いやいや。
中国がロシア紙に異例の圧力 経済記事削除を要求し、脅しも
2019.3.7 16:53
ロシアの有力紙「独立新聞」は5日、中国の経済成長の鈍化を報じた同紙の記事について、在ロシア中国大使館から削除要求や“脅し”などの圧力があったと伝えた。同紙によると、こうした圧力は初。経済停滞への中国の焦りを反映したとみられる。同紙は「要求は命令口調で、中国はロシアよりも上位だと主張していた。両国政府は蜜月ぶりをアピールするが、この要求が本当の両国関係を表している」と嘆息した。
「産経新聞」より
何故、ロシア紙に対して支那は圧力をかけるのか。
凄いぜ、「削除要求」や「脅し」をかけたって、一体何をしたのやら。
支那のやり方は暴力団と同じ
何が起きたのか。
問題となったのは、中国政府が発表した統計に基づいて中国経済の停滞の可能性などを報じた記事。この記事をめぐり最近、中国大使館の職員が同紙編集部を訪れ、同紙サイトから記事の削除を要求したという。
記事によると、支那共産党が発表した統計に基づいて「支那、ヤバいんじゃ無いの?」という記事をロシア紙のサイトに掲載したら、支那からクレームが入ったとのこと。
大使館の職員がロシア紙の編集部にわざわざ出かけていったと言うから驚きなんだけど、何?支那の金盾機能してないの??
ところでそのクレームの内容がけっこう凄い。
また、執筆した記者に対しても、同大使館幹部から「削除しないと、お前をブラックリストに入れ中国に入国できないようにする」「中国の昨年の経済成長率は6%超だが、ロシアはどうだ? 広東省の国内総生産(GDP)だけでロシアのGDPより上だ」などとの電子メールが送られた。
執筆した記者に対して個人攻撃しているのだという。こういうのこそ「報道弾圧ガー」とか言わないの?
多くのメディアが支那経済の減速を指摘
なお、この手のニュースは既に様々なところで報じられている。
中国経済、さらに減速-1~2月の工業生産は伸び悩み
2019年3月14日 11:13 JST 更新日時 2019年3月14日 13:25 JST
中国経済が1-2月に一段と減速した。失業率も大幅に上昇し、当局の追加刺激策への期待が高まった。
国家統計局が14日発表した1-2月の工業生産は前年同期比5.3%増。予想の5.6%増を下回り、年初としては2009年以来の小幅な伸びとなった。小売売上高は同8.2%増加と市場予想と一致したが、少なくとも12年以来の低い伸び。
「Bloomberg」より
このブルームバーグのニュースも、かなりヤバイ雰囲気を出している。
中国、強まる政策頼み 世界景気 変わる潮目
2019/3/12 1:00 日本経済新聞 電子版
「経済運営は合理的な範囲から決してはみ出さない」。5日、北京の人民大会堂。李克強(リー・クォーチャン)首相は政府活動報告で力説した。2019年の経済成長率の目標は「6~6.5%」。18年から引き下げたうえで幅まで持たせた数値だけに、必ず達成するという決意表明だ。
「日本経済新聞」より
日経新聞もケチョンケチョンだな。
しかし、支那の景気の影響は日本にも及ぼされる可能性があるため、これを楽観的に見ておくことはできない。
中国レバレッジ圧縮棚上げ 景気刺激 銀行融資や株取引で上向く
2019.3.13 11:57
約2年にわたり市場を揺るがしてきた中国のレバレッジ圧縮の取り組みをめぐっては、「中国当局が痛みにどの程度耐えられるか」という疑問がずっと続いていた。
その当局が我慢の限界に達したことを示す証拠が増えている。銀行融資から信託商品の組成、株式の信用取引に至るまで中国国内のレバレッジはほぼ至る所で上向いている。
「SnakeiBiz」より
何とか支那政府は景気を上向きにしようというような対策を打つと思われるが、何というか打つ手無し、という気はする。
コラム:中国経済の大幅減速、犯人は国有企業の「逆襲」か
2019年2月15日 / 16:37
ブームは終わった。中国経済はハードランディングにこそ見舞われていないものの、大幅に減速しており、世界中の資本市場を揺るがしている。しかし、こうした状況の回避は可能だった。
「ロイター」より
支那の銀行からも、国有企業からも足を引っ張られる恰好になるようだ。
支那は長きに渡って経済をコントロールしようとして様々な手を打ってきた為に、あちこちに歪みがでている。
ちょっと前には鬼城と呼ばれる廃墟が有名になっていたが、ああいったことが各地で見られるようになっているのだ。
だからこそ、ちょっと紙面で貶されただけで、怒鳴り込みをかけるという余裕の無さを見せてしまうわけだ。
日本経済も支那経済が低迷することを前提に色々な方策をとっていく必要があると思う。もう、猶予は無いぜ。
追記
ちょっと、「アイゴー!」という叫び声が聞こえたので紹介しておこう。
ハナ銀行が3千620億ウォン投資した中国民生投資不良抜け
記事入力 2019-03-15 11:51
「聯合ニュース 」より
(ソウル=聯合ニュース)バクウイレハンヒェウォン記者=
KEBハナ銀行が3千620億ウォンを投資した中国企業が流動性危機に陥った。
ハナ銀行は投資損失のリスクにさらされている。
15日、金融界によると、中国の有力ジョイントベンチャーである、中国民生投資グループが流動性不足で構造調整に入り、ハナ銀行が投資を失う可能性が生じた。
ハナ銀行といえば、韓国の資産規模が最も大きい銀行であり、支那に大きく依存している現状がある。
で、支那経済が減速してきた今、かなり苦しい立場に追い込まれたというのがこの報道なのだが、当のハナ銀行は「中国民生投資グループは、中国工商連合会所属の大手民間企業59社が出資する企業で、中国政府が積極的に再調整に努力している。ハナ銀行の損失の可能性は小さい」と強がっているようだ。
3,620億ウォン+貸付分が焦げ付く事態になっても、韓国政府が手を差し伸べるから大丈夫かな?
そのお金はどこから出るか知らないけどさ。
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