、外国で日本人に対するテロを起こしたのである。
慰安婦問題も徴用工訴訟も日本が育てたと言って良いから、まさに同じ構造だと言えよう。
多額の税金を使ってテロリストを養成していれば世話は無い。
バングラデシュの新聞報道によると、オザキ容疑者は3月、過激派組織「イスラム国」(IS)の最終拠点だったシリア東部バグズ村で、複数のバングラデシュ人とクルド人対テロ部隊に投降。その後、イラク北部のクルド人自治区スレイマニヤの拘置所に移されて拘束されている。妻や2人の子どもは、シリアでの空爆で死亡したという。
「朝日新聞」より
朝日新聞などは、こんな情報を載せて、「シリアの空爆で妻や2人の子供を殺されたから報復した」ともとれるような内容になっているが、とんでもない話。
何しろ、日本はシリアの空爆に参加していないし、シリア空爆が始まったのは、2014年である。
米軍、シリアでイスラム国への空爆を開始 「友好国」も参加
2014年9月23日 12:04
米国防総省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は22日、米軍と友好国の軍がシリア領内で、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」を標的とした空爆を開始したと発表した。
「AFP」より
つまり、既に空爆が始まっているところにノコノコと出かけていって被害にあったという話になる。
日本政府は実質的な移民政策を推し進めるが
こうした事例は、なにもモハメド・サイフラ・オザキの話が特殊、と言う訳では無い。
外国人労働者を受け入れを進める日本政府だが、流石にこうした事件が起きてしまった以上、真剣にこの話を検討すべきである。
2020年には東京五輪が控えており、徹底した警戒体制は今後も必要だ。しかし、だからこそ今回のオザキ容疑者のケースのような場合には、(とりわけ本人の供述が出てもいない現段階で)不確かな情報をもとに「日本にもイスラムテロ組織との関わりが?」などといたずらに不安を煽ったりせず、冷静に事実を見極めなければならない。
「Business insider」より
報道の過熱を懸念して火消しをしているメディアもあるようだが、政府は今のところ静観の構えのようだ。
菅長官「コメント控える」 テロ関与疑いの立命館大元准教授の拘束報道で
2019.5.22 18:17
菅義偉官房長官は22日の記者会見で、バングラデシュの首都ダッカで2016年、イスラム過激派が日本人7人を含む22人を殺害した飲食店襲撃テロ事件をめぐり、実行犯らを過激派に勧誘した疑いのある立命館大元准教授の男がイラクで身柄を拘束されていると報じられていることについて「報道は承知しているが、コメントは差し控える」と述べた。
「産経新聞」より
冷静に判断して欲しいけれども、本気で考えて欲しいと思う。
コメント
移民の受け入れは、想定されるリスクを管理できるならいいのですが、どうなんでしょうね。
欧米でテロ活動をしている人物には少なからずテロを行った国での「移民二世」がいたと記憶しています。
何故、自分たちを受け入れてくれた国でそんなことをするのか。
誰かがどこかのコメントで書いていましたが、
「移民は、移民した国での中流以上の暮らしが手に入らなければ不満なんだ」というのが真理と思えます。
アジアの「どこかの国の良い大学」を卒業して日本に来ても、日本語は日常会話程度、漢字の読み書きは日常語も危ない、となったら、日本で高収入の仕事に就くのは困難です。それでも一世は、母国よりましな暮らしだから、とか、日本に来た自分の失敗だったから、とか、自分を納得させることもできるのでしょう。
でも、二世は違うかもしれない。
二世が「自分の親が高収入の仕事に就けない」ことを、「親が企業の求める能力を有していないから」ではなく「移民として差別されているからだ」と考えたら、日本社会を恨みそうです。
一世であっても、「自分は優秀な民族の出で日本人より優遇されるのが当然だ」と考えがちな国の出身だと、よほど成功しないと、やはり日本を恨みそうです。
「多文化理解の努力」を盛んに叫んでいる一方、「日本文化を理解してもらう」話をゴミ出し以外であまり聞かない気がしますが、
少なくとも日本に移民に来るなら、
「日本の基本的価値観を受け入れられる」人物に限って欲しいですね。
日本は宗教の上にルールがある、とか、
立場の上下に関係なくルールは守らなければならない、とかです。
移民プログラムには、こういった日本社会の価値観の学びを入れてほしいです。
移民政策で「管理できる」と思うのは間違いだと思っています。
歴史も移民を管理できた国を教えてはくれませんしね。
となると、マレビトは少数に限るべきで、多数が来たらそれはもはや驚異になります。
やはり窓口を広くすべきでは無いのだと思います。
ご指摘のように「基本的な日本の価値観」というのは、地域に溶け込む意思があってもなかなか難しいと思います。警察がカバーできる範囲であればまだマシかも知れませんが、そろそろ警察の能力を超える事態も出てくるのではないですかね。
そら恐ろしいです。
先ずは彼がソルジャーでなくコマンダーな事ですね。テロ指揮を取ってる。
次いで根っからのムスリムでなくヒンドゥー教(多神教)からの改宗なこと。
その改宗が日本に来てから行われている事。
さらに未熟練労働者でなく、高等教育を受けて、日本で大学職員になっているエリートな事。
貧困でゲットーから脱出できない移民2世ではない。やけくその日本人の落ちこぼれでもない……
記事から伺えるプロフィールからしても、かなりヤバい。
オウム真理教いらいの危険分子が日本に浸透しているという事では??
