パリは未だ燃え続け

欧州ニュース

長いなー。

仏デモが過激化しシャンゼリゼで放火や略奪、約240人を拘束

3/18(月) 7:46配信

[パリ 16日 ロイター] – フランスで16日、マクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが過激化し、パリのシャンゼリゼ大通りの銀行や店で放火や破壊行動、略奪が繰り広げられた。

「yahooニュース」より:リンク切れ

どれだけデモを続けているのかと。

4ヶ月も延々と続くデモ

以前にパリのデモに関するニュースを取り上げたのは昨年末のことだったと思う。

仏マクロン政権窮地 パリ・南仏でデモ、130人超死傷

2018/12/3 7:05
【パリ=白石透冴】フランスのマクロン大統領が、2017年の就任以来最大の危機を迎えている。マクロン氏に反発する1日の仏各地のデモで、南仏で1人が死亡、パリで130人以上が重軽傷を負った。デモは3週末連続で、収束の気配はみえない。企業の投資判断などにも影を落とすおそれがあり、仏政府は非常事態宣言を約1年ぶりに発令する検討を始めた。

「日本経済新聞」より

フランス大統領のマクロン氏も発言しているが、フランスではデモは権利であり文化でもある。

「憲法上の権利は尊重されるが、あらゆる手段で国を台無しにし、破壊し、市民の命を脅かしかねない行動が繰り広げられている。状況を細かく分析した上でできるだけ早期に強力で補足的な措置を決定を下し、このようなことが二度と起こらないよう手を尽くす」と述べた。

「yahooニュース」より :リンク切れ

だが、流石にあっちこっちが燃えるようなデモをやったもらってはたまらない。

デモの影響で炎上する建物

デモをやっている人間の中にテロリストが混ざっていて、こうした破壊運動をしているのだと言われているが、カッスールと呼ばれる壊し屋達の問題だけではなく、デモをすることでそうした破壊活動を助長する下地を作ってしまったことに問題がある。

カッスールと移民

大統領も、非常事態宣言を出して、デモを禁止にするくらいの事をすれば良いのだ。……無理だろうけどさ。

仏「黄色いベスト」デモ新年も続く 一部は政府庁舎に侵入し警官隊と衝突

2019年1月7日(月)10時38分

フランス各地で5日、マクロン政権に反発するデモが再び起き、パリでは一部の参加者がフォークリフトを使って政府庁舎に侵入したほか、観光名所シャンゼリゼ通り周辺で車に放火するなど暴徒化し、警官隊と衝突した。

「NEWS WEEK」より

結局、デモを禁止すると言うことは「市民の権利」を奪うことを意味する。これが、マクロン政権にとって大打撃を受けることは想像に難くない。

そもそも、市民との対立工像を造り出してしまった事自体が失敗なのである。

デモは参加者が減る一方で4カ月目に突入。参加者が石を投げつける一方で警察は催涙ガスや放水で対応した。

「NEWS WEEK」より

付け入る隙を与えてしまったことで、混乱に乗じた犯罪が行われている。

パリで暴徒が放火・略奪 ジレジョーヌ運動のデモに便乗

パリ=疋田多揚 2019年3月17日20時03分

仏政府による燃料税引き上げ方針をきっかけに仏全土に広がった反政権運動のジレジョーヌ(黄色いベスト)のデモが16日、各地であった。パリ中心部のシャンゼリゼ通りでは暴徒が便乗し、高級老舗カフェやブランド服飾店が相次いで放火や略奪の被害にあった。仏メディアによると、パリで230人超が拘束された。

「朝日新聞」より

こうした犯罪行為が行われた結果、デモ隊側にも非難の目が向けられることになるのだが、その辺りは気にしないのだろうか。

停滞するフランス経済とEUへの打撃

流石に4ヶ月もの長期間、こうした破壊的なデモが行われると、フランス経済も相当なダメージを受けてしまう。

製造しないドイツと消費しないフランス-欧州は世界経済の最弱リンク

2019年2月14日 7:39 JST

米中貿易戦争の影響が深く懸念されているが、実は世界の経済成長に対する最大のリスクは欧州であるとの様相がますます強まっている。

ユーロ圏の昨年12月の鉱工業生産は金融危機以来の大幅なペースで落ち込んだ。域内外から景気への逆風が増し、今年の成長率はわずか1%前後へと急低下する恐れがある。域内随一の経済大国ドイツすら厳しい状況だ。

「Bloomberg」より

先月にはこんな皮肉な記事が載っていたが、流石に長引くデモにみんな飽き飽きしていたのか、先週にはこんなニュースがあった。

仏大統領、大討論で支持率回復=抗議デモ収束か

2019年03月16日16時38分

【パリ時事】フランス政府は15日、燃料税増税に端を発した大規模抗議デモの収拾を目指す「国民大討論」を終了した。2カ月間にわたる住民とマクロン大統領の直接対話は連日、テレビで生中継され、マクロン氏の支持率は回復した。対照的に抗議デモは勢いを失っている。

「時事通信」より

マクロン氏の支持率も上向きか?という話だったのに、週明けにはこんな惨状である。これでまた振り出しに戻りそうな話だが、マクロン氏は流石にこれを逆手にとって政策を打ってくるとは思う。

……打つよね?

EU自体が、フランス、ドイツの不調によって、経済的にも停滞している。これ、移民政策を推進したツケのようなものを支払わされている気がしてならない。

カッスールに移民の二世、三世が絡んでいた事は比較的有名ではあるが、今やSNSで気軽に破壊活動を呼びかけ、集まってしまう時代になっている。従って、移民が問題、ということでは無いという人もいるのだが、移民政策の失敗による影響がカッスールを産み、その様子を見て「アイツラがやっているなら、俺竜だって許される」みたいなノリで破壊活動をしてしまう。それは移民政策の失敗と言っても言い過ぎでは無いと思うのだ。

移民がダメ、という話でも無いんだけどね。失策のツケは結構重いぜ。

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