インドネシア初の地下鉄は日本製

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めでたい!

日本全面支援、インドネシア初の地下鉄 試乗会盛況、参加者一日で5万人

2019.3.18 23:34

 【ジャカルタ=吉村英輝】インドネシア初となる地下鉄を含む都市高速鉄道(MRT)が3月末、首都ジャカルタでの開業が予定される。計画は日本が全面支援した。18日、試乗会に参加した。

「産経新聞」より

高速鉄道では支那に競り負けてしまったが、インドネシア初の地下鉄は、日本全面支援の元で導入が行われる事になった。

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現大統領が知事時代に目指した地下鉄計画

さて、じゃかるた新聞からの引用をまず紹介しておく。

MRT「事業継続」 ジョコウィ知事が方針 建設費用、妥当と判断 運賃1万5000ルピアは調整へ

2012/12/01 00:35:43

 ジャカルタ特別州のジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)知事は29日、日本の円借款で計画が進められている都市高速鉄道(MRT=大量高速交通システム)に関する28日の公聴会で、出席した州営ジャカルタMRT社のトリブディ・ラハルジョ社長などから明解な説明が受けられたとして、計画を継続する方針を明らかにした。地元メディアが報じた。

「じゃかるた新聞」より

実はこの地下鉄、現インドネシア大統領のジョコ・ウィドド氏がジャカルタの知事を務めている時に導入が決定されたもの。

 ジョコウィ知事は、1キロ当たり9千億ルピア(約77億円)規模の建設費用について「安くもないが高くもない金額」と一定の妥当性があると判断。一方、入札の実施などを通じ、さらに安価に抑えることができると指摘した。

「じゃかるた新聞」より

当時から買いたたく姿勢が鮮明であった事が伺えるが、日本の技術力を全く信用していなかったんだね、当時も、今も。

さておき、この工事は2期に分けられた行われる予定。

 南北線工事は2期に分けて行う計画で、第1期は南ジャカルタのルバックブルスから中央ジャカルタ・ホテル・インドネシア(HI)前ロータリー間の15.7キロ、第2期はHI前ロータリー―北ジャカルタのカンプン・バンダン感の8.1キロ。

「じゃかるた新聞」より

そのうちの1期分が開通したというのが冒頭のニュースである。

このレポートに寄れば、開業予定は2019年という事になっており、早々に完成させたと言う事になるね。

With a route length of approximately 110 kilometers, MRT Jakarta will be the first mass transit railway to be operated in Indonesia with the first phase of the project covering a16km section expected to be open for passenger service in 2019.

http://www.mtr.com.hk/archive/corporate/en/press_release/PR-17-040-E.pdf

この案件に噛んでいる日本企業は、日本車輌で、受注は住友商事ということになっている。

インドネシア都市高速鉄道 南北線向け 鉄道車両受注について

2015年03月03日

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村 邦晴、以下「住友商事」)と日本車輌製造株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:中川 彰、以下 「日本車両」)は、インドネシア・ジャカルタ特別州が出資するMRTジャカルタ社(以下「MRTJ」)から、同国初の地下鉄となる「ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)南北線」向けに地下鉄車両96両を約130億円で受注しました。

今回納入される車両は、日本の官民が連携しアジア向け輸出促進のために策定された都市鉄道システムの標準仕様STRASYA(※)に準じた車両です。STRASYAの基本思想は、高い信頼性を実現してきた日本で実際に使われている車両の利点を最大限活用し、安全性が 高く、軽量でエネルギー効率の高い車両を実現することであります。この車両の導入に より、定時性の向上など安定した運転や、メンテナンスの省力化が期待されます。なお、日本の中古鉄道車両が活躍するインドネシアにおいては、約20年ぶりの日本製新造車両の輸入となります。

「住友商事プレスリリース」より

住友商事の記事には受注時期が明記されていないけれど、2011年末に出た話を2015年に受注したとなると、随分と受注に時間がかかった感じがする。

 ジョコウィ知事は金額に理解を示しながらも、「他国と同様に1ドル相当の8千―9千ルピアとすることが理想的だが、さらなる補助金拠出は州政府には負担が重すぎる」と説明。実現は「中央政府からの補助金次第」と語った。

「じゃかるた新聞」より

どうやら、ジャカルタだけでは費用が捻出できなかったことが原因のようだね。

で、結局どうなったかというと、これらの費用は日本が出したと言うことになる。円借款だけど。

 全区間15.7キロに13駅あり、片道は30分。日本が計約1200億円の円借款を供与し、車両も日本で新造された。

「産経新聞」より

住友商事が受注したのが約130億円で円借款で約1200億円ですか。何というか、殆どを日本が立て替えたという感じがするのは気のせいだろうか??