何と言うべきか恐ろしい。
まさにコマンダーなのでしょう。
それは、日本から渡って指導者にすぐに抜擢される程度には優秀であったことからもうかがえます。
日本人でもなかなかこんな経歴の持ち主は少ないわけで、それ程までに優秀でありながら日本に何ら恩義を感じることがなかったあたり、どういった背景があったかはぜひとも知りたいところですし、知らねばならないでしょう。
オウム関連の団体も、未だ蠢いていますしね。表面上安全に見えても、日本の安全というのは案外簡単に覆せるようなもののような気がします。
ねぇ……木霊様。我が祖国は問題 はあっても美しい優しい国す。
なんで日本で出世しながら憎むのですかね??
私も「改宗」してます。
カトリックから神道へと。
彼とは逆な「唯一神教徒→多神教」への改宗です。
私は全然に悔やんでいません!
もともとキリスト教の狭い料簡に嫌悪があったし。
何よりも、シナ人留学生ですら認める祖国の小さな自然の美しさに感動していまさたから!
俺の祖国は悪い国ではない!
だから…キリスト教を棄教する時に、貴殿は「信仰は信仰で大切にして棄教するまでの必要はないのでは??」と仰って下さいました(涙)
でも!俺はクリスチャンであるよりも「日本人」である事に「こだわり」がありました!
政治的意見ではない。
山野で活動してきたアウトドア・マンとして、祖国の里山と祀る神社に「誇り」を感じたから。俺の親族を祀るて下さるた
靖国への感謝もあります!
我が祖国はカリアゲ国でもキムチ国でもない!!
皇族と共に生きてきた「自然な国家」であります!!
政治的にも信仰的にもアメリカよりも「自由」だ!!
何でそんな国を「憎む」のですかね??
オウムのテロは祖国の内側から出た(ただしロシアやカリアゲ国の関与は疑わしい!
警察長官狙撃事件を見ろ!)ものだから解る。解りたくないけれど「盗人の一理」としては理解できる!
だが、コイツは何で??
やはり、「恩を受けた者に仇をなさない!」という我が祖国の理念は、イスラムやキムチには通用しない!という「厳しい現実」を感じざる得ない!
「スパイ防止法」を早く制定して、日本に本格的な防諜機関を設けなければ!!
リベラルは「恩を仇なす者がいる」という事実を直視するべきです!!
バングラディシュのハシナ首相が来日し、ダッカ事件の犠牲者遺族の方々と慰安の為の交流をするらしいですね。
卑劣なテロにより不幸にも両国の国民に犠牲が出たのですから、イラクで拘束された容疑者の身柄の引き渡しを早く実現して欲しいもんで、日本も被害国としてイラクに働きかけるべきと考えます。
さて、ハシナ首相の来日に合わせてODA1300億規模の援助が決まった様です。
総額が大きいだけに一部には「消費税UPする財政難なのに援助している場合か!!」などと、さっそく目先だけの批判も出ていますが1300億は一度に支出される訳ではなく、仮に5年スパーンで見ても年250億程度じゃないかな?
また、最盛期には年間1兆円を超えていたODAは5000億ちょっとと半減しているんですよね。
支那の邪な覇権主義の野望を砕く為には、インド周辺を含むアジア諸国への経済支援で親日国を増やす戦略なのですから、僕は内容をしっかり精査し効果的でそれが具体的に検証なODAなら賛成の立場です。(以前はグダグダの馴れあいでデタラメもたくさんあったんで批判的でしたけどね)
また、日本企業も高い技術力というアドバンテージを活かし援助の付加価値をアップさせ、支那の様に自国労働者優先と明確な差を付ける為に地元雇用を増やして、援助国の内需拡大にも貢献できると思います。
したたかですが基本親日国のマレーシア・潜在的経済規模が大きくアメリカとも関係改善が進むベトナム・アブナイおっさん率いるフィリピン、そして国際金融大国のシンガポールは必ず抑えたいもんです。
後は軍事クーデター以降は支那に擦り寄ったタイと、いつもどっちつかずの印象が強く政局も安定しないインドネシアにどう対処するかかなァ~。