国連が騒ぐ「北朝鮮の危機」

北朝鮮

国連が信用できない団体になって久しい気がするが、こんな報道されてもねぇ。

北朝鮮、核の陰で深刻な食料危機

2019/3/5 07:15

ベトナムでの米朝首脳会談など核問題(日本にとっては拉致問題)が前面に出ている感のある昨今の北朝鮮情勢だが、実は近年、深刻な食料危機に陥り、国連の関係機関が世界に緊急支援を要請する事態に陥っている。

「47NEWS」より

定期便のように北朝鮮の食糧危機が伝えられるけれども、何を信用して良いのやら。

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ロシアの食糧支援

さて、このニュースで興味深かったのはロシアの話だ。

在平壌のロシア大使館は4日、フェイスブックを通じ、ロシアによる人道支援食料約2000トンを積んだ貨物船が北朝鮮北東部清津の港に到着、先週週末に一部の荷降ろしが行われたことを明らかにした。貨物船は今後、同じ北東部の興南にも寄港し支援食料の積み降ろしを行う予定。

こういった「人道支援」とやらは、国連の制裁決議違反にならないのか、と。

25.北朝鮮の乏しい資源が核兵器及び多数の高価な弾道ミサイル計画開発に大量に流用されていることを遺憾とし、栄養失調の危険がある非常に多くの妊娠中の及び授乳中の女性並びに5歳未満の児童さらには慢性の栄養失調に苦しんでいる総人口の4分の1近くを含む、北朝鮮にいる半数を大きく上回る人々が食糧及び医療の大きな不足に苦しんでいるとの国連人道問題調整事務所(OCHA)の調査結果に留意するとともに、この文脈において、北朝鮮にいる人々が受けている深刻な苦難に対し深い懸念を表明する。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000292227.pdf

「外務省発行の資料」による

これは「国際連合安全保障理事会決議第2375号 和訳」というヤツで、その中に書かれている内容だ。

続いて、更に決議第2397号が2017年に。

安保理、全会一致で北朝鮮制裁新決議案を採択

2017年12月23日11時14分

国連安全保障理事会(安保理)が北朝鮮に対する石油精製品供給を9割削減し、各国で働く北朝鮮労働者を2年以内に送還するなどの内容を含む新規対北朝鮮制裁決議案を22日午後1時(現地時間、韓国時間23日午前3時)、全会一致で採択した。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」試験発射(11月29日)に対する措置だ。

「中央日報」より

何れも、人道支援までもを禁じる内容では無いが、そもそも「人道支援」って何よ、という話。

ミサイルを輸出しても、石油を輸入しても「人道支援」と名前を付けたらOKになれば、それはもはや制裁の意味がない。

つまり、ロシアのやっている事が大丈夫なのか?という話になりそうである。

それに関係があるのがこちら。

米、北朝鮮制裁を堅持=人道支援は軟化-国連

2019年02月23日20時08分

【ニューヨーク時事】国連安保理では対北朝鮮制裁に関し、中国やロシアが緩和を求める中、米国は維持の方針を堅持している。米国は、朝鮮半島情勢が対話ムードに変わる中、非核化で具体的進展がないのに制裁の履行が徹底されないまま北朝鮮包囲網が緩む事態を警戒。一方、人道支援では柔軟姿勢も示している。

「jiji.com」より

人道支援など認めると、済し崩し的に色々な支援ができてしまう可能性があるので、アメリカとしては慎重にならざるを得ない。

だが、国連を通せば、取り敢えずOKという形にはなっている。

人道支援は制裁の対象外だが、人道支援といえども制裁対象になり得る物資を運び込むには安保理全理事国の許可が必要だ。

それでも、国連そのものが信用できない現状だと、「いいのかな?」と思うけれど。

韓国も人道支援

ちなみに去年の年末辺りにはこんなニュースがあった。

韓国外交部「800万ドルの対北人道支援を米国と協議」

2018年12月21日15時25分

韓国政府は国際機構を通じた800万ドル規模の対北朝鮮人道的支援について、21日に開催される韓米ワーキンググループで議論されると20日、明らかにした。

外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官はこの日の定例記者会見で、「800万ドルの対北人道支援が明日のワーキンググループ会議の議題か」という質問に対し、「人道的支援の問題についても協議があると予想される」と答えた。

「中央日報」より

この中で「人道支援」としているのは、こちら。

韓米は特に26日に予定された鉄道・道路連結着工式をはじめ、離散家族の画像対面、北朝鮮育苗場の現代化、南北間国際航空路の新設など南北協力事業に対して制裁を免除するかどうかを協議する計画だ。