これ、土地購入代金やらトンネル工事、橋梁の設置など鉄道インフラは何処がやったのだろうか。現地調達かな??

整備された首都高速鉄道

構想図

さておき、こんな感じの首都高速鉄道が整備された。

敷設プラン

インドネシアの心臓部を通る鉄道だけに、日本製を採用してくれたことは喜ばしく思う。

インドネシアは国が急速に発展したために、インフラ整備が遅れ、ジャカルタ周辺での渋滞はもの凄いことになっていると言う風に聞いている。過去にはトヨタが交通システムに関与して渋滞解消に乗り出すとか言う話もあったけど、こういった鉄道インフラはインドネシアの発展に不可欠だと思うのだ。

残念なことに、インドネシアは地震が多い。

しかしそういう意味でも、首都高速鉄道を日本製で導入したことは、良かったと思うのである。実績があるからね。

橋梁などの鉄道インフラも日本に依頼してくれたら良かったと思うのだけれど、どうやら日本の専門家が一枚噛んでいるようではあるが、工事は現地で賄われたようだ。

 MRTプロジェクトでは、日本の国際協力機構(JICA)が第1、2期工事に20億ドル(約2280億円)強の長期低利貸し付けを行い、日本の専門技術が用いられている。40億ドル以上の規模が見込まれる第3期工事は多くの投資家に門戸が開かれる見通しで、サバンダル社長によると、米国や中国、欧州勢が関心を寄せているという。

「SankeiBiz」より

そして、後追いで出てくるのは安いメーカーということになりそうだ。

MRTJの後を追うように、4月14日には「LRTジャカルタ」向けに、現代ロテムと宇進産電という韓国の車両メーカー2社が製造する車両の第1号もジャカルタ入りしている。

「東洋経済ONLINE」より

インドネシア、逃げて~!Kの法則は半端ないから!

……冗談はさておき、この話はあまり面白くない方向に転んだようだ。

MRTJは日本の鉄道新線をそのまま輸出するという初の事例であるが、本来それを監督する鉄道会社が不在のままで、新線を建設したらどうなるか。新線建設の監督を行うのがMRTJ社であるが、KAIからの転籍者も少なく、鉄道運営に関するノウハウは極めて低い。
MRTJは州営会社であり、国営会社のKAIと協力関係をあえて築かなかったのだが、事ここに至っては協力関係もやむなしということなのか、5月に入り、突如MRTJ社はKAIとの人材育成に関する協力合意を結んだ。それだけではない。車両取り扱いに関する研修は基本的にマレーシアで実施されていたが、5月下旬になり、急遽日本で受け入れる事態になっている。
本来、もっと早い段階で、日本側が提案してしかるべき案件だが、誰もそんな発想を持ち得なかったようだ。もう一度、全体のスキームを総点検し、世界に比類のない日本標準のMRTを、ここジャカルタに送り出してもらいたいと願うばかりだ。

「東洋経済ONLINE」より

システムから何から全部任せてくれ!とは言えなかったんだろうか?MRTを作る当初から。

日本政府の売り込みが不十分だったのか、ジャカルタ市がごねた結果なのかはよく分からないけどさ。

モノレール構想は頓挫したらしい

このLRTジャカルタの例のように、インドネシアには他の国の鉄道技術も色々と入り込んでいるようだ。

高速鉄道は支那が受注したし、モノレールの他の路線も支那が色々画策しているような報道を目にした。

きょう再開へ 立ち上げから10年経て 首都のモノレール計画

2013/10/16 00:53:39

ジャカルタ特別州のモノレール計画が16日、再開する。2代前のスティヨソ知事在職中の2003年に持ち上がったが、その後、資金不足で凍結していた計画。渋滞緩和に躍起となる州は早期開業を目指す考えだ。

~~略~~

ボファナント取締役は「すでに建設された橋脚が新たに定められた安全基準に適合しているか調査しなければならない」と述べ、企業連合に参画する中国交通鉄道(CCCC)との間で強度確認する方針を示した。

「じゃかるた新聞」より

これが……。

橋脚の残骸は撤去へ ラスナサイド通り モノレール中止で LRT用に道幅拡大

2017/08/27 23:38:23

南ジャカルタ区クニンガンのラスナサイド通りで7月末から、次世代型交通システム(LRT)の建設が進んでいる。同通りには2004年に着工したが、資金不足で中止されたモノレールの橋脚が残っているが、近く取り壊されることが決まった。

「じゃかるた新聞」より

こうなる。

撤去後の状況

なんともはや……。

このモノレール計画は、何度も頓挫したらしく、支那が悪かったという話でも無いのだろうけれど、支那が受注した高速鉄道もかなりヤバイという噂を聞く。こうならないことを願っているよ。

コメント

  1. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    まだテスト中とのことですが新しいレスはこちらに投稿しますね。
    ところで、旧ブログのアーカイブは移転中なんでしょうか?
    時々、アーカイブから記事を検索するのですが、勉強させてもらった記事は何しろ膨大な量ですから全ては大変なんでしょうね。

    僕は特に「韓国の危ない建築物」が好きでして、何か類似の事故があった時参考にさせて頂いています。(微笑)
    また、新ブログはWorldPressだと思うんですが、コメントするハンドルネーム登録の仕方とログインがよく判らず、ネットで探してもブログ開設指南が多く若干苦労して克服中です。(苦笑)
    まっ、投稿時にハンドルを打ち込むだけなんで手間は掛かりませんが、プロフィールに画像を入れたら楽しいですし...。(木霊さんの新画像は-もののけ姫のコダマちゃんですね、素敵ですよ。-)

    さて、インドネシアは今度こそ賢明なチョイスをしたようで何よりですね。
    今後は日本の誇るメンテナンス力もしっかり身に着けて、無事故の安全運行ができるよう祈りたいもんです。

    P.S.
    つい先日だったと思いますが南朝鮮の地下鉄だったかな、トンネル内で脱線したとかいうニュースがありました。(日本なら重大ニュース)
    この事案に限らず(軍事関係なんか特にそうですが)事故原因とかの続報が少ないのがこの民族が蛮族たる所以なんでしょうけど、よその国の部品のせいにしたり責任転嫁しちゃう腐った性根な訳で、実際の事故原因は誤魔化しが疑われる藪の中...って体質はどうにかならないんでしょうかねェ~。
    人命に関わる重大な問題なんですから、しっかりとした再発防止策には完全な真相究明は不可欠なはず。

    そういやラオスのダム決壊事故の話はその後どうなったんでしょうね?

    • 音楽大好き より:

      旧サイトでは「返信」としたと思うものが新規投稿になってしまう場合があったようです。
      「ありました」ではなく「あったようです」なのは数分前にたたいたリンクが何だったか確信がないからですが・・・CH3-CH2-OH が入っていることも多いし。で、返信のテストです。

      • 木霊 より:

        >音楽大好きさんへ

        コメント返信の入れ子構造を2段にしていないこともあって、個別に返答しようと思ったら、上手く行かないみたいですね……。
        さておき、「CH3-CH2-OH」ってエタノールでしたっけ??

      • 木霊 より:

        追記 試しにコメントの入れ子構造を3段にしてみました。

    • 木霊 より:

      コメントテストありがとうございます。
      旧ブログからのアーカイブの移転について、ですが、記事をまとめながら手動でやっていく所存。
      色々と拙い部分もありますし、画像が欠落してしまったものも多いですからね。

      新ブログコメントにプロフィール画像を入れる事ができるのはWord pressの機能なんですが、ローカルで設定してメールアドレスを入力する仕様にしないと反映出来ないようですね。
      色々とできる事、出来ないことの切り分けが出来ていないので、他の方法もあるかも知れません。
      Gravatarが利用できる環境にすれば良いのでしょうけれど、メールを入力したくない方に対応できないんですよね……。