自分の国が儲けたいだけだよね、これ。

韓国としては影に日向に支援をしている訳だから、何としても緩和して欲しいという気持ちがあるんだろう。

国連は何故、北朝鮮の「饑餓」を伝えるのか

定期便のようなっているこの国連の発表だが、「緊急支援を要請」というのが本当に正しいのかは、疑問に思う。

確かに、北朝鮮の人民にとって金正恩氏の存在がある限りは救われない日々が続くのだろうと思う。しかし、国が放蕩経営され国民が飢えれば、責任をとるのはやっぱり国のトップであるべきだ。

ミサイルを作っている場合じゃ無いぞ!と、そう思うのは僕だけでは無いはずで、そうだとすると、この国連の報道は非常に違和感がある。

国連食糧農業機関(FAO、本部同)が2月に発表した最新報告によると、北朝鮮では過去6年間、記録的な干ばつや洪水などの自然災害に加え、耕作地不足、近代的な農業設備や肥料の欠乏により食料危機が深刻化。毎年100万トン以上の穀物が不足するなど慢性的な食料不足が続いている。

記録的な干ばつや洪水だって、国のトップがそれに対応する為に備蓄をしたり、堤防を作ったり、農地を整備したりと、やっていくべきなのである。

FAOは、同国では現在、人口の43パーセントに当たる1090万人が食料不足に陥る可能性があるほか、5人に1人の子どもが「驚くべき」慢性的な栄養不良状態にあると指摘。日本も含むFAO加盟国に1000万ドル(約11億円)の緊急支援を求めている。

にもかかわらず、「緊急支援」というのは、非常に違和感がある。

こんなの、瀕死の状態にある怪我人に対して、取り敢えず止血しましょう、と、その程度の話でしか無い。

そして、この「緊急支援」が行われた結果、その分だけ金正恩氏は別の部分にお金を回せるのだから、北朝鮮支援に繋がる話になってしまう。

北朝鮮の人民は飢えて死ね!と言うつもりは無いのだが、しかし、国際社会は彼らに支援すべきなのかは、疑問に感じる。そもそも、本当に支援を必要としている人々に、本当に支援が届いているかは怪しい。

じゃあ、国連は何故こんな発言をしているかというと、国連に支那、ロシア、韓国の人脈が多く食い込んでいて、バイアスのかかった報告がでてしまう。

そういう団体なのだ、国連は。

追記

調子のってんなオイ。

北朝鮮、ミサイル発射場復旧の動き=韓国情報機関が報告

2019年03月06日10時16分

【ソウル、ワシントン時事】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は5日、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場で、撤去した施設の一部を復旧する動きが把握されたことを明らかにした。6日付の韓国各紙が非公開懇談会に出席した議員の話として報じた。

「JIJI.com」より

情報の発信源が「国情院」というのが気になるところではあるが、そのソースは非公開懇談会に出席した議員の話ということで、更に怪しい。

韓国の諜報機関「国家情報院」は、KCIAとも言われ、アメリカのCIAを真似て作った機関ではあるけれども、2017年に名前を変えている……ハズなのだが、何故か報道は「国情院」のままだな。

韓国情報機関が「対外安保情報院」に改称 多くの捜査権限が廃止や移管

2017.11.29 21:45

韓国の情報機関、国家情報院の名称が「対外安保情報院」に代わるほか、職務から「韓国国内の保安情報」が削除され、対共(共産主義)捜査権を含むさまざまな捜査権限が、他の部署に移されたり廃止されたりすることになった。

「産経新聞デジタル版」より

この時、多くの権限を剥奪され、更にトップをムン君の息のかかった人間にすげ替えられたおかげで、骨抜きにされたといわれていた。

故に、情報を信じてイイかという点については疑問の余地が残る。

が、先ほどの記事にはこんな下りがある。

 一方、米戦略国際問題研究所(CSIS)も5日、ベトナム・ハノイで米朝首脳会談が2月末に開催された直後の今月2日に撮影された人工衛星写真を基に、東倉里の発射場の復旧が急ピッチで進んでいると分析。

「JIJI.com」より

よって、可能性としてはあり得る話。

北朝鮮の意地を見せた、ということかもしれないけれど、ボルトン氏が脅しをかけていたことを考えると、火遊びは危ないぜぇ。

北朝鮮が非核化しないなら「制裁強化を検討」=ボルトン米補佐官

 2019.03.06 11:09

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日(現地時間)、米FOXビジネス・ネットワークとのインタビューで、北朝鮮の非核化と関連し「北朝鮮がそれ(非核化)をしないつもりなら、われわれは制裁強化を検討する」と述べた。また、非核化をしなければ「北朝鮮は厳しい経済制裁の緩和を得られないだろう」とも指摘した。

「総合ニュース」より

どうする?

